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凶器のルーツ・4 [UFOと宇宙人21]

空を駆け抜ける無人航空機。それは超音速で飛び、機関砲から火を噴く。自ら敵を探し出して爆破する様、プログラムされたミサイルを発射する。その破壊効果は絶大で、最も強力なハイテク兵器である。だが、もしも軍の機密計画の中に、二千五百年以上昔に書かれた古代インドの文書「マハーバーラタ」の内容が記されていたとしたら、どのような可能性が考えられるだろうか。

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(無人機から発射されたミサイルが、目標に向かって飛んで行く)

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(神々の戦いの画)

作家のデビッド・チルドレス氏が語る。
『古代インドの叙事詩には、神の戦いの目撃証言が記されており、恐ろしい兵器の数々が綴られています。ミサイル、核兵器、町を溶かし破壊する大規模なレーザー兵器などもあります。このような話が何の根拠もなく書かれたとは、私には思えないのです。文字が発明された時に最初に祖先が書き留めたモノは、自らの歴史で実際に起こった事柄だったはずです』

人類が何千年ものちになって、やっと開発することになる高度な武器が、なぜ古代の戦争の記録に記されているのだろうか。古代宇宙飛行士説では、その答えとして、マハーバーラタに数々記された高性能兵器を挙げる。多くは、現代に使用する兵器と驚くほどよく似ている。中でも、ヴィシュヌ神が使った火を放つ武器は敵を見つけ出すことができたと、

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(ヴィシュヌ神)

宗教学を教えるディーパック・シムカーダ氏は言う。
『ヴィシュヌは、空飛ぶ誘導ミサイル「ナーラーヤナストラ」を持っていました。ひとたび発射されれば、動く物すべてを攻撃したと言います。動きを検出して、敵を認知する機能があったと文書には書かれていますが、現在使用されている兵器にそっくりです。

そのほか、熱探知できる武器もありました。熱探知は非常に有効な方法で、戦闘機で敵機の背後からミサイルを撃つ際には、熱を持つエンジンをターゲットにします。パイロットが追尾を止めても、ミサイルはターゲットを見失うことなく追い続けます』

出版編集者のジョルジョ・ツォカロス氏が、語る。
『もちろん、これが自然現象だった可能性はあります。雷や稲妻、地震などがありますが、そのどれをとっても、赤外線追尾ミサイルらしき記述とは結びつかないのです』

誘導ミサイルだけでは無い。マハーバーラタには、神の持つ高性能兵器が次々に登場する。

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(7本の矢が一度に飛んでいく武器、パシュパタアストラの画)

前出のシムカーダ氏が続ける。
『マハーバーラタには、46の兵器が記されています。それぞれが特別な機能を持っています。例えば、パシュパタアストラは矢が7倍に増えるという兵器です。一度に7つの標的を倒すことができます。シャルバという悪魔は、乗り物の姿を消すことができると言われますが、ステルス機能を搭載した飛行体だったとも考えられます。

また、人々を眠らせたとも言われますが、神経ガスが関係していたかもしれません。これらは非常に高度な兵器ですから、宇宙人から与えられたとしか考えられません』

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(最終兵器ブラフマーストラは、人物の下方にある箱形の武器)

マハーバーラタに記されたすべての兵器で最も強力なものは、「ブラフマーストラ」だろう。文書にも、決して使用してはいけないと警告されている。

前出のシムカーダ氏が続けて語る。
『ブラフマーストラは、最終兵器と言われています。ひとたび発射されれば、すべてを焼き尽くし、全世界を灰にするとされています。現代の私達が持ち、実際に使用もした核爆弾の威力を100倍にしたようなものでしょう。ですから絶対に使用してはならないのに、何者かがブラフマーストラを利用しようとするのです。そのジレンマが、マハーバーラタの物語に語られています。

現在インドではロケット計画が進行中で、ロケットの一つにはエネルギーを司る女神シャクティの名が付けられています。これも、神聖な兵器と呼べるでしょう。インドでは古代の神話が見直されつつあり、現代の技術でそれを蘇らせようとしているのです』

何千年も前に地球を訪問した異星人は、現在人間が直面する核による絶滅と同じ問題を抱えていたのだろうか。そして、世界中の軍隊が持つ強力な兵器は、古代に異星人によって最初に使用された兵器を再現した物とも考えられる。それなら、古代の文書をさらに隅々まで調べて行くことで、我々の軍事の行く末も予言できるはずである。
(つづく)


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叙事詩とは、多くは民族その他の社会集団の歴史的事件、特に英雄の事績を、順を追って述べる作品とある。つまりマハーバーラタは、古代インドの神々(英雄)の戦いの様子を、順を追って書かれた記録ということになる。本文中で話しているように、文字が発明されたら、「こんなことがあった」と、自分達の周囲で実際に起こったこと(事実)を書くのが、自然であると思う。従って、マハーバーラタの内容は、事実なのではないだろうか。



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