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宇宙人と神話・3 [UFOと宇宙人23]

2010年3月。世界から41人の専門家が集まった。そして、6500万年前に恐竜が大量説滅したのは、メキシコのユカタン半島に巨大隕石が衝突したことによって、地球規模での気候変化がもたらされたことが原因であると結論付けた。しかし、恐竜の中にも生き延びた種が存在し、進化していたかもしれない。

作家のデビッド・チルドレス氏はこう見ている。
『古生物学者によれば、恐竜は6500万年前に絶滅したことになっています。しかし、先史時代にも、生き残りの恐竜が姿を現しているようなのです。現代に生息するシーラカンスやアリゲーター、サメやカメといった動物も先史時代から存在していたと言われますから、古代の怪物たちだって、今も世界のどこか奥深くに生き続けていると考えられます。海か湖、ジャングルにもいるかもしれません』

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(ハイランド地方の民話に伝わるネス湖の怪獣)

スコットランド。ハイランド地方のケルトと北欧の民話には、ネス湖の怪獣にまつわる話が残っている。起源は古く、目撃記録は西暦565年にさかのぼる。ネス湖の大きさはあまり知られていないが、全長37キロ、幅1.6キロ、水深は240メートル余り。水は暗く黒ずんでいるため、怪物が棲むには絶好の場所である。それほど水面に浮上しなくてよい生物なら、目撃される機会も無かっただろう。

作家のフィリップ・コパンス氏が語る。
『ネス湖の怪獣や何か異質な生物と聞いて考えるのは、それがどこから来たのかということです。恐竜の生き残りか、もしくはこの世では無い、どこかからやって来たのでしょうか。例えば、聖コルンバ(アイルランドの修道僧)は、ネス湖が神聖な場所で宗教的な意味を持つ何かがあることを感じていた、と思われます。だからこそ、ネス湖を訪れたのでしょう』

また、作家のニック・レッドファン氏は、次のように語っている。
『興味深いことに、ネス湖では数えきれないほどのUFO目撃事件が起こっています。明らかにヘリコプターでも航空機でも隕石でもない、明るく光る物体が夜遅く上空に浮かんでいたそうです。言い換えるなら、ネス湖は気味の悪い場所なのです』

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(レヴィアタン)

ネス湖の怪獣と呼ばれ、湖に潜むモンスターは、古代の恐竜に末裔なのだろうか。もしくは、地球外からやって来たと考えられるなら、神話に登場する他の怪獣達、例えば七つの頭を持つレヴィアタン(リヴァイアサンとも言う)などは、どう解釈できるのだろうか。

博物館館長のジョナサン・ヤング氏が語る。
『レヴィアタンは、ヘビやワニ、又は竜としても表現されています。この怪獣は、地獄の入口の門番です。深海の底にこの入り口はあると言われ、レヴィアタンはずっとそこに身を潜めているのです』

ギリシャ神話によれば、ヒュドラはいくつもの首を持つウミヘビのような古代の怪物で、大地の女神ガイアの子孫だと言われている。
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(ヒュドラ)

前出のヤング氏の話。
『ヒュドラ退治に遣わされたヘラクレスは、苦戦します。ヒュドラの首を切り落とすと、そこから二つの頭が生えてくるのです。助けを求められた甥は、素晴らしい考えを思いつきます。火で、首の再生を止められるかもしれないと言うのです。そこで、ヘラクレスが首を切り落とし、甥はその切り口を焼き尽くしました。こうして、遂にはヒュドラを退治するのです』

前出のコパンスが語る。
『ヒュドラはいくつもの頭を持つ怪物ですが、これもまた、まず目にすることはできない生物に分類できるでしょう。ですから、ヒュドラもやはり遺伝子を組み替えられたか、もしくは遺伝子に問題が起きた結果、生まれた生物かもしれません。ただし、この怪物は何か重要であったために神話に綴られて、世紀を越えて現代にまで語り継がれてきたのでしょう』

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(クラーケン)

スカンジナビアの伝説によれば、クラーケンは驚異的な大きさを持つ海の怪物である。ノルウェーとアイスランドの沖合の海に、出没したと言われている。この恐ろしい怪物は、帆船を襲うとして忌み嫌われていた。

前出のヤングが語る。
『襲われる他にも、危険はありました。小さな島ほどもあるクラーケンが水面に浮上した時には、襲う気はなくとも船に衝突してしまうこともありましたし、又、水に潜る際にも渦巻きが出来て、船が水中に引き込まれてしまうこともあったようです』

伝説に語られる海の怪物は実在し、冷たい海の底に身を潜めて絶滅を免れたのだろうか。古代宇宙飛行士説によれば、巨大な海の怪物の起源は、旧約聖書の中に記されているという。

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(巨大なサカナから吐き出されたヨナ)

ふたたび、前出のヤング氏の話。
『海の怪物との遭遇は、古くは旧約聖書のヨナ書にまでさかのぼります。ヨナは自らの運命に逆らおうとしたために、罰として船から海の中へ投げ落とされてしまいます。そして、神が用意した巨大な魚に飲み込まれます。三日三晩を魚の腹の中で過ごし、その後、陸地に吐き出されました』

未確認動物学者のフランクリン・ルール氏はこのように解説する。
『人間であるヨナが魚に飲み込まれたなら、まず魚の歯によって切り裂かれて、飲み込まれる時にも押しつぶされていたことでしょう。それに、魚の胃酸で皮膚や内臓は溶けていたはずです。ですから、魚かクジラにヨナが飲み込まれていたなら、生きているはずが無いのです』

宇宙人に関するマガジンを発行するジョルジョ・ツォカロス氏が語る。
『旧約聖書にはこのように記されてはいますが、実際にヨナを飲み込んだのは生き物だったのでしょうか。なぜなら、聖書の解釈によっては、クジラのあばら骨が光輝く青銅で造られていたとも読める記述があるのです。

ですから、これは金属で造られたハイテク装置の一種を表現した物ではなかったかと、私には思えるのです。ヨナが飲み込まれたモノは、実際はクジラではなくUSO、つまり未確認海中物体だったと考えられます。それが特別に重要であったからこそ、ヨナが話に綴られ、今日まで何千年も語り継がれているのです』

前出のレッドファン氏が語る。
『こういった話は、背景を読み取らねばなりません。ただの神話として片づけてしまうのではなく、実際の体験を語ったものかどうか判断すべきでしょう。なにせ、当時の人々の世界観を組み込んだ上で書かれたものですからね』

潜水可能なマシンに乗って、宇宙人たちは海中に潜んでいたのだろうか。その目的は、何だったのだろう。人間に、先進技術を与えようとしていたのだろうか。それとも、何か邪悪な目的があったのだろうか。
(つづく)


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当時の人間が、見たことも無い物を記すという場合、当時あるモノで代用するということしかできない。ヨナが生還した理由が、サカナに食われたのではなく宇宙船に乗せられていたのなら、納得がいくのである。



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