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ロズウェル事件の真相・2 [UFOと宇宙人24]

1941年4月12日午後9時30分。アメリカのミズーリ州ケープジラード。牧師のウィリアム・ハフマンのもとに地元警察から電話があり、近くで事故が起きたので、現場で犠牲者に祈りを捧げて欲しいという要請を受けた。

作家のウィリアム・ヘンリー氏が語る。
『事故現場に到着した彼は、思いもよらない物を見ました。円盤型の飛行物体があったのです。さらに、背が低く、頭と目が大きく、口の小さい宇宙人のような死体も3体ありました。そこには軍の関係者やFBIの捜査官がいて、UFOの墜落現場だと分かったそうです。死体は、宇宙人だったのです。ハフマン牧師が円盤の中を覗くと、内部の壁に記された象形文字のようなものが見えたといいます。政府の役人からは、絶対に口外しないようにと指示されたそうです』

ハフマンは死ぬまで秘密を守ったが、1984年、彼の妻が死ぬ間際に、家族にその事件の詳細を明かしたという。その後、保安官の兄弟や消防隊員など、ハフマン牧師の妻の証言を裏付ける目撃者が名乗り出ている。彼らによって軍の詳細な対応が明らかにされると、ロズウェル事件以前の驚愕事件として知られる様になった。

ジャーナリストのリンダ・ハウ女史が語る。
『墜落現場からわずか50キロの所に位置するミズーリ州サイクストンから軍の部隊が来て、その死体や空飛ぶ円盤を回収し、飛行機でワシントンDCへ運んだと言われています。1941年に起きたこのミズーリ州ケープジラードの事件から、政府が別世界から来た飛行物体の回収を始めたように思います』

『ケープジラードでの墜落によって、軍はロズウェルでの対応に備えることができました。このような事故が起きた時にどう処理すればいいのか、のちの墜落事故をどうやって極秘にすればいいのかを学んだのです』
こう話すのは、作家のウィリアム・ヘンリー氏である。

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(同時期に多くのUFO墜落事件が報告されている)

今やロズウェル事件は有名だが、同じ時期にアメリカ各地でよく似た事件が報告されていることは、あまり知られていない。そのような事件は、ニューメキシコ州サンアントニオ(1945年8月)、アイダホ州ツインホールズ(1947年7月)、モンタナ州ヘブゲン湖(1949年8月)、ウエストバージニア州ブラクストン郡(1952年9月)など、数多くの場所で起きている。だが、なぜ突然、それだけ多くの事故が報告されたのだろうか。

20世紀を特徴づける出来事と言えば、第二次世界大戦だろう。この戦争では世界中の国々が巻き込まれ、六千万人を超える人々が犠牲となった。そして、原子爆弾など、かつて無い程攻撃力の高い危険な武器が作りだされることになった。さらに、この時期からUFOの目撃情報が急増したが、それは何故なのか。

作家で古代宇宙飛行士説提唱者のデビッド・チルドレス氏が語る。
『UFOらしきものが数多く目撃されたのは、第二次世界大戦中とその直後の数十年間です。その原因の一つとして、大戦中にアメリカが原子爆弾を開発し、日本に投下したことが考えられると思います。この後も、ネバダやニューメキシコなどで核実験をしていたので、地球外生命体が懸念したのかもしれません』

古代宇宙飛行士説提唱者の第一人者、ジョルジョ・ツォカロス氏が語る。
『人類が核の保有能力を持ったことで、地球外生命体は地球人の技術がかなりのレベルに到達したことを知ったのではないかと、考える人もいます。一つだけはっきり言えることは、人類が核兵器を配備するようになって以来、世界中でUFOのようなものを目撃する人々が急増したと言うことです。核兵器が原因で、地球外生命体がこの惑星に来ているのではないでしょうか』

核兵器時代の始まりによって、地球外生命体との関わりが新たな段階へ進んだのだろうか。もしアメリカ軍がUFOの残骸を回収していたとしたら、どこへ運んだのだろうか。

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(エリア51へ続くゲート)
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(エリア51の航空写真)

ニューメキシコ州ロズウェルから1500キロほど離れた、ネバダ州グルーム・レイク。ここに、UFOの残骸が隠されているとウワサされる有名な場所がある。エリア51と呼ばれる極秘の開発基地だ。何年もの間、基地があることは否定されていたが、2013年8月16日、アメリカ政府がその存在を公式に認めた。

前出のリンダ・ハウ女史が語る。
『そこは極秘扱いにされてきた軍事基地の一つで、働いていた人々は死ぬまで秘密を守ることを誓わされました。2013年に初めてエリア51の存在が認められ、それまで長い期間、実在していたことが確認されたのです』

1947年のロズウェル事件で回収された残骸が、エリア51に保管されていると広く信じられているが、アメリカ政府はそれを否定している。

原子物理学者のスタントン・フリードマン氏が語る。
『進んだ研究開発が行われているエリア51という場所が、確かに存在していると公表され、人々の関心を集めましたが、実際にはそこで何が行なわれているのか分かりません。政府がいろいろな説明をしても、それが事実だとは限らないからです。CIAの言うことを、完全には信用できないでしょう』

また、UFOに詳しいラジオパーソナリティのジョージ・ヌーリィ氏はこのように言う。
『エリア51の元職員の話を聞くと、そこでは地球外の航空機の試験飛行や分析調査が行われていると言います。そこは、政府の極秘基地にちがいありません。あらゆる種類の開発が、進められているのです』

エリア51には、地球外から来た航空機が保管されているのだろうか。そしてそれは、UFOの墜落事件で回収されたものなのか。古代宇宙飛行士説では、そう考える。そして、更なる証拠は、人類が開発した最先端技術について調査することで見つかると言う。
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
地球外生命体が姿を現し始めた理由が、人類の核兵器保有を憂慮したためだとしたら、それはなぜなのか。近い将来、人類が敵として彼らの前に立ちはだかることを懸念してのことか?それとも・・・
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ロズウェル事件の真相・3 [UFOと宇宙人24]

1997年7月。ロズウェル事件から50年後に、アメリカの元軍人フィリップ・J・コーソーが書いた「ペンタゴンの陰謀」という本が、出版された。その中で彼は、ロズウェルに地球外の宇宙船が墜落したことを認めているだけでなく、アメリカ軍がその残骸を集め、隠していると述べている。

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(F.J.コーソー著 「ペンタゴンの陰謀」)

作家のリチャード・ドーラン氏が語る。
『フィリップ・J・コーソーは、アメリカ陸軍の中佐でした。軍での長い経歴を誇り、多くの勲章を受けた人物です。彼は著書「ペンタゴンの陰謀」の中で、陸軍の研究開発部門の海外技術部にいたと主張しています。ロズウェル事件で回収された地球外のマシンに、近づくことが出来たというのです』

コーソー中佐によれば、何年もの間、軍の科学者や技術者がロズウェルで集められた残骸の分析を試みたが、うまくいかなかったという。

元英国国防大臣のニックポープ氏が語る。
『アメリカ陸軍の海外技術部にいたフィリップ・J・コーソー中佐は、ロズウェル事件で回収された地球外の技術を普及させる任務を負っていたと主張しました。彼は、アメリカの大企業の科学者達に、地球外の技術を渡していたと言います。しかし、その技術が地球外のものだとは、決して明かしていませんでした』

コーソー中佐は、海外から入手した新技術だと説明し、地球外の材料や情報をハイテク企業に供給していたと、著書に記している。

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(当時一歩先を進んでいたIBM社やロッキード社にUFO技術が渡った?)

作家で異星人政策の第一人者のマイケル・サラ博士が語る。
『コーソー中佐の著書によれば、陸軍はある特定の分野で技術的な成果を上げていた企業を見つけ出し、最先端技術の開発を成功させるためには、どのような方向性で進めればいいのかという戦略的なヒントを示していたというのです』

出版編集者で、古代宇宙飛行士説提唱の第一人者のジョルジョ・ツォカロス氏が語る。
『ロズウェル事件の後、いくつかの企業が急成長を遂げました。その理由は、彼らがタイミングよく地球外の技術の分析調査を請け負うことになったからではないか、という話もあるのです』

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(宇宙人の目(左)→暗視装置を開発)
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(宇宙人の宇宙服→防弾服用繊維を開発)

コーソー中佐の説明によると、暗視装置は宇宙人の目の水晶体を参考にして作られたという。防弾服用の繊維は宇宙人の宇宙服を、集積回路は宇宙船の制御盤を基に、開発されたというのだ。

ラジオパーソナリティで宇宙人に詳しいジョージ・ヌーリィ氏が語る。
『興味深いことに、1947年にロズウェルで起きた墜落が、めざましい技術進歩を促したというのです。シリコンチップをはじめ、レーザーや光ファイバーなどの様々な技術が、1947年のロズウェル事件のあとに開発されました』

元カナダの国防長官ポール・ヘリアー氏が語る。
『コーソー中佐は、真実を書いています。私がカナダの国防長官を務めていた時代に、アメリカ軍にいた将校たちの名前が挙げられていたので、実際にその一人と話をしたところ、すべて真実だと言っていました』

コーソー中佐はまた、地球外の墜落機の分析調査は、アメリカだけでなく世界各国で行われていたと主張している。そして、地球外の技術の研究開発資金をねん出するために、手の込んだ策略が練られたという。UFOの目撃報告から人々の注意をそらす役割も、果たしたと言う。その策略とは、「冷戦」だった。

元CIAパイロットだったジョン・リア氏の話。
『冷戦は対立ではなく、ソ連とアメリカが別のことで国民の不安を煽ろうとした協定だったのです。人々がUFOや空飛ぶ円盤に目を向けないよう、仕向けたのだと考えられます』

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(冷戦中に宇宙で共同実験をしていた?)

作家のデビッド・チルドレス氏は語る。
『冷戦中アメリカは、敵対していたはずのソ連と南極での軍備管理協定を結びました。さらには、宇宙での共同実験もしていたのです。一体、何が起きていたのでしょうか』

『世界各国の政府は、地球外から来た宇宙船が地球に墜落しているという事実を隠してきたのだ、と思います。私達は、真実を知らされていないのです。ロシア、ニューメキシコのロズウェル、ミズーリ州のケープジラードなど、地球のあちこちで墜落が起きていますが、それは何故なのでしょうか』

前出のヌーリィ氏がこう語る様に、墜落した宇宙船の回収や分析調査が行われたのは、ロズウェルだけではないのだろうか。冷戦と宇宙開発競争は、地球外の技術を基にした画期的な技術を正当化するための隠れ蓑(かくれみの)だったと言うことなのか。古代宇宙飛行士説の提唱者たちは、そう考えている。そして更なる証拠は、ロシアのロズウェル事件と言われる出来事に隠れている可能性があるという。
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
米ソ冷戦といえば、ソ連が悪役のイメージが強い。アクの強い顔をしたブレジネフ書記長という人物が、当時のソ連にいた。その人物を見て、私だけでなく日本人のほとんどが、ソ連=悪というイメージを持ってしまった様に思う。
「頭の中で考えるだけで、敵の戦闘機を射ち落とせる」新型戦闘機をソ連が開発し、アメリカ人パイロットが、多くの協力者の助けを借りながら極秘裏にソ連へ潜入し、これを奪うというアメリカ映画があった。これは娯楽だが、まさに米ソ冷戦を煽るような内容だった。このようにして一般市民はUFOから目をそらされ、当局にその存在を隠し通されていたのだろうか。
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ロズウェル事件の真相・4 [UFOと宇宙人24]

ロシアのアストラハン州は、モスクワからおよそ1300キロ南に位置している。1948年6月19日。ロズウェル事件から11か月後、ソ連軍のロケット開発基地カプースチン・ヤールのレーダー画面に、奇妙な光の点が映った。同じ頃、ジェット戦闘機のパイロットが、目の前を飛ぶ葉巻型の未確認飛行物体を発見した。

作家のリチャード・ドーラン氏が語る。
『現在分っていることは、カプースチン・ヤール付近の領空に侵入して来た未確認飛行物体とソ連軍が交戦したということです。侵入を阻止しようと、戦闘機が緊急発進しました』

作家のデビッド・ウィルコック氏が、続けて語る。
『その戦闘機は、UFOと3分間空中戦をしたのです。戦闘機がミサイルを発射すると、飛行物体に当りましたが、その瞬間ジェット戦闘機は閃光のようなものを浴びて、UFOと共に墜落したといいます。UFOの墜落は、決してロズウェルだけでありません。繰り返し、発生しているんです。カプースチン・ヤールで起きた墜落はロズウェル事件と同様に隠ぺいされ、当時のソ連は安全保障の名目で極秘にしたのです。隠ぺい工作のための特別チームがいて、飛行物体の残骸は倉庫へと運ばれました。そこで、地球外の技術の分析調査が行われたのでしょう』

長年のウワサによれば、カプースチン・ヤール基地の地下400メートルの所に、地球外の墜落機が保管されている施設がある。そこで、宇宙人の解剖が行われているという。

前出のドーラン氏が語る。
『まさに、ソ連のエリア51です。そこは人里離れた場所にあり、多くのロケット発射実験やナチスの技術の分析調査などが行われていた最先端の施設でした』

作家のポール・ストーンヒル氏は次のように語る。
『一説によれば、その施設はソ連で墜落したUFOの主な保管場所で、そこで極秘実験が行われているといいます』

ソ連はこの極秘施設で、より性能の高い核兵器とその運搬システムを開発したが、五年かかる予定が一年半で完成したと言う。

1959年。アメリカの中央情報局(CIA)はその極秘基地の監視を始め、U-2偵察機から航空写真を撮影した。そして、地面に図形のようなものが描かれていたのを発見した。

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(航空写真で撮影されたカプースチン・ヤール基地の幾何学図形)

前出のウィルコック氏が語る。
『アメリカの偵察機のパイロットは、地面に描かれた幾何学図形を見ましたが、それはミステリーサークルや古代の構造物のようだったといいます。ソ連は、宇宙人との交信を試みていたのではないでしょうか。彼らを呼ぶためのしるしだと、思われます』
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(オーストラリアのパイン・ギャップは豪・米で共同運用する軍事施設)
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(ゴビ砂漠にある奇妙な滑走路)

古代宇宙飛行士説によれば、カプースチン・ヤールのような場所は他にもあると言う。オーストラリアの中央に位置するパイン・ギャップ基地も、その一つだ。その基地の周辺ではUFOが目撃されており、施設内に地下8000メートルに達する場所があるという。そして、1960年代から、電磁推進技術の研究が行われているというウワサもある。さらに中国のゴビ砂漠には、長さ1.6キロ、幅800メートルを超える奇妙な滑走路らしきものが何本もある。その滑走路に奇妙な航空機を発見した研究者たちは、そこが地球外の宇宙船の試験場だと考えている。

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(英国のラドロー・マナー空軍基地)

そして、イギリスのウィルトシャー州の田園地方にある空軍基地ラドロー・マナーでは、1950年代から墜落したUFOが保管されていると、多くの人々が信じている。

作家のウィリアム・ヘンリー氏が語る。
『世界中に、そのような施設が存在するのです。各国の政府は何十年もの間、UFOの残骸を集めては分析調査をしているのでしょう』

ウィリアム・ヘンリー氏が語る様に、エリア51だけでなく世界中に点在する極秘基地にも、地球外で造られたものが保管されているのだろうか。そうだとしたら、同じような時期にUFOの墜落事件が多発し、その場所が複数の大陸にまたがっているのは、なぜなのだろうか。

『地球外生命体は、地球のあちこちで起きている対立が航空宇宙技術やその他の技術の発達を促進させることに気づいている、と考えられます。人類が紛争を起こさずに科学的な進歩を実現できるよう、地球外生命体は世界中でUFOの墜落を意図的に起こしているのではないでしょうか』
このように話すのは、作家で古代宇宙飛行士説提唱の第一人者でもあるデビッド・チルドレス氏である。

『1940年代や1950年代の墜落事件を始め、多くの出来事が、人類に特定の技術を与えるために計画されたのかもしれません。それをきっかけに、人類が技術を発達させるよう、仕向けているのでしょう』
ジャーナリストのリンダ・ハウ女史も、同様に語っている。

元CIAパイロットのジョン・リア氏は、次のように語っている。
『私の友人に、UFOの推進技術を応用する技術に関わっていた人がいます。その宇宙船の技術は、私達が真似できないほど高度なものだったそうです。そして、地球や太陽系では手に入らない材料が使われていた、といいます』

1990年代初め、ソ連の崩壊とともに冷戦が終わりを迎えると、地球外の技術開発を隠せなくなると多くの人々が考えたが、そうでは無かったとカナダの元国防長官ポール・ヘリアー氏は語る。
『冷戦が終わった時、事実の公表が解禁されるべきでした。国民に状況を伝え、何が起きているのかきちんと知らせるべきだったのだと思います。その研究資金は、税金で賄われていますからね』

冷戦は、政府が地球外の技術を手に入れるために偽装された策略だったというのは、本当なのだろうか。もしそうなら、冷戦の終わりは、科学技術の進歩において何を意味しているのか。
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
世界中でUFOは墜落しており、その残骸を各国に回収させて地球外技術の分析研究をさせることが宇宙人の目的であるという考え方には、素直には同意しかねる。だが一方で、人類科学よりもはるかに進んでいるはずのUFOが、頻繁に墜落しているという点にも納得がいかないのだ。それと、残骸物と一緒に宇宙人の死体が回収される点にも、疑問が湧く。操縦者を犠牲にしてでもUFOを墜落させることが、人類科学の発展のために必要だと、彼らは本当に思っているのだろうか。

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ロズウェル事件の真相・終 [UFOと宇宙人24]

2013年8月27日、スウェーデンのルンド大学。この大学の研究チームが、核融合によって生成された新たな元素の存在を確認した。原子番号115番の元素、ウンウンペンチウム(2016年11月、正式にモスコビウムと命名)だ。この放射性物質については、科学者の間でもあまり知られていないが、実験的なロケット燃料に使われるプルトニウムと共通の性質があるという。

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作家のリチャード・ドーラン氏が語る。
『115番元素は、UFOと関わりがあります。エリア51の南でUFOを研究していたと主張するボブ・ラザーという人物が、この元素について言及しているのです』

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(ボブ・ラザー博士は、主に宇宙人の反重力装置の逆行分析を行っていた)

以下は、ボブ・ラザー氏の発言。
『政府が保有しているUFOは、9機あります。重力増幅装置によって推進する宇宙船です。グルーム・レイクの24キロ南にある、S4という施設で研究中です。動くUFOもあります』

前出のドーラン氏が続けて語る。
『ラザーによると、その地球外の宇宙船は115番元素で動くと言いますが、その元素は地球で自然発生しないのです。研究の結果、原子を衝突させると、115番元素が生成されることが判明しました』

作家で異星人政策の第一人者、マイケル・サラ博士が語る。
『115番元素が近年に発見されたことで、ボブ・ラザーの証言の重要性を理解できるでしょう。彼は、地球外の飛行物体の推進システムに使われていた非常に珍しい元素に、接触していたのです』

2015年12月23日。別の物質が、ニュースで取り上げられた。カリフォルニア大学の研究チームが、頑丈で軽く、柔軟で耐熱性の高い新たな金属を作りだしたと、発表したのである。

カリフォルニア大学の物理学者、マイケル・デニン博士が語る。
『その素材が素晴らしいのは、プラスチックのような柔軟性を保っているところです。強さも兼ね備えているので、自動車や飛行機、宇宙船など、多くの物に応用できるでしょう』

この金属は、これまでに作られたどんな合金とも異なるが、あるモノに似ていると考える者もいる。それは、ジェシー・マーセル少佐がロズウェル事件の現場から回収したという奇妙な金属だ。

原子物理学者のスタントン・フリードマン氏が語る。
『ロズウェルで見つかった残骸の大半は、極めて軽量な薄い金属の破片でした。それにも関わらず、非常に頑丈だったと報告されています。カリフォルニア大学の研究チームは、ロズウェルで回収した素材を研究しているのでしょう』

作家のデビッド・ウィルコック氏が語る。
『それは、材料科学に変革をもたらす、まったく新しい素材です。今私達は、分子レベルで材料を設計できるようになっています。これは、長年の分析調査の成果ではないかと思うのです。地球外の技術が企業に手渡され、それを応用したものが普及し始めているのでしょう』

元カナダの国防長官ポール・ヘリアー氏が語る。
『ロズウェルで起きた墜落に関して、ウソの説明がされてから70年ほどが経ちました。アメリカ政府は今も、その事件に関して何も知らない、興味が無いという姿勢を取っていますが、それは真実からかけ離れていると思います』

また、ラジオパーソナリティで宇宙人に詳しいジョージ・ヌーリィ氏は次のように話す。
『私達は、地球外の宇宙船の構造や仕組みや機能を理解し始めています。もう間もなく、地球に来た宇宙人たちと同じように、私達も宇宙を移動することができるようになるはずです』

現代の科学者達は、世界中に残された高度なマシンの残骸の謎を解くことができるのだろうか。人類の技術は、遂に地球外の技術を完全に理解できるだけのレベルに達するのかもしれない。そして、宇宙人との遭遇に備えられるのか。

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(ロッキード社ボイド・ブッシュマン上級科学者は、ビデオを残して死去した)

2014年6月17日。アメリカのアリゾナ州ツーソン。ロッキード・マーティン社(通称ロッキード社)でミサイルやレーザー技術の開発に携わった上級科学者ボイド・ブッシュマンが亡くなる二か月前、ある証言記録が撮影された。以下はその内容である。

『私はボイド・ブッシュマン、ロッキード・マーティンの上級科学者です。27の特許があります。世界を変える発明をして来ました・・・』

彼はロッキード社に居た頃、エリア51の機密情報を握る人物に会ったという。その際、彼らに、地球外で作られたという素材を提供された。

『手渡されたUFOの破片を、詳しく調査しました。含まれていた三種の元素は、テルル、ゲルマニウム、パラジウム。その破片は、反重力で宙に浮きました・・・』

だが、ブッシュマンの証言で最も興味深いのは、エリア51にいた政府の科学者を支援する宇宙人についての発言である。

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(エリア51に18人もいたという宇宙人の顔写真を公開した)

『彼ら(宇宙人)の身長は、約140~150センチ。我々の施設では、少なくとも18人が研究に携わっていました。人間とは目や鼻の形が違います。しかし、指や目の数は同じです』

その動画が公開されると波紋が広がり、視聴者の多くが「でっちあげ」だと言った。だが、著名な科学者が、なぜ重要な情報に関してウソをついたのだろうか。地球外技術の分析調査が行われているという長年のウワサや、軍の極秘プロジェクトに地球外生命体が関わっているという話は、事実なのだろうか。

ジャーナリストのリンダ・ハウ女史が語る。
『デジタル技術の大半が、回収された地球外の宇宙船や宇宙人に由来しているのだと、思います。アメリカ政府は壁を設けて、そのような話は知らないと言います。しかし、21世紀は地球外の技術の上に築かれている、というのが真実なのです』

出版編集者で古代宇宙飛行士説提唱の第一人者、ジョルジョ・ツォカロス氏はこう語る。
『この70年の間に、過去五千年間よりも多くの技術的偉業が達成されたのは、なぜなのでしょうか?現代の私達は、どうしてこれほどまでに進歩したのでしょうか?人類の技術発展は、地球外の技術を回収したおかげなのだと、私は思います。手がかりが残されたのは意図的なのか、それとも偶然なのかを、考えるべきだと思います』

作家で同じく古代宇宙飛行士説提唱者のデビッド・チルドレス氏は語る。
『もしアメリカ軍、そして世界各国の軍隊が墜落した地球外の宇宙船を参考にして、進んだ技術を手に入れているとしたら、地球外生命体は彼らと同じような技術を人類に持たせたいと考えて、意図的に(宇宙船の)残骸を残しているのかもしれません』

元イギリス国防大臣のニック・ポープ氏はこのように語る。
『近年の人類の科学技術の発展には、目を見張るものがあります。それは、地球外生命体の計画の一部のように思えるのです』

前出のポール・ヘリアー氏が語る。
『地球外生命体にはどんな意図があるのか、という疑問が生まれます。彼らが興味を持っているのは私達の利益なのか、それとも彼ら自身の利益なのか?』

ロズウェル事件とそのほかのUFO墜落事件は、人類の技術的進歩のために、宇宙人が画策したものなのか?世界各国の政府は、地球に散乱している地球外の残骸を、秘密裡に分析調査しているのか?人類は、宇宙を自由に移動する文明へと進化する時が来たのか?それは、宇宙人の祖先たちの意図なのかもしれない。
(おわり)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
真実を隠すには、真実と真実の間にウソを混ぜるといいという。そのウソの為に、真実もウソに見えてしまうからだ。ロッキード社のブッシュマン氏が開示した情報は、真実なのか。そして、アメリカ政府がこの情報を開示する日は、来るのだろうか。

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ダイヤモンド◇アイ(1) [ダイヤモンドアイ・ドラマ1]

今回は、第1話《わが名はダイヤモンド・アイ /前編》を取りあげます。

  企画;衛藤公彦
  原作;川内康範
  脚本;伊東恒久
  音楽;池多孝春
  殺陣;渡辺高光
特技監督;真野田陽一
  監督;高瀬昌弘

【主な登場人物】
・ダイヤモンド・アイ(アラビアの王と呼ばれるブルーダイヤの精霊)
・雷 甲太郎(らいこうたろう;主人公でルポライター。通称ライコウ)
・カボ子(ライコウを助ける仲間の女性)
・五郎(ライコウを慕う会社の後輩)
・源 海龍(げんかいりゅう;香港暗黒街のボス)
・海藤警部(腕利きの刑事、ライコウを息子のように思っている)
・早川編集長(週刊ジャパンの編集長)

◆東日本200マイルモトクロスレース大会を走るゼッケン5番のレーサー雷甲太郎は27歳、週刊ジャパンに所属するルポライター*だ。アマチュアだけが参加できるこの大会で、彼は優勝候補のひとりであった。全国から160台が参加したが、レース中盤で早くも半数以上がリタイアするという過酷なレース展開となっていた。雷甲太郎の順位は、カボ子と雑誌社の後輩・五郎が見守る中、30位付近を走っていた。
*ルポライターは、社会的事件や事象を現地や関係者に取材して記事にまとめあげる人

全くの偶然だが、このふたりのすぐ近くの観戦席で、雷甲太郎を探してレースをジッと見ている目があった。やがて、雷甲太郎のバイクが観戦席の前を通過しようとした時、大声で誰かを叱る女性の声がした。

『バカモノ!』

雷甲太郎はその声に反応し、バイクは転倒、レース結果は散々であった。レース後、カボ子と五郎は雷甲太郎の元へ駆け寄ると言った。

『あーあ、でも怪我が無くて何よりよ。私のカード占いは、的中したわ!』
『それに先輩、よりによって、あんなおばあちゃんに見惚れるなんて!』

その言葉を聞いた途端、雷甲太郎は五郎の首根っこをつかむと、殴りかかろうとした。そこへ、そのおばあちゃんがやって来たのである。

『甲太郎!』
『おふくろ・・・』

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驚く二人をよそに、甲太郎は久しぶりに母と再会した。そして顏を合わせるなり、土下座をして母に謝るのだった。自分の腕を試してみたくなり、田舎の母には二度とオートバイレースに出ないと約束しておきながら、隠れてこのレースに出場して見つかってしまったのだ。

なによりも母が怒っているのは、隠れてコソコソやるというその根性だ。飛行機乗りとして働き続けて亡くなった父を、1人息子の甲太郎にはもっと見習ってほしいと母は願っていた。母に全く頭が上がらない甲太郎は、罰として子供時代のお仕置きを母から受けるのだった。

『ごめんなさい、母さん。もう二度とレースには出ない。だけど、週刊誌の記者にとって大切な足のオートバイに乗ることは、許してほしい』
『いいだろう。仕事に命を賭けるなら、母さん、文句は言わないよ。その代り、自分が正しいと思ったら、トコトンまでやるこった!』

翌日。週刊ジャパンの編集部でライコウが食事をしていると、早川編集長が御冠(おかんむり)であった。母に怒られて尻を叩かれているライコウの姿が、他社の週刊誌に写真入り記事で載ってしまっていた。

『ほう、よく撮れてますね!』
『なんだ!その態度は。それと、もう一つ。先週号のお前のルポに、抗議が来とる!』

早川編集長が怒っているのは、記事の質が悪いということのようだ。そこでライコウは、とっておきのネタを編集長の前に出した。

『十数億の脱税、なんてのはどうです?』
『ほう、あるじゃないか!創刊以来、社会正義を編集方針に貫く我が週刊ジャパンには、コリャ、打ってつけだな!で、そのネタは?』

大沢山剛造という名前をライコウが出した途端、編集長の顔色が変わった。

『え!あれは、いかん!』
『なぜです?政財界の黒幕と言われているが、その実はあらゆる利権にからんで、不正に儲けている。それに・・・』

最近の土地買収に絡んで推定十数億の脱税をしているというこのネタは、この半年間ライコウが大沢山を追いかけてつかんだネタであった。ところが、この大沢山剛造だけは絶対に手を出してはいかんと、早川編集長は猛反対した。警察も迂闊に手を出せない、超大物政治家なのだ。

『お前が下手に触ると、お前の首どころじゃ済まんのだぞ!』

編集長から甲高い声で怒鳴られたライコウは、増々ヤル気をだすのだった。山は高ければ高い程、登りガイがある。ライコウとは、そう言う男なのだ。その時、後輩の五郎が血相を変えて、編集部に飛び込んできた。

『ライコウ先輩!事件事件!桜田門の親分が、血相変えて出て行くのを見たんですよ!』

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桜田門の親分とは、警視庁の海藤警部のことである。警部も大沢山を追いかけていることを、ライコウは知っていた。赤いジャンパーを着たライコウは、フルフェイスのヘルメットを持って五郎と編集部を出ると、五郎を後ろに乗せてバイクを走らせた。

五郎の話では、海藤警部の行き先は大沢山の事務所ではなく、羽田空港だという。空港の展望台で、手すりに手をついたままぼんやりと旅客機の発着の様子を見ている海藤警部をライコウはやっとのことで見つけると、そのすぐ隣に並んで手をついた。

『ライコウ。よく嗅ぎつけたな』
『蛇の道はヘビ。で、どうなんです?』
『へへへへ、雲をつかむような話だよ。第一、アラビアの王なんて、見たこともないんだからなぁ・・・』
『アラビアの王様が、どうかしたんですか?』

海藤警部は、ライコウが「アラビアの王」について何も知らないことをあざけりながらも、詳しく教えてくれるのだった。警部は、ライコウをとても可愛がっているのだ。

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『アラビアの王というのは、ダイヤモンドの名前だよ。あれは、一週間ほど前のことだ・・・』

警戒厳重なスイスの国立銀行の地下金庫から、世界一のブルーダイヤ「アラビアの王」が、盗み出された。手口から見て、香港暗黒街の王・キングコブラと推定された。キングコブラは、13の顔を持つと言われる正体不明の怪人である。雷甲太郎は海藤警部から、キングコブラが日本へ潜入するという情報を知らされたのであった。

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その頃、羽田空港の税関では、貿易商の源海龍(げん・かいりゅう)が手荷物検査を受けていた。手荷物検査の最中、近くにいた少女が人形を床に落としたのを見て、源海龍はその人形を拾い上げると、笑顔で頭を撫でながら少女に人形を手渡した。そうしておいて、誰かに向かって目で合図を送った。

ライコウと五郎は出口ゲートでキングコブラを捕えようと待ち構えていた。だが、警部の情報で到着便は判ったものの、その便でやって来る多くの乗客の中から、顏も分からない人物が持つ一粒のダイヤを探し出すことなど、所詮無理であった。とりあえず、ライコウは五郎に頼んで、その便から降りて来る全乗客の顔写真を撮ることにした。

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(左から、西田、源海龍、大沢山)

偶然にも、ライコウと五郎がいる場所から十数メートル先で、大沢山の用心棒で西田という男が見知らぬ男を出迎えていた。それを目撃したライコウは、大沢山が近くにいることを直感した。案の定、少し遅れて大沢山が車で迎えに現れたのである。大沢山が迎えに来た男の名は、源海龍と言った。源海龍は、ライコウたちが自分を見張っていることを知っていた様子で、持っていた扇子でライコウ達の方を指して西田に教えるのだった。

『週刊ジャパンの雷甲太郎です』

西田がそう言うと、源海龍は大沢山と別れ、どこかへ行ってしまった。大沢山も動きを察知されないように、そ知らぬ顔をして車で空港を後にするのだった。

ライコウは五郎をバイクの後ろに乗せると、大沢山の車を尾行した。だが西田は、大沢山を逃がすための準備を整えていた。予定通りのコースを走って行くと、ある場所で長さ20センチ程の箱のような携帯電話で、西田は狙撃手に命令した。

『オートバイの奴らを狙え!』

だが、狙撃手の撃った銃弾はライコウ達には当らず、バイクは転倒して、五郎は道路に放り出されてしまった。幸いにも二人とも大怪我はしなかったが、すぐに歩道橋の陰に隠れたふたりを二発目と三発目の銃弾が襲った。そして四発目の銃弾が、悪いことに流れ弾となって、付近にいた子供に当たってしまったのだ。

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子供を助けに走ったライコウは、倒れた子供を抱き抱えると、五郎に救急車を呼ぶように言った。大沢山の車の行方が気になる五郎はそのことを言うと、ライコウは叫んだ。

『グズグズするな。子供の命の方が大切だ!』
(つづく)


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ダイヤモンド・アイは、雷甲太郎が変身した姿では無い。詳細は特撮ファミリー・1のダイヤモンド・アイの項目を読んでいただきたいが、社会にはびこる悪と戦うライコウが自分の力ではどうにもできなくなった時、アイリングを光にかざして呼べば、いつでも現れる存在、それがダイヤモンド・アイだ。

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