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異星人と人類創生の謎・4 [UFOと宇宙人12]

イラク北部。チグリス川の東岸沿い、モスルの町の対岸に当たる場所に、古代都市ニネヴェがある。ここは、メソポタミアのシュメール人がかつて住んだ町である。
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1842年、イギリスの考古学者オースティン・ヘンリー・レイアードは、ここでくさび形文字で碑文が刻まれた何千もの粘土板を収めたアッシュールバニパル王の図書館の遺跡を発見した。紀元前三千年頃に粘土板に刻まれた文書は、世界最古のものと考えられている。

天文学者で作家でもあるフィリップ・インブログノ氏が語る。
『シュメールの粘土板は、人類最古の文書記録だと言えるでしょう。文書は解読されて、神がどのように人類の創造に関与しヒトと交わったかを、今に伝えてくれています。それがただの神話なのか事実なのかは、分かりません』

粘土板には、神が「アヌンナキ」と呼ばれていたことが記されていた。
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(中央にあるのが生命の樹、その上部に空飛ぶ力のシンボル)

作家のジェイソン・マーテル氏はこう考える。
『こちらにあるシュメールの粘土板には、生命の樹と並んで神が彫られていて、アヌンナキの両面を見ることが出来ます。また、空を飛ぶ力を示すシンボルである羽の付いた円盤もあります。
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アヌンナキが身に付けている月や星など、様々な天体を象徴するネックレスや腕時計をみても、六千年前に科学技術が存在したことは明らかです』

アヌンナキは身長2メートル50センチ近くある巨人で、故郷の星の為に金(GOLD)を求めて地球に来たという。

前出のジェイソン・マーテル氏が語る。
『実際に金を採掘してみると大変な重労働であったため、アヌンナキは自分達に代わって作業を行う奴隷を作ることにしたのです。シュメールの創世神話には、これがたいへんな困難を伴ったと書かれていますから、人類の進化の過程は、アヌンナキが自らに似せてヒトを創造した過程だったとも考えられます。シュメールの文書には、アヌンナキがアダムとイブを創造したことを伝えています。そして全く同じあらすじが、神の物語として聖書に綴られているのです』

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   (アヌンナキの姿は、ヒトそのものである)

作家のニック・レッドファン氏は語る。
『アヌンナキは、教師のように振る舞っています。シュメールの文明や神話の中には、天の者たちが地上を訪れて、人々に知識や先進的な概念を与えたという説話が散りばめられていますが、これが単なる神話なのかを疑ってみるべきです。地上に降りた何者かが、人間に手を貸していたのかもしれません』

世界各地に残る古代の年代記には、天界の者たちがヒトを創造したことが綴られている。学会は見向きもしないが、このように実在する記録が人類の進化に異星人が関わった証となるのではないかと、

古代宇宙人の専門誌を発行するジョルジョ・ツォカロス氏は次のように言う。
『こういった概念を持つのは、シュメール文明だけではありません。イスラム教のコーランにも、言葉はアラー、つまり神によって人類に与えられたと書かれています。マヤの神話が綴られた「ポポル・ヴフ」にも同様の説話がみられますし、古代エジプトの文書にもまったく同じことが記されています。どの古代文明の中にもこれとよく似た伝承が存在していて、言葉は神からの贈り物だったと一様に伝えているのです。宇宙人が私達の進化に関係していたという概念を、認める時が来たと考えるべきでしょう』

文字が使用される前の時代、古代人は岩に象形図形や記号を刻んでいた。これは岩壁画と呼ばれ、最古のものは一万年から一万二千年前にさかのぼる。アメリカ南西部に残る岩壁画は、先住民ズニ族とホピ族の先史時代の祖先が天空の人々と接触したことを示すものだと言う。

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作家のピーター・フィーグ氏が語る。
『人類が初めて書き記したものが、岩壁画でした。これは、岩に刻まれた記号や図形を意味します。例えば、ホピの人々が岩肌に書き残した岩壁画には、頭上に光輪を掲げる、天から降りて来た神の姿が描かれています。ホピ族によれば、これは「カチナ」と呼ばれ、宇宙から来た者を意味するそうです。カチナは神ではなく、空飛ぶ乗り物で地球にやって来て、他の星の知識を人々にもたらしました。よく似たものが、ヨーロッパのバルカモニカ(イタリア北部・バルカモニカの岩絵群)の岩絵にも見受けられますし、アジアにも、ブラジルにも同様の岩壁画が残されています』

前出のニック・レッドファン氏が語る。
『天界から何者かが地上を訪れて、その者たちが人類や文明に多大な影響を与えたことを伝える伝説は、世界中に残されています。しかも、特定の時代に集中していて、どれも同じパターンで展開していることから考えても、古代に何者かが人と交流し、今日の私達となるよう操作をした可能性は否定できません』

古代の宇宙人について詳しいラジオパーソナリティのジョージ・ヌーリィ氏が語る。
『なぜこれほど多くの古代文明で、同じことが語られているのでしょう。単純に考えるなら、同じ出来事が起こって、それを人々が見ていたということになるでしょう。その出来事とはつまり、地球に来た異星人が当時存在した生物に遺伝子操作を施して、人類社会が急速に形成されるよう促したことを意味します。あらゆる文明において、ヒトの存在は神の目を通して語られています。この神を地球外生命体に置き換えて考えてみると、すべてのつじつまが合うのです』

前出のニック・レッドファン氏が続ける。
『古代において岩壁画は、重要な出来事を伝える手段でした。ですから、岩壁画に天空の人々の姿が描かれたのなら、きっと実在した何者かを描いたのだと私は思います。問題は、これが何なのかということです』

異星人が古代人と接触した証が揺るぎの無いものなら、人類はこの惑星で生まれたのではなく、他の惑星からやって来たとも考えられないだろうか。(つづく)


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アヌンナキは、太陽系にある未発見の惑星ニビルに住んでいて、古代においてニビルに不足した金を求めて、地球を訪れたとされる。

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異星人と人類創生の謎・終 [UFOと宇宙人12]

アラバマ州ハンツビル、NASAマーシャル宇宙飛行センター。2011年3月、宇宙生物学者のリチャード・フーバーは、ここで驚くべき新発見を発表した。我々の住む太陽系ができた頃と同じ40億年以上前の珍しい隕石の中に、地球外の微生物の化石を発見したのだ。
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生命は、過酷な宇宙空間の移動に耐えられないと近年まで考えられていたが、フーバーの発見は生きたバクテリアが地球にたどり着き、ここに根付いた可能性をも示唆するものだった。
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   (隕石から発見された地球外微生物の化石)

天体物理学者で作家でもあるフィオレラ・テレンジ女史が語る。
『彗星の中に閉じ込められた微生物が、惑星間や恒星間の移動に耐えて生き延びることは、可能かもしれません。微生物が彗星の中心部である岩石の中に閉じ込められていた場合には、まわりの凍った物質が厚い保護膜のような役割を果たし、さらにその上には彗星の塵(ちり)の層が取り巻いています。この塵も光線を効果的に遮ってくれますので、紫外線から微生物を守ってくれるでしょう。単細胞生物などの微生物やアミノ酸を広大な宇宙空間の中で移動させる場合、彗星は理想的な輸送装置となります』

隕石に付着した微生物が大気圏に突入して、地上に衝突し繁殖を始めるという可能性があるのです。このように、地球上の生命は宇宙からやってきた生物から始まったとする「パンスペルミア説」は、論争の的となっている。

1953年に発見されたDNAの共同発見者であるイギリス人科学者のフランシス・クリックも、この説を強力に支持していた。

作家のピーター・フィーグ氏が語る。
『DNAが二重らせん構造であることを突き止めたのが、フランシス・クリックです。クリックは、この構造が偶然ではなく設計されてできたはずだと考えました。その論拠の一つが、どの生物のDNAのらせんもすべて同じ方向に渦を巻いていることでした。もしDNAが地球で発生したなら、50パーセントの割合で逆巻きのものがあってもいいはずなのに、存在しないのです』
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    (DNAは、二重らせん構造をしている)

ラジオパーソナリティのジョージ・ヌーリィ氏は、こう考える。
『私がパンスペルミア説を素晴らしいと思う理由は、この説が宇宙の至る所に生命が存在すると説いているからです。その説が正しいなら、彗星や隕石に乗ってやってくる生命は、地球だけではなく他の惑星にも棲みついているはずです。それも、神の計画に含まれているはずです』

作家のビル・バーンズ氏は、次のように考える。
『これは他の惑星や別世界に住む高等な生物が、意図的に、また入念に仕組んだ植民地化活動だと思われます。空飛ぶ円盤を都市の真ん中や砂漠へ向かわせることなく惑星を手に入れる最良の策は、自分達のDNAを送りこみ、同じ種を作り出してしまうことです』

作家のニック・レッドファン氏は、次のように語る。
『現代の私達が持つ科学技術を使えば、細胞とそのDNAを遺伝子レベルで抽出して保存することが可能です。私達が、宇宙へノアの箱舟に似たものを送る日はおそらく来るでしょうが、その時は動物そのものではなく、核となる遺伝子を船に乗せるはずです。人類は、創造主となるかもしれません』

現在、人間を生み出すのに必要となるのは、我々のDNAのおよそ5パーセントだけと言われている。残りの解読不能な遺伝子コードは、かつて「ジャンクDNA」と呼ばれていた。しかし、これほど多くのDNAが機能していないことなど、あり得るのだろうか。いつの日か、我々の遺伝子の大部分が解読される日が来たときには、人類の起源についてどんなことが明らかになるのだろうか。

ジョルジョ・ツォカロス氏は、このように話す。
『私達人間の遺伝物質の95パーセントが解読できないからと言って、必ずしもその95パーセントが必要の無いものだと、言い切れるものではありません。自然界に、無駄なものなど無いのです。そしてDNAは、素晴らしく優秀な記憶装置です。世界中のスーパーコンピュータをつなぎ合わせたとしても、DNAが記録できる情報を収めきることはできません。こういったことから考えても、地球外生命体が存在する究極の証は、墜落した宇宙船や文書の中にではなく、私達自身の遺伝子の中に見つかるのではないでしょうか』

作家のデビッド・チルドレス氏が語る。
『遺伝子研究によって、多くのことが解明するでしょう。ヒトのDNAの解読は、始まったばかりです。この先、私達の遺伝子に、異星人のDNAが組み込まれていたと発見される可能性もあるのです』

前出のラジオパーソナリティ、ジョージ・ヌーリィ氏はこのように考える。
『何者かが、この宇宙や地球とその他の惑星や生命を創ったのです。このような視点から考えてみれば、地球外生命体と神とが、同じ者であった可能性は高いと言えそうです。神の存在を否定しているのではありません。より高度な者が存在して、異星人を創造したのかもしれません。しかし、神と人間との間には、他の惑星から来た宇宙人が介在していると思われるのです』
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古代宇宙飛行士説の提唱者、エイリッヒ・フォン・デニケン氏が語る。
『宗教に関する知識の大部分が間違っていますが、例外を上げるなら、天地創造のすべてに神が関わっているということでしょう。また、広大な宇宙の中において、人間は非常にちっぽけな存在であるのですが、神は言い表すことが出来ないほど巨大な存在であるということも、恐らくは事実でしょう。宇宙人のことを考えるなら、神の存在は無視できないどころか、ますます重要となります』

人間は、原始時代に溶けだした水に繁殖するバクテリアから進化したのだろうか。もしくは、古代宇宙飛行士説で言われる様に、高次元の者によって、高い知能を持つよう設計されたのだろうか。ヒトを形作る核の部分に、答えはあるのだろう。それを得られたなら、人類が戻るべき場所を見つけることが出来るかもしれない。
(終わり)


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いずれ、ヒトのDNA解析が100パーセント進めば、すべての謎は解明される。そしてそれは、そう遠くない時期にやってくるだろう。

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