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バベルの塔・3 [UFOと宇宙人17]

西暦391年、エジプト。ここ、アレクサンドリア図書館は、古代世界で最も多くの知識が眠る場所だったと言われている。そこが、炎に包まれた。図書館の蔵書が非正統的であり、異端的であるとみなしたテオドシウス1世が、独自の判断で図書館を燃やしたのだ。

紀元前3世紀にエジプト人の手によって建てられたアレクサンドリア図書館には、多岐の分野に及ぶ百万もの巻物が眠っていたという。天文学、数学、物理学、医学、哲学の書である。

キリスト教が宗教として力を持つようになると、やがて古代文明のおける学問が悪とみなされるようになったのである。蔵書には、十万年も前までさかのぼる地球の歴史に関する物もあったようだ。これらの書物がすべて破壊されたということは、人類の知識がゼロにリセットされたと言うことに等しい。

巨大な図書館に収められていた資料のうち、およそ95パーセントが燃やされてしまったと、研究者たちは言う。人類の歴史が、何千年分も空白にされたのだ。これはなぜだろうか。

アレクサンドリア図書館は、カトリック教会から異端だとみなされ、すべてを燃やされた。だが、本当にそれだけだろうか。古代宇宙飛行士説によれば、図書館の破壊の裏には、さらに別の地球外生命体の方針が隠されているという。

2007年。NASAは「古代における未確認飛行物体」という文書を、公式に発表した。それによれば、ローマ帝国の攻防に伴い、おびただしい数の不思議な事象が発生しているという。

元英国国防大臣のニック・ポープ氏が語る。
『当時は、UFOや空飛ぶ円盤などという言い方はされていませんでした。ですが、空の軍隊、シールド、船などと呼ばれていました。これは歴史的事実です。また、古代の政治家キケロは、空飛ぶ球体が小さな球体に分裂したのを見たと書いています。このことは現代のUFOの事象とよく似ています。丸い大きな物体が小さく分裂して飛び回るという報告は、よくあります』

紀元前1世紀に残されたこの報告は、ローマ帝国で記録された百を超える不思議な事象の一つに過ぎない。ローマ帝国では、戦いに影響を及ぼした宇宙船などの驚くべき事象が、いくつも報告されている。これは、地球外生命体が当時の地球の戦いに直接影響を及ぼしたという現れではないだろうか。

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(ミルウィウス橋の戦い 画)

そうした不思議な目撃情報の中で、最もよく知られているのは、西暦312年10月27日に起きたコンスタンティヌス1世の「ミルウィウス橋の戦い」である。彼の勝利は、西洋文明の運命を変えたとも言われる。

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カリフォルニア州立大学の文化人類学者サビーナ・マグリオッコ女史が語る。
『コンスタンティヌス1世にとっての決定的瞬間は、戦いのさなかに起こりました。彼は、戦場の空に浮かぶ大きな十字架の姿を見たのです。その時コンスタンティヌス1世は、この戦いに勝利したならば、自分はキリスト教徒に改宗し、そしてキリスト教をローマ帝国の国教とすると誓いました』

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(コンスタンティヌス 肖像画)
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(襲撃されるアレクサンドリア図書館 画)

コンスタンティヌスがローマ帝国の皇帝になると、キリスト教徒、ユダヤ教徒、そして彼等にとっての異教徒との間で争いが勃発。この争いの中で、アレクサンドリア図書館は最初の攻撃を受け、西暦391年には完全に崩壊するに至った。

一部の古代宇宙飛行士説によれば、この破壊はミルウィウス橋の戦いでコンスタンティヌスが誓いを立てたために、地球外生命体が指示して行われたという。

『ローマ帝国はいろいろな意味で、時代の最先端でした。そのことが、地球外生命体の注意を引いたのかもしれません。当時ローマ帝国で頻繁にUFOが目撃されたということは、彼等がローマの発展を目にし、人類の進化を抑えようとしたということが考えられます』
このように話すのは、前出のニック・ポープ氏である。

ローマ帝国における数々のUFO目撃事件は、果たして人類の急速な発展を妨げようとする地球外生命体の計画だったのだろうか。もしくは、さらに驚くべき理由があるのかもしれない。古代宇宙飛行士説によれば、宇宙人による計画は一つではなく、複数あるという。(つづく)


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次回は、元国防大臣が衆人の前で語るUFOの話という内容で、これは冗談でできないことだ。



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