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仮面ライダーストロンガー21 [ライダーストロンガー・ドラマ2]

《第38話 出現!ライダー1号2号!!(後編)》

【マシーン大元帥】
【ヨロイ騎士】
【磁石団長】  登場

【前回までの話は・・・宿敵ジェネラルシャドウを倒したストロンガーだが、自らも深手を負い、V3・ライダーマンと共にデルザー軍団に捕らわれの身となってしまう。魔人ケ滝で処刑直前のストロンガーを救出したのは、仮面ライダー1号・2号であった。マシーン大元帥を捕らえたライダー1号と2号は、V3とライダーマンを救出すべく、ふたりが捕まっているアジトへマシーン大元帥を道案内させるのだった・・・】

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◆マシーン大元帥の案内でアジトへやってきた1号・2号ライダーに、大元帥は指差すトビラの向こうにV3とライダーマンが捕らわれていると言った。ふたりは何かの仕掛けを警戒して、そのトビラをマシーン大元帥に開けさせることにした。

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マシーン大元帥はゆっくりとトビラの前へ進んでいくと、頑丈そうに作られたトビラのカギを開けるためダイヤルを回した。そしてトビラの取っ手をつかんで回した次の瞬間、床が抜けて大元帥は落下していった。落下したあと、床板はすぐ元通りになった。

『しまった!脱出口だったのか・・・』(2号)
『バカメ!裏の裏をかいたのだ!はるばるくたばりに日本へ帰って来るとは、ご苦労なことだな!アハハハ』

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マシーン大元帥のあざ笑う声が、聞こえて来た。すぐに部屋のあちこちから黄色い毒ガスが噴出して、ふたりのライダーはピンチに陥ってしまう。早く脱出しないと、この毒ガスにやられてしまう。ふたりは脱出しようと壁や天井を叩くが、内側からではビクともしない。

最初からここへおびき寄せるデルザー作戦に、1号・2号ライダーはまんまとはまってしまったのだった。毒ガスの影響が出て2号がガックリと片膝をついて倒れかけたその時、外側からドリルキックで壁に大きな穴を開けて現れたのはストロンガーだった。

3人はすぐに、この部屋を脱出した。脱出の際に1号ライダーは、アジトの壁に貼ってあった「破壊活動計画書」を見つけた。手に取って目をとおした1号は、デルザー軍団の本当の狙いがどこにあるのかをそれで知るのだった。

山道をカブトロー、1号サイクロン、2号サイクロンの順で走っていく仮面ライダーたち。山道の途中にある吊り橋を、三人ライダーはマシンを降りて徒歩でいく。急ぎ橋を渡って行く3人ライダーが吊り橋の中央付近にさしかかった時、吊り橋が大爆発を起こした。

周辺より高く四方が見渡せる岩場の上から三人の動きを双眼鏡で注目していたマシーン大元帥が、予め仕掛けておいた爆薬を爆発させたのであった。

『三人の死体は、見つかりません!』

部下からの報告を聞いたマシーン大元帥は、三人とも木っ端みじんに吹っ飛んでしまったものと思い、この現場を離れて磁石団長が指揮する東京湾の爆破計画地へ行こうとしていた。そこへ現れた3人ライダー。

三人のうち、2号ライダーがマシーン大元帥を相手に戦い、ストロンガーと1号ライダーは戦闘員達を片付けるとすぐに東京湾の爆破計画地へと向かうのだった。その頃、磁石団長は、東京湾内のとある島を爆破する計画を実行に移そうとしていた。

『この島を吹き飛ばせば、港に津波が起きて逆流し東京は水没する。すぐ準備にかかれ!』

部下たちに爆薬を仕掛けるよう促す磁石団長。この計画を邪魔されないように警戒するのが、ヨロイ騎士の役目であった。各々マシンに乗って東京湾へ向かうストロンガーと1号ライダーの前に、トラックでバリケードを作ってヨロイ騎士と部下たちが邪魔をした。

『ここから先へは行かせぬ!』(ヨロイ騎士)
『貴様たちの相手は、俺だ!』(1号ライダー)

ストロンガーに先へ行くよう促すと、1号ライダーはヨロイ騎士に立ち向かって行った。一方、島の防波堤に爆薬を仕掛け終わった部下たちと磁石団長は、自分達がまきこまれないよう安全地帯まで下がって爆破準備に備えていた。

『さぁ、おもしろいモノをみせてやるぞ!』

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磁石団長が爆破ボタンを押すと、島は爆破しなかった。カチカチカチと何度爆破ボタンを押しても、何も起こらなかった。

『なんだ、これは!もう一度、爆薬を仕掛け直して来い!』

磁石団長が部下の戦闘員達に怒りをぶつけると、部下たちは慌てて爆破現場へ向かった。だが、磁石団長は思う。

『どうも、アイツらは頼りにならん。オレが直々にしかけるとするか!』

部下たちの後を追って爆薬を仕掛けた現場へ磁石団長が着いてみると、なぜか部下たちは全員倒れていた。何者かに襲われたのか、それとも・・・

『ドイツもコイツも、だらしねえ!』

文句を言いながら、倒れている部下たちを足蹴にする磁石団長。すると、最後に足蹴にされた部下がスルスルと立ち上がり、磁石団長に殴りかかってきたのだ。仮面を取ると、それは城茂だった。

『貴様、城茂!』
『残るは、貴様ひとりだ!』

防波堤で戦いだす、城茂と磁石団長。城茂は、磁石団長の怪力で海に投げ落とされてしまったが、逆再生したビデオテープのように海の中からストロンガーが現れた。

『ヨロイ騎士とマシーン大元帥は、今頃はライダー1号・2号に倒されている!デルザー軍団の最期だ!』(ストロンガー)

その頃、2号ライダーはマシーン大元帥と、1号ライダーはヨロイ騎士と、それぞれ雌雄を決する戦いをしていた。何かの前触れか、奇岩山の人面岩がまるで生き物のように赤い両目を見開いて、口を大きく開けた。

【ナレーション】 遂に7人の仮面ライダーが、日本に勢ぞろいした。デルザー軍団との最後の決戦は、果たしてどうなるのであろうか。そして、謎を秘める奇岩山の人面岩の正体とは、何なのであろうか。
(終わり)


★★★★★★★★★★★★
本編では書かなかったが、アジトでワナにかかった先輩ライダーたちを助けに来たストロンガーは、毒ガス部屋に閉じ込められた先輩ライダー達に向かい、「こんなことだろうと思っていた」と告げるのだ。まんまとワナにはまった先輩ライダーたちを、コケにした言い方にも聞こえるけどな(笑)



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