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ナスカの地上絵・終 [UFOと宇宙人11]

2011年、中東。衛星や航空写真によって、シリアやサウジアラビア、ヨルダンに石を使って描かれた車輪が数多く存在していたことが分かった。
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1927年にはじめて発見されたこのストーン・サークルは二千年以上前のもので、その数は数千あるとみられている。直径は25メートルから60メートル。車輪は世界に共通するモチーフだとも言われるが、

ジャーナリストのリンダ・ハウ女史は次のように考える。
『古代に築かれたものはすべて、高度な生命体が関係していたように思えます。何らかの目的があったはずです。スポークの付いた見事な円が何者かによって描かれていますが、これと同じものが遠く離れたペルーにもあります。ペルーの位置と中東地域であるシリア、ヨルダン、サウジアラビアの位置を見ますと、別々の半球の上にありますがよく似た図形が描かれています。これは、交信の手段だったとは解釈できないでしょうか』

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(上;中東のストーン・サークル、下;ペルーの地上絵)

インターネットの衛星写真が登場したおかげで、中東版ナスカの地上絵と呼ばれるこの絵が見られるようになった。上空からしか認識できない謎の地上絵や建造物の解明に向けて、新たな一歩が踏み出されたと言えるのではないだろうか。

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作家のジェイソン・マーテル氏が語る。
『天と交信しようとした土地は、ナスカだけではありません。新たに構造物や地上絵が見つかるにつれて、こうした遺跡は地理上の重要な地点に置かれた宇宙人のための目印だったのではないかと言われる様になりました』

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ナスカや世界各地で見つかった奇妙な地上絵は、何の為に描かれたのだろうか。宇宙から訪れた者を導く標識だったのか。あるいは、人類に向けた重大なメッセージが込められたものなのだろうか。

1972年に、宇宙学者のカール・セーガンは、地球外知的生命体が宇宙に存在するなら、交信の手段は数学になるだろうと言っている。

物理学者で天文学者のマイケル・デニン氏の話。
『交信手段に関していえば、カール・セーガンも言ったように、数学を共通言語とした方法を考えていくべきでしょう。円は普遍的な形をしていますし、幾何学図形は宇宙のどこであろうと等しく存在するものだからです』

別世界の者達は、我々と交信するために基礎的な数学と幾何学を利用したのだろうか。その証が、ナスカや世界各地にみられる地上絵にあるのだろうか。

人類は太古の昔からずっと、宇宙からのメッセージを受け取り続けてきたのではないだろうか。いつしかこれが解読されないようになり、こうして残されたのではないか。

作家フィリップ・コパンス氏の話。
『ナスカの人々は、自分達の作るものが未来永劫、効力を持ち続けると考えていたのでしょう。実際に、地上絵は今も残っています。これは神に向かい、「どうか私達の元へ下りて来てくれ」と古代人が訴えかけるものでした。しかし長い年月を経て、地上絵が古代宇宙飛行士説を象徴するものとなり、神の着陸地点だったと考えられるようになったとは何とも皮肉なことです。時や空間や文化が変わるに従って多少の変遷はありますが、地上絵の基本的なメッセージは変わらずに残り続けています』

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作家のデビッド・チルドレス氏が語る。
『一見するとナスカの地上絵は、動物や何かの形を簡略化して描いたもののように見えることでしょう。しかし、図形や直線は驚くほどに精密なもので、数学が使われ、地球のエネルギーの流れをなぞっているのです。ですから、図形や直線の形、又、これが指し示す方向や交差した地点には、何か意味があるのでしょう』

古代宇宙飛行士説で言われるように、ナスカの地上絵は世界規模で広がるコミュニケーション・ネットワークの一部で、遠い昔から地球を訪れ続けた宇宙人と、深い関わりがあったのではないだろうか。

だとすれば、この交信手段は、我々人類のために作られたのか。あるいは、宇宙に住む異星人のためのものだったのか。奇妙な図形や記号は、人類のそう遠くない未来を暗示したものなのか。もしくは、再び戻って来るようにと宇宙人に送られた招待状なのかもしれない。
(終わり)


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結局のところ、巨大な地上絵はナスカ人によって描かれたものか、それとも人類と交信するために宇宙人が描いたのか、結論は出ていない。当時、あれだけ大きな絵をうまく描こうとしたら、空から見ないと描けないことを考えれば、やはり宇宙人が描いたのかなぁ・・・



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