SSブログ

造られた衛星《月》・3 [UFOと宇宙人6]

1970年7月、ロシア。数々の月探査で集められた情報を数年に渡って調査した結果、モスクワの政府機関のふたりの研究員ミハエル・バシンとアレクサンドル・シェルバコフが、雑誌スプートニクにある論文を発表した。その論文には、月に関する衝撃的な仮説が述べられていた。月は遠い昔、地球外生命体によって造られ、地球の軌道に運ばれてきたというのだ。

IMG_1398.jpg
月研究家で作家のアラン・バトラー氏が語る。
『ふたりのロシア人物理学者バシンとシェルバコフは、月が人工物だという仮説を導き出しました。その根拠は、月の内部が空洞だと考えられることでした。物理学の法則に従えば、中心が空洞の天体は存在できないため、月は人工的に造られた物体に違いないと考えたのです』

彼等の仮説は、画期的なモノであった。月という天体に関する科学的知識を、根本から覆すものだったのである。バシンとシェルバコフは、最も深いクレーターを基に、月の表層部の厚さはおよそ4キロだと算出した。NASAの調査によると、月の砂に含まれる主な元素は、クロムとチタンとジルコニウムだったという。

月という巨大な人工衛星を保護するためには、その三つの元素を合成した素材を使う必要があると、バシンとシェルバコフは書いている。宇宙では激しい気温差や強い放射線、隕石の衝突など、過酷な環境にさらされるためだ。

ジョルジョ・ツォカロス氏が解説する。
『彼等自身も、普通の仮説ではないと認識していたようです。しかし、あらゆる計算をして導き出された結果によって、その仮説が間違いないと結論付けたのです。出鱈目な論文を書けば、大学での地位を失う可能性もあります。百パーセント真実だと納得していない限り、そのような論文は出さないと思います。やはり、月は人工物なのかもしれません。そうだとしたら、誰が月を造って現在の位置に置いたのでしょうか。そしてそれは、いつ頃のことなのでしょうか』

IMG_1399.jpg
ロシアの科学者たちは、月が宇宙船だと言う仮説を提唱している。外側は月のように見える物質で覆われていて、内部にはエンジンがあるというのである。とんでも無い考えに聞こえるが、宇宙船であることを隠したければ、そのような物質で外側を覆い、自然の天体に見せかけることもあり得るという。

バシンとシェルバコフの論文が発表されて以来、彼等の説を支持する研究者たちが名乗りを挙げている。アメリカでも、1975年にはドン・ウィルソンが、76年にはジョージ・レナードが関連する本を出している。

彼等は様々なデータを詳しく調査して、月の奇妙な特性を示したのである。例えば、月の地質に観られる鉱物の構成は、地球とはまったく異なると主張している。さらに、月の年齢は太陽系の年齢よりも上だと考えられるので、月は別の場所から運ばれてきたというのである。

IMG_1401.jpg
月は宇宙船であり地球の周りを回るために移動して来たと、今では多くの研究者たちが考えている。月が改造された天体であるなら、それを示す証拠があるはずである。

古代の伝説には、空に月が無かった時代に関する話がある。さらには、月が今ある場所に引っ張られてきたという説明もある。ロシアの二人の科学者も同じように、月は運ばれてきた可能性があると言っている。その説は、古代の神話を裏付けるものだと言えるかもしれない。

作家のデビッド・チルドレス氏は語る。
『私達の良く知っている月は、特別の軌道で地球の周りを回っている巨大な宇宙船ではないかという見方があります。そして、月の内部と外側には、都市や建造物が隠れているというのです。その主張は、理に適っていると私は思います。確かに、月には人工物のような特徴がみられるので、地球を監視するために置かれた巨大な宇宙船の一種なのかもしれません』

IMG_1402.jpg
    (月は、地球を監視するために存在する?)

月は、映画「スターウォーズ」に登場するデス・スターのような巨大な宇宙ステーションなのだろうか。地球外生命体は、月を使って地球を監視しているのだろうか。そうだとしたら、その宇宙人は今も月にいるのだろうか。

1966年11月。アポロの宇宙飛行士たちが月面着陸を成功させる3年前、ルナオービター2号が月の周回軌道にいた。この探査機の役割は、アポロの着陸場所を選定するために、高解像度の月面写真を撮影することだった。

その写真の1枚に、先のとがった塔のような影がいくつも写っており、研究者たちの目に止まった。ルナオービター2号が撮影したエリアは「静かの海」と呼ばれる場所で、アポロ11号の着陸地点からわずか300キロ離れた場所だった。

IMG_1405.jpg
    (写真は不鮮明なため、想像図を載せました)

先のとがった塔は全部で8本あり、一番高いものは15階建てのビルに相当する高さだと推定された。古代エジプトのオベリスクにそっくりだということであるが、一体なぜ月にあるのだろうか。

IMG_1406.jpg
          (オベリスク)

天文学者の計算によれば、その奇妙な塔は自然に形成されたものとはとても考えられない高さだという。月には常に隕石が雨のように降り注いでおり、45メートルもの高さの物体が立ち続けることは不可能であり、よってその塔は人工物である可能性が高いと指摘するのは、作家のマイク・バラ氏だ。

又、作家のアラン・バトラー氏はアポロ計画について、次のように述べている。
『NASAがアポロ計画を進めた理由の一つが、その人工の建造物だったと推測できます。宇宙飛行士を月に送り、詳しい情報を入手しようとしたのではないでしょうか』
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
映画「スターウォーズ」の惑星破壊兵器デス・スターのように、月は地球外生命体が造った人工物であるという仮説を基に論文を書いた二人のロシア人科学者に、拍手を送りたい。



スポンサーリンク



nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。