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仮面ライダーX(6) [Xライダー・ドラマ1]

今回は、第23話《キングダーク!悪魔の発明!!・後編》を取りあげます。


【前回までの話は・・・ ゴッドの科学開発局で働く南原博士は、RS(アールエス)装置と呼ばれる悪魔の発明の開発に取り組んでいた。まだ開発途中だと偽っていたが設計図はすでに完成しており、盗聴によってキングダークの知る所となってしまう。キングダークは博士の口から設計図の在りかを聞きだそうと、怪人ガマゴエモンに博士の一人娘リエを襲わせたが、リエはXライダーに救われる・・・】

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◆『RS装置の設計図は、どこだ!』(怪人)
『未完成なんだ!』(玉井)
『ウソをつけ!助手の命と引き換えに出せ、南原!』(怪人)

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リエの誘拐に失敗したガマゴエモンは、ゴッドの研究室に戻って、力ずくで設計図の在りかを吐かせようと南原博士に迫った。脅しでは無い証拠に、ガマゴエモンは拒絶した玉井助手の右手首を火炎で焼き切ってしまう。

『どんな宝もどんな研究も、人間の命には代えられない・・・設計図は渡す』
南原博士はそう言って右手を懐へ入れると、小さな機械を取り出してガマゴエモンに向けてかまえた。

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『動かないでもらおう・・・』(南原)
『なんだ、それは!オモチャで脅かすつもりか!』(怪人)
『オモチャに見えるかね?』(南原)

研究室のコンピュータに向けて、南原博士は右手に持つ小さな機械の引き金を引いた。すると、一瞬にしてコンピュータは蒸発して無くなってしまったのだ。

『見たかね。実験用に密かに作ったミニモデルのRS装置の威力を!』(南原)

このミニRS装置でガマゴエモンの攻撃を防ぎつつ、南原博士は玉井と一緒にゴッドを脱出する計画を立てていた。だが、一瞬の隙を突いて、ガマゴエモンは天井へ吸い付くように飛び上がると、天井から火炎を放射して襲ってきた。

玉井助手は自分が盾となって、南原博士を研究室から逃がすのだった。必死に脱出する南原博士は、この混乱の中で玉井助手と別れ別れになってしまう。

ゴッドの秘密基地から無事に脱出できた南原博士は、懐から取り出したRS装置の設計図をじっと見ながら、これは自分一人ではとても守り切れないと思った。そして、設計図を9枚に破り、1枚を自分が、残りを8人の仲間へ郵送することを決意する。

設計図の破片が入った8枚の封筒を投函後、久しぶりに自宅へ帰ってきた南原博士は、室内に誰もいないことに大きく肩を落とす。
『リエ・・・やはり人質として、どこかへ連れて行かれたのか』

ガッカリしているところへ、後ろから肩を叩く者がいた。ビックリしてミニRS装置を構えて振り返ると、それは玉井助手であった。

『玉井君!無事だったのか・・・』
『はい、先生。それよりリエちゃんの居所が、奴らの滑らした口から分りました!』

すっかり気を許した博士は、玉井に娘の居所へ案内してもらおうとする。玉井は道案内をする前に、自分の方がミニRS装置をより正確に扱えるからと言って、自分に渡すよう頼むのだった。
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玉井が差し出した右手に、博士は装置を渡してから、はっと気づいた。
『玉井君!確か右手は、あの時怪人に・・・』

玉井の姿は、一瞬にしてガマゴエモンに変わった。
『この実験用のRS装置さえ手に入れば、設計図など要らん。これを大きく製造すれば、同じことだ!』

と、その時、ライドルスティックが、ガマゴエモンを殴る鈍い音がした。
『南原博士は、私がお守りする!』
『出たか、Xライダー。とうとう、お前の最期の時が来たな。こいつを食らって、死ね!』

ミニRS装置を、Xライダーに向けて構えるガマゴエモン。だが、引き金を引いても何も起こらない。
『ウ、ヌォォ?』

『私が発火装置を壊しておいた。いつ奪われるか、分らないからね』(南原)
『お、おのれ。Xライダー、貴様を倒して、改めて設計図を奪ってやるぞ!』

ガマゴエモンはそう言って、火炎を放った。Xライダーは博士を連れて邸宅を出ると、立花コーヒーショップにリエがいることを告げて、博士を会いに行かせるのだった。

ガマゴエモンは伊賀流忍術の使い手、忍術を駆使してXライダーに攻撃を仕掛けてくる。邸内の林の中へ逃げ込むと、「木遁の術」で木に化けてXライダーの目をくらませた。だが見破られると、今度は火炎を放って襲ってきた。

Xライダーはライドルスティックを風車のように回転させて、火炎返しで対抗する。自分が放った火炎が降りかかり、ひるんだガマゴエモンにXキックが炸裂した。

南原博士とリエは再会を果たし、互いの無事を確認し合って喜んだ。だが、突然飛んで来たオノが博士の背中に突き刺さり、南原博士は致命傷を受けてしまう。ガマゴエモンを倒して今戻って来た神敬介は、それを見て愕然とする。

『(怪人の声)アウァウァウァウァ・・・!』
店の外へ出た敬介は、インディアンの叫び声を残して去って行く怪人らしき影を見た。追跡しようとする敬介を、店から出て来た藤兵衛が呼び止めた。

『敬介、博士がおまえに伝えたいことがあるそうだ!』(藤兵衛)
『た、頼む、設計図は9枚に破り、私の8人の仲間へ渡した。ま、守ってくれ・・・設計図を・・・』(博士)
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『その8人の名前は?』(敬介)
南原博士は、無言でリエにハートのロケットペンダントを渡すと、息絶えてしまう。
『お父さん!お父さん!』

ガックリと力が抜けて、目を閉じる南原博士。ロケットを握りしめたまま、涙で叫ぶリエ。設計図の数が1枚足りないことを、藤兵衛と目を見合って不審につぶやく敬介。するとリエが、握っていたロケットを敬介に差し出した。
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『お兄ちゃん・・・お父さんは、きっとこの中に・・・』
敬介がリエから渡されたロケットの蓋を開けると、中に小さく折りたたまれた紙切れが入っていた。広げてみると、それは設計図らしいことが解かった。

『私には、お父さんの心が解ったの。なぜ握らせたか・・・』(リエ)
『リエちゃん。お父さんにも約束した。設計図は、この俺が必ず守る!』(敬介)
無言でうなずくリエ。

その頃、キングダークは、新怪人サソリジェロニモへ命令を下していた。
『9枚の設計図の一枚は、神敬介が持っている。まず、それを奪ってくるのだ。行け!』

【ナレーション】 地球の滅亡か、人類の平和か。9つに分れた設計図をめぐる恐るべき戦いが、これから始まっていくのである。(終わり)


★★★★★★★★★★★★
キングダークという新キャラの登場だけでなく、RS装置の設計図をめぐる戦いというサブストーリーで、より面白くなっていくだろう・・・いくはず・・・いってほしい・・・だーね!



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