宇宙人建造物説・5 [UFOと宇宙人20]
2015年8月、メキシコのチチェン・イッツア。一千年ほど前に建設された神殿カスティーヨの下に、陥没した穴が発見された。ピラミッドの耐久性を懸念した科学者達は、神殿を詳しく調査し始めた。その調査において、ピラミッドの内部が三層構造になっていることが判明したという。
(カスティーヨ神殿は、マヤの最高神ククルカンを祀るピラミッド)
(この神殿は、三層構造のピラミッドと判明)
作家のフレディ・シルバ氏が語る。
『チチェン・イッツアのピラミッドは一層では無く三層あり、ロシアの民芸品マトリョーシカ人形のようです。長い間、統一のデザイン、建設方法、測量単位を受け継いでいます。明らかに何千年も前のやり方を手本にして、それを何度も何度も繰り返しています』
作家のデビッド・チルドレス氏が語る。
『ピラミッドの中に別のピラミッドがあるという構造は、メキシコシティから少し離れた所にある世界最大級のピラミッドであるチョルラの大ピラミッドや、エジプトのサッカラにあるジェセル王の階段ピラミッドにも見られるのです。古代の人々はどういうわけか、古い建造物を何度も何度も建て直していました。その理由は、それが非常に重要な位置に置かれているからではないでしょうか。その場所に、特別な何かがあるのだと思います』
文化や宗教を越えて「聖地」と見なされてきた場所は、世界中に存在する。
(予言者ムハンマドの神秘体験の画)
宗教に詳しいアリエル・バー・ツァドック氏は、次のように説明する。
『エルサレムにある「神殿の丘」は、複数の宗教の聖地です。その丘にソロモン王が神殿(第一神殿)を建て、それが破壊されたあとにはキリスト教徒が教会を建てました。一方、イスラム教の予言者ムハンマドは、神殿の丘から天界へ登る神秘的な体験をしたと言われます。そのため、イスラム教でも聖地とみなされているのです。しかし、古代イスラエル人がイスラエルの地へ来る前から、そこは聖地だったようです。聖書によると、アブラハムがイスラエルの地でメルキゼデクという名の奇妙な祭司と会います。メルキゼデクは、この地に礼拝所を持っていました。この場所は、非常に古い時代から聖地だったのです』
(一千トン級の切石を使って造られた神殿、運搬方法は不明)
博物館館長のジョナサン・ヤング氏は、次のように話す。
『イスラエルに隣接しているレバノン共和国には、バールベック神殿があります。エリオポリスと呼ばれていた聖地にローマ帝国が来て、違う建物の基礎の上に神殿を建てたのです。世界中に、キリスト教より前の歴史を持つ聖堂があります。その場所自体が何らかのパワーを持っているからこそ、特定の宗教にとどまらず、長い間複数の宗教の聖地としてみなされてきたのだと思います。その場所が、神聖だということです』
星の位置に合わせて配置されているマヤ文明の都市や、レイラインと呼ばれる直線の上に並んでいるイギリスの遺跡のように、世界中の聖地も、より大きなものにつながっているのか。古代ギリシアに端を発するワールドグリッド説という仮説がある。
前出の作家シルバ氏が説明する。
『古代の聖地は地球の表面に計画的に配置されていると、プラトンなどの哲学者たちは主張しました。これは、ワールドグリッド説につながります。神殿はデタラメでは無く、目的があってその地に置かれたのです』
1960年代。超常現象研究家のアイヴァン・T・サンダーソンは、プラトンの著書を基に独自のグリッド説を打ち立て、それが他のワールドグリッド説の基礎となっている。
前出のチルドレス氏が語る。
『研究者たちは、地球を覆うエネルギーには幾何学的な構造があるという仮説を立てました。そしてそれは、ギザの大ピラミッドから始まると言ったのです。大ピラミッドから、幾何学的に広がっているのです。
(世界の巨石遺跡が、大ピラミッドから八方位へ伸びた線上にある)
ロシアの研究チームが、地球で発見された巨石の建造物すべてを対象にして、本格的な調査を行いました。彼らが3300カ所の遺跡を調べると、すべてがこのグリッド上、つまり幾何学的に張り巡らされた線の上にあることが解かったと言います。
このグリッド上にある遺跡は、イギリスのストーンヘンジや西アフリカのストーンサークル、バミューダトライアングル、メキシコとペルーのピラミッド、イースター島などの島々、さらにはナン・マドール(*)のような奇妙な都市遺跡もあてはまりました』
(*)ミクロネシアにある、玄武岩で造られた大小92の人工島で構成された海上遺跡
ピラミッドやオベリスクなどの建造物があるパワースポットは、偶然に選ばれたのではないかもしれない。それらは何らかの構造体の一部で、その「位置」が非常に重要だと考えられるのだ。
世界の古代文明は、それぞれの神殿を回路基板のように相互接続させていたのではないかと推測する研究者もいる。神殿と神殿をつなげることによって、その建造物にエネルギーを与え、エネルギーの流れをつないでいたのかもしれない。
前出のチルドレス氏は語る。
『地球の全体像を観て、すべての遺跡の位置を管理している人がいるのでしょうか。何者かが宇宙から地球を眺めて、世界中の建造物をどう配置しようかと考えているかのようです。そんなことができるのは、宇宙人しかいません!』
古代の建造物が宇宙と関わる機能を果たすために配置されたとしたら、そのシステムの一部は今も稼働しているのだろうか。そうだとしたら、地球を超えた目的があるのか。
(つづく)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
地球上のあらゆる場所に配置されたピラミッドやオベリスクのような建造物は、すべて計画的に配置されたものである可能性が高いということのようだ。では一体誰が・・・宇宙人?
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(カスティーヨ神殿は、マヤの最高神ククルカンを祀るピラミッド)
(この神殿は、三層構造のピラミッドと判明)
作家のフレディ・シルバ氏が語る。
『チチェン・イッツアのピラミッドは一層では無く三層あり、ロシアの民芸品マトリョーシカ人形のようです。長い間、統一のデザイン、建設方法、測量単位を受け継いでいます。明らかに何千年も前のやり方を手本にして、それを何度も何度も繰り返しています』
作家のデビッド・チルドレス氏が語る。
『ピラミッドの中に別のピラミッドがあるという構造は、メキシコシティから少し離れた所にある世界最大級のピラミッドであるチョルラの大ピラミッドや、エジプトのサッカラにあるジェセル王の階段ピラミッドにも見られるのです。古代の人々はどういうわけか、古い建造物を何度も何度も建て直していました。その理由は、それが非常に重要な位置に置かれているからではないでしょうか。その場所に、特別な何かがあるのだと思います』
文化や宗教を越えて「聖地」と見なされてきた場所は、世界中に存在する。
(予言者ムハンマドの神秘体験の画)
宗教に詳しいアリエル・バー・ツァドック氏は、次のように説明する。
『エルサレムにある「神殿の丘」は、複数の宗教の聖地です。その丘にソロモン王が神殿(第一神殿)を建て、それが破壊されたあとにはキリスト教徒が教会を建てました。一方、イスラム教の予言者ムハンマドは、神殿の丘から天界へ登る神秘的な体験をしたと言われます。そのため、イスラム教でも聖地とみなされているのです。しかし、古代イスラエル人がイスラエルの地へ来る前から、そこは聖地だったようです。聖書によると、アブラハムがイスラエルの地でメルキゼデクという名の奇妙な祭司と会います。メルキゼデクは、この地に礼拝所を持っていました。この場所は、非常に古い時代から聖地だったのです』
(一千トン級の切石を使って造られた神殿、運搬方法は不明)
博物館館長のジョナサン・ヤング氏は、次のように話す。
『イスラエルに隣接しているレバノン共和国には、バールベック神殿があります。エリオポリスと呼ばれていた聖地にローマ帝国が来て、違う建物の基礎の上に神殿を建てたのです。世界中に、キリスト教より前の歴史を持つ聖堂があります。その場所自体が何らかのパワーを持っているからこそ、特定の宗教にとどまらず、長い間複数の宗教の聖地としてみなされてきたのだと思います。その場所が、神聖だということです』
星の位置に合わせて配置されているマヤ文明の都市や、レイラインと呼ばれる直線の上に並んでいるイギリスの遺跡のように、世界中の聖地も、より大きなものにつながっているのか。古代ギリシアに端を発するワールドグリッド説という仮説がある。
前出の作家シルバ氏が説明する。
『古代の聖地は地球の表面に計画的に配置されていると、プラトンなどの哲学者たちは主張しました。これは、ワールドグリッド説につながります。神殿はデタラメでは無く、目的があってその地に置かれたのです』
1960年代。超常現象研究家のアイヴァン・T・サンダーソンは、プラトンの著書を基に独自のグリッド説を打ち立て、それが他のワールドグリッド説の基礎となっている。
前出のチルドレス氏が語る。
『研究者たちは、地球を覆うエネルギーには幾何学的な構造があるという仮説を立てました。そしてそれは、ギザの大ピラミッドから始まると言ったのです。大ピラミッドから、幾何学的に広がっているのです。
(世界の巨石遺跡が、大ピラミッドから八方位へ伸びた線上にある)
ロシアの研究チームが、地球で発見された巨石の建造物すべてを対象にして、本格的な調査を行いました。彼らが3300カ所の遺跡を調べると、すべてがこのグリッド上、つまり幾何学的に張り巡らされた線の上にあることが解かったと言います。
このグリッド上にある遺跡は、イギリスのストーンヘンジや西アフリカのストーンサークル、バミューダトライアングル、メキシコとペルーのピラミッド、イースター島などの島々、さらにはナン・マドール(*)のような奇妙な都市遺跡もあてはまりました』
(*)ミクロネシアにある、玄武岩で造られた大小92の人工島で構成された海上遺跡
ピラミッドやオベリスクなどの建造物があるパワースポットは、偶然に選ばれたのではないかもしれない。それらは何らかの構造体の一部で、その「位置」が非常に重要だと考えられるのだ。
世界の古代文明は、それぞれの神殿を回路基板のように相互接続させていたのではないかと推測する研究者もいる。神殿と神殿をつなげることによって、その建造物にエネルギーを与え、エネルギーの流れをつないでいたのかもしれない。
前出のチルドレス氏は語る。
『地球の全体像を観て、すべての遺跡の位置を管理している人がいるのでしょうか。何者かが宇宙から地球を眺めて、世界中の建造物をどう配置しようかと考えているかのようです。そんなことができるのは、宇宙人しかいません!』
古代の建造物が宇宙と関わる機能を果たすために配置されたとしたら、そのシステムの一部は今も稼働しているのだろうか。そうだとしたら、地球を超えた目的があるのか。
(つづく)
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地球上のあらゆる場所に配置されたピラミッドやオベリスクのような建造物は、すべて計画的に配置されたものである可能性が高いということのようだ。では一体誰が・・・宇宙人?
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