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オリオン座と知的生命体・3 [UFOと宇宙人9]

メキシコ中央部。メキシコシティから北東へ数十キロの所に、テオティワカン遺跡がある。この都市の総面積は、およそ20平方キロメートル、人口は15万人を超えたと言われている。
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2基の巨大なピラミッドや神殿のほかにも素晴らしい構造物が並んでいるが、これらは紀元前2世紀ごろに建てられたとされる。そしてギザのピラミッドと同じく、この遺跡もオリオン座の三ッ星をかたどるように建てられている。

作家のフィリップ・コペンス氏が語る。
『これは偶然なんかじゃありません。テオティワカンのピラミッドの配置は、オリオン座の三ッ星の形を表しています。人々はこの三ッ星を、宇宙が創造された所と考えていました。紀元前3114年には、神々が地球に降臨したと言われています。そして、神が集まった場所が、ここテオティワカンだったのです』

『多くの国に、オリオン座に関係する遺跡が残されています。驚いたことに、こうした遺跡の中には、ただオリオン座のイメージを地上に写し取っただけでなく、よく似た測定単位が使われているものまでありました。難解なテーマですが、遺跡どうしに何らかのつながりがあるような気がしてならないのです』
こう語るのは、元建築技師のロバート・ボーバル氏だ。

どのようにして、何千キロも隔たった文明にオリオン座をイメージしたような構造物が造られたのだろうか。古代のエジプトと中央アメリカの人々が同じ星座を崇めたことは、単なる偶然だったのか。あるいは、人類の誕生にオリオン座が関係しているとは考えられないか。

オリオン・ゾーンの著者、ゲーリー・デービッド氏は、次のように考える。
『失われた超古代文明がたてた天の計画が、あったのかもしれません。世界の様々な場所にオリオン座に関係するものが見つかっているわけは、元はこの文明で語られていたことが神話となって世界中に広がっていったからなのでしょう。人間がオリオン座の形をした構造物を地上に造ったのは、この星座から来た宇宙人から指示を受けていたからだとも考えられます。宇宙人の故郷を忘れないために、そして、オリオン座から送られるエネルギーと波長を合わせるために、こうした構造物を造ったのかもしれません』

エジプトや中央アメリカに造られたこうした遺物は、人類の起源が宇宙にあることを忘れないための記念碑だったのだろうか。もしくは、これほど正確にオリオン座を地上に描いたのは、祖先を崇めるだけでなく未来において地球外生命体と再び交流するという目的のためだったのだろうか。その究極の証が、中央アメリカから地球を半周した所に残されていると古代宇宙飛行士説では考えている。そこは、文明の発祥地と呼ばれる地域である。

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1849年、イラク北部。モスルの近郊に当たるチグリス川の東岸で、大英博物館から派遣された考古学者たちが大量の粘土板を発見した。この中には、紀元前7世紀のくさび型文書もある。
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古代バビロニア王国の神官によって書かれたものと推測された。他にも、古代バビロニアの星図と名付けられた二点の謎の遺物が見つかっている。記された文書を解読すると、この遺物は黄道帯と呼ばれる帯に沿って動く様々な天体を記したものだと判明した。

作家ロバート・パウエル氏が語る。
『くさび型文字で記された文書が数多く発掘され、解読が進んだおかげで、現代ではバビロニア時代の歴史について多くのことが解かっています。人々は宗教に深く根付いた生命観を持っていました。古代バビロニアの信仰の中では、天の星や星座にはそれを司る神がそれぞれ存在すると考えられていたのです。これは現代において、宇宙神学と呼ばれています』

研究者の間には、バビロニアの古代文明が宇宙人から天の知識を授けられた証が、この粘土板だと言う意見もある。

作家のジェイソン・マーテル氏が語る。
『古代バビロニアの星図には、数学の方程式や惑星間の距離、難解な事柄など、原始的な文明が持つはずの無い高度な知識が含まれています。どうやってこの知識を得て、何のためにこの知識を使ったのでしょうか。彼等が神と呼んだ宇宙人から、知識を授けられたのではないでしょうか』

その他、多くの古代文明と同じく、バビロニアでもオリオンは星座として、又、神として記されている。文書の中でオリオンは、天の忠実な羊飼いや天国の最高神と呼ばれている。こうした記録は、古代人と宇宙人とが交流していたことを示す更なる証拠と呼べるのだろうか。

前出のロバート・パウエル氏が語る。
『古代バビロニア人の間で、オリオン座はシュパージアナと呼ばれていました。この名前は、アヌの羊飼いを意味します。アヌとは天の神を意味しますから、通常は天の羊飼いと訳されます。
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更に古い時代になると、人々はオリオン座に鳥のような姿をした生物を重ねていたようです。この生物は、メッセンジャーと呼ばれていました』

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ジョルジョ・ツォカロス氏が語る。
『石の彫刻には、羊飼いのうしろに鳥の姿の生物が彫られました。地球とオリオン座とを橋渡しする使者であることを表すために、この位置に置かれたのかもしれません。しかし、オリオンと地球の間を行き来できたのでしょうか。それとも単なる象徴的表現なのでしょうか。これは星の間をつなぐ通信装置を、原始的な方法で表現したものとは考えられないでしょうか。古代バビロニアの星図は、もしかすると地球を周回していた古代の宇宙ステーションを表したものだったのかもしれません。そこには、オリオン座からやって来た古代の異星人が住んでいたのでしょう』

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古代バビロニアの神とは、オリオン座から来た宇宙人のメッセンジャーだったのか。そうだとすれば、肥沃な三日月地帯と呼ばれる文明発祥の地で、五千年以上昔に宇宙人が人類を創造した可能性も考えられるのではないか。(つづく)


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怪人のような姿をした人物が神の正体だったなら、持ちうる力に余程大きな差が出ない限りは崇めることなどしないだろうと思う。オリオン座から来たこの鳥人間の異星人は、どのような力を持っていたのだろうか・・・



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