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アブダクション・1(宇宙人による誘拐) [UFOと宇宙人19]

2007年7月16日。ロシアのカルムイク共和国、首都エリスタ。当時大統領だったキルサン・イリュムジーノフは、ゴールデンタイムに放送されたアルジャジーラのテレビ番組の中で、自分はおよそ十年前に宇宙人に誘拐されたことがあると語った。内容は以下の通り。

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『モスクワのアパートで、宇宙船に乗せられました。別の星へ連れて行かれ、戻してくれと頼みました・・・彼等は、人間と同様に知性を持っています。人間は、孤独ではないのです』

作家のニック・レッドファーン氏が語る。
『その時、イリュムジーノフは黄色い服を着た宇宙人に連れられて、UFOに乗ったと証言しています。そして、UFOの内部を案内してもらったそうです。連れ去られたのは一日くらいだったようですが、定かではありません。かなり遠い所へ行ったようです。それは、別の星でした。移動に使ったのは、巨大な宇宙船です。

彼の主張は確かに奇抜で、信じ難いモノです。ただ彼本人は初代大統領という高いキャリアを持ち、非常に成功した優秀な人物です。その彼が、誘拐のことをオープンに語るわけです。内容はともあれ、話す様子は至って正常でした。彼の証言は、非常に興味をそそるものがあります。

大統領という立場での発言ですから、当然彼の証言は人々の話題に上り、UFO現象にかなりの注目が集まることになります。つまり、宇宙人たちは彼を誘拐することで、その体験談が多くの人に広まり、UFOの存在が脚光を浴びることになるだろうと、想定した可能性があります』

宇宙人による誘拐、いわゆるアブダクション体験を告白した人の中で、イリュムジーノフは最も高い地位にいる目立つ人物だろう。しかし、アブダクション被害者は、世の中に数えきれないほど存在する。

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中でも有名なのが、ベティとバーニーのヒル夫妻による告白だ。二人は1961年に、アメリカのニューハンプシャー州で車から誘拐されたと言う。他にも、世界中のあらゆる文化や宗教背景を持つ男女や子供たちが、アブダクションの被害者となっている。

作家でドクターのデイビッド・ジェイコブス氏が語る。
『どこででも、起こり得る現象です。私は世界中の人から、告白の手紙をもらっています。重要なのは、出身地や文化などではありません。人間であるということだけです』

博物館館長のジョナサン・ヤング氏が語る。
『アブダクションには、いくつかの共通点があります。
・繰り返し起こること
・身動きが取れなくなること
・時間のズレを感じたり、長時間記憶が無くなったりすること です。
世の中で起こっているアブダクションの事例は、10件や20件では済まされません。全世界で、実に何千何万というおびただしい数の報告が寄せられているのです』

作家のデビッド・ウィルコック氏が語る。
『問題は、アブダクションが起きているかどうかではありません。起きていることは、間違いないのですから。大事なのは、なぜアブダクションが起きているのかという理由です。彼等は私達人間のどこに興味を抱き、宇宙船や他の星へ連れ去って医療実験のような事をし、また地球へ戻すのでしょうか?』

地球から連れ去られた大勢の人々は、その後何事も無く、元いた社会へと戻されているのだろうか。そこには、どんな目的があるのだろう。その答えを探すため、遠い過去に起きたアブダクションに目を向けよう。人々はかねてより、異次元の何者かに連れ去られていたと、前出のジョナサン・ヤング氏は言う。

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(モーセ)

『人間が別世界へ連れ去られる話しは、世界中の神話や言い伝えで、長年語り継がれています。つまり、世界共通の物語なのです。モーセは山に登り、十戒を手にして戻ってきます。それは石板に書かれており、のちに人々を導くものとなります。予言者のエノクやエゼキエルは天に昇り、そこで様々なことを学びます。

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(上;エノク 下;エゼキエル)

ケルト神話(*)では、妖精たちが人間を冒険へと誘います。そこには誘惑もあります。そして、悪魔に導かれて地獄へと足を踏み入れた人間がのちに逃げ出して、新たな知識や能力、強さを備えて戻って来たという話もあります』

(*)ヨーロッパ先住民族のケルト人たちが伝えてきた、アイルランドやウェールズ地方の神話・伝承を指す

宗教指導者のアリエル・バー・ツァゾック氏は、次のように述べる。
『興味深いことに、古代文明に残された物語と現代のアブダクションの物語を比べてみると、このふたつは非常に状況が似ていることに気づきます。似たような話は、何世紀にも渡って存在するのです。こうした物語はあまりに多く、そして広く親しまれているため、単なる作り話と考えるには無理があります。なぜ歴史を通して繰り返されてきたのかは分かりませんが、何か元となるものがあるはずです』

作家のキャスリーン・マクゴーワン女史は語る。
『アブダクションを考えるうえで大事なのは、人々は捕らえられたのではなく、解放されたということです。彼等は地球に戻されたのです。それは、なぜでしょうか?』

今で言う宇宙人のアブダクション事件は、数千年前から起きていたというのだろうか。連れ去られたのちに戻された人々は、さらに大きな計画の一部なのか。その答えを示す証拠は、東南アジアのジャングルで起こったという古代のアブダクションに、隠されているかもしれない。
(つづく)


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アブダクションされた人たちの身体には、インプラントが埋め込まれていることもある。例えば、あなたのヒザや背中に、知らないうちにメスで切ったような切り傷ができていないだろうか?



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