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快傑ライオン丸(21) [ライオン丸・ドラマ3]

今回は、第29話《影三つ 怪人ドクロンガ・前編》を取りあげます。

原作;うしおそうじ
脚本;まつしまとしあき
企画;うしおそうじ 別所孝治
音楽;小林亜星
殺陣;渡辺高光
監督;樋口弘美 


【前回までの話は・・・タイガージョーの霞返しの前にライオン丸は敗れ、獅子丸の心は失意の底に沈んでいた。しかも、自分勝手な行動をしたばかりに、獅子丸と小助・沙織との間には溝ができてしまっていた・・・】

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◆ドクロ忍者の三兄弟、ツガイ・アバラ・カバネは、獅子丸を倒して大魔王ゴースンに認めてもらうために激しい修行に耐え、遂に「ゴースンドクロ変化(へんげ)ドクロンガの術」を会得した。長兄のツガイを中心に次男と三男が身体を合わせ、三位一体となってひとりの怪人ドクロンガになる秘術であった。

早速三人兄弟は、獅子丸を探しにケモノ道を走って行く。だが、その様子を陰で見ていた虎錠之介は、つい今しがた獅子丸を倒してきたことを、三人の前で告げた。

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『お前達も、無駄骨を折ったな。獅子丸は死んだ。この俺が斬った!』

虎錠之介は自分の正体を名乗り、ゴースンの命令で獅子丸を倒したことを、この三兄弟に告げたのだ。

『ドクロ兄弟!無駄なことは考えるな。お前達は所詮、下忍よ・・・ハハハハ』
『獅子丸が・・・獅子丸が死んでしまったとは・・・』(長兄のツガイ)

ガッカリした三兄弟の姿を見て、笑いながら走り去って行く虎錠之介。錠之介の話を聞いた三兄弟は、肩を落とした。獅子丸を倒して下忍から幹部へ昇格するため、血を吐く努力をしてきたことがムダになってしまったのだ。

その頃、タイガージョーに敗れた獅子丸は微塵(みじん)がくれの術で窮地を脱し、地中から這い出てくる獅子丸を助けだしたのが沙織と小助だった。三人は、ふたたび一緒になった。だが、三人の心は一つでは無かった。

(ナレーション;タイガージョーとの二度目の対決に敗れた獅子丸は、心身ともに大きな痛手を受けていた)

誰も使わない小屋で昼飯を作る沙織、宙の一点を見つめたまま何も言わない獅子丸、そして獅子丸の行動に怒っている小助。「ご飯ができたわよ」という沙織の言葉がきっかけで、小助の感情が堰を切ったように噴出した。

『お師匠様が「三人で力を合わせろ」って言ったのは、何のことだったんだい?自分ひとりで勝手にやれ、ってことかい?』
『小助ちゃん・・・』(沙織)
『結局オイラたちのことなんか、考えちゃいないんだ!オイラ達は、邪魔者なんだ!』
『うるさいぞ、小助!』

タイガージョーに敗北したことや和尚の問いに答えが出せない獅子丸は、自分の無力さにイライラが募っていた。ゴースンとの戦いに、自分は不要だと言われた気がしてならない小助。ふたりの争点は違うのだが、感情の対立をしてしまうふたり。

獅子丸の行動に大人げなさを感じる沙織だったが、ふたりの間をどう仲裁してよいのか解からない。小助は、そのまま小屋を飛び出して行ってしまった。

小助は、勢いで獅子丸に不満を言ってしまったものの、すぐにそのことを後悔していた。

『オイラ、獅子丸兄ちゃんに何てことを言っちゃったんだ』

一方、和尚の問いに答えを出すため、小屋を出て近くの林に向かう獅子丸。だが、冷静になれない今の獅子丸に、その答えを見つけられる道理はない。

『獅子丸!貴様、生きていたのか!命はもらった!』

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後ろから声をかけていきなり斬りかかってきたのは、ドクロ三兄弟の三男カバネだった。しかし、逆に獅子丸の剣が、カバネの右腕を斬りつけた。負傷したカバネは自分ひとりでは勝てないと知り、獅子丸が生きていることを知らせるために、この場を逃げ去った。知らせを聞いた長兄ツガイは、すぐに決断した。

『よいか。ヤツを倒せば我々の念願通り、下忍の身からゴースン様直属のご配下に這い上がることができるのだ!』

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小枝を斬り落とす問いに答えを出そうと必死になっている獅子丸の許へ、ツガイ・アバラ・カバネの三人が現れた。そして、獅子丸の目の前で三人は合体し、怪人ドクロンガに変身してみせた。襲いかかってくるドクロンガに、獅子丸は必死に抵抗した。

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『ドクロ忍者が三人集まっただけで、この強さ。ヤツラはこんなに強くなれるのか・・・』

ドクロ忍者ひとり1人なら簡単に斬り倒せるのに、三人が集まるとその強さは三人以上になるように獅子丸には感じられた。獅子変化するスキを与えないドクロンガの攻撃力に、獅子丸は苦戦を強いられた。

ようやくライオン丸に変身した獅子丸だったが、左腕を負傷してしまい、これ以上の戦闘は不利とみて、ライオン丸はこの場から逃げ去って行くのだった。
(つづく)


★★★★★★★★★★★★
獅子丸の弱点は、ライオン丸に変身するまでに時間がかかることだ。それは、他のヒーローもそうだね(笑)

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快傑ライオン丸(22) [ライオン丸・ドラマ3]

今回は、第29話《影三つ 怪人ドクロンガ・後編》を取りあげます。

【前回までの話は・・・タイガージョーに敗れ、和尚の問いにも答えを出せない獅子丸の心は沈み、しかも勝手な行動を取った獅子丸と小助・沙織の間には、亀裂が生じていた。そんな時に現れた怪人ドクロンガは、ひとり1人では弱いドクロ忍者が三人合体した怪人で、その強さは三人合わせた以上に獅子丸には感じられた・・・】

◆(ナレーション)獅子丸がドクロンガに敗走していた頃、獅子丸を倒した虎錠之介は、何か言い知れぬ虚しさを感じていた。

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自分より強い者と戦って勝つという目標を、獅子丸を倒したことで失った虎錠之介は、生きる目的を失ったかのようにただいたずらに時を浪費していた。そして、通りすがりの牢人武者に自分より弱いと言いがかりをつけ、刃向かってくる武者たちを斬っては、不満を解消していた。

ある時、錠之介が浪人を斬ったところを、旅の和尚が見ていた。その和尚は、獅子丸が立ち寄ったあの山寺の和尚であった。和尚は、錠之介に言った。
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『若いの、殺生なことをするのぉ。だいぶ、できるようだな』

錠之介は和尚を見て、太刀を抜いた。

『どうする気だ?』
『斬る!』

『おいおい、坊主を斬ると地獄へ落ちるぞ』
『いいとも。地獄とやらへ、行ってみたいものだ』

『弱ったな。まだワシは、命が欲しいで。ワシを斬るより、あの枯れ枝でも斬ってみぬか』
『貴様!この俺を、虚仮(こけ)にするのか!』

『そんなつもりはないが、見事斬れるか?ただし、葉を一枚でも落としてはならぬぞ』
『おう。見てろ!』

錠之介は素早く飛び上がると、枯れ葉を一枚も落とすこと無く、枯れ枝を斬り落とした。

『うん。どうやらお前さんは、獅子丸とか言う若者より上手だな』
『なに?獅子丸だと。お主、獅子丸を知っているのか?』

この後、和尚と錠之介の間でどんなやりとりがあったのか、それは分らない。だが、獅子丸よりも自分の太刀の腕の方が上であったことを、偶然にも証明する形になったことに、錠之助は満足したのではないだろうか。

獅子丸と小助がケンカしたまま小屋を飛び出してから、小半時(今の30分)の時間が流れた。ふたりとも、小屋へは戻って来ていない。沙織はまず、小助を探しに出かけた。そして、草原に立ったまま涙を流している小助を見つけ、沙織はそっと抱きしめてあげるのだった。

ふたりが小屋へ戻ってみると、獅子丸の姿はやはり無かった。その頃獅子丸は、ドクロンガに襲われて負傷していたのだ。小助は身体を丸めて、しばらくジッとしていたが、沙織に向かって言った。

『沙織姉ちゃん。やっぱりオイラ、獅子丸兄ちゃんを探してくらぁ!』

沙織は、笑顔の小助を見て安堵した。ヒグラシが鳴く夕方近く、必死に小助は獅子丸を探し歩いた。同じ頃、ドクロ三兄弟も、逃げられたライオン丸の捜索をしていた。あと一歩のところで倒せたことを思うと、逃がした魚は大きい。夜になった。洞窟の中で、獅子丸は今日のドクロンガとの戦いを振り返っていた。

『ドクロンガ・・・強い。ドクロ忍者でも三人の力が集まれば、あれほどの力を。三人のチカラ・・・沙織、小助』

獅子丸は、やっと気がついたのだ。自分ひとりではできないことも、三人で力を合わせればできることに。翌早朝、沙織と小助の待つ小屋へ、足早に近づいて来る者がいた。獅子丸である。

『帰ったぞ!沙織、小助』

沙織は笑顔で獅子丸を迎えたが、素直になれない小助は、顔をそむけて背中を向けてしまう。だが、獅子丸は小助のそばへ寄ると、自分が悪かったことを素直に謝るのだった。

そして、タイガージョーに敗れて以来、ヤツに勝つ方法をひとりで模索していたことを、獅子丸は小助に話しはじめた。そんな時に山寺の和尚と出会い、和尚の「葉を落とさぬようにして枝を斬れ」という言葉の中に、俺はタイガージョーを倒す手がかりがあるような気がして・・・と言った時、獅子丸の言葉を遮って小助は言った。

『そんなに枝が斬りたけりゃ、葉っぱを全部落としちまえばいいじゃないか!』

小助の発した何気ない言葉に、突然カミナリに打たれたようにハッとする獅子丸。

『今、何と言った?小助!もう一度、言ってくれ!』
『葉っぱだけ、先に落としちゃうんだよ。枝だけになれば、斬っても葉っぱは落ちないだろ!』

今の小助の発言の中に、獅子丸は重大なヒントを見つけたのだ。早速獅子丸は、自分の考えが正しいことを確認するため、近くの林へ走って出かけて行く。沙織と小助も、すぐあとを追った。大木の前で、獅子丸の怖い顔つきを見た小助は、思い付きで言ったデタラメな発言のことを、獅子丸に謝った。だが、笑顔で振りかえった獅子丸は、小助に言った。

『デタラメじゃ無いんだ。見てろ!』

大木の前で、獅子丸はある枯れ枝に目標を定めると、精神を統一して無心で飛びあがった。

『エイッ!』

獅子丸が着地してすぐに、枯れ葉を一枚も落とさずに枯れ枝が一本落ちてきた。

『できた!』
『できた!獅子丸兄ちゃん!』
『できたわ、獅子丸さん!』

(ナレーション)枯れ葉を落とすまいとするから、落ちる。勝とうとする気持ちだけが先走るから、負ける。「無心で臨め」これが和尚の教えであった。獅子丸は、ふたたび沙織、小助と一体になれた喜びを、全身で感じていた。

三人のわだかまりは、解けた。さぁ、ふたたびゴースンを倒す旅に、三人で出かけよう。だが、その三人を狙うドクロ三兄弟が、行く手を阻んだ。

『待っていたぞ、獅子丸!今度こそ、命はもらったぞ!』

長兄のツガイがそう言うと、三人は重なる様に一体になった。

『ゴースンドクロ変化、ドクロンガ!』

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三つの顔を持つ1人の怪人に対し、獅子丸、沙織、小助は相手に休息を与えぬよう、三人で波状攻撃(波が寄せるように繰り返し行う攻撃)を仕掛けていった。そうしているうちに、次第に怪人に疲れが見えはじめ、獅子丸は忍法獅子変化でライオン丸に変身した。

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『ライオン丸、見参!』

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ドクロンガは、クサリで繋がれた二本のあばら骨を、ライオン丸へ思いきり投げつけた。すると、二本のあばら骨は地面に突き刺さるような速さで飛んで行き、ライオン丸の胴にクサリが食い込んだ。反動でライオン丸は地面に倒れ、固定されて身動きができなくなってしまう。先のとがった別のあばら骨で、とどめを刺そうと向かってくるドクロンガ。

しかし、ライオン丸は、食い込んだクサリを金砂地の太刀で斬ると、飛び上がって逃げた。そして、ドクロンガが飛び上がるタイミングを計って自分も飛び上がり、「ライオン飛行斬り」を炸裂させた。

斬り裂かれたドクロンガは、三人のドクロ忍者の姿に戻り、バラバラの地点に落下した。三人は、一点を目指して必死に地面を這っていく。片手を伸ばして互いの手をつかもうとするその指先は震え、やがてバタリと動かなくなった。三兄弟の命の炎は、ここに燃え尽きた。

『ライオン丸!今のは、飛行斬りじゃない!新しい技だよ』

小助がそう叫び、沙織も同意した。タイガージョーを倒すための新しい必殺技が、出来上がっていたのだ。だが、獅子丸にとって今の技は、無意識に出たものだ。どのように剣を使ったのか、自分でもよく解からない。

(ナレーション)新しい必殺技に光明を見いだした獅子丸は、故郷・飛騨にその手がかりを求めて旅立つのだった。そして、獅子丸が生きていることを知り、それを追うタイガージョーは馬上にいた。
(終わり)


★★★★★★★★★★★★
和尚の枯れ枝の話は、剣の技術論ではなく、精神論の話として説明されていた。いろいろ考えることをせずに、一つのことに集中せよということか。

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快傑ライオン丸(23) [ライオン丸・ドラマ3]

今回は、第31話《怨みの魔剣 オロチジュニア・前編》を取りあげます。

原作;うしおそうじ
脚本;馬嶋 満
企画;うしおそうじ 別所孝治
音楽;小林亜星
殺陣;渡辺高光
監督;石黒光一 


【前回までの話は・・・失意の底にいた獅子丸は、何かを求めて単独行動をしてしまった。「枯れ葉を落とさずに枯れ枝を斬れ」という山寺の和尚の問いに、懸命に答えを探し求める獅子丸。そんな時、三兄弟の合体怪人ドクロンガが現れ、怪人との戦いで力を合わせることの大切さを、獅子丸は学んだ。沙織と小助の許へ戻り、獅子丸はふたりに謝罪した。その時に小助が発したひと言が、和尚の問いに活路を見いだした・・・】

◆獅子丸、沙織、小助の三人の足は、一路故郷の飛騨を目指していた。一度飛騨へ帰り、ゴースンの手がかりを見つけて出直すつもりであった。だが、飛騨の山里、そこは三人の育ての親であり恩師でもある果心居士が、ゴースンの派遣した第一の使者オロチによって殺された土地でもあった。

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そのオロチの息子であるオロチジュニアは、この飛騨の地で金砂地の太刀を持つ獅子丸を見つけるため、若い剣士を見つけては半月刀と口から出す火炎放射で襲撃をしていた。そして、若い剣士の太刀を奪っては、金砂地の太刀かどうかを確認した。今度もまた違っていたことに、オロチジュニアはイライラを募らせていた。

(ナレーション)故郷飛騨へ帰ってきた獅子丸たちは、まず果心居士の墓へ向かった。だが三人は、ゴースンを倒した時に初めて果心居士の弔いを出すことを誓っていた。だから仮の粗末な墓は、荒れ果てているに違いなかった。

獅子丸たちが、ただ土を盛っただけの粗末な墓へ歩いて近づいていくと、すでにそこには花を手向けて手を合わせるひとりの若い女性がいた。女性は獅子丸たちを見て、少し警戒している様子だった。

『脅かしてすまぬ。我々は怪しい者ではありません』(獅子丸)
『私達は、その墓の人にゆかりの者です』(沙織)
『この花は、あなたが手向けてくださったのですか?』(獅子丸)

女性がハイと答えると、三人は笑顔で会釈をして、心からお礼を言った。

『それは、かたじけない。我々は、果心居士を親と思い、師と仰いで参った者です』

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獅子丸はそう言うと、三人それぞれが名を名乗り、その女性は由比(ゆい)と名乗った。獅子丸は由比に、なぜ果心居士のことを知っているのかを訊ねた。

『実は、果心居士様の書かれた覚書(おぼえがき)を見て。私の父は果心居士様とは古いお付き合いで、なんでも一緒にインドに渡った仲だとか』

果心居士と同様、由比の父もジャラモンの教えを受けた門下生であるという。話の途中で、下男の佐九郎が水汲みから戻ってくると、由比は急に無口になった。佐九郎が屋敷へ戻るよう由比を促したため、由比は軽く会釈をして去って行った。獅子丸は、あの娘が何かを知っているかもしれないと思った。

『お師匠様の覚書。ゴースンの手がかりがつかめるかもしれない・・・』
『これも、お師匠様のお導きかもしれないね』

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小助がふと、つぶやいた。果心居士の墓の前で、三人はジッと手を合わせた。獅子丸の脳裏には、今までのゴースン魔人や大魔王ゴースンとの戦いの日々が蘇っていた。

獅子丸は、思った。あの由比という娘は、きっと何かを知っていると。娘が何も知らないとしても、ジャラモンに渡ったという父が、きっとゴースンの何かをつかんでいるに違いない。

『沙織、小助、行くぞ。果心覚書(かしんおぼえがき)を、なんとしても手に入れるんだ!』

(ナレーション)怪人オロチジュニア。果心居士を殺して獅子丸に討たれた、オロチの子供である。彼は形見の半月刀を研ぎながら、片時も父親の仇、ライオン丸を忘れることは出来なかった。そして今、物見(敵の様子を探る者のこと)のドクロ忍者からオロチジュニアの許に、獅子丸たちが飛騨に着いたことが報告された。

もう一度由比と会って、果心覚書についての話を聞きたいと思う獅子丸たちは、村人から由比について情報を得た。それによると、果心居士の墓と円仁寺にある母の墓へ、ふた月に一度お参りにくるという。獅子丸たちは早速、円仁寺という寺へ行くことにした。

獅子丸たちが円仁寺の山門をくぐると、数十メートル先に下男と共に歩く由比の姿が見えた。あとを追おうとすると、突然半月刀が飛んで来て、まるで意志があるかのように獅子丸を何度も襲うのだった。

『待っていたぞ!獅子丸』
『お前は?』
『お前に敗れたオロチの息子、オロチジュニア。オヤジの仇、覚悟!』

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獅子丸を親の仇と付け狙うオロチジュニアは、執拗に半月刀を飛ばして獅子丸を襲うのだった。獅子丸は、沙織と小助に由比のあとを付けるよう告げると、太刀を抜いてオロチジュニアに向かっていった。

沙織と小助は、下男と由比を尾行した。そして、一刻も早く由比に会いたい獅子丸は、怪人を早く片付けるため、ライオン丸に変身した。

『ライオン丸、見参!』

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父の形見の半月刀を使い、オロチジュニアは父の復讐戦に燃える。だが、ライオン丸にしてみれば、今は怪人との戦いに時間を費やす暇は無い。ライオン丸はジャンプした瞬間に、姿を隠した。

『クソゥ。逃げられたか!』
(つづく)

★★★★★★★★★★★★
果心覚書に出てくる7人のジャラモンの門下生、果心居士の修行仲間を獅子丸たちが追っていく旅が、ここから始まる。

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