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MUFON発【地球外からの技術】プロローグ [MUFON発/情報C]

1941年、春。アメリカ・ミズーリ州ケープジラードの暖かな夜、突如夜空に何かが光り、静寂が破られた。その物体は炎を上げながら近くの森に墜落した。それは、地元の牧師の存在が無ければ永遠に葬られることになる出来事だった。小さな町の牧師ウィリアム・ハフマンが、電話で墜落現場での別れの儀式の依頼を受けたのだ。墜落現場に到着したハフマン牧師は、驚きを隠せなかった。消防士、警察、FBIまでいる現場の真ん中に通されたハフマン牧師は、そこで墜落した空飛ぶ円盤を見た。

犠牲者は三人、いずれも操縦士らしい。報告によれば、犠牲者たちは別の世界からの訪問者だったという。牧師は、言われるがままに儀式を行った。当時は必ず牧師が死者を弔っていたのだ。そして、牧師は信じ難い光景を目にすることになる。ハフマン牧師が地球外生命体の遺体に祈りを捧げていたさ中、軍が現場を仕切り始めたのだ。

そこに散在した破片には、見たことも無い技術が使われているように思えた。軍は現場を封鎖し、破片を残らず回収して行った。政府は、宇宙船の技術が我々の知識をはるかにしのぐと認識していた。想像を絶する技術なのだ。

UFO歴史家のリチャード・ドーラン氏が語る。
『突然のことでした。一体何なのか、どこからやって来たのか。我々の想像を遥かに超える見たことも無いような不思議な技術が、目の前に降って降りてきたのです。これがすべての始まりでした』

破片を回収した軍は、この物体とそれにまつわる技術を徹底的に調べなければならなかった。だが問題は、どこで行うかだ。MUFONのファイルによれば、この時回収された破片はアメリカの秀才たちが集結するパデュー大学に運ばれたと言われている。

ジョン・ベントレMUFON州局長が語る。
『この技術を手にした政府職員は、あるパデューの大学院生の元を訪ねました。政府職員は大学院生に「外国から手に入れたものだ」と説明し、何をする物か、どう動かすのかを調べてくれとだけ伝えたのです』

パデューの大学院生によってその機体は分解され、徹底的に研究され、解明されたという。それから7年の内に、パデュー大学で始まった研究からある発明が生まれ、コンピュータ時代の幕開けを呼んだと囁かれている。その発明とは、トランジスタである。

私達が成し遂げた科学的発展は、地球外からの飛行物体を解明し入手した技術の上に、成り立っている可能性はないだろうか。
(つづく)


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パデュー大学はアメリカ・インディアナ州の州立総合大学で、大富豪ジョン・パデュー氏による多額の寄付を資本として創立された。日本での知名度は低いが、アメリカを代表する名門校のひとつで、特に理系と経営の分野で名高い。世界で初めて航空工学を取り入れた大学であり、航空宇宙工学のレベルはMIT(マサチューセッツ工科大学、全米屈指のエリート名門校でノーベル賞受賞者多数)に並ぶ。これまで多くの宇宙飛行士を輩出しており、1969年7月20日に人類史上初めて月面に着陸し、あの有名な足跡を残してきた宇宙飛行士のニール・アームストロングもパデュー大学の卒業生である。パデュー大学出身の宇宙飛行士は、2012年7月時点でニール・アームストロングを含む23名。

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MUFON発【地球外からの技術】1 [MUFON発/情報C]

MUFON(ムーフォン)とは、世界中のUFO目撃事件を調査・研究する民間ボランティアで構成される、政府とはしがらみの無い独立した組織である。米国に拠点を置き、正式名称はMutual UFO Network、日本語では「相互UFOネットワーク」と訳される。

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(上;スペースシャトル 中;宇宙での活動 下;身に付ける情報機器)

この70年、私達の科学技術は驚くべき進化を遂げてきた。かつては想像もできなかったことが次々と実現され、あらゆる分野で不可能が可能になった。通信、医療、交通、そして軍事の世界が変わった。何がこのような技術的躍進を後押ししたのだろうか。MUFON(ムーフォン)の資料には、こんな仮説がある。アメリカ・ミズーリ州ケープジラードのUFO墜落事故が、トランジスタの発明を導いたのではないか。

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トランジスタは、今やどの電気製品にも使われている電気信号の増幅器である。トランジスタが発明される前は、真空管が使われていた。だから、テレビ本体は巨大でも画面は小さかったのだ。トランジスタの発明により、あらゆる可能性が生まれた。

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惑星科学者のケビン・グレイジャー氏が語る。
『トランジスタが発明されたおかげで、私達が日頃使う電気製品はすべて小型化されました。部屋と同じサイズだったコンピュータが、今や手の内に納まるスマートフォンです』

1950年代の携帯ラジオには、5つのトランジスタが使われていた。今、一台のスマートフォンには数十億個が搭載されている。1940年代以降は、めざましい進歩があった。コンピュータ、インターネット、携帯電話、原子力、宇宙旅行。驚きの速さである。この数年だけで、テレビの厚みが1メートルからわずか2センチになった。トランジスタのおかげである。もし当時、地球外の技術を取り入れることが無かったら、これ程飛躍的な進歩は望めなかったかもしれない。

MUFON(ムーフォン)の資料によれば、1941年のケープジラードのUFO墜落は、人類の技術革新のスタート地点だったのかもしれない。だが、UFOの墜落に恩恵を受けたのはこの一度だけではない。

UFOジャーナリストのジェイソン・マクレラン氏が語る。
『空から落ちてきたモノを集め、研究し、自分達の暮らしに役立てるというパターンが出来上がりました』

もう一つ、私達に計り知れない地球外の技術を与えたUFO墜落事件があった。1947年のニューメキシコ州ロズウェル事件だ。

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(フィリップ・J・コーソー中佐)

UFO研究家のドワイト・エクイツ氏が語る。
『ニューメキシコ州のロズウェル事件で何が起きたのかについては、諸説あります。でも最も信頼できるのは、実際に現場に居合わせた軍内部のフィリップ・J・コーソー中佐の証言です。中佐によれば、ロズウェルに落ちたのは確かに地球外のモノでした。軍は墜落した機体を回収し、研究しました。それが、20世紀の技術革新の源となっているといいます』

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(ロズウェル事件を報ずる新聞記事)

ロズウェル事件から得た技術は、戦後の様々な発明の大本かもしれないという。

MUFONチーム調査員のジェレミー・レイ氏が語る。
『ロズウェル事件と関係のある技術には、コンピュータの集積チップ、光ファイバー、暗視技術、ステルス技術、電子レンジなどが挙げられます。それほどの技術の真相が、政府によってすっかり覆い隠されたということです』

この話が本当ならば、地球外の技術を解明するには大変な資源が必要だと思われる。その大役は、米軍に委ねられたのだ。

MUFON州局長のジョン・ベントレ氏が語る。
『アメリカ政府にも正体は解かりませんから、国中の天才たちを集めて調べさせるんです。やり方はいつも同じ。国の安全を守るのは、天才たちの頭脳です』

地球外の技術を入手し、それを軍事目的で研究してきたとされるアメリカ政府。手に入れた技術から、他にどのような躍進があったのだろうか。一般の人々や敵の目を盗み、極秘で研究して来たものとは何か。

MUFONのファイルには、そんな極秘機関の一員であると主張する人物の証言がある。彼が明かすのはトップシークレットの研究が行われている場所と、そこで今造られている物の正体である。
(つづく)


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アメリカ映画「未知との遭遇」は、世界各地で発生するUFO遭遇事件と、人類が初めて宇宙人とコンタクトするところを描いたフィクションである。が、実はアメリカのある空軍基地で実際に起きたUFO着陸事件を、設定を変えて描いた実話であるという。A.シュワルツェネッガー主演のターミネーター2では、前作で未来からサラを狙ってやって来たターミネーターの壊れた腕をサイバーダイン社の技術者ダイソンにあてがい、ダイソンはそれを基にスカイネット誕生につながる画期的なコンピュータ素子を開発してしまう・・・という話であった。どこか似ている。わざとUFOを墜落させて、人類の科学技術を進歩させるために何者かが地球外の技術を人類にあてがっているのだろうか。操縦者を犠牲にしてまで。

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MUFON発【地球外からの技術】2 [MUFON発/情報C]

MUFON(ムーフォン)とは、世界中のUFO目撃事件を調査・研究する民間ボランティアで構成される、政府とはしがらみの無い独立した組織である。米国に拠点を置き、正式名称はMutual UFO Network、日本語では「相互UFOネットワーク」と訳される。

ケース1;ロバート・ラザー(ボブ・ラザー)
1989年、ラスベガス。ロバート・ラザーという男性が、米軍が極秘で行っている研究について知っていると主張した。墜落したUFOの研究と実験である。ラザーは、このような研究が行われている場所と極秘の推進技術について知っていると主張した。そして、それらを暴露しようと言うのだ。

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(ロバートの愛称がボブ。ボブ・ラザー氏)

【1989年5月のテレビ出演での様子】
ボブ;『私は、物理と電子技術の学位を持っています。政府による極秘の科学プロジェクトに、何度も参加した経験があります』
記者;『大まかに説明してください』
ボブ;『政府は、9機の宇宙船をグルームレイクの南24キロの場所に保管しています。1988年12月から翌年4月にかけて、ある極秘プロジェクトに携わりました。エリアS4は、エリア51から南へ24キロ程行った所にあります。S4で勤務中は、海軍から報酬をもらっていました』

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(S4は広大なネバダ砂漠の地下にあるという)

ラザーによれば、S4は極秘中の極秘と言われるエリアで、ネバダの砂漠地帯に隠されているという。S4には地球外の航空機や人間が造ったUFOがあると、彼は述べた。

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UFO研究家のドワイト・エクイツ氏が語る。
『ロバート・ラザーという男が突然テレビに登場して、宇宙人の設計したUFOを我々人間が造っていると、そう主張したんです。信用できる話なのかどうか、分かりませんでした』

『S4、つまりサイト4はエリア51から20キロあまり南の山中に隠されているそうで、その規模も検討がつきません。もちろん、回収した宇宙船などを研究するには持って来いの場所です。周囲には何も無く、人が寄り付かないような辺鄙(へんぴ)な場所ですからね』
こう語るのは、UFO歴史家のリチャード・ドーラン氏である。

ラザーの話を疑う人も多かったが、彼はS4こそが地球外から得た技術の宝庫だと主張する。そこは回収したUFOを保管し、研究し、解明する施設なのだ。

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(宇宙人からあてがわれた115番元素で恒星間移動が可能に!)

ラザーの発言で最も議論を呼んだのは、地球外資源により銀河系間の移動が可能になるという点だ。その資源は、115番元素(ウンウンペンチウム)と呼ばれる。

軍事航空歴史家のマイケル・シュラット氏が語る。
『彼らは、ほぼ完ぺきな電磁発生機を造っていたそうです。ラザーが語る宇宙船は、極めて強い重力を操ることもできました。そうすることで、目的地を自分の方に引き寄せ、リアクター※の電源を切ると、もう自分は目的地にいるという仕組みです。つまり、宇宙時間をワープして瞬時に目的地に移動するというのです』
※リアクターとは、化学反応を起こさせる装置。また、原子炉のこと

UFO研究家のドワイト・エクイツ氏が語る。
『ラザーによれば、それは宇宙時間の圧縮であり、その技術が地球には存在しない元素から来ているというのです。我々の科学と相反するわけです。信じられないのは当然でしょう』

MUFONの資料をさらに掘り起こすと、ロバート・ラザーに関するもう一つの驚きの事実が見つかる。彼が主張する115番元素の出所だ。

UFOジャーナリストのジェイソン・マクレラン氏が語る。
『最も興味深い部分です。ラザーは、115番元素は宇宙人から盗んだのではなく、あてがわれたというのです。難破船を漁ったわけではなく、政府と宇宙人との間に何らかの協力関係ができていたというのです』

だが、その主張はほとんどの科学者達から相手にされること無く終わる。ラザーは、世間の冷笑を浴びることとなった。当時ラザーが主張した115番元素が、彼のバカげた妄想にすぎないと考えられたからである。

惑星科学者のケビン・グレイジャー氏はこう語っている。
『彼の発言は、人間は自分の力では何も開発できないと言っているようなものです。そんなことは無いと、私は思います』

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(2004年当時の新聞記事)
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(113番元素は日本人が発見した元素:命名ニホニウム)

だが2004年、科学者達の国際チームによりロバート・ラザーの主張が証明された。新しい超重元素の発見(113番と115番)が発表されたのだ。それは紛れもなく115番元素ウンウンペンチウムであった。

MUFON州局長のジョン・ベントレ氏が語る。
『2004年、ようやく115番元素が発見されます。ロバート・ラザーが1989年に主張したものと全く同じ構成でした』

UFO研究家のドワイト・エクイツ氏が語る。
『当時ラザーは笑い者になりましたが、あれは本当だったんです。宇宙人が与えた元素だという話は、にわかに信憑性を帯びてきました』

私達人類が地球外からの技術を入手し、独自のUFOを建造しているとしたら、アメリカ政府はどうやってその事実をひた隠しにしているのだろうか。秘密を守るには、特別な手立てが必要になるだろう。過去に空軍のとある情報将校にまつわる恐ろしい話がある。政府内部には、決して世間には知られてはならない事情や暴かれたくない極秘の情報があると信じられている。そして、彼らは秘密を守るためには、手段を選ばない。
(つづく)


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本編で惑星科学者が話しているように、人間は自分の力では何にも出来ない訳はないと誰もが思いたい。しかし、ボブ・ラザーがS4について暴露するようになったきっかけは、与えられたものを使って造らされているという部分で嫌気がさしたのかもしれない。科学者なら、円盤の推進力をゼロから開発してみたいのではないだろうか。現代の発達した地球の科学力は、異星人の力を借りたものなのか否か、いずれ解かる日が来るだろう。
UFO関連の秘密施設どうしは、地下で高速鉄道が結んでいるというウワサである。このS4もおそらくは地上から入れない可能性がある。

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