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ナスカの地上絵・4 [UFOと宇宙人11]

1848年、アメリカ・オハイオ州プレザントヒル。スミソニアン協会が、全長400メートル余り、高さ1メートル近い形象墳(けいしょうふん)の調査を行った。

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ナスカの地上絵と同じく、「サーペント・マウンド」と呼ばれるこの塚がヘビの姿に見えることは、上空からしか確認できない。
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ズニ族の長老、マフーティ氏が語る。
『先住民の言い伝えでは、これを「羽毛の生えたヘビ」と呼んでいます。メキシコで「ケツァルコアトル」と呼ばれる神と、同じものでしょう。羽毛の生えたヘビと呼ばれるようになったのは、天から何かが降臨したためと思われます。つまり、地球の外から何かがやってきたのです。これを検証するには、サーペント・マウンドの他にもいくつかある、先住民が「祈りの場」と呼ぶ場所を調べるべきでしょう。聖地には、地球を健やかに保つためのモノが存在します。こうした場所には、磁気システムやレイライン(*)が存在していることもあれば、遠い昔に別世界からの入口があったとも言われているのです』
*古代の遺跡群が、直線的に並ぶように建造されている状態を指す言葉

専門家によれば、この土地に住んだフォート・エンシェント文化を担った先住民が、およそ千年前にこうした塚を造ったというが、それは何故だったのだろう。

作家のフィリップ・コパンス氏が語る。
『サーペント・マウンドは、北アメリカでも、とりわけ重要な遺跡と言われています。この遺跡は、まるで重要な土地を訪れようとしている空の上の何者かに、この場所を指し示しているかのようにも見えます』

何百年もの間、存在を知られなかったことは、ナスカの地上絵にも共通する。なぜ地上からでは認識できない巨大な塚を、築いたのだろうか。サーペント・マウンドは、およそ3億年前に隕石が衝突してできた穴(クレーター)の縁に作られているが、ここに手がかりはないだろうか。これは単なる偶然なのか、あるいは希少な元素があることを示す目印だったとは考えられないか。その元素とは、隕石に多く含まれるイリジウムだ。

物理学者、天文学者のマイケル・デニン氏は語る。
『イリジウムは、導電性の高い元素です。希少元素の一つですが、多量に存在する地域には特徴があります。過去に隕石の衝突が起こったか、あるいは溶岩が流れ出た場所なんです』

前出のフィリップ・コパンス氏の話。
『サーペント・マウンドのイリジウム含有量は、通常の10倍もあります。ここは、太古の昔かあるいはもっと後の時代に、イリジウム採掘に訪れた宇宙人を称えるモノだったのでしょう』

作家で,、超常現象を研究するヒュー・ニューマン氏が語る。
『サーペント・マウンドでは、磁気異常がおこっているために、磁力や重力が変化しています。人間の意識にも影響するものですから、こうした遺跡が特別な場所を選んで造られた可能性は高いのです』

サーペント・マウンドは、宇宙人がエネルギーとしたイリジウムの採掘場を示した目印だったのだろうか。だとすれば、この塚とナスカ、それぞれの地中に見られるエネルギーには関連があるのではないか。世界各地でみつかった謎のミステリーサークルに、更なる手かがりがあると考えられる。

1978年、イギリス・ウィルトシャー。ロンドンの西、およそ140キロに位置する静かな田舎町に、ミステリーサークルが一夜にして現れるという現象が起こり始めた。ナスカと同じく、ここにも空からのみ確認できる幾何学図形が描かれた。

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『それは、エネルギーの球が畑を飛び回ったことで、複雑な図形が作られたものと言われています。ナスカの地上絵を描いたのが宇宙人だったなら、今もこうしてメッセージを送っているのかもしれません』
このように語るのは、作家のジェイソン・マーテル氏だ。

正統派の科学者達は、ミステリーサークルと宇宙人との関連を認めてはいない。しかし、古代宇宙飛行士説では、目に見えることだけを検証していては不十分と考える。

ミステリーサークルのいくつは、悪ふざけで作られたものであったと判明してはいるものの、これですべてが説明できたわけではない。人力にしては、あまりにも速く完璧に作られている。空に光が現れて、ほんの数時間でできたものもある。ミステリーサークルと地上絵との間に関連はあるのか。

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作家のニック・レッドファン氏が語る。
『現在では、宇宙人か人間以外の知的生命体によって、ミステリーサークルが作られていると言われています。これは、人類に向けてのメッセージだというのです。
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ミステリーサークルとナスカの地上絵を比較しても、作られた場所が砂漠の上かトウモロコシの畑かという違いがあるだけです。デザインも似ていますから、メッセージもそう変わらないでしょう。ただ、時代に合わせて進化し、描かれた国も変わっています』

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作家のマイク・バラ氏はこう話す。
『古代の人々は、コミュニケーションに石を使いました。現在では、世界中にミステリーサークルが作られています。特にイギリスのものは、ナスカの地上絵よりもはるかに複雑化していて、間違いなく交信手段であると思われます』

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エイリッヒ・フォン・デニケン氏は、主張する。
『何者かが交流を望んでいることを、人間は理解できていません。朝起きて畑にきれいな円が出来ていたとしても、こんなものは風かケモノによって出来るものだと思い込みます。人間はあまりにも傲慢で、コミュニケーションを図ろうとしないのです』

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古代宇宙飛行士説で言われるように、ナスカの地上絵とミステリーサークルとの間には、深いつながりがあるのだろうか。ここに、今だ解読されないメッセージが込められていたとしたら、何を伝えようとしていたのだろう。

二千年前に描かれた奇妙な地上絵が、近年見つかった。この絵の中に、答えが隠されているのではないだろうか。(つづく)


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ミステリーサークルは複雑にして美しく、不思議な魅力がある。果たして、人智の及ばない亜空間からやってきた者の仕業か?

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ナスカの地上絵・終 [UFOと宇宙人11]

2011年、中東。衛星や航空写真によって、シリアやサウジアラビア、ヨルダンに石を使って描かれた車輪が数多く存在していたことが分かった。
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1927年にはじめて発見されたこのストーン・サークルは二千年以上前のもので、その数は数千あるとみられている。直径は25メートルから60メートル。車輪は世界に共通するモチーフだとも言われるが、

ジャーナリストのリンダ・ハウ女史は次のように考える。
『古代に築かれたものはすべて、高度な生命体が関係していたように思えます。何らかの目的があったはずです。スポークの付いた見事な円が何者かによって描かれていますが、これと同じものが遠く離れたペルーにもあります。ペルーの位置と中東地域であるシリア、ヨルダン、サウジアラビアの位置を見ますと、別々の半球の上にありますがよく似た図形が描かれています。これは、交信の手段だったとは解釈できないでしょうか』

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(上;中東のストーン・サークル、下;ペルーの地上絵)

インターネットの衛星写真が登場したおかげで、中東版ナスカの地上絵と呼ばれるこの絵が見られるようになった。上空からしか認識できない謎の地上絵や建造物の解明に向けて、新たな一歩が踏み出されたと言えるのではないだろうか。

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作家のジェイソン・マーテル氏が語る。
『天と交信しようとした土地は、ナスカだけではありません。新たに構造物や地上絵が見つかるにつれて、こうした遺跡は地理上の重要な地点に置かれた宇宙人のための目印だったのではないかと言われる様になりました』

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ナスカや世界各地で見つかった奇妙な地上絵は、何の為に描かれたのだろうか。宇宙から訪れた者を導く標識だったのか。あるいは、人類に向けた重大なメッセージが込められたものなのだろうか。

1972年に、宇宙学者のカール・セーガンは、地球外知的生命体が宇宙に存在するなら、交信の手段は数学になるだろうと言っている。

物理学者で天文学者のマイケル・デニン氏の話。
『交信手段に関していえば、カール・セーガンも言ったように、数学を共通言語とした方法を考えていくべきでしょう。円は普遍的な形をしていますし、幾何学図形は宇宙のどこであろうと等しく存在するものだからです』

別世界の者達は、我々と交信するために基礎的な数学と幾何学を利用したのだろうか。その証が、ナスカや世界各地にみられる地上絵にあるのだろうか。

人類は太古の昔からずっと、宇宙からのメッセージを受け取り続けてきたのではないだろうか。いつしかこれが解読されないようになり、こうして残されたのではないか。

作家フィリップ・コパンス氏の話。
『ナスカの人々は、自分達の作るものが未来永劫、効力を持ち続けると考えていたのでしょう。実際に、地上絵は今も残っています。これは神に向かい、「どうか私達の元へ下りて来てくれ」と古代人が訴えかけるものでした。しかし長い年月を経て、地上絵が古代宇宙飛行士説を象徴するものとなり、神の着陸地点だったと考えられるようになったとは何とも皮肉なことです。時や空間や文化が変わるに従って多少の変遷はありますが、地上絵の基本的なメッセージは変わらずに残り続けています』

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作家のデビッド・チルドレス氏が語る。
『一見するとナスカの地上絵は、動物や何かの形を簡略化して描いたもののように見えることでしょう。しかし、図形や直線は驚くほどに精密なもので、数学が使われ、地球のエネルギーの流れをなぞっているのです。ですから、図形や直線の形、又、これが指し示す方向や交差した地点には、何か意味があるのでしょう』

古代宇宙飛行士説で言われるように、ナスカの地上絵は世界規模で広がるコミュニケーション・ネットワークの一部で、遠い昔から地球を訪れ続けた宇宙人と、深い関わりがあったのではないだろうか。

だとすれば、この交信手段は、我々人類のために作られたのか。あるいは、宇宙に住む異星人のためのものだったのか。奇妙な図形や記号は、人類のそう遠くない未来を暗示したものなのか。もしくは、再び戻って来るようにと宇宙人に送られた招待状なのかもしれない。
(終わり)


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結局のところ、巨大な地上絵はナスカ人によって描かれたものか、それとも人類と交信するために宇宙人が描いたのか、結論は出ていない。当時、あれだけ大きな絵をうまく描こうとしたら、空から見ないと描けないことを考えれば、やはり宇宙人が描いたのかなぁ・・・

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