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見守る者達・1 [UFOと宇宙人29]

1722年4月5日、復活祭の日曜日。オランダの探検家ヤコプ・ロッヘフェーンは、チリの沿岸およそ3700キロの所にいた。3隻の軍艦を従えて香料諸島(インドネシア東部のモルッカ諸島のこと)を訪れ、貿易ルートを確保することが目的だった。ある日の午後、乗組員の一人が彼に、小さな島が見えると報告して来た。島からいくつも煙が立ち上っていると言う。つまり、居住者がいるのだ。島に上陸した探検家たちは驚くべき発見をしたと、

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作家のブライアン・フェルスター氏が言う。
『1722年。ロッヘフェーン達がイースター島を発見した時、ふつうのポリネシア人だけでなく、巨人のような背格好をした人々に遭遇したと書かれた文章が残されているのです。色白で赤毛や金髪の人々でした』

彼らの航海日誌には、さらに驚くべき発見の記録が残されていた。
~航海日誌より~
【我々は、島で巨大な石像を発見した。その石像を見てまず抱いた疑問は、どうやってあれほどの石を真っ直ぐに立てたのかということだ。それらは横幅も大きく、高さは9メートル以上あったからである。】

ロッヘフェーンは、復活祭つまりイースターの日に発見したこの島を、イースター島と名付けた。それからおよそ300年経った現在も、ロッヘフェーンが抱いた疑問への答えは見つかっていない。島の先住民やモアイ像と呼ばれる巨石像の目的は謎に包まれたままだと、

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作家のポール・バーンズ氏は言う。
『島中に建てられたモアイ像のほとんどが島の内地を臨む様な形であることから、祖先たちが島を見守るバリアとして造ったのではないかと考えられています』

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作家のウィリアム・ヘンリー氏が語る。
『モアイ像は、不思議な顔立ちをしています。輪郭が縦長なのです。人間をかたどったものにしては、ふつうの人とどこか異なるものがあります。宇宙人のようだとは思いませんか?一体、何をかたどったものなのでしょう』

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(9メートル以上もあるモアイ像を見上げる⇧女性)

火山岩を彫って作られた900体近くあるモアイ像は、一つが最大で82トンにもなる。最も高いものは9メートル以上で、海を背にそびえ立っている。

作家のポール・バーンズ氏は語る。
『巨石をいかにして動かしたのかについては、諸説あります。最初は、水平に引きずって移動したと考えられていました。丸太を下に敷いて転がす方法です。ですが、最近テレビで巨石を動かす実験が行われましたが、移動方法は証明できませんでした』

出版編集者で古代宇宙飛行士説を唱えるジョルジョ・ツォカロス氏が語る。
『当時の人達が木を切って丸太を集め、それを下に敷いて石を動かしたという話ですが、その方法は非現実的です。あれほどの巨石の重みを丸太で支えるというのは、不可能だからです』

作家のポール・バーンズ氏が再び語る。
『おびただしい数の石像です。それに大きさや重さにもよるとは思いますが、険しい地形で遠くまで動かすには相当の人手が必要です。つまり、手段は謎に包まれたままなのです』

古代宇宙飛行士説によると、モアイ像が現在の場所に移され配置された方法は、先住民の伝説に語り継がれているという。島の伝説では、マナと呼ばれるエネルギーによって巨石が動かされたと考えられている。

考古学者のアレックス・ゲルラテラ女史に訊いた。
『島で言い伝えられている物語によると、アリキのマナを使ってモアイを動かしたそうです。「アリキ」とは、その地域の神や王を表します』

博物館館長のジョナサン・ヤング氏が語る。
『王は、創造主であるマケマケ*からマナという力を授かったのです。伝説では、王が巨石群に歩けと命じ、動かしたと言われています』
(*マケマケ;イースター島のラパ・ヌイ神話において人間を創造した神)

ジョルジョ・ツォカロス氏が再び語る。
『その伝説を語り継いだ人達は、全員まともに考えられなかったのか、あるいは実際に何かを目撃したかでしょう。私は、何かを目撃し実際に体験したからこそ、そう証言したのではないかと思っています。私の考えでは、マナというのは地球外生命体がもたらしたパワーであり、そのパワーが巨石を空中に浮かばせ、今の場所まで動かしたのです』

ジョナサン・ヤング氏が再び語る。
『石像は、ひとみを入れることで命を授かります。つまり、マナによって特別の力を得たのです』

作家で古代宇宙飛行士説を唱えるデビッド・チルドレス氏が語る。
『イースター島の伝説によると、その不思議な超能力のようなパワーは、石像の目から発せられたというのです。何か磁場のような強いエネルギーがもたらされ、それが島全体をバリアのように包み込み、守っていました。よく考えてみると、これはもっと厳密的な地球外生命体の技術にも思えてきます』

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(ほとんどのモアイ像は海を背にして立っている)

イースター島にまつわる多くの謎の中で極めて不可解なのは、モアイそのものはもちろんのこと、モアイの配置である。887体のモアイの内880は内地を向き、残りの7体、島の西側に位置する「アフアキビ」だけは島の外を向いて建てられているのだ。

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(七人のモアイ=アフアキビは海を見て立っている)

作家のダグラス・メイスン氏に訊いた。
『内側を向くモアイたちは、島の村を保護していると考えられています。でもアフアキビは例外です。モアイ像は海を向いています。しかも、7体すべてがそっくりです』

島のほとんどのモアイが内側を向いているのに対し、何故かこの7体だけは外を向いて立っている。どこか別の場所を見守っているというのか?島から遠く離れたどこか。7体のモアイの視線の先を一直線に延ばしてみると、その答えが見えてくる。モアイ像の視線を北西にたどると、最初に行きつく土地がマルケサス諸島(マルキーズ諸島とも言う)だ。イースター島からおよそ3700キロ離れている。

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(アフアキビの見つめる先にはマルケサス諸島がある)

ダグラス・メイスン氏が再び語る。
『周囲から孤立した、フランス領ポリネシアに属する群島です。タヒチ島から飛行機で3時間半かかります。ポリネシアン・トライアングルと呼ばれる地帯に位置します。このトライアングルは、北のハワイ、東のイースター島、西のニュージーランドを結んだ三角形です。地球上で最後に見つかった場所とも言われており、太平洋で最も神秘に包まれたエリアとして知られています』

イースター島の謎を解くカギがマルケサス諸島で見つかるかもしれないという大胆な仮説に基づき、2018年6月、古代宇宙飛行士説を唱えるジョルジョ・ツォカロス氏とデビッド・チルドレス氏は、自ら島の探索に乗り出した。
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
イースター島のモアイ像もそうだが、どうやって重量のある巨石を遠くまで運んだのかが全く分からない巨石遺跡が、世界には数多くある。例えば、南米ボリビアのプマプンクやティアワナコ(ティワナク)遺跡など。

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見守る者達・2 [UFOと宇宙人29]

マルケサス諸島のヌク・ヒバ島に上陸したジョルジョ・ツォカロス氏とデビッド・チルドレス氏の二人は、現地ガイドのアニアタ・キミテテ女史と合流した。まず彼女がふたりを案内したのは、カムイヘイという場所。先住民がマナと呼ぶ特別な力が溢れるパワースポットだ。この場所でふたりは、イースター島にある900体近い巨石像のうちなぜ7体だけが太平洋にあるこの群島を見つめているのか、その答えを見つけたいと願っている。
以下は、3人の会話である。ジョルジョ(G)、デビッド(D)、アニアタ(A)である。

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(大岩には3匹のカメと・・・)

A;『まずこの場所を、おふたりに見ていただきたかったのです』
D;『何ですか、これは?』
A;『岩に刻まれた絵、岩壁画ですね。三匹のカメが分かりますか?それから、ここにはカ
  ヌーの絵も彫られています。ここがカヌーの先端ですが、鳥の頭のようにも見えるでし
  ょう?』

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(・・・鳥の頭の形をしたカヌーが描かれている)

D;『先っぽが、鳥の頭だ!』
G;『クチバシだ!カメは、何を意味するんですか?』
A;『カメは、神々の使いだと考えられています。とても神聖な生き物なので、カメを食べ
  てはいけないと教えられています』

G;『この島でカメが神々の使いだと考えられているというのは、興味深いですね。カメを
  神聖な使いだと受け止める文化は、世界の他の場所にも存在するからです。カメは空か
  ら降りてきたと考えられていて、そのカメがこの土地でも神々の使いだとされていると
  いうことは、地球外生命体とのつながりがあると思えてなりません』

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(グアテマラの空飛ぶカメはかぶり物を被った人?)

世界中のあらゆる古代文明に、カメを神聖な物または宇宙からの使いととらえる物語が存在する。日本の神道では、亀石(かめいし)と呼ばれるカメの形をした石像が崇められている。グアテマラには空飛ぶ巨大なカメの伝説があり、さらにヘルメットのようなものを被った人がカメの甲羅の中に横たわった飾り物も発見されている。北アメリカの先住民イロコイ族の言い伝えでは、天空の女神が空から地上へと降り立った時、海から飛びだして女神を受け止めたのが巨大なカメだったとされている。

D;『このカヌーの先っぽに大きな鳥の頭が付いているのが、とても興味深いですね。イー
  スター島には有名な鳥人の話があります』

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(イースター島には鳥人が彫られた岩がある)

イースター島には、古から伝わる「タンガタ・マヌ」という鳥人の物語がある。その伝説によれば、創造主マケマケは鏡に写る自分の肩に鳥が停まっているのを見たと言う。鳥と自分の姿が重なるのを見たマケマケは、人と鳥の要素を兼ね備えた鳥人を創ろうと決めた。そして、イースター島の住人ラパ・ヌイ人は、超人を崇めるようになった。

作家のアンドリュー・コリンズ氏が語る。
『イースター島で年間を通して行われる様々な儀式の中で、最も重要視されていたのがタンガタ・マヌという鳥人の儀式です。鳥人は、様々な土地で見られる世界共通のシンボルです。我々の祖先を表す人物像として描かれることが多く、羽のような物を身に付けていて、この世界と別世界とをつなぐ架け橋となるような存在です。イースター島でも、これと同じような物語が伝えられています』

D;『他に見どころは?』
A;『まだまだたくさんあります。行きましょう!』

古代の岩壁画を見学したジョルジョ氏とデビッド氏は、マルケサス諸島で最も驚くべき彫像の一つへと案内された。

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(トフア・テメヘアにある彫刻は不思議な顏をしている)

A;『ここは、トフア・テメヘアです。トフアは、集会所という意味です。これは、現代に
  なって作られた彫刻です』
G;『では、古いものを再現した彫刻ですか?』
A;『はい。この場所は建て直されましたから。作られたのは最近ですが、古い物が基にな
  っています』

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(写真中央の彫刻を拡大したら・・・)

G;『そうですか。これがティキですか?』
A;『はい。ここの人々が崇めたティキです』
D;『島の人々にとって、ティキとは何ですか?』
A;『最初は魔術とか不思議な力を持つ神を意味する言葉でした。その神は、ポリネシアで
  初めてのヒトの顔をした神でした。ティキはいわば守護神のような存在で、ティキが側
  にいると敵から守られると言われていました』

マルケサス諸島ではティキという言葉は古代にこの島へやって来た祖先を意味するが、同時にその人物の彫像のことを指す。木や石などの素材を使って彫られた物が多く、大抵はゴーグルのような丸い目をしている。

資料館館長のジョナサン・ヤング氏が語る。
『伝説によるとティキは島に降り立った最初の祖先で、天空神のような存在でした。人々は創造主ティキの彫像を作り、これを崇めたのです』

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(さらに拡大すると・・・宇宙人?)

D;『これが創造主ティキの姿ですか?』
A;『そうです。昔ティキがこの地球を去る時に、島の人々はティキを忘れないようにと
  その姿をかたどった彫刻を作ったと言われています』
G;『不思議な顏ですよね。この島の人々はティキに似た像を作ろうとしてこれを作った
  ということですが、人間では無い、他の何かに見えます』
D;『確かに人間に似ている部分もあるにはありますが、大きな目と長い頭部を見ると、
  どうしても・・・地球外生命体に見える!』

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(これもティキ)

G;『ところで、あなたはマルケサス諸島の人達がはるか遠いイースター島へ行ったと
  思いますか?それをほのめかすような話は?』
A;『一つ、こんな話を聞いたことがあります。昔この島の王が、7人の息子をイースター島
  へ送ったと。争い事ばかりしていたからだそうです。息子たちを追い出して、戻って来
  たければ仲直りするように伝えたと言われています』

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(7人のモアイ像はヌク・ヒバ島の王子たち?)

7人の兄弟。マルケサス諸島の王子たちは、何百年も前にイースター島へ渡ったというのか?

G;『ワクワクするような話です。マルケサス諸島の7人の兄弟が父親に追放を言い渡され、
  イースター島へ渡ったというのです。その物語とイースター島で大海原を望みながら
  そびえる7体の巨石像を組み合わせれば、これはもうマルケサス諸島とイースター島が
  しっかりつながっているということに他なりません』

7体の巨石像と兄弟の伝説は、イースター島の起源が3700キロ離れたマルケサス諸島にあるという証なのか?そして、7人の兄弟が追放されたその理由に地球外生命体の存在が絡んでいたとしたら・・・古代宇宙飛行士説ではそのとおりだと考える。それを裏付ける証拠は不思議な顔を持つティキだけでなく、血塗られた生け贄の物語にも隠されている。
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
あの天空神ティキの顏は、私にはウルトラマンに見えて仕方がない。ウルトラマンは日本人が想像したフィクションだが、ヌク・ヒバ島に現れたティキは宇宙人ウルトラマンだったのではないか?
フィクションの世界では、数千年前に砂漠の町バラージで怪獣を退治したノアの神の姿を、忘れないように石で作り祀っていた。現実の世界でも、真のウルトラマン(いや、ウルトラマンに似た宇宙人)がヌク・ヒバ島に現れた時、彼らの驚くべき力を見せられた住民たちは、その姿を忘れないように石で作り残したのだ。

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見守る者達・3 [UFOと宇宙人29]

古代宇宙飛行士説の提唱者ジョルジョ・ツォカロス氏とデビッド・チルドレス氏は、マルケサス諸島を訪れている。二人がやって来たのは、この群島から実に3700キロ以上離れたとある島の不可解な謎を解くためである。絶海の孤島イースター島だ。
(以下、G;ジョルジョ、D;デビッド、A;現地ガイドのアニアタ)

G;『イースター島にあまたある巨石像のうち7体だけがマルケサス諸島を向いているとい
  うのは、非常に興味深い事実です。問題はその理由です。私が思うに、マルケサス諸島
  はイースター島と何らかの形で繋がっています』

だが、イースター島の巨石像と同じくらい興味をそそられるのが、マルケサス諸島に無数に点在するティキと呼ばれる大きな目の石像である。

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(トフア・ヒコクア遺跡)
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(手前右や奥左のように数体のティキが置かれている)

A;『これは、トフア・ヒコクアという遺跡です。こんなふうにティキが置かれているとい
  うことは、神聖な場所であることを意味します。ここは神聖な場所だから気をつけろと
  人々に注意を促し、近づかせないためです』
G;『この島に地球外生命体が訪れていたとしたら、おそらく人々は火や煙を出したり大き
  な音を鳴らしたりして空から降りてきたものを、恐れたのかもしれません。世界各地に
  これとまったく同じような彫刻がたくさんあるんです。細長い頭部にゴーグルのような
  丸い目をした人物像です。(デビッドを見て)たとえば、ペルーにもありますよね?』

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D;『ええ。ティアワナコとかプマプンクにも、同じゴーグルのような目をした人物像があ
  ります。メキシコにもオルテガの巨石像があるんです』
G;『ええ。(ティキを指して)これはまさに、何千年も前に地球を訪れた地球外生命体の
  描写だと思います』

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(日本の土偶もゴーグルのような目をしている)

長く伸びた頭部と大きな目を持つマルケサス諸島の石像ティキは、世界各地の遺跡発掘現場で見つかっている石像と不気味なほど似ている。日本の土偶もよく似た姿をしている。さらに、オーストラリアの先住民によるワンジナの洞窟壁画、ガーナ北部で最近発掘されたテラコッタの像、ナイジェリアのヨルバ族の神・エシュをかたどった像、アルメニアのストーンヘンジと呼ばれるカラフンジにも似た彫刻がある。

D;『ティキというのは実際に生きて、呼吸をして、歩いていた人物のようですね。精霊で
  はなく・・・』
A;『確かに精霊ではありません。ティキは神という存在ではなく、かといってヒトでもあ
  りませんでした』

ジョルジョ氏とデビッド氏の二人は、ガイドのアニアタにお礼を言ってここで別れた。ヌク・ヒバ島への正式な訪問を終えた二人は、次なる目的地ヒバ・オア島へと向かった。ここにある極めて特殊なティキを実際に見るためだ。島の案内役を務めるのは、考古学ガイドのヒマタ・ボノ氏だ。
(以下、B;ボノ氏)

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(向かって右側面にラマと思われる動物が刻まれている)
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(首が長く耳が立ったこの動物はラマに見える)

G;『(驚いた様子で)これは・・・見事ですね。不思議な形ですが、何ですか?』
B;『マァキ・タウア・ペペという石像で、受胎の女神です。おへその下の部分に彫刻が
  あるでしょう?考古学的には犬だそうですが、私が見る限りラマに近いです』
G;『ほんとだ、これはラマですね』
B;『ラマは、インカにいた動物です』

G;『でも、これは明らかにラマに見える。疑いの余地はありません。それに、後から手
  が加えられた様子もない・・・これはオリジナルです。元々ラマだったということで
  すよ』
D;『(石像を観察して)オリジナルかどうかは別として、ラマが描かれているというこ
  とは、南アメリカとのつながりを示していますね』

南アメリカで生息していたとされるラマのことを、なぜ6000キロ以上も離れたこの島の人々が知り得たのだろうか?その方法は?

D;『これは出産する女性だという話ですが、マルケサス諸島の女性はこうやってうつ伏せ
  で出産するのですか?』
B;『いいえ』
G;『(違うと聞いて)不思議ですね。私には、空から降りてきたモノに見えます。
  例えば・・・そう、空飛ぶ乗り物とか!』
B;『確かに!』

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(宇宙船の昇降装置が開いてヒトが下りてくる様子が・・・)

G;『おそらく、これは何らかの乗り物でしょう。前にある大きな目のようなところは乗り
  物の窓に当たる分部で、下の口のようなところは吸気口のようにも見えますよね。そし
  てお腹の下は、乗り物を持ち上げる昇降装置に見えます。こういった特徴と女性が出産
  しているという物語を合わせて考えてみると、こうなります。例えば、飛行機というも
  のを実際に見たことが無い人がいたとします。そんな人達がある日、飛行機から人が出
  てくるところをみたら、空飛ぶ乗り物が人を産んだと思うでしょう』

現代の人々が「受胎の女神」として受け止めているこの古代の石像が、宇宙船をかたどったものだというのは、本当なのだろうか?

G;『ティキというのは間違いなく、地球外生命体の技術だと思います。それが長年に渡
  り、不思議な力や魔法を持つ神だと誤解されてきたのです』
B;『(受胎の女神を指し)これは女性のティキですが、もう一つとても重要なティキが
  すぐそこにあります。こちらです!』

櫓(やぐら)のような建物の下にある2体の石像を目にしたジョルジョ氏が、向かって右側のティキを見て声を出した。

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(向かって左側;タカイイ 右側;首なし6本指のティキ)
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G;『これは・・・このティキには首がありませんね。それに加えて、指が6本ある!』
B;『はい、そのとおりです。今も謎に包まれていて、考古学者にもなぜこうなっている
  のかが解からないのです』
G;『この場所を訪れ、情報を授けた何者かをかたどって作られたものではないでしょう
  か。そう考えるのが自然です。6本の指を彫刻したのは、実際に6本の指を見たからで
  しょう。これを単なる空想だと片づけるべきではありません。おそらく、こういう姿
  をした人物を見たのです!どう思いますか?』

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(戦士タカイイは祀られて神となった)

B;『はい、あり得ますね。(向かって左側のティキを指して)これは、タカイイです。
  タカイイは力を持つ神であり、ここの部族の守り手です』
G;『これらは守り手であり、島中のティキも、そしてイースター島のモアイ像も守り手
  ですね!』
B;『はい。外からこの島へとやって来たのです』
D;『イースター島には7体のモアイ像がありますよね。ここ、マルケサス諸島を見つめ
  ているということは、祖先でしょうか?』
G;『つながりがある?』
B;『はい、つながりがあります。ここにあるティキは、すべてイースター島を向いてい
  るからです』

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(左;ティキ 右;モアイ)

マルケサス諸島のティキ像はすべて、イースター島の方向を向いているという。なぜだろうか?モアイとティキがいずれも古代の地球外生命体をかたどったものだとしたら、なぜこれほどまでに背丈も見た目も異なるのだろう?マルケサス諸島から7人の兄弟が追放されイースター島へ渡ったのは、争いのためだったのか?それとも、身を守るために逃げ出したのか?ジョルジョ氏とデビッド氏の二人を悩ませる石像の謎は、深まるばかりだ。
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今回ヌク・ヒバ島の訪問を終えたふたりは、後半で次の目的地ヒバ・オア島へ渡った。マルケサス諸島は北部と南部に分かれ、全部で14の島々から成る。ヌク・ヒバ島は北部の主島で、マルケサス諸島全域の主島でもある。ヒバ・オア島は南部の主島で、画家ゴーギャンが晩年を過ごした地として知られている。マルケサス諸島から南西へ約1433キロ行った所には、南太平洋有数のリゾートのタヒチ島がある。

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見守る者達・4 [UFOと宇宙人29]

マルケサス諸島ヒバ・オア島の北東に位置するイイポナ遺跡。この土地を案内するのは、地元の考古学ガイドのヒマタ・ボノ氏(以下Bと記す)である。彼はジョルジョ氏(G)とデビッド氏(D)に、両手に6本ずつ指があるティキが数多くあると説明した。彼によると、島の先住民たちはティキと呼ばれる神々が「マナ」という不思議な力を持っていると、信じていたという。先住民がこの力を取り込むと、無敵なパワーが授かると言われていた。

D;『なぜティキにはマナがあったんですか?どうやって手に入れたんでしょう?』
B;『マナというのはティキの中、または人間の中に宿るものです。昔は戦をすると、勝っ
  た部族の長がマナを吸収したものをすべて食べるという生け贄(いけにえ)の儀式があ
  ったのです』

マナを食べるとは、つまり食人の儀式があったということだろうか?マルケサス諸島の先住民たちには、聖なる力を宿した人物を食べる習わしがあったというのか?

G;『マナはどこに宿るんですか?』
B;『目、舌、肝臓、脳、心臓です』
D;『つまり、目とか舌とか脳を食べると?』
B;『我々の祖先は、人肉を主食としていたわけではありません。日常的に食べていたので
  はなく、儀式に必要な時だけです』

マルケサス諸島の先住民たちは、ティキという神々の持つ聖なる力「マナ」を、体内に取り込むことが出来ると信じていたのだろうか?だとすれば、マルケサス諸島の人々はティキだけでなく、その子孫の臓器も欲しがったのではないか?7人の兄弟がマナを持っていたとすれば、彼らは身を守るためにイースター島へ逃れたのかもしれない。

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(重い玄武岩を積み重ねて出来ている土台)

D;『ここにある岩は玄武岩ですよね。玄武岩はとても重たい。ポリネシアやミクロネシア
  には、大きな石が空中に浮かんだといった伝説があるのですが・・・』
B;『いいえ。ここは人が暮らす島です。祖先は、力が強かったんです。石や岩を担いで運
  んでいました』
D;『でも巨人でもない限り、こんな重たい石を担いで運ぶのは無理でしょう?』
B;『実は山頂にある洞窟の中から骨が見つかったのですが、とても長い骨だったのです』
G;『驚きだ・・・』

巨人の骨だろうか?そんなものが、マルケサス諸島の洞窟に?これこそ、ジョルジョ氏とデビッド氏が探し求めていた答えだ。イースター島の住民は、人間と宇宙人との間に生まれた巨人だという可能性。自分達と同じ巨人が住む島から追放され、新しい島でかつての暮らしを忍び、海を見守る巨石像(モアイ)を作ったのでは?

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(サルデーニャ島の巨人像)

ジョルジョ氏は次のように語る。
『巨人の伝説は、世界中にあります。マルタ島には、巨人によって作られたと語り継がれているヨーロッパで最も大きな遺跡が存在します。巨人というのは、神々が人間の女性と結ばれ、その結果生まれた子孫たちです。サルデーニャ島にも、巨人の物語があります。この巨人たちの起源は、地球外生命体ではないかとも考えられています。聖書にも、巨人は天使と人間の女性が結ばれて生まれたものだと記されています。その子孫が巨人たちなのです』

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(7体の巨石像、アフアキビ)

デビッド氏の考えはこうだ。
『イースター島の7体の石像は、巨人だったのでしょうか?半分宇宙人、半分人間だったのでしょうか?7人の兄弟がマルケサス諸島から逃げ出したのは、特別な力を持つ指導者だったからです。その力ゆえに窮地に立たされ、イースター島へと向かったのでしょう』

ジョルジョ氏とデビッド氏は現地ガイドのヒマタ・ボノ氏にお礼を言って、彼と別れた。

マルケサス諸島の7人の兄弟は、宇宙人とヒトとの間に生まれた巨人だったのだろうか?
彼らは地球外生命体の技術を使うことができた為、島の人々から王、又は神として崇められていたのか?

もしそうだとすれば、兄弟たちがマルケサス諸島を離れたのは内輪の争いが原因では無く、先住民たちに命を奪われることを恐れ、身を守るためだったのかもしれない。古代宇宙飛行士説の提唱者は、おそらくそうだろうと言う。その答えを探るため、イースター島の巨石像たちをさらに掘り下げてみることにしよう。石像本体ではなく、その頭に被っている物に謎を解くカギがある。
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
偶然にもこの記事を書いている時に、NHKーBS放送でマルケサス諸島への紀行番組をやっていた。当然、ティキの話が出た。以下に、番組内で交わされた島のガイドG氏と訪問者H氏の会話を記す。

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G;『これがタカイイです。ポリネシア最大のティキです。高さは2m65あります』
H;『タカイイとはこの地域を治めた王であり、勇敢な戦士でもあった人物。亡くなったあ
  と石像に祭られ、神となった』
G;『スペイン人がやって来た時、マルケサス人が非常に長身だったと記録しています。ス
  ペイン船の中で最も長身だった人が2m09あったのですが、マルケサス人はその人より
  頭一つ大きかったと書かれています。マルケサスの戦士は、非常に大柄だったのです』

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(タカイイ像の大きさが分かる)

H;『(タカイイ像の股間を指差し、日本人スタッフに向かって)これ、実際はちゃんと有
  ったんですって・・・』
G;『イギリス人が、タカイイに付いていた男性のシンボルを切り落としたんです。島中の
  ティキすべてのも。彼らには衝撃的だったのでしょう。イギリス人宣教師が、全部切っ
  てしまったのです』

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(マァキ・タウア・ペペ=受胎の女神像)

ガイドは、もう一つ別のティキを見せるためにH氏を促した。そのティキの姿は、まるで和便器にまたがったような姿をしている。

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G;『これは出産している女性のティキです。子孫繁栄のティキです。(和便器にまたがる
  ような恰好をして)当時はこうやって出産していましたからね。このティキには特別な
  物が描かれているんですよ。これを見てください』
H;『(側面を見て)ラマじゃない?』
G;『そう、ラマです。これはイースター島を越えて、南米まで交流があったという証拠で
  す』

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(側面に彫られたラマの彫刻)
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ラマは、南米アンデスなどで古くから飼われてきた家畜だ。マルケサスの人々は、南米大陸の存在を知っていたということになる。このラマが刻まれたのは、およそ千年前。驚いたことに、大航海時代を迎える数百年も前のことだ。その時代、すでにマルケサスの人々は巨石文化が栄えたイースター島を越え、はるか数千キロ彼方の南米大陸と交流していたというのだ。ところが、当時のヨーロッパ人たちにはその知恵も文化も理解できず、神の像は傷つけられていったのだ。

神の像ティキ作りを代々受け継いできた職人が島に住んでいると聞き、ガイドと共に向かうH氏。入り江を見渡せる丘の上に、その家はあった。彫刻家フヒナ・マヘアテテ(M)氏が出迎えてくれた。

M;『カオハ(こんにちは)、マヘアです。子供たちに伝統彫刻を教えています』

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挨拶のあと、H氏はさっそく伝統彫刻を見せてもらうことに。マヘア氏が作った木彫りのタカイイのティキには、男性のシンボルが付いていた。

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(島中のティキには男性のシンボルが付いていたという)

H;『(男性のシンボルを指して)あー、やっと出会えた!』
M;『本来の姿に戻しました』

マヘア氏は、タカイイの石像ティキを作った職人の子孫にあたる。今マルケサスで、タカイイ同様の大きなティキを作れる技術を持つのは、マヘア氏だけだ。

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見守る者達・終 [UFOと宇宙人29]

広大な南太平洋に浮かぶ孤島イースター島には、まだ解き明かされない数々の謎が眠っている。18世紀にヨーロッパの人々に発見されたものの、そこに暮らした人々やその起源についてはほとんど知られていないのが現状だ。だが、ラパ・ヌイ*とも呼ばれるこの島をめぐる多くの謎の中で最大の謎とも言えるのは、島中に点在する900体近いモアイ像の存在と、それらが島に配置された目的である。
*「ラパ・ヌイ」とは現地語で「大きい島」という意味

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(胴体が地下に埋まっていることが判明している)

作家のアンドリュー・コリンズ氏が語る。
『モアイ像は、いずれも過去千年以内に作れられたものと考えられていました。そして、モアイ像の中には地上に突き出した巨大な頭部だけでなく、地下に何メートルにも及ぶ胴体が埋まっているものもあることが、昨今の研究から明らかになっています。ですが、新たに掘り起こされた部分を調べてみると、実は千年以上前のものだったことが解かったのです。何千年も前に作られた可能性もあります』

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(中にはプカオをかぶったモアイ像もいる)

そして、2017年のとある発見で、モアイの謎はさらに深まったと言える。写真や3Dモデリングの力を借りて解かってきたのは、モアイ像がかぶっている重さ12トンの「プカオ」という帽子には、彫刻が施されているということだ。しかも、異なる人々が施したものだということが判明した。

作家のヒュー・ニューマン氏はこう話す。
『モアイ像がかぶっている帽子のようなものには、謎めいた部分があります。最近、この帽子にさまざまな彫り物があることが解かりました。モアイ像の目的が、隠されているのかもしれません』

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(巨石で出来たアフ・ヴィナプ遺跡)    ヒト⇧
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(左;サクサイワマン遺跡 右;アフ・ヴィナプ遺跡)

アンドリュー・コリンズ氏は語る。
『この発見は、何を意味するのでしょう?例えば、イースター島には異なる部族が複数暮らしていたのかもしれません。イースター島で最も不思議な石造物の一つに、アフ・ヴィナプ(アフは祭壇のこと)と呼ばれる舞台のような形をした遺跡があります。非常に大きな構造物です。巨石で作られた大きな壁のようなもので、一つ一つのブロックが精巧に隙間なくかみ合わされて作られているのです。この石造物を見てすぐに思い浮かぶのが、ペルーのクスコにある遺跡(サクサイワマン遺跡)です。これら二つの文化には、何らかのつながりがあるはずです。そして、いずれももっと大きな情報の一部に過ぎないと、私は思います。世界に共通するこの情報は、地球外から伝わったものなのです』

古代宇宙飛行士説の提唱者が言うように、海を見た7体のモアイ像が何百年、いや何千年も前にマルケサス諸島から逃れてきた巨人を表しているのだとすれば、その他数百のモアイ像はその子孫を表しているのか?世界の他の文明との接触は、あったのだろうか?そして、イースター島は地球外生命体の活動拠点だったのだろうか?

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(世界のヘソはデベソか(笑))

作家のデビッド・チルドレス氏が語る。
『イースター島には、ここが世界の中心である、世界のヘソであるとする伝説が存在します。地球上には他にも、世界のへそだと言われている場所が数多くあります。クスコにもあります。ギリシャのデルフィもそうです。サルデーニャ島やエジプトにもあります。多くの場合、世界の中心だと言われる場所には、石の球(たま)などのしるしがあります。もちもん、イースター島にも。こうした世界中に見られるヘソは明らかにパワースポットであり、エネルギーの渦がある場所とも言えそうです。そして、世界規模のエネルギー網で繋がっているのです』

アンドリュー・コリンズ氏はこう考える。
『なぜこの土地で、巨石文化が起こったのでしょうか?ここイースター島に、何らかの特別な要素があったからに違いありません。その昔、ラパ・ヌイの祖先たちによって発見された要素です』

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(マルケサスから来た兄弟か?それとも記念碑か?)

海をにらむ7体のモアイ像は、自分達の臓器を求めたマルケサス諸島の先住民たちに対し、警告を発していたのだろうか?それともイースター島だけにとどまらず、この地球上の宇宙人による活動の歴史を記念して建てられたものなのだろうか?古代宇宙飛行士説を唱えるジョルジョ氏とデビッド氏はその答えを探るため、さらに踏み込んだ調査を続ける。

マルケサス諸島滞在の最終日。古代宇宙飛行士説の提唱者ジョルジョ氏(G)とデビッド氏(D)は、ヌク・ヒバ島のカフェで落ち合った。二人が自信を持って言えるのは、今回の旅でマルケサス諸島とイースター島との深いつながりを確認できたということだ。そして、何千年も前にこれらの島に暮らした人々に関する多くの知識を得られた、ということだ。

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(宇宙人の円盤を空飛ぶカメと表現した?)

ふたりはカフェのテーブルに向かい合って座ると、旅の総括を始めた。

G;『今回は素晴らしい体験となりました。取材を通して、これらの島の古代文明は、今ま
  で知られてきたよりもずっと古いことが解かった』
D;『マルケサス諸島とイースター島との深いつながりや、空飛ぶカメが宇宙船だったかも
  しれないという話も面白かった』
G;『カメは飛べないと解かっているのに、空飛ぶカメの話があるなんて不思議です』
D;『もし宇宙船がこの島に降り立ったのだとしたら、人々は考えたでしょうね。スゴイ!
  なぜカメが飛んでいるんだと!』

G;『まさしく!』
D;『そして、地球外生命体はこう言う。「我々は、マナと呼ばれるエネルギーで飛んでい
  るのです」と。マナという不思議な力は、あらゆるモノに転写される。ゆえに、彼らの
  ティキ、巨石、あらゆる物にマナが宿っていたのでしょう』
G;『つまり、高度な技術がこの島にもたらされ、魔法と解釈された。その魔法を持つ者が
  、聖なる存在となった』
D;『彼らの語るすべては、地球外生命体の描写ととても近い』

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(マルケサスの受胎の女神ティキは・・・)
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(中からヒトが降りて来る宇宙船を表現したものなのか?)

G;『今回の旅で最も気になったのは、あのティキ(受胎の女神)です。女性がうつ伏せに
  なって出産をしている姿だというあれです。あれが出産する時の態勢だとは思えません
  。私には何らかの飛行物体が着陸し、パイロットや乗客が下りてきたところに見えます
  。でも飛行機など見たことの無い人にとって、あれは巨大な何かが出産しているように
  見えたんです!とても興味深く、素晴らしい誤解ですね』
D;『その石像とマルケサス諸島との関連性を考えてみると、もしかしたらこの島は重要な
  基地のような所だったのかもしれません』
G;『西洋の考古学者が主張する物語だけが正しいとは、言いきれませんからね』

ジョルジョ・ツォカロス氏は、次のように話す。
『マルケサス諸島のティキにしても、イースター島のモアイにしても、これは高度な技術が誤解された結果です。古い伝説などには、空から大きな音を立てたり煙や火を伴ったりしてヒトが下りてきたというものがありますが、それらはいずれも地球外生命体そのものか、または彼らが乗っていた飛行物体を表していると考えられるからです』

イースター島で見守る7人のモアイ像は、かつてこの島が人間と宇宙人の間に生まれた巨人の住みかであったことを記念して建てられたのだろうか?ジョルジョ氏とデビッド氏は、そうである可能性が高いと主張する。そして二人はさらに、イースター島のモアイ像にはもっと別の役目もあるはずだと信じている。

島とそこに隠された秘密を守り、静かに見守る者と考えられてきたモアイ像が、人類の地球外生命体としての歴史を暴くカギとなるかもしれないというのだ。その歴史は、遠くない未来に繰り返されることになるだろう。遥か昔に巨石となって不朽の命を与えられた地球外生命体の祖先と再会を果たす日は、近いのかもしれない。
(終わり)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
アリたちが彼らの数倍も大きい昆虫の屍骸や小枝を苦労して運ぶ様子を見ていると、たいへんだなぁと思う。アリの何倍も大きな人間ならそれらを容易く運ぶことが出来るように、世界に点在する巨石文明も巨人が作れば大したことでは無いのだ。骨も見つかっていることから、人間の女性と宇宙人との間に生まれた「巨人」の存在は、かなり真実性が高いのではないか。

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