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もう一つの地球・3 [UFOと宇宙人14]

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(キシュの粘土板)

イラク、ウハイミル。古代シュメールのキシュという都市があったこの場所で、考古学者たちが世界最古の文書を発掘した。「キシュの粘土板」は紀元前3500年のモノであるとされ、シュメールのくさび形文字やエジプトの象形文字より100年程前の時代だという。

頭で考えたことを文字で表現する能力の発達は、ヒトとそのほかの動物を分かつ最初の転機であったとされる。それから5000年をかけて人類は電気を手に入れ、原子を分割し、コンピュータを作り、そして月へと到達した。短期間でここまで飛躍的な発展を遂げた生き物は、他に例を見ない。

生物学者のキルステン・フィッシャー女史は語る。
『ヒトの進化は他の動物よりもかなり速く、最初の人類から現在までわずか数百万年です。人類はなぜ、現在のように高度な技術を持つまでに進化したのか。その理由や経緯というのは、非常に興味深い問題だと思います。地球上で他に例を見ない進化と言えます。知的な生物は他にもいますが、人間のような技術を持つ種はいません。私達人間がジャングルに戻った場合、その多くはそこで長く生存するのは難しいでしょう。人間は知能が役に立たない状況に置かれると、多様な環境に適応して生きていくことが出来ないのです』

生物学者によれば、人間はその高い知能だけでなく、生理学的な面においても、他の動物と大きく異なるという。

前出のフィッシャー女史が語る。
『人間は、特殊な生き物です。例えば馬は、生後すぐに歩き回り、自分のことができるようになります。でも、生まれたての人間は違います。ヒトは、まだ未熟な段階で生まれてきてしまうのです』

アリゾナ州立大学の宇宙生物学者ポール・デービス氏が語る。
『人間には高い知能が備わっていますが、一方で、とてももろい面もあります。二足歩行になったおかげで前足が自由になり、道具を使うことができるようになりました。でも、その代償として、背骨に問題を抱えるようになったのです。腰痛は他の霊長類には見られない現象ですが、現代人にはとてもよくある症状なのです』

2013年。生態学者のエリス・シルバーは著書の中で、人間は地球で生まれたわけではないと主張した。だからこそ人間は、生態的にこの地球に適応できないのだという。

作家のマイケル・バラ氏が語る。
『エリス・シルバーは、人間は地球では無く、別の天体で進化したのではないかという仮説を立てたのです。それは、とても大胆で、かつ興味深い内容を提起しています。例えば、ヒトは長時間太陽に当たると、様々なダメージを受けます。なぜ人間は、太陽にこれ程弱いのでしょうか。それは、もともと太陽以外の恒星の元にいたからだと言うのです。また、ヒトのDNAには、地球上の他の生物には見られない遺伝子が、223個もあります。つまり、人間だけが特殊なのです』

宇宙飛行士が地球を離れると、彼等の生態リズムは地球上にいた時の24時間から、わずかに変化することが明らかになっている。宇宙での人間の生態リズムは、火星の1日の周期と同じ長さなのだ。

人間の生態や行動のパターンは、この地球上の他の生物とは明らかに異なる。このためシルバーは、人間は地球外で生まれ、のちに地球に連れて来られ繁殖したのだという説を打ち立てたわけである。

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      宇宙人+ネアンデルタール人=
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         ヒト・・・?

『人間は他の天体系から、いわば移殖されてきたという訳です。そして、もともと地球にいたネアンデルタール人と出会い、異種交配したのかもしれません。人間は、ネアンデルタール人と宇宙人とのミックスだという考え方です』
こう話すのは、作家のデビッド・チルドレス氏である。

シルバーによる「人間の生理学的観察」は、人間が交配種であることを示唆している。ヒトの起源は、本当に地球外の天体系なのだろうか。古代宇宙飛行士説はこの仮説を支持しており、様々な宗教の物語からもそれは明らかだという。

モルモン教会の指導者に、ブリガム・ヤングという人物がいる。彼は聖書のアダムは地球では無く別の星で生まれ、のちにこの地球に連れて来られたと主張している。ユダヤ神秘主義の文書「ゾハール」にも、同じように書かれている。

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《アダムの創造》神が、最初の人類たるアダムに生命を吹き込む場面を表現している

アダムには、両親がいたと言われている。しかし、神は、アダムをもといた場所から引き離してしまった。それが、異次元なのか別世界なのかは解からない。だが、人間は半分が肉体であり、半分はもっと偉大な「何か」なのであるという。

ジョルジョ・ツォカロス氏は、次の様に述べる。
『古代宇宙飛行士説によれば、私達は神に似せて創られました。その物語は、世界中の伝説に登場しています。アメリカ先住民の物語には、地球全体に種が蒔かれたのだと、ハッキリ記されています』

『昔からアメリカでは、人間は地球で生まれたのではないと考えられていました。例えば、アメリカ先住民族のホピ族は、人間の祖先はオリオン座から降り立ったスターピープルだと、信じています』

作家のローガン・ホークス氏がこう語る様に、人類はこの地球で生まれたわけではないのだろうか。だからこそ、ヒトは常にもう一つの地球を求めているのかもしれない。その答えは、世界各地に伝わる、永遠に失われた楽園の物語に隠されている。
(つづく)


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アダムが描かれた絵画(アダムの創造)をよく見ると、彼の腹部にはヘソが描かれている。ヘソがあることは、胎児であった証拠だと言える。神が創った最初の人間なら、ヘソは必要無いはずだ。アダムに両親がいたという話は、まんざらウソでは無いかもしれぬ。



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