SSブログ
Xライダー・ドラマ1 ブログトップ
前の3件 | 次の3件

仮面ライダーX(4) [Xライダー・ドラマ1]

今回は、第22話《恐怖の大巨人!!キングダーク出現!・後編》を取りあげます。


【前回までの話は・・・ 友人のサナエが入院したことを知って見舞いに行ったチコとマコは、サナエの様子が以前とは違うことに気づく。ジンギスカンコンドルに吸血され操られているサナエは、チコとマコが立花藤兵衛の店で働いていることを話し、そのことでふたりはジンギスカンコンドルに襲われてしまう。Xライダーに救われたチコとマコは当分の間ホテルでかくまわれるが、ふたりが泊まるホテル前には、手首にキバの傷痕がある女が立っていた・・・】

◆左手首にキバの傷痕がある女が、シティホテルの32階部屋へ向かっていた。ドアをノックした女は、「どなた?」と訊かれて「サナエよ」と答えた。チコがドアをそっと開けると、確かにそこにサナエが立っていた。
IMG_1454.jpg
『よくここが分かったわね・・・』(チコ)
『立花さんに電話したら、教えてくれたの。大変だったんですってね』(サナエ)

そう言って部屋に入ったサナエは、カーテンを開けると窓ガラスを開けてしまう。

『だめよ、開けちゃ!』(チコ)
『だって、開けろと命令されたんですもの』(サナエ)

『命令?誰に?』(マコ)
『【メリハリの無い声で】私のご主人様・・・』(サナエ)

部屋が急に暗くなり、サナエは一瞬姿を暗闇の中に隠した。ふたたび現れたのはサナエではなく、口から2本のキバを生やした吸血鬼に変貌したサナエであった。

『さぁ、私の様におなり。フフフフ・・・』
サナエが開けた窓から、ジンギスカンコンドルが入ってきた。チコとマコは部屋の隅に追い込まれ、ジンギスカンコンドルの犠牲となってしまう。

『吸血鬼となり、俺の奴隷となれ!そして夜な夜な町をさまよい歩き、人間どもを吸血鬼にするのだ!』

客のいない店内で、ラジオを聞いている立花藤兵衛と神敬介。ラジオは、数日前から都内で発生し出した奇病についてのニュースを流していた。その症状は顏が変わり、吸血鬼のように血を欲しがるという。

ニュースを聞いた敬介は、それがジンギスカンコンドルのしわざだと確信する。だが、ヤツはどこに隠れているのかが分らない。都内をバイクで走り回るより、他に手が無い敬介。

そんな時、悲鳴を聞いて駆けつけてみると、女性が吸血鬼に襲われている現場に遭遇する敬介。吸血鬼は逃げたが、襲われた女性の手首には吸血されかかった痕があった。一刻も早く探し出して倒さなければ、日本中に吸血鬼があふれると危機感を抱く敬介。

その頃、かくまわれているチコとマコのもとへ、ホットコーヒーを持って立花藤兵衛がやって来た。だが、ドアには鍵もかけず、部屋はもぬけの殻であった。だが、音も無くふたりが現れ、気配を感じて振り返る藤兵衛。

『【怒った顏で】まったく、あきれた連中だ・・・【笑顔で】コーヒー持ってきてやったぞ!』(藤兵衛)
『コーヒーはいらない。もっとほしいものがあるの・・・』(チコ)

『いい加減にしろ!【半分怒りながら】何が欲しんだ?』(藤兵衛)
『マスターの血を飲ませて!』(マコ)
『コイツ、悪い冗談はやめろ!・・・』(藤兵衛)

次の瞬間、チコとマコの顏つきが変わり、キバが生えた吸血鬼に変貌した。藤兵衛は部屋中を逃げ回るが、二人に襲いかかられて手首から血を吸われ、気絶してしまう。
IMG_1457.jpg
『はぁあ、駄目ね。中年の男の血って、美味しくないわ!』(吸血鬼マコ)

立花コーヒー店に戻ってきた敬介は、道端で吸血鬼を取り逃がした話を藤兵衛に聞かせた。後ろ向きの藤兵衛は、話を聞きながらコーヒーを作り敬介に差し出すが、その左手首にはキバの傷跡が・・・

『おやっさん!!』

ナイフを持っていきなり飛びかかってきた藤兵衛を反射的に避けた敬介だが、藤兵衛の顏がキバの生えた吸血鬼に変貌しているのを見てビックリする。

そして、店内に隠れていたチコとマコが敬介の背後から現れ、敬介に襲いかかろうとしていた。ふたりとも、キバの生えた吸血鬼の顏だった。
IMG_1458.jpg
敬介は、チコとマコに左右から手首を噛みつかれ、吸血されて失神してしまう。それを見た藤兵衛は、ふたりに言った。
『ご主人様のもとへ、運ぶのだ!』

神敬介を山上病院へ運び込んだ立花藤兵衛とチコ、マコ、それにサナエ。山上院長は満足げに言い放った。
『でかしたぞ、血の奴隷たちよ。これで神敬介も吸血鬼になって、私の奴隷だ。ハハハハ』

吸血された神敬介が、白い布を被せられてベッドに横たわっている。山上院長が白い布を取り除くと、そこにはXライダーが横たわっていた!
IMG_1462.jpg
『アハハハ、貴様の吸血ヴィールスが、私に通じるとでも思っていたのか!!』
『お、おのれ。カァーッ!』

悔しがる院長は、不気味な姿のジンギスカンコンドルに変身すると、Xライダーに襲いかかった。ジンギスカンコンドルの命令で、藤兵衛やマコたちがXライダーに襲いかかっていく。

だが、人間を相手に戦う訳にはいかない。しばらく眠っていてもらうために、ライダーパンチが彼等のミゾオチに軽くヒットした。空へ逃げるジンギスカンコンドルを、空を飛べるマシン・クルーザーで追跡するXライダー。

Xライダーに海岸へ追い詰められたジンギスカンコンドルは、ジンギスカン伝来のヤリを武器に攻撃して来た。Xライダーはライドルを引き抜くと、ライドルスティックで応戦する。
IMG_1467.jpg
IMG_1468.jpg
猛烈な炎のジンギスカンファイアを口から発射してXライダーを攻撃するが、岩場に隠れて防護すると、スキをみて、ライドルスティックの先端をジンギスカンコンドルの口に押し込み、口内にあるファイア発射装置を破壊するXライダー。

もう火が吐けなくなり、戦意喪失のジンギスカンコンドルに、必殺Xキックを炸裂させるXライダー。大きく跳ね飛ばされて岩場に叩きつけられ、ジンギスカンコンドルは大爆発した。その死によって、吸血ヴィールスの効力は完全に失われたのであった。

病室で最初に気がついた藤兵衛は、チコ達を起こしてまわった。お互いの顏を見て、キバが生えて無いことを喜び合う女性たち。
『(藤兵衛)Xライダーが勝ったんだ!』(終わり)


★★★★★★★★★★★★
Xライダーの怪人達は、みんな魅力的だ。神話怪人たち、そしてこれから出現する世界の悪人怪人軍団!

nice!(7)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

仮面ライダーX(5) [Xライダー・ドラマ1]

今回は、第23話《キングダーク!悪魔の発明!!・前編》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
音楽;菊池俊輔
技斗;高橋一俊
監督;田口勝彦

【前回までの話は・・・ 大幹部アポロガイストを遂に倒したXライダー神敬介。だが、それも束の間、新たなる敵・キングダークが、敬介に挑戦して来た。チコとマコが新怪人ジンギスカンコンドルに襲われ、吸血鬼にされてしまう。しかもその魔の手は、立花藤兵衛にまで及ぶ。だが、空飛ぶマシン・クルーザーを使い、ジンギスカンコンドルを海岸へ追い詰めたXライダーは、Xキックで仕留める。怪人の死と共に吸血ヴィールスも死滅し、吸血鬼と化した人々は元の身体に戻っていった・・・】


◆『例の研究は、どうなっている?』
定時連絡のためやってきた戦闘工作員達へ、進捗状況を聞くキングダーク。
IMG_1540.jpg
『ジー(掛け声)!キングダーク様。研究所からの連絡ですと、今しばらくの時間がかかるとのことです』
『ウーヌ、遅い!早くやらせろ!』

例の研究とは、ゴッドの科学開発局局長で、世界的に有名な科学者・南原博士の取り組んでいる研究である。それは、地上のすべての物質をエネルギーに変えてしまう「極分子復元装置」と呼ばれる悪魔の発明であった。

通称RS(アールエス)装置と呼ばれるこの装置をキングダークにセットし、世界中の物質をエネルギーに変えながら暴れ回る計画を、ゴッドは密かに進めていた。

休憩室で会話を交わす南原博士と玉井助手。ふたりは、このRS装置を絶対に完成させたくはない。南原博士は、完成したときの恐ろしさを誰よりもよく知っているからだ。

しかし、一人娘のリエがゴッドに監視されているため、博士は娘の命を危険にさらすようなことは絶対にできない。休憩室内の盗聴器はすべて取り除いたという玉井助手の言葉を信じ、南原博士はつい正直に話してしまう。

『君の思っている通り、RS装置の設計図は完成している。ゴッドが使えば悪魔の兵器、正しい人が使えば神の贈り物だ・・・』

しかし、南原博士の白衣のボタンの1個が盗聴器になっていることまでは、玉井助手も気付かなかった。ふたりの会話は戦闘工作員に盗聴され、キングダークの知るところとなった。

玉井助手がここから逃げることを提案するが、博士が脱出すれば、一人娘リエの命は危うくなる。だから、脱出するわけにはいかないのだ。

RS装置の設計図がすでに完成していることを知ったキングダークは、配下の怪人ガマゴエモンを呼び出して指令を与えた。

『南原は、RS装置の設計図をいつの間にか完成させ、隠している。探し出すんだ、ガマゴエモン!』
IMG_1541.jpg
『はは。ガマゴエモンはその名のごとく、日本一の大泥棒・石川五右衛門の頭を持っており申す。盗みにかけては天下の名人。必ず探し出して、ごらんにいれ申す!』

『南原博士の一人娘は、人質のはずだ。それを利用しろ!』
もうすぐ小学校は夏休みに入るというのに、友達と別れて家へ帰る途中にある公園で、南原リエは楽しそうに遊ぶ親子連れを羨望のまなざしで見ていた。

そんなリエに声をかけたのは、神敬介だった。
『どうしたんだい?勉強しないと、夏休みにはどこへも連れて行きませんよって、お父さんかお母さんに叱られたのかな?』

『違うわ!お父さんが居れば、好きな所へ連れて行ってくれるのよ!』
父が自分の近くにいないことをにおわせる発言をしたリエに、神敬介は何か事情を感じ取る。

神敬介が少女の父親の行方を聞いた瞬間、リエはサングラスの男に繁みから見張られていることを知り、何も言わずに走って逃げていくのだった。

自宅へ戻ったリエは、勉強部屋にサングラスの男がいることに驚く。
『いいか。お前は俺たちに24時間見張られているのだ。たとえ学校にいても、だ!』
『お父さんを、返して!』

『ダメだ!誰にも怪しまれないよう、いつもと同じ生活をしているのだ!』
『ハハハハ。もう怪しまれているぜ!』

そこにいたのは、少女の様子がおかしいので後を付けて来た神敬介だった。部屋から逃げるサングラスの男を、追いかけていく神敬介。広い邸宅の庭で、二人は戦っていた。やがて一人、また一人と男の仲間が増えて、神敬介に襲いかかって来た。

リエは、邸内に誰もいなくなった隙に逃げようと廊下へでた。だが、ガマゴエモンが天井に張り付く様にして、リエを見つめていた。
『そうはいかん。人質を逃がすものか!』
IMG_1545.jpg
ガマゴエモンに捕らえられたリエは、大声で神敬介に助けを求めた。ガマゴエモンの前に立ちはだかる神敬介。

『やはりキングダークの悪人軍団か!そのコを渡せ!』
『神敬介、ガマゴエモンに勝てるつもりか!』

ガマゴエモンの左手から火炎が出て、神敬介を襲う。神敬介はXライダーに変身して、応戦した。ガマゴエモンは、リエを戦闘工作員が運転する車に乗せると、連れ去ろうとした。
IMG_1547.jpg
だが、Xライダーは運転席の工作員を倒して発車できないようにすると、ガマゴエモンと対決した。ガマゴエモンは突然、頭部から白いガマアブラを上へ向けて噴射して身体にかぶった。

すると、白くなったガマゴエモンにはXライダーのパンチもキックも滑ってしまい、ダメージを与えられないのだった。焦るXライダーは「ゴエモン投げ」を食らい、大きく投げ飛ばされてしまう。
IMG_1548.jpg
だが、着地した場所にリエが乗せられている車があったため、ここはガマゴエモンとの勝負を預けて、Xライダーはリエを奪還するとクルーザーに乗せて去っていくのだった。
IMG_1550.jpg
立花コーヒー店にリエを連れてきた敬介。不安そうなリエを、チコ、マコ、藤兵衛が囲んで、なんとか安心させようとしている。

『南原博士は世界一周旅行と聞いていたが、キングダーク一味に捕らえられていたとは・・・』
IMG_1551.jpg
(酒瓶を取ろうとしているように見えるが、刺さったナイフを抜く藤兵衛)

立花藤兵衛がそうつぶやいた時、ガラス窓を破ってナイフが店内に飛び込んできた。ナイフを引き抜いた藤兵衛が巻き付いていた手紙を開くと、「リエを渡せ 南原の命は無い ガマゴエモン」と書かれていた・・・(つづく)
 

★★★★★★★★★★★★
歌舞伎でお馴染み、石川五右衛門とガマガエルの合体怪人。登場時に、なにかと自慢の口上が多く、キングダークから「自慢は後だ!」と、叱られる場面がある(笑)。

nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

仮面ライダーX(6) [Xライダー・ドラマ1]

今回は、第23話《キングダーク!悪魔の発明!!・後編》を取りあげます。


【前回までの話は・・・ ゴッドの科学開発局で働く南原博士は、RS(アールエス)装置と呼ばれる悪魔の発明の開発に取り組んでいた。まだ開発途中だと偽っていたが設計図はすでに完成しており、盗聴によってキングダークの知る所となってしまう。キングダークは博士の口から設計図の在りかを聞きだそうと、怪人ガマゴエモンに博士の一人娘リエを襲わせたが、リエはXライダーに救われる・・・】

IMG_1552.jpg
◆『RS装置の設計図は、どこだ!』(怪人)
『未完成なんだ!』(玉井)
『ウソをつけ!助手の命と引き換えに出せ、南原!』(怪人)

IMG_1554.jpg
リエの誘拐に失敗したガマゴエモンは、ゴッドの研究室に戻って、力ずくで設計図の在りかを吐かせようと南原博士に迫った。脅しでは無い証拠に、ガマゴエモンは拒絶した玉井助手の右手首を火炎で焼き切ってしまう。

『どんな宝もどんな研究も、人間の命には代えられない・・・設計図は渡す』
南原博士はそう言って右手を懐へ入れると、小さな機械を取り出してガマゴエモンに向けてかまえた。

IMG_1555.jpg
『動かないでもらおう・・・』(南原)
『なんだ、それは!オモチャで脅かすつもりか!』(怪人)
『オモチャに見えるかね?』(南原)

研究室のコンピュータに向けて、南原博士は右手に持つ小さな機械の引き金を引いた。すると、一瞬にしてコンピュータは蒸発して無くなってしまったのだ。

『見たかね。実験用に密かに作ったミニモデルのRS装置の威力を!』(南原)

このミニRS装置でガマゴエモンの攻撃を防ぎつつ、南原博士は玉井と一緒にゴッドを脱出する計画を立てていた。だが、一瞬の隙を突いて、ガマゴエモンは天井へ吸い付くように飛び上がると、天井から火炎を放射して襲ってきた。

玉井助手は自分が盾となって、南原博士を研究室から逃がすのだった。必死に脱出する南原博士は、この混乱の中で玉井助手と別れ別れになってしまう。

ゴッドの秘密基地から無事に脱出できた南原博士は、懐から取り出したRS装置の設計図をじっと見ながら、これは自分一人ではとても守り切れないと思った。そして、設計図を9枚に破り、1枚を自分が、残りを8人の仲間へ郵送することを決意する。

設計図の破片が入った8枚の封筒を投函後、久しぶりに自宅へ帰ってきた南原博士は、室内に誰もいないことに大きく肩を落とす。
『リエ・・・やはり人質として、どこかへ連れて行かれたのか』

ガッカリしているところへ、後ろから肩を叩く者がいた。ビックリしてミニRS装置を構えて振り返ると、それは玉井助手であった。

『玉井君!無事だったのか・・・』
『はい、先生。それよりリエちゃんの居所が、奴らの滑らした口から分りました!』

すっかり気を許した博士は、玉井に娘の居所へ案内してもらおうとする。玉井は道案内をする前に、自分の方がミニRS装置をより正確に扱えるからと言って、自分に渡すよう頼むのだった。
IMG_1556.jpg
玉井が差し出した右手に、博士は装置を渡してから、はっと気づいた。
『玉井君!確か右手は、あの時怪人に・・・』

玉井の姿は、一瞬にしてガマゴエモンに変わった。
『この実験用のRS装置さえ手に入れば、設計図など要らん。これを大きく製造すれば、同じことだ!』

と、その時、ライドルスティックが、ガマゴエモンを殴る鈍い音がした。
『南原博士は、私がお守りする!』
『出たか、Xライダー。とうとう、お前の最期の時が来たな。こいつを食らって、死ね!』

ミニRS装置を、Xライダーに向けて構えるガマゴエモン。だが、引き金を引いても何も起こらない。
『ウ、ヌォォ?』

『私が発火装置を壊しておいた。いつ奪われるか、分らないからね』(南原)
『お、おのれ。Xライダー、貴様を倒して、改めて設計図を奪ってやるぞ!』

ガマゴエモンはそう言って、火炎を放った。Xライダーは博士を連れて邸宅を出ると、立花コーヒーショップにリエがいることを告げて、博士を会いに行かせるのだった。

ガマゴエモンは伊賀流忍術の使い手、忍術を駆使してXライダーに攻撃を仕掛けてくる。邸内の林の中へ逃げ込むと、「木遁の術」で木に化けてXライダーの目をくらませた。だが見破られると、今度は火炎を放って襲ってきた。

Xライダーはライドルスティックを風車のように回転させて、火炎返しで対抗する。自分が放った火炎が降りかかり、ひるんだガマゴエモンにXキックが炸裂した。

南原博士とリエは再会を果たし、互いの無事を確認し合って喜んだ。だが、突然飛んで来たオノが博士の背中に突き刺さり、南原博士は致命傷を受けてしまう。ガマゴエモンを倒して今戻って来た神敬介は、それを見て愕然とする。

『(怪人の声)アウァウァウァウァ・・・!』
店の外へ出た敬介は、インディアンの叫び声を残して去って行く怪人らしき影を見た。追跡しようとする敬介を、店から出て来た藤兵衛が呼び止めた。

『敬介、博士がおまえに伝えたいことがあるそうだ!』(藤兵衛)
『た、頼む、設計図は9枚に破り、私の8人の仲間へ渡した。ま、守ってくれ・・・設計図を・・・』(博士)
IMG_1557.jpg
『その8人の名前は?』(敬介)
南原博士は、無言でリエにハートのロケットペンダントを渡すと、息絶えてしまう。
『お父さん!お父さん!』

ガックリと力が抜けて、目を閉じる南原博士。ロケットを握りしめたまま、涙で叫ぶリエ。設計図の数が1枚足りないことを、藤兵衛と目を見合って不審につぶやく敬介。するとリエが、握っていたロケットを敬介に差し出した。
IMG_1558.jpg
『お兄ちゃん・・・お父さんは、きっとこの中に・・・』
敬介がリエから渡されたロケットの蓋を開けると、中に小さく折りたたまれた紙切れが入っていた。広げてみると、それは設計図らしいことが解かった。

『私には、お父さんの心が解ったの。なぜ握らせたか・・・』(リエ)
『リエちゃん。お父さんにも約束した。設計図は、この俺が必ず守る!』(敬介)
無言でうなずくリエ。

その頃、キングダークは、新怪人サソリジェロニモへ命令を下していた。
『9枚の設計図の一枚は、神敬介が持っている。まず、それを奪ってくるのだ。行け!』

【ナレーション】 地球の滅亡か、人類の平和か。9つに分れた設計図をめぐる恐るべき戦いが、これから始まっていくのである。(終わり)


★★★★★★★★★★★★
キングダークという新キャラの登場だけでなく、RS装置の設計図をめぐる戦いというサブストーリーで、より面白くなっていくだろう・・・いくはず・・・いってほしい・・・だーね!

nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ
前の3件 | 次の3件 Xライダー・ドラマ1 ブログトップ