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バベルの塔・終 [UFOと宇宙人17]

スイスのジュネーブ。SERN(セルン)本部。各国の科学者たちが共同で、大型ハドロン衝突型加速器のアップグレードを行っている。世界最大かつ最強の原子核破壊装置であり、核爆弾の7万倍ものエネルギーを作ることができるといわれる。

この装置は、ヒッグス粒子、別名「神の粒子」の初期発見のかなめとなった。原子よりも小さな粒子で、宇宙が誕生した頃、他の素粒子に質量を与えたとされている。ヒッグス粒子は、私達が知る物理の法則の最後の要素だった。

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(大型ハドロン衝突型加速器の一部)

その発見とともに、科学技術の新たな時代が切り開かれたと、理論物理学者たちは言う。神の粒子の発見により、反重力、光の速度での移動、テレポーテーションが可能になり、軍事にも役立つかもしれない。ヒッグス粒子は最新の科学であり、これで何ができるのかはまだ解からないと、元NASAの科学者ロバート・フリスビー氏は言う。

ヒッグス粒子を神の粒子と名付けたのは、ノーベル賞を受賞した物理学者レオン・レーダーマンだ。彼は、「大型ハドロン衝突型加速器は、神の領域へと近づくバベルの塔だ」と言う。

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作家のウィリアム・ヘンリー氏が語る。
『彼の言葉をそのまま解釈すれば、神の粒子の発見やセルンによる大型ハドロン衝突型加速器の製造は、バベルの塔の建築と同じことだというわけです。バベルの塔は、人類が天界への扉、つまり星への扉を開こうとした最初の試みなのです』

数年以内にこの加速器は、より優れた装置にアップグレードされる予定である。それにより、人類が宇宙の仕組みを解明し、更なる飛躍を遂げることを科学者達は期待している。

前出のR・フリスビー氏が語る。
『アップグレードされると、これまでより13倍パワフルになります。物凄いエネルギーの上昇です。これほどのエネルギーを持つ装置は、この世で初めてです。これにより、何か新たな問題が発生するのではないでしょうか。パンドラの箱(*)なのかもしれません』

(*)パンドラの箱とは、神・ゼウスが天界でパンドラに持たせた箱で、彼女が地上に着いた時に好奇心でその箱を開けてしまったため、人間界にあらゆる災いが飛び出し、急いでフタを閉めたために箱の中には希望だけが残ったとされる

世界中の科学者たちが集まるセルンでの研究は、創世記に描かれた古代文明の中のバベルの塔の建設と同じなのだろうか。私達は天界と通じあうレベル、銀河系と通じあうレベルまで達する準備ができているのだろうか。それとも、人類の進化はふたたび、大きな力に押し戻されることになるのだろうか。

元英国国防大臣のニック・ポープ氏が語る。
『エジプト、ローマ、ギリシャなどの偉大な文明の多くは、過去に崩壊を経験しています。ですが、人類はふたたび立ち上がり、前進しています。そして今、人類は最後のジャンプを決めるところまで来ました』

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博物館館長のジョナサン・ヤング氏は、次のように語っている。
『皮肉にも、歴史は繰り返します。どの世代も同じ間違いを犯します。人は、人生の異なる時期に同じ間違いを犯します。このことは渦巻きのパターンで、前進の形であると主張する人もいます。(渦巻きの形は)円を描いているようでも、少しずつ前進しているからです』

宗教指導者のアリエル・バー・ツァゾック氏は語る。
『これは人類の運命です。あらゆる伝説や宗教からみても、人類は進化するものだということが解かります。人類はその運命を全うし、いつの日か、宇宙の真実、存在の真実を知ることができるはずなのです・・・必ず』

前出のW・ヘンリー氏が語る。
『私達が高い意識に到達し優れた技術を持つことは、地球外生命体が用意した長きに渡る計画なのかもしれません。彼等は、人類の進化を待っているのです。真実を明かすことが出来るレベルに達するまで・・・』

古代宇宙飛行士説にあるように、人類はその始まりからずっと、宇宙人が計画した道を歩み続けているのだろうか。地球外生命体は何千年もの間、我々の進化を監視し、時には助け、そして時には抑圧していたのだろうか。

人類の技術は進化し、地球外生命体の来訪や彼等の地球における存在は、隠しきれなくなってきている。人類の発展が何度も押し戻されたのは、完全なるディスクロージャー(情報公開)に備えるためだったのかもしれない。その準備ができたとき、私達は人類の真の可能性に気付き、地球外の祖先にも再開することができるだろう。
(終わり)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ヒッグス粒子は、存在が予言されていた17の素粒子のうち最後まで発見されなかった素粒子だが、2012年7月、欧州合同原子核研究機構CERN(セルン)でヒッグス粒子とみられる粒子が発見され、翌2013年3月にそれがヒッグス粒子であることが確認された。



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