SSブログ
UFOと宇宙人17 ブログトップ
- | 次の3件

バベルの塔・4 [UFOと宇宙人17]

アメリカのワシントンDC。ディスクロージャーに関する公聴会で、五日間に渡り専門家の証言が行なわれたあと、地球外生命体と人類との関わりについてのスピーチは、元アメリカ議会のメンバーを驚かせた。中でも最も衝撃的だったのは、カナダの元国防相ポール・ヘリアーによる説明である。彼によれば、地球を訪れていた地球外生命体は複数のグループに及ぶという。

ポール・ヘリアー氏の話
『何千年ものあいだ、少なくとも四つのグループが地球を訪れました。異なる種であり、それぞれの計画も異なります』

『ポール・ヘリアーの証言はとても細かく、宇宙人の文明の数や計画についても言及しました。彼の発言は、異端的なUFO研究家などの発言とは違います。ヘリアーは、未だにハイレベルな政府機関や軍隊において、多くの情報源にアクセスを持つ政治家の一人なのです』
このように話すのは、元英国国防大臣ニック・ポープ氏である。

アメリカ政府は、地球を訪れた別世界の存在のことを、隠ぺいしているのだろうか。宇宙人の計画は、はたして複数あるのだろうか。古代宇宙飛行士説によれば、複数の地球外生命体の計画が存在するという考え方は、人類が残した古い文献の中にも存在するという。

ギリシャ神話では、プロメテスは神の意に反して、人間に炎と知識を授けてしまう。インドのヴェーダ語の文献には、神・ヴィシュヌと神・シヴァは対立していた、とある。そして聖書の中でも、悪魔は神に背き、天界から追放される。そんな対立の構図が意味するものとは、何なのか。それを探るため、古代シュメール人たちの物語に目を向けてみる。

IMG_2535.jpg
(シュメールの古代都市ウルの遺跡)

1922年、イラクのテル・アル・ムカイヤル。イギリスの考古学者レナード・ウーリー卿らが、シュメールの古代都市ウルを発見した。神と人間の交流に関する物語が記された粘土板も見つかった。

作家のデヴィッド・ウィルコック氏が語る。
『粘土板に楔形文字(くさびがたもじ)が記された非常に原始的なモノでしたが、その物語は天界から地球へと降り立ったアヌンナキに関するシュメールの神話であり、とても複雑で魅惑的です』

IMG_2537.jpg
(アヌンナキ)

これらの粘土板を50年ちかく研究したメソポタミア史の歴史家トーキル・ジェイコブソンは、「暗黒の宝」という本を出版する。シュメールの神・アヌンナキの管理構造を記した本である。

作家ウィリアム・ブラムリィ氏が語る。
『ジェイコブソンは古代宇宙飛行士説の論者でもUFO研究家でもありませんが、メソポタミアの物語をまとめ、そこから神がどのように人類を支配していたか、管理していたか、そして、神のポリシーが確立したあと、どうなったかなどを記しています』

ジェイコブソンによれば、何人かの神が、地球に関するすべての決断を任されていたという。人類をどう支配するかを決めるため、神々の会合が持たれる。会合に参加した者の中に、人間に対し異なる見解を持つ腹違いの兄弟エンリルとエンキがいた。

IMG_2538.jpg
(左;エンリル 右;エンキ)

作家のウィリアム・ヘンリー氏が語る。
『エンキは、善意に満ちた賢い神です。彼は、人間の姿を造った神だとも考えられています。エンキは、人類を神と同じレベルにまで育てようと考えていました。しかし、エンリルは軍事主義者で横暴であり、人類を奴隷や性的対象とみなしていました。バビロニアの叙事詩の中では、常にこの二人の兄弟がぶつかり合っているのです。エンリルは、エンキと人類の関係を嫌いました。そのエンリルが、人類に大洪水をもたらしたのです。人類の文明を破壊しました。一方でエンキは、人類を育てようとしました』

ふたりは、何者だったのだろうか。シュメール人の元へ降り立ったのは、別の太陽系から来た地球外生命体だという説がある。

前出のウィルコック氏が語る。
『アヌンナキは、シュメール人の神でしょうか?彼等はアヌンナキのことを、神とは表現していないのです。シュメールの人々は彼等を、人間の姿をした別の星から来た巨人と描写しています』

また、ジャーナリストのリンダ・ハウ女史は、次のように語る。
『エンリルとエンキのふたりは、人類を破壊するかどうかについて争いました。それ以降、異なる地球外生命体の間では、絶えず争いが起きていたのです。人類が進化することを望むグループと、人類を破滅させたいグループが存在するようです。人間には、良い人も悪い人もいます。地球外生命体も同じです。人類を良くしよう、地球やこの宇宙に幸をもたらそうという地球外生命体がいて、一方で、人類を無知で愚かで欲深い存在に留めようとする者が、いるのでしょう』

人間に対し異なる方針を持つ神々の伝説は、ポール・ヘリアーが述べた複数の種類の地球外生命体と重なるのだろうか。それが事実ならば、対立する複数のグループは、今も存在するのだろうか。その答えは、意外にも近代史の中に隠されている。ナチスの知られざる秘密兵器の中に・・・(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
宇宙人には、人間に極めて似た形の者もいれば、昆虫や動物に似た者もいるというP・ヘリアー氏の話もある。人類に似た宇宙人は、人類の味方であってほしいものだが。

nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

バベルの塔・5 [UFOと宇宙人17]

1939年、イギリスのロンドン。元ナチスの役人ヘルマン・ラウシュニングが、「ヒトラーの発言」という本を出版した。この中に、著者とアドルフ・ヒトラーとの驚くべき会話が記されている。人間以外の知的生命体との接触について、である。

IMG_2541.jpg
作家のウィリアム・ブラムリィ氏が語る。
『アドルフ・ヒトラーは、今でいうUFOの被接触者なのです。ヒトラーは少なくとも一度、彼が超人と呼ぶ者と接触しています。彼等は、「地下の超人」と呼ばれていました。ヒトラーたちを導いたとされる超人的人物との接触だった、というのです。彼等は、まとまった人間たちを支配すると言われています。しかしそれは、彼等自身の方針を表現するためなのです。国を戦いへと誘い、人間同士を戦わせるのは、彼等の目的を果たすためです』

アドルフ・ヒトラーは、はたして彼が超人と呼んだ種族の地球外生命体と接触していたのだろうか。ヘルマン・ラウシュニングの証言が真実かどうかは定かではないが、地球外生命体はヒトラーが追い求めていたものに、興味を示したという。それは古代の神たちの優れた兵器であり、失われた知識であり、高度な技術である。

IMG_2539.jpg
元英国国防大臣ニック・ポープ氏が語る。
『ナチスは、最終兵器と呼ばれる極めて強力な兵器を研究していました。核爆弾を製造していたのはもちろんですが、加えて誘導ミサイルの研究もしていました。さらには、「太陽銃」と呼ばれるものまで開発していました。宇宙ステーションのような所から、地球の表面に向けてエネルギー兵器を発射させるという構想です。
IMG_2540.jpg
こうした大惨事に至るような人間同士の争いを、地球外生命体は見守っていたはずだと考える人は大勢います。第二次世界大戦は、新しい次元の戦争だったのです。このため、地球を監視していた地球外生命体は、この戦争に注目しました。人類のあまりに速すぎる技術発展にも、です』

IMG_2542.jpg
(当時のアメリカの新聞記事から)

第二次世界大戦中、アメリカ軍のパイロットたちから「フーファイター」と呼ばれる飛行物体の目撃報告が、ゴマンと寄せられていた。フーファイターとは、現代のUFOに似たような飛行物体である。このことは、地球外生命体が戦争の成り行きに関心を抱いていた証拠だと、思えてならない。

前出のW・ブラムリィ氏が、続けて語る。
『第二次世界大戦において、ヒトラーのメッセージは明確でした。これから技術革新の新たな段階に入る、というメッセージです。それまで不可解だったことを、解明できるレベルに来ていました。神は、そんな進化を快く思わなかったのです』

ヒトラーは、最終兵器を求めたことで破たんの運命をたどったのであろうか。ヒトラーがさらに手に負えなくなる前に、地球外生命体が彼を止めたのではないか。第二次世界大戦が終わったあとも、アメリカ軍はナチスの科学者達に、ロケットや核爆弾を含む兵器の開発を継続させた。

第二次世界大戦以降、世界中のUFOの活動は目に見えて活発になった。核兵器貯蔵庫周辺をUFOが飛行していたという報告も、相次いだ。

UFOの目撃は、核装備のあるアメリカ空軍基地で多く発生した。特に注目された事例には、モンタナ州のマルムストローム空軍基地やノースダコタ州のマイノット空軍基地がある。1980年には、イギリスのサフォーク州で円盤型の物体が核爆弾貯蔵庫の付近に現れ、光を放ったとの報告があった。

前出のN・ポープ氏が語る。
『マルムストロームやマイノットの核施設では、目撃事件のあと、ミサイルがシャットダウンされました。つまり、ミサイルがオフラインになった(発射できなくなった)、と言うことです。UFOの支持者たちは、これは彼等のメッセージだと言います。「人間の核兵器については、すでによく知っている。我々は(核兵器を)監視している」というメッセージです』

地球外生命体は、核施設を監視しているのだろうか。それは、人類による大量破壊という事態を阻止するためなのか。彼等は、人類について異なる方針を持つグループに分かれているという。想像を絶する新たな技術の開発とともに、その真相が浮き彫りになる。
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
悪い宇宙人が人間に火(つまり核兵器)を与えてしまい、人間はそれを悪いこと(戦争)に使って大量殺戮をしてしまった。良い宇宙人は核兵器を監視することで、これ以上人間に罪を起させないようにしているのか・・・

nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

バベルの塔・終 [UFOと宇宙人17]

スイスのジュネーブ。SERN(セルン)本部。各国の科学者たちが共同で、大型ハドロン衝突型加速器のアップグレードを行っている。世界最大かつ最強の原子核破壊装置であり、核爆弾の7万倍ものエネルギーを作ることができるといわれる。

この装置は、ヒッグス粒子、別名「神の粒子」の初期発見のかなめとなった。原子よりも小さな粒子で、宇宙が誕生した頃、他の素粒子に質量を与えたとされている。ヒッグス粒子は、私達が知る物理の法則の最後の要素だった。

IMG_2543.jpg
(大型ハドロン衝突型加速器の一部)

その発見とともに、科学技術の新たな時代が切り開かれたと、理論物理学者たちは言う。神の粒子の発見により、反重力、光の速度での移動、テレポーテーションが可能になり、軍事にも役立つかもしれない。ヒッグス粒子は最新の科学であり、これで何ができるのかはまだ解からないと、元NASAの科学者ロバート・フリスビー氏は言う。

ヒッグス粒子を神の粒子と名付けたのは、ノーベル賞を受賞した物理学者レオン・レーダーマンだ。彼は、「大型ハドロン衝突型加速器は、神の領域へと近づくバベルの塔だ」と言う。

IMG_2545.jpg
作家のウィリアム・ヘンリー氏が語る。
『彼の言葉をそのまま解釈すれば、神の粒子の発見やセルンによる大型ハドロン衝突型加速器の製造は、バベルの塔の建築と同じことだというわけです。バベルの塔は、人類が天界への扉、つまり星への扉を開こうとした最初の試みなのです』

数年以内にこの加速器は、より優れた装置にアップグレードされる予定である。それにより、人類が宇宙の仕組みを解明し、更なる飛躍を遂げることを科学者達は期待している。

前出のR・フリスビー氏が語る。
『アップグレードされると、これまでより13倍パワフルになります。物凄いエネルギーの上昇です。これほどのエネルギーを持つ装置は、この世で初めてです。これにより、何か新たな問題が発生するのではないでしょうか。パンドラの箱(*)なのかもしれません』

(*)パンドラの箱とは、神・ゼウスが天界でパンドラに持たせた箱で、彼女が地上に着いた時に好奇心でその箱を開けてしまったため、人間界にあらゆる災いが飛び出し、急いでフタを閉めたために箱の中には希望だけが残ったとされる

世界中の科学者たちが集まるセルンでの研究は、創世記に描かれた古代文明の中のバベルの塔の建設と同じなのだろうか。私達は天界と通じあうレベル、銀河系と通じあうレベルまで達する準備ができているのだろうか。それとも、人類の進化はふたたび、大きな力に押し戻されることになるのだろうか。

元英国国防大臣のニック・ポープ氏が語る。
『エジプト、ローマ、ギリシャなどの偉大な文明の多くは、過去に崩壊を経験しています。ですが、人類はふたたび立ち上がり、前進しています。そして今、人類は最後のジャンプを決めるところまで来ました』

IMG_2544.jpg
博物館館長のジョナサン・ヤング氏は、次のように語っている。
『皮肉にも、歴史は繰り返します。どの世代も同じ間違いを犯します。人は、人生の異なる時期に同じ間違いを犯します。このことは渦巻きのパターンで、前進の形であると主張する人もいます。(渦巻きの形は)円を描いているようでも、少しずつ前進しているからです』

宗教指導者のアリエル・バー・ツァゾック氏は語る。
『これは人類の運命です。あらゆる伝説や宗教からみても、人類は進化するものだということが解かります。人類はその運命を全うし、いつの日か、宇宙の真実、存在の真実を知ることができるはずなのです・・・必ず』

前出のW・ヘンリー氏が語る。
『私達が高い意識に到達し優れた技術を持つことは、地球外生命体が用意した長きに渡る計画なのかもしれません。彼等は、人類の進化を待っているのです。真実を明かすことが出来るレベルに達するまで・・・』

古代宇宙飛行士説にあるように、人類はその始まりからずっと、宇宙人が計画した道を歩み続けているのだろうか。地球外生命体は何千年もの間、我々の進化を監視し、時には助け、そして時には抑圧していたのだろうか。

人類の技術は進化し、地球外生命体の来訪や彼等の地球における存在は、隠しきれなくなってきている。人類の発展が何度も押し戻されたのは、完全なるディスクロージャー(情報公開)に備えるためだったのかもしれない。その準備ができたとき、私達は人類の真の可能性に気付き、地球外の祖先にも再開することができるだろう。
(終わり)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ヒッグス粒子は、存在が予言されていた17の素粒子のうち最後まで発見されなかった素粒子だが、2012年7月、欧州合同原子核研究機構CERN(セルン)でヒッグス粒子とみられる粒子が発見され、翌2013年3月にそれがヒッグス粒子であることが確認された。

nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ
- | 次の3件 UFOと宇宙人17 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。