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エリア52・1 [UFOと宇宙人25]

2013年8月15日、アメリカ合衆国のバージニア州ラングレー。エリア51として知られる軍の極秘研究施設については、何十年もの間、秘密事項とされてきたが、遂にその存在を認めるCIA文書が公開された。

元イギリス国防大臣のニック・ポープ氏が語る。
『歴史的な発表でした。長年UFOや陰謀説を信じる人々がウワサして来たとおり、エリア51が実在することが明らかになったのです』

作家のマイケル・バラ氏が語る。
『アメリカ政府は、情報公開法の開示請求によって、その存在を認めざるを得なくなりました。公開までに十年近くかかり、やっとエリア51があるという公然の事実が明らかになったのです』

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ネバダ州南部の砂漠に位置するこの極秘基地は、1995年以降、U-2偵察機やF-117 ステルス戦闘機の開発など、最も機密性の高いプロジェクトの中心施設としてみなされてきた。だが、エリア51には、さらに大きな秘密が隠されていると考える者も多い。そこに地球外生命体との接触に関わる究極の証拠があると言うのだ。

前出のポープ氏が語る。
『エリア51の存在が認められたことは重要な出来事でしたが、多くの人々が期待した答えは出ず、墜落したUFOがそこに保管されているというウワサが本当かどうかは、いまだに謎のままです。政府は沈黙を守っています』

前出のバラ氏が語る。
『政府は、最低限の情報しか公開しませんでした。十分な情報を出さなかったということは、エリア51で実際に何が行なわれているのか、知られたくないように思えるのです』

作家のリチャード・ドーラン氏が語る。
『これまで幾度となく、エリア51の関係者がマスコミなどに事実を暴露してきました。彼らは、エリア51に地球外のマシンがあるとハッキリ語っています。一説によると、地球外文明の非常に高度な推進装置をリバースエンジニアリングするために、専門家や技術者、物理学者などが集められたと言います。その研究を行う施設が、エリア51だったのです』

前出のバラ氏が語る。
『エリア51には地球外の技術を使った宇宙船があり、そこからテスト飛行に飛び立っているというウワサもあります』

エリア51の科学者達は、地球外の宇宙船を分析し、その技術を再現することに成功したのだろうか。

前出のドーラン氏が語る。
『30年ほど前から、その基地の周りで観察している人達がいます。彼らは、光る物体が直角に方向転換したりジグザグに飛んだりしているのを、観ているのです。それは通常の航空機とはまったく違い、どんな推進技術が使われているのか解からないと言います』

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(エリア51の航空写真)
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(地下施設・イメージ)

だが、もしアメリカ政府がエリア51で超極秘の軍事研究を行い、そこに宇宙人との接触に関わる証拠を隠しているとしたら、現在はどのようにして秘密を守っているのだろうか。その基地の存在や研究内容が知られてしまった今、戦略的な軍事施設として、使用できなくなったのではないだろうか。

その答えを探るために、古代宇宙飛行士説を提唱するジョルジョ氏が、ネバダ州ヘンダーソンへ向かった。ジョルジョ氏が訪ねたTD・バーンズ氏は、40年以上電気技師としてエリア51で軍の機密プロジェクトに携わった人物だ。
以下は、ジョルジョ氏(G)とバーンズ氏(B)の会話。

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B;『これは、2009年の写真です。この時初めて、妻が私の仕事場を知ったのです』
G;『2009年ですか。いつから働き始めたのですか』
B;『1960年です』
G;『ということは、50年近く秘密にしていたわけですね。何を研究していたのですか』
B;『主に、ソ連製のレーダー機器です』

G;『そうですか。これは仮定の話ですが、UFOの墜落機を手に入れたとしたら、その技術
  を分析して再現できるでしょうか』
B;『出来ると思います。1980年代から既に、“神の杖”を開発していましたからね。これ
  は、地球の軌道上を周回する軍事衛星から大気圏を突破できるスピードで金属棒を発射
  して、地上の軍事施設などを攻撃する兵器です』

G;『ワーオ!それは、秘密裡に進められていた宇宙計画ですよね。現在も同じような宇宙
  計画が、存在していると思いますか』
B;『今はもっと多いでしょうね。更に高度な技術を使って、当時私達が開発していたもの
  を応用することが可能だと思います』
G;『そこで働いている頃、奇妙な飛行物体が飛んでいるのを見たことはありましたか』
B;『もちろんあります。それは見たことの無い飛行物体で、バスタブのような形でした。
  空飛ぶ円盤に似ていましたよ』

G;『ハァ~。光の速さを超えられるワープエンジンや反物質推進技術を開発しようとして
  いる状況については、どんな意見をお持ちでしょうか。実現可能な技術だと思います
  か』
B;『実際に、研究が進んでいます。新しい物質を使ったエンジンや反重力エンジン、その
  他いろいろな技術が大きく進歩していると思いますよ』
G;『それは、素晴らしい!』

TD・バーンズ氏が考えるように、エリア51で反重力技術や空飛ぶ円盤の再現に成功したとしたら、軍は今、何に取り組んでいるのだろうか。そして、今も極秘の開発を行う研究所として機能し続けているのなら、なぜ政府は何十年も隠してきたエリア51の存在を認めたのだろうか。

前出のポープ氏に、再び聞く。
『一つ考えられるのは、エリア51で行われていた研究が、別の場所へ移ったという可能性です。つまり、CIAや政府がその基地の存在を明らかに出来たのは、本当に秘密にしたいことがそこに無くなったからでしょう。ですから大事なのは、エリア51で今何が行なわれているかではなく、エリア52、53、54についてだと思います』

エリア52、53、54。より厳重に警備された極秘施設が存在し、そこで地球外の技術を再現する研究が続けられているのだろうか。

航空宇宙エンジニアでSF作家のトラビス・テイラー氏が語る。
『一か所の大きな施設で研究を行なえば、一般市民から隠すのが困難になるので、賢い方法とは言えません。ですから、エリア51のような場所で地球外の宇宙船を分析したり再現したりすることは、少し時代遅れのやり方だと思います。私なら、各地に分散させて開発を行うでしょう』

政府当局がエリア51の存在を明らかにしたのは、カムフラージュとして使おうと考えたからなのだろうか。さらに大きなプロジェクトを進めている数多くの施設から、人々の注意をそらすためなのかもしれない。

前出のバラ氏が語る。
『政府がエリア51の存在を認めたのは、偽装工作だと思います。そこは巨大な地下施設です。様々な研究の中から、本当に知られたくないモノだけを別の場所に移すのは、容易いでしょう』

エリア51で何が行なわれているのかということに市民の関心が向いているうちに、政府は地球外の技術に関する研究を、アメリカ各地にある戦略的な施設に分散させたのだろうか。その答えを探るために、ネバダの砂漠で現在進行中だという、大規模なトンネル工事について調査してみよう。
(つづく)


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人々に知られたくない情報を新しい施設へ移した後に、政府はウワサの基地の存在をようやく認めたということらしい。。。



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