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もう一つの地球・4 [UFOと宇宙人14]

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(ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 イメージ)

2018年10月。ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が、打ち上げられる。人類史上、最高の性能を誇る宇宙望遠鏡である。地球からの距離160万キロ、居住可能な惑星を見つける飽くなき探索の為に作られた最新ツールだ。ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を宇宙へ向けた1609年から、私達はもう一つの地球を求めて膨大な資金を費やしてきた。

資料館館長のジョナサン・ヤング氏は述べる。
『これは、知的生命の探索というだけではありません。宇宙探査は、超越への切望に他なりません。自らの存在の意味と、己の理解を超える何かを探しているのです。人類は自分達の故郷である惑星を懐かしみ、探し求めているのではないでしょうか。我々が星を眺めたり宇宙を探索したりするのは、自分達はなぜ地球にいるのか、その歴史を知りたいという本能が働いているからかもしれません』

古代宇宙飛行士説の提唱者が言うように、私達が他の星の生命を探索するのは、宇宙に自分達の祖先の姿を求めているためだろうか。その本能が、私達の遺伝子の奥深くに組み込まれているのかもしれない。

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(エデンの園 イメージ)

作家のデビッド・チルドレス氏が語る。
『宇宙探査は、エデンの園を探すようなものです。「エデンの園」は、宇宙にあるのかもしれません。自分達はどこから来たのか、それを探すことがDNAに組み込まれているのです』

失われた楽園の物語は、世界中で語り継がれている。ケルトの伝説では「アバロン」という恵みの島があり、訪れるには不思議な力が必要だったとされる。仏教やヒンズー教では、「シャンバラ」という禁断の地のことを伝えている。道教*では、天の楽園に不老不死の人々が暮らすという。
*中国漢民族の伝統宗教。黄帝・老子を教祖と仰ぐ

宗教学者のドミニク・ステアーブ氏が語る。
『道教では不老不死となり、極楽や天国へ行けるという考え方があります。一方で、悪い行いをすれば降格され、罰を受けなければなりません。罰とは、通常は地球へ戻されることを指します』

世界中のあらゆる文化で語り継がれる楽園の物語は、神話ではなく歴史なのだろうか。そして、人類が他の星から来たことを、示唆しているのか。古代宇宙飛行士説の提唱者は、そのとおりだと言う。更なる証拠は、イギリスの小さな農村にある古い記録に残されているかもしれない。

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12世紀、イギリスのウールピット。ふたりの幼い姉弟が、洞窟から出て来た。その男の子と女の子は、理解不能な言葉をしゃべっていた。そして彼等の肌の色は、緑色だった。

『農家の人達が野菜を収穫しているところへ、ふたりの子供が現れました。彼等の肌は緑色をしていて、着ていた服はその村の人が見たことも無いような不思議な生地で作られていました。その子達はしばらくの間、村の人達から隔離されていました。彼等が人間かどうか、誰も分らなかったからです。
 ふたりは、セントマーチンという場所から来たと言いました。そこはいろいろな意味で、地球に似た場所のようでした。でも二人によると、自分達がそれまでいた場所は、地球ほど明るくないと言うのです。明るい太陽は無く、暗い夜も無い。その代りに、夕暮れ時のような色の空がずっと見えているのだと』

カリフォルニア州立大学の文化人類学者サビーナ・マグリオッコ女史が語ったのは、12世紀の有名な歴史家ウィリアム・オブ・ニューバーグの著書の中の一節である。彼はこの著書の中で、緑色の不思議な子供に関する詳細を書いている。

ふたりはその後、環境に順応していったと言う。彼等は徐々に村に馴染んでいった。若い方の男の子は亡くなったが、女の子は長生きし、子孫を残している。彼女は、実在する人物なのである。ふたりがどこから来たのかについては諸説あるが、

作家のキャスリン・マゴーワン・コパンス女史は次のように話す。
『最も有力なのは、他の惑星から来たと言う説です。しかも、太陽の光にさらされない所でしょう』

ウールピットの緑色の子供たちに関する記述は、地球以外のどこかにある別世界の存在を裏付けているのだろうか。一部の古代宇宙飛行士説の提唱者は、もう一つの地球は宇宙ではなく、地球の奥深くに潜んでいると主張する。私達の足元に。
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
緑色の肌の子供たちが発見された時、ふたりはとても空腹だったらしい。そこで村人はパンやそのほかの食べ物を差し出したが、ふたりは何も食べようとはしなかった。だが、村人が収穫したばかりのマメを与えると、大喜びでそれを食べた。以降、ふたりはマメしか口にしなかったという。あとになって解かったことだが、ふたりはあの時に出されたパンやその他の食べ物を、食料だと判らなかったのだそうだ。彼等の世界には存在しない食べ物だったとでも、いうのだろうか・・・

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もう一つの地球・5 [UFOと宇宙人14]

2014年6月13日。地球のマントルを調べていた科学者達が、地底に大量の水が存在することを発見した。それは、地表のすべての海を合わせた量の3倍にも及ぶ。地下およそ650キロのマントル遷移層(まんとるせんいそう)という部分にあるという。この発見は、科学者や研究者達が考えて来た地下世界の常識を覆すものだった。

プラズマ物理学者のジョン・ブランデンバーグ氏が語る。
『我々は、地球の表面しか見ていません。十数キロも掘れば、温度が高すぎて先へ進めないからです。コアまで6500キロ近い距離のうち、ほんの十数キロです。進んだとは言えません。現在70以上の宇宙探査プロジェクトが、稼働しています。私達は、地球の内部がどうなっているのかよりも、月の表面のことを良く知っているのです』

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(よく知られている地球内部構造の想像図)

地球の内部構造に関する私達の科学的知識は、地震発生時に起こる地震波と地球の重力場が基になっている。だが、地底を掘り進め、知識を裏付ける証拠を得るには至っていない。地球内部に関する私達の理解は、間違っているのだろうか。一部の古代宇宙飛行士説の提唱者によれば、人類最古とも言われる神話に書かれたとおり、もう一つの地球は天では無く、地底奥深くに存在するのかもしれない。

作家のブルックス・アグニュー氏が語る。
『世界中を旅して各地の古代文化を見てみると、その中に必ず見つかるのが別世界の存在です。それもこの地球の中の世界です。一つは、マヤに伝わる「ポポル・ヴフ」という叙事詩です。そこには地球に現れた双子の兄弟のことが書かれていますが、彼等は地底からやって来た最初の人類なのです。マヤ族は現在も、生命は天からでは無く地底の世界からやってくるのだと信じています。マヤだけでなく、チベット族もアメリカ先住民ホピ族も、同じ考え方です』

また、作家のデビッド・チルドレス氏は、次のように述べている。
『仏教の中には、「アガルタ」*と呼ばれる地下世界の物語が存在します。そこには、高度な技術を持つ人々が暮らしています。さらに、その地底世界では列車や車のような乗りものさえ、走っているのです』
*アジアのどこかにあるとされる地下都市。どちらかといえば、オカルト的伝説

『もっとも古い教えに、驚くべき内容が含まれます。エデンの園は、地球上には存在しないというのです。地球の内部には空洞があり、エデンの園はその中にあると、そう述べています』

宗教指導者のアリエル・バー・ツァドック氏がこう語っているように、もう一つの地球は私達の足元にあるのだろうか。地底世界の存在については、長年にわたり議論が続いている。多くの著名科学者や数学者たちも、「地球空洞説」という仮説を支持して来たのだ。

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(ハレーの地球空洞説)

物理学者のマイケル・デニン氏が語る。
『エドモンド・ハレーはハレー彗星の軌道計算を行ったことで有名ですが、彼は地球の内部構造の研究にも力を注いでいたのです。彼は、地球は空洞であるということ以外に、地球内部ではコアを中心として、様々な大気を持つ複数の層が渦巻いているという説を打ち立てました』

それから75年後、18世紀の数学者レオンハルト・オイラーは、独自の地球空洞説を発表した。地球の中央には、1000キロ近い大きさの太陽が広がっているというのだ。


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(オイラーの地球空洞説)

前出のアグニュー氏が語る。
『オイラーは天才的数学者で、独自の仮説を立てました。地球は単に空洞であるというだけでなく、地球の北極と南極の地表は他よりも薄くなっており、そこから地底世界へつながっているというのです。また、地球内部には高度な文明があると、主張しました』

オイラーからさらに二世紀後の1947年、地球内部の空洞に文明があるという説が再燃した。海軍少将で探検家のリチャード・バードが、北極探査の旅に出たのがきっかけとなった。バードが個人の日記に書いた内容によれば、北極の先には謎めいた土地があり、彼はそこを「大いなる未知の中心」と呼んだのである。

前出のアグニュー氏が、続けて語る。
『バードは北極へ飛び、戻ってきて、不思議なことに緑豊かな土地があったと報告しています。その三年後、彼は南極へも飛びました。噂によれば、バードの一団は南極大陸で、地球内部の世界へ通じる入口を発見したということです。そこには、高度な文明があったと言います』

前出のチルドレス氏が語る。
『バードの発言は、衝撃的でした。彼は、南極と北極をつなぐ特殊な航空機の存在についても、言及しています。そのことは、チリやアルゼンチンの新聞、そして欧米の新聞にも発表されています。バードがアメリカに戻ると、彼はそれらの発言について、ワシントンで質問を受けました。そして、発言を控えるよう、釘を刺されたのです』

地球の南極や北極には、別世界への入口があるのだろうか。それが本当なら、バードはその入口を通ったのだろうか。古代宇宙飛行士説では、このようなゲートの存在を主張している。だが、それは地底へとつながるのではなく、異次元へとつながっているのかもしれない。
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
高度な文明を持つ地下都市が地球の内部に存在することなど、とうてい信じ難い。しかし、あるテレビ番組でバード少将の話と撮影された「大いなる未知の中心」の写真を観たとき、これは真実かもしれない、と思う部分があった。当時アメリカでは、この話題が映画館の幕間でニュースとして一度だけ上映され、そのあとすぐに政府の御達しが出て、上映されることは二度となかったという。政府がバード少将に釘を刺した理由は、いったい何か。

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もう一つの地球・終 [UFOと宇宙人14]

カナダのオンタリオ、現在。地下2キロメートル。ここに、世界で最も孤立した物理研究所がある。サドベリー・ニュートリノ観測所だ。宇宙放射線を遮断するため、地下深くに建てられた施設である。このような環境で科学者達は、宇宙に存在するとされる物質の実態を把握しようとしている。だが、その物質の謎は、まだ明らかになってはいない。

物理学者によれば、私達の目に見えているのはこの宇宙を構成する物質の5パーセントに満たないという。残りの95パーセントは全く未知の世界であり、その中に謎の物質「ダークマター」が含まれる。

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(ブラックホールの想像図)

『宇宙を構成する物質のほとんどは、原子や原子核ではなく、まったく別の物です。ダークマターの正体として、私達の知るものも候補に挙がっています。宇宙に存在するブラックホールが、その一つです。私達の空には宇宙があり、銀河系があり、太陽系があり、たくさんの惑星があります。そして、目に見えない光を通さない、真っ暗な部分があります。これが、ダークマターです』

ダークマターの存在は、1980年代まで支持されていなかった。だがその頃から、見えない部分の本質について、推測がなされるようになった。目に見える宇宙をつなぎとめるノリのようなものがある、または、別世界が存在する影の銀河があるなど、あらゆる説が浮上した。

プラズマ物理学者のジョン・ブランデンバーグ氏が語る。
『もしかしたら、ダークマターの粒子はこの宇宙の粒子ではないかもしれない、という説もささやかれています。隠された異次元の世界に、ダークマターが存在すると言うのです。自分の家の中に、謎に包まれた秘密の小部屋があるようなものでしょうか』

『科学者の中には、それは高度な次元であり、我々の世界と共存している、そこに隠された居住空間があると主張する人もいます。我々の能力では計り知れない所にある世界に何者かが暮らし、私達の世界にも通じているのかもしれません』

このように語るのは、作家のデビッド・ウィルコック氏である。地球外の世界は、ダークマターに隠された異次元の世界に存在するのだろうか。もしそうならば、ダークマターを研究することで、私達は宇宙において孤独ではないという事実が証明されるのだろうか。

もう一つの地球が別の次元にあるにせよ、地面の下や遠く離れた天体系にあるにせよ、その発見は人類の将来を左右することだろう。

著作出版家のジョルジョ・ツォカロス氏が語る。
『我々の探し求めるもう一つの地球が本当に見つかったとしたら、人類は大きく変わるかもしれません。それは劇的な変化であり、我々の歴史が根底から覆されることになるでしょう。別の惑星に生命が見つかれば、これまで語り継がれてきた伝説や神話の裏付けになります。
 私達は、まったく別の大きな文明の一部なのかもしれないと言うことです。私達の起源は、宇宙にあります。故郷が宇宙にあると言うことは、すべての人に刷り込まれています。もし知的生命が見つかれば、それがかつて私達の地球を訪れた者と同じかどうか、問わなければなりません』

まもなく、人類はこの宇宙において孤独ではないということが、証明されるのだろうか。宇宙に他の知的生命がいることを、発見できるのだろうか。彼等は、私達より古く優れた歴史を持つのだろうか。そんな発見が、人類のこれまでの歴史を一変させてしまう日は、近いのか。私達の前に現れるのは、もう一つの地球だけではなく、何千という新たな地球なのかもしれない。
(終わり)


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地球だけが生命体の住む星では無いと、科学者達はこれまで言い続けて来た。だが、その裏では、別の生命体が発見されることを、実は恐れているのではないだろうか。まして、それが地球内部に住んでいるということになれば、大パニックが起こるだろう。宇宙に電波望遠鏡を向けても、今のところほとんど反応が無い。ということは・・・地底世界の話だけは、SFであってほしいと思う。

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