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ロズウェル事件の真相・4 [UFOと宇宙人24]

ロシアのアストラハン州は、モスクワからおよそ1300キロ南に位置している。1948年6月19日。ロズウェル事件から11か月後、ソ連軍のロケット開発基地カプースチン・ヤールのレーダー画面に、奇妙な光の点が映った。同じ頃、ジェット戦闘機のパイロットが、目の前を飛ぶ葉巻型の未確認飛行物体を発見した。

作家のリチャード・ドーラン氏が語る。
『現在分っていることは、カプースチン・ヤール付近の領空に侵入して来た未確認飛行物体とソ連軍が交戦したということです。侵入を阻止しようと、戦闘機が緊急発進しました』

作家のデビッド・ウィルコック氏が、続けて語る。
『その戦闘機は、UFOと3分間空中戦をしたのです。戦闘機がミサイルを発射すると、飛行物体に当りましたが、その瞬間ジェット戦闘機は閃光のようなものを浴びて、UFOと共に墜落したといいます。UFOの墜落は、決してロズウェルだけでありません。繰り返し、発生しているんです。カプースチン・ヤールで起きた墜落はロズウェル事件と同様に隠ぺいされ、当時のソ連は安全保障の名目で極秘にしたのです。隠ぺい工作のための特別チームがいて、飛行物体の残骸は倉庫へと運ばれました。そこで、地球外の技術の分析調査が行われたのでしょう』

長年のウワサによれば、カプースチン・ヤール基地の地下400メートルの所に、地球外の墜落機が保管されている施設がある。そこで、宇宙人の解剖が行われているという。

前出のドーラン氏が語る。
『まさに、ソ連のエリア51です。そこは人里離れた場所にあり、多くのロケット発射実験やナチスの技術の分析調査などが行われていた最先端の施設でした』

作家のポール・ストーンヒル氏は次のように語る。
『一説によれば、その施設はソ連で墜落したUFOの主な保管場所で、そこで極秘実験が行われているといいます』

ソ連はこの極秘施設で、より性能の高い核兵器とその運搬システムを開発したが、五年かかる予定が一年半で完成したと言う。

1959年。アメリカの中央情報局(CIA)はその極秘基地の監視を始め、U-2偵察機から航空写真を撮影した。そして、地面に図形のようなものが描かれていたのを発見した。

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(航空写真で撮影されたカプースチン・ヤール基地の幾何学図形)

前出のウィルコック氏が語る。
『アメリカの偵察機のパイロットは、地面に描かれた幾何学図形を見ましたが、それはミステリーサークルや古代の構造物のようだったといいます。ソ連は、宇宙人との交信を試みていたのではないでしょうか。彼らを呼ぶためのしるしだと、思われます』
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(オーストラリアのパイン・ギャップは豪・米で共同運用する軍事施設)
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(ゴビ砂漠にある奇妙な滑走路)

古代宇宙飛行士説によれば、カプースチン・ヤールのような場所は他にもあると言う。オーストラリアの中央に位置するパイン・ギャップ基地も、その一つだ。その基地の周辺ではUFOが目撃されており、施設内に地下8000メートルに達する場所があるという。そして、1960年代から、電磁推進技術の研究が行われているというウワサもある。さらに中国のゴビ砂漠には、長さ1.6キロ、幅800メートルを超える奇妙な滑走路らしきものが何本もある。その滑走路に奇妙な航空機を発見した研究者たちは、そこが地球外の宇宙船の試験場だと考えている。

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(英国のラドロー・マナー空軍基地)

そして、イギリスのウィルトシャー州の田園地方にある空軍基地ラドロー・マナーでは、1950年代から墜落したUFOが保管されていると、多くの人々が信じている。

作家のウィリアム・ヘンリー氏が語る。
『世界中に、そのような施設が存在するのです。各国の政府は何十年もの間、UFOの残骸を集めては分析調査をしているのでしょう』

ウィリアム・ヘンリー氏が語る様に、エリア51だけでなく世界中に点在する極秘基地にも、地球外で造られたものが保管されているのだろうか。そうだとしたら、同じような時期にUFOの墜落事件が多発し、その場所が複数の大陸にまたがっているのは、なぜなのだろうか。

『地球外生命体は、地球のあちこちで起きている対立が航空宇宙技術やその他の技術の発達を促進させることに気づいている、と考えられます。人類が紛争を起こさずに科学的な進歩を実現できるよう、地球外生命体は世界中でUFOの墜落を意図的に起こしているのではないでしょうか』
このように話すのは、作家で古代宇宙飛行士説提唱の第一人者でもあるデビッド・チルドレス氏である。

『1940年代や1950年代の墜落事件を始め、多くの出来事が、人類に特定の技術を与えるために計画されたのかもしれません。それをきっかけに、人類が技術を発達させるよう、仕向けているのでしょう』
ジャーナリストのリンダ・ハウ女史も、同様に語っている。

元CIAパイロットのジョン・リア氏は、次のように語っている。
『私の友人に、UFOの推進技術を応用する技術に関わっていた人がいます。その宇宙船の技術は、私達が真似できないほど高度なものだったそうです。そして、地球や太陽系では手に入らない材料が使われていた、といいます』

1990年代初め、ソ連の崩壊とともに冷戦が終わりを迎えると、地球外の技術開発を隠せなくなると多くの人々が考えたが、そうでは無かったとカナダの元国防長官ポール・ヘリアー氏は語る。
『冷戦が終わった時、事実の公表が解禁されるべきでした。国民に状況を伝え、何が起きているのかきちんと知らせるべきだったのだと思います。その研究資金は、税金で賄われていますからね』

冷戦は、政府が地球外の技術を手に入れるために偽装された策略だったというのは、本当なのだろうか。もしそうなら、冷戦の終わりは、科学技術の進歩において何を意味しているのか。
(つづく)


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世界中でUFOは墜落しており、その残骸を各国に回収させて地球外技術の分析研究をさせることが宇宙人の目的であるという考え方には、素直には同意しかねる。だが一方で、人類科学よりもはるかに進んでいるはずのUFOが、頻繁に墜落しているという点にも納得がいかないのだ。それと、残骸物と一緒に宇宙人の死体が回収される点にも、疑問が湧く。操縦者を犠牲にしてでもUFOを墜落させることが、人類科学の発展のために必要だと、彼らは本当に思っているのだろうか。

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ロズウェル事件の真相・終 [UFOと宇宙人24]

2013年8月27日、スウェーデンのルンド大学。この大学の研究チームが、核融合によって生成された新たな元素の存在を確認した。原子番号115番の元素、ウンウンペンチウム(2016年11月、正式にモスコビウムと命名)だ。この放射性物質については、科学者の間でもあまり知られていないが、実験的なロケット燃料に使われるプルトニウムと共通の性質があるという。

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作家のリチャード・ドーラン氏が語る。
『115番元素は、UFOと関わりがあります。エリア51の南でUFOを研究していたと主張するボブ・ラザーという人物が、この元素について言及しているのです』

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(ボブ・ラザー博士は、主に宇宙人の反重力装置の逆行分析を行っていた)

以下は、ボブ・ラザー氏の発言。
『政府が保有しているUFOは、9機あります。重力増幅装置によって推進する宇宙船です。グルーム・レイクの24キロ南にある、S4という施設で研究中です。動くUFOもあります』

前出のドーラン氏が続けて語る。
『ラザーによると、その地球外の宇宙船は115番元素で動くと言いますが、その元素は地球で自然発生しないのです。研究の結果、原子を衝突させると、115番元素が生成されることが判明しました』

作家で異星人政策の第一人者、マイケル・サラ博士が語る。
『115番元素が近年に発見されたことで、ボブ・ラザーの証言の重要性を理解できるでしょう。彼は、地球外の飛行物体の推進システムに使われていた非常に珍しい元素に、接触していたのです』

2015年12月23日。別の物質が、ニュースで取り上げられた。カリフォルニア大学の研究チームが、頑丈で軽く、柔軟で耐熱性の高い新たな金属を作りだしたと、発表したのである。

カリフォルニア大学の物理学者、マイケル・デニン博士が語る。
『その素材が素晴らしいのは、プラスチックのような柔軟性を保っているところです。強さも兼ね備えているので、自動車や飛行機、宇宙船など、多くの物に応用できるでしょう』

この金属は、これまでに作られたどんな合金とも異なるが、あるモノに似ていると考える者もいる。それは、ジェシー・マーセル少佐がロズウェル事件の現場から回収したという奇妙な金属だ。

原子物理学者のスタントン・フリードマン氏が語る。
『ロズウェルで見つかった残骸の大半は、極めて軽量な薄い金属の破片でした。それにも関わらず、非常に頑丈だったと報告されています。カリフォルニア大学の研究チームは、ロズウェルで回収した素材を研究しているのでしょう』

作家のデビッド・ウィルコック氏が語る。
『それは、材料科学に変革をもたらす、まったく新しい素材です。今私達は、分子レベルで材料を設計できるようになっています。これは、長年の分析調査の成果ではないかと思うのです。地球外の技術が企業に手渡され、それを応用したものが普及し始めているのでしょう』

元カナダの国防長官ポール・ヘリアー氏が語る。
『ロズウェルで起きた墜落に関して、ウソの説明がされてから70年ほどが経ちました。アメリカ政府は今も、その事件に関して何も知らない、興味が無いという姿勢を取っていますが、それは真実からかけ離れていると思います』

また、ラジオパーソナリティで宇宙人に詳しいジョージ・ヌーリィ氏は次のように話す。
『私達は、地球外の宇宙船の構造や仕組みや機能を理解し始めています。もう間もなく、地球に来た宇宙人たちと同じように、私達も宇宙を移動することができるようになるはずです』

現代の科学者達は、世界中に残された高度なマシンの残骸の謎を解くことができるのだろうか。人類の技術は、遂に地球外の技術を完全に理解できるだけのレベルに達するのかもしれない。そして、宇宙人との遭遇に備えられるのか。

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(ロッキード社ボイド・ブッシュマン上級科学者は、ビデオを残して死去した)

2014年6月17日。アメリカのアリゾナ州ツーソン。ロッキード・マーティン社(通称ロッキード社)でミサイルやレーザー技術の開発に携わった上級科学者ボイド・ブッシュマンが亡くなる二か月前、ある証言記録が撮影された。以下はその内容である。

『私はボイド・ブッシュマン、ロッキード・マーティンの上級科学者です。27の特許があります。世界を変える発明をして来ました・・・』

彼はロッキード社に居た頃、エリア51の機密情報を握る人物に会ったという。その際、彼らに、地球外で作られたという素材を提供された。

『手渡されたUFOの破片を、詳しく調査しました。含まれていた三種の元素は、テルル、ゲルマニウム、パラジウム。その破片は、反重力で宙に浮きました・・・』

だが、ブッシュマンの証言で最も興味深いのは、エリア51にいた政府の科学者を支援する宇宙人についての発言である。

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(エリア51に18人もいたという宇宙人の顔写真を公開した)

『彼ら(宇宙人)の身長は、約140~150センチ。我々の施設では、少なくとも18人が研究に携わっていました。人間とは目や鼻の形が違います。しかし、指や目の数は同じです』

その動画が公開されると波紋が広がり、視聴者の多くが「でっちあげ」だと言った。だが、著名な科学者が、なぜ重要な情報に関してウソをついたのだろうか。地球外技術の分析調査が行われているという長年のウワサや、軍の極秘プロジェクトに地球外生命体が関わっているという話は、事実なのだろうか。

ジャーナリストのリンダ・ハウ女史が語る。
『デジタル技術の大半が、回収された地球外の宇宙船や宇宙人に由来しているのだと、思います。アメリカ政府は壁を設けて、そのような話は知らないと言います。しかし、21世紀は地球外の技術の上に築かれている、というのが真実なのです』

出版編集者で古代宇宙飛行士説提唱の第一人者、ジョルジョ・ツォカロス氏はこう語る。
『この70年の間に、過去五千年間よりも多くの技術的偉業が達成されたのは、なぜなのでしょうか?現代の私達は、どうしてこれほどまでに進歩したのでしょうか?人類の技術発展は、地球外の技術を回収したおかげなのだと、私は思います。手がかりが残されたのは意図的なのか、それとも偶然なのかを、考えるべきだと思います』

作家で同じく古代宇宙飛行士説提唱者のデビッド・チルドレス氏は語る。
『もしアメリカ軍、そして世界各国の軍隊が墜落した地球外の宇宙船を参考にして、進んだ技術を手に入れているとしたら、地球外生命体は彼らと同じような技術を人類に持たせたいと考えて、意図的に(宇宙船の)残骸を残しているのかもしれません』

元イギリス国防大臣のニック・ポープ氏はこのように語る。
『近年の人類の科学技術の発展には、目を見張るものがあります。それは、地球外生命体の計画の一部のように思えるのです』

前出のポール・ヘリアー氏が語る。
『地球外生命体にはどんな意図があるのか、という疑問が生まれます。彼らが興味を持っているのは私達の利益なのか、それとも彼ら自身の利益なのか?』

ロズウェル事件とそのほかのUFO墜落事件は、人類の技術的進歩のために、宇宙人が画策したものなのか?世界各国の政府は、地球に散乱している地球外の残骸を、秘密裡に分析調査しているのか?人類は、宇宙を自由に移動する文明へと進化する時が来たのか?それは、宇宙人の祖先たちの意図なのかもしれない。
(おわり)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
真実を隠すには、真実と真実の間にウソを混ぜるといいという。そのウソの為に、真実もウソに見えてしまうからだ。ロッキード社のブッシュマン氏が開示した情報は、真実なのか。そして、アメリカ政府がこの情報を開示する日は、来るのだろうか。

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