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ダイヤモンド◇アイ(17) [ダイヤモンドアイ・ドラマ2]

今回は、第9話《宝石展示会の陰謀!/ 前編》を取りあげます。

  企画;衛藤公彦
  原作;川内康範
  脚本;田村多津夫
  音楽;池多孝春
  殺陣;渡辺高光
特技監督;真野田陽一
  監督;六鹿英雄

【前回までの話は・・・警察で事情聴取を受けたライコウは、銃で殺された男が浜岡鋼業社長だと知った。多額の現金をトランクに詰めて持っていたことから、悪事をネタに源海龍一味に狙われたのではと考えたライコウは、秘書の日野に接近してその理由を探ろうとした。そして、「アジアの子供が手をつなぐ会」の存在を知る。会の総裁秘書・北見八郎を追跡したライコウは朱玉のワナに落ち、殺し屋二人組に襲撃されて気絶してしまう。危機一髪のライコウをダイヤモンド・アイが救ったが、アイも悪霊界に誘いこまれ、サタンバットの火炎攻撃でピンチに・・・】

◆ライコウを襲った二人組の殺し屋・貂(てん)と陶(とう)はダイヤモンド・アイに正体を見破られ、前世魔人ヒトデツボとサタンバットの醜い姿をさらした。ヒトデツボをロイヤルパンチで倒したアイだったが、残るサタンバットが口から火炎を吐いてアイを攻めたてた。アイは自身のマントを右手で持つと、防火扉のようにして耐えた。そして、隙をみてマントを一振りすると、サタンバットの火炎を口中に押しこめてしまった。

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焦ったサタンバットは、自分の右のツノを引き抜いて剣に変化させると、火炎をまとった剣にしてアイに斬りかかっていく。ステッキで巧みに炎の剣をかわしたアイは、相手が剣を落とした隙にロイヤルパンチでとどめを刺した。サタンバットは消滅し、同時に怨霊世界も消えて現世に戻ったダイヤモンド・アイはライコウに向かってこう言った。

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『甲太郎。この世に悪のある限り、正義のために共に献身するのだ!』
『もちろんだ!絶対に負けないぞ、アイ!』
『また会おう!』

ふたりは固い握手を交わして、互いの気持ちを確かめあった。そして、空へ飛んで消えて行くアイを、ライコウはいつまでも見送っていた。

カボ子の店・スナック「サンダー」にライコウとモンちゃんが来て、カボ子の快気祝いをしていた。すると、店の電話のベルが鳴り、五郎が受話器を取ると、それは早川編集長からだった。内容は、ライコウが依頼していた「アジアの子供が手をつなぐ会」についての調査結果であった。

『例の、アジアの子供が手をつなぐ会。これは何の不審も無い慈善団体だけど、ちょっと気になることがあるのだ』
『なんですか?』
『ダイヤの展示会に協力しているのだ』

カボ子の快気祝いは中止だ。ライコウはモンちゃんに謝って、店を飛びだしていった。モンちゃんは、ライコウが自分のために命を賭けて悪を追い詰めようとしていることを知っている。だから、笑顔で送り出すのだった。

慈善団体とダイヤ。ライコウは、そこにきな臭いものを感じた。というのも、源海龍一味のやり方は、相手にダイヤを買わせる約束をさせておき、用意した多額の現金を強奪するという手口だからだ。

早川編集長の元へ行ったライコウは、ダイヤ展示会の招待状の写しを編集長に見せられた。そこには、主催;「宝輸入協会」、協力;「アジアの子供が手をつなぐ会」と書かれている。取材という名目でこの展示会に潜入してみようと、ライコウは考えた。

一方、ライコウが宝輸入協会について調べ回っていることをつかんだ朱玉は、展示会前日にそのことを源海龍へ報告した。

『明日の展示会は、どうします?』
『あくまで、計画通り遂行せよ!』

ダイヤ展示会は、会場入口に警戒員が何名も立つ警戒厳重な中で予定通りに開催された。取材という名目でライコウが入ろうとすると、招待状が無ければダメだと言って、入室を断られてしまう。大邸宅を使った会場は、周囲が林に囲まれていた。この盲点を突いて、ライコウは窓から潜入しようと考えた。ところが、木が生い茂る裏庭へ回った時、目の前に大沢山京子が立っていたのだ。

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『京子さん・・・どうしてここへ?』

声こそ小さかったが、ライコウはとても驚いていた。怪しい動きをするこの慈善団体と京子がどのような関係にあるのか、ライコウは知らない。すると、京子は説明を始めた。

『私、今、アジアの子供が手をつなぐ会の仕事をしているのです。今日は、ここにお手伝いに来ました』

父親の一件以来行き場を失っていた京子は、会の運営する保育園で働き始めてから、充実した生活を送っていると話した。そして、ライコウが会場内にいる北見と会えば、必ずぶつかることを懸念するのだった。ライコウは話を受け入れ、この場を去って行くのだった。

しかし、あきらめきれないライコウは、会場の入口付近で見張ることにした。今いる場所なら、死角になって警備員からは見えない。すると、後ろから左肩をトントンと叩く人物がいた。振り返ると、そこにはグリーンのロングドレスに身を包んだ見慣れない美人が立っていた。キョトンとしていると、美人はかぶっていたカツラを取って「アタシよ」と言った。

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それはカボ子だった。招待状が必要なこの展示会に、招待状無しで入る方法をカボ子は考えていた。美人に変装したカボ子は、展示会に1人でやって来た老紳士に近づくと、「いらっしゃいませ」と言って展示会のコンパニオンを装った。老紳士と腕を組んで一緒に会場入口まで歩いて行くと、招待客の同伴者と見なされ、何も咎められることは無かったのである。それを見たライコウは、恐れ入ったという顔をして、自分も負けてはいられないと会場へ入るための入口を探すのだった。

だが、ライコウの行動は、新しい殺し屋・バイパーに見張られていたのだ。バイパーは別動隊の警備員たちと一緒に現れて、ライコウに襲いかかって来た。パンチとキックで必死に応戦するライコウだったが、多勢に無勢、とうとう捕まってしまった。
(つづく)


★★★★★★★★★★★★
大沢山京子役の青木英美氏は、『飛び出せ!青春』や『われら青春!』に活発な女子学生役でご出演されていた、あの女性である。
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ダイヤモンド◇アイ(18) [ダイヤモンドアイ・ドラマ2]

今回は、第8話《宝石展示会の陰謀!/ 後編》を取りあげます。

【前回までの話は・・・悪霊界に引き込まれながら二体の前世魔人に勝利したダイヤモンド・アイは、苦しくても正義の為に共に献身していく覚悟をライコウと誓い合った。「アジアの子供が手をつなぐ会」がダイヤの展示会に協力していることを早川編集長から知らされたライコウは、取材の名目で展示会に潜入しようする。入口で断られたライコウに代わり、カボ子が変装して会場に潜入した。会場の外から見張っていたライコウに殺し屋バイパーが襲いかかり、ライコウは捕らわれてしまう・・・】

◆スナック「サンダー」に戻ってきたカボ子は、ライコウがまだ戻っていないことを知って不安になった。カボ子が老紳士と一緒に会場から出て来た時、ライコウの愛車のバイク(サンダー号)は置いたままだった。出かける時には必ずサンダー号を使うライコウが、サンダー号を放置したまま姿を消すということは良くないしるしだとカボ子は思う。カボ子の話を聞き、五郎は思った。

『源海龍一味が現れて、先輩はそれを追って』
『それなら、サンダー号で追いかけるわよ』
『やっぱり、奴らに捕まったかなぁ』
『そうだよ、きっと』

ふたりは、店内のカウンターの前を行ったり来たりしながら、善後策を考えていた。積極的なカボ子は、こう考えた。

『展示会の客たちがダイヤを取引するのは、明日。客たちは、今日中にお金を用意するはず』

いつもは抜けたことを言う五郎の頭に、ピーンとくるものがあった。

『源海龍一味が狙うのは、そのお金!』
『そのとおり!』

客の家を見張っていれば、源海龍一味が金目当てに現れるに違いないとカボ子は考えた。ダイヤの展示会で見た客の内の一人をマークしておいたと、カボ子は言うのである。カボ子の愛車でその人物の邸宅に向かった二人は、広い邸宅の裏へ回ると、繁みの中に身を隠した。

一方、バイパーに捕まったライコウは、殴られて失神していた。気がつくと、ライコウは後ろ手に縛られて身動きが取れない状態で、アジトらしき倉庫の床に転がっていた。だが、両脚は自由に動く。2メートル程先にビール瓶の破片が落ちているのが目に入ったライコウは、それを使って縛られているロープを切ろうと考えた。

ところが、あともう少しというところでバイパーが現れ、ビール瓶の破片を足で踏みつぶして粉々にしてしまった。

『お前は、あの時の!』
『そのとおり。源海龍の幹部・バイパーだ!』

ライコウの両腕は縛られているので防御が出来ず、バイパーに殴られ放題であった。だが、ジャンプしてバイパーにキックを浴びせると、バイパーはひるんでしまう。幸運なことに、ビール瓶の破片は一つだけでは無かった。ライコウは転がっていた別の破片を拾うと、それでロープを切ることに成功する。

バイパーと互角の戦いができる状態になったライコウは、俄然元気になった。ところが、バイパーの手下二人が物音に気づいて、やって来たのだ。威嚇射撃を一発撃たれ、ライコウは万事休す。両手を上げたライコウは背後からバイパーに殴られ、再び気を失ってしまう。ライコウを捕えたという報告を受けた源海龍は、次の命令をバイパーに出した。

『ただちに、契約した客から金を集めろ!金を回収次第、甲太郎を始末せよ!』

その頃、展示会で目を付けておいた客の裏庭へ忍び込んだカボ子と五郎は、何も起きないので暇を持て余していた。すると、突然サイレンを鳴らした救急車が1台、邸宅の前に到着した。担架を持って邸内へ走って行く5人の救急救命士たち。邸内では、主人とその妻が口を封じられ、ロープで身体を縛られて身動きできない状態にされていた。

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しばらくして、担架に何かを乗せた5人の救命士たちは、救急車へと戻って行く。担架には白い布が被せてあり、何を乗せているのか分からない。だが、担架を持っていた前方の救命士がつまずき、担架に積まれた中身が荷崩れを起こして落ちた。中身は、なんと銀色のトランクである。トランクを見て、カボ子は思った。

『あれ、もしかしたらお金チャン? 私は救急車を追うから、五郎ちゃんは海藤警部に連絡!』

カボ子は青色の愛車に乗って救急車の後を追ったが、途中で見失ってしまうのだった。夜になり、手分けして回収された現金が、港湾のとある倉庫にどんどん集まって来ていた。その額は、優に200億円を超える。源海龍はこの現金を船に乗せ、日本から持ち出す計画なのだ。

そして船が着く前に、捕まえておいた雷甲太郎を処刑する楽しみが、源海龍には残っている。倉庫の近くの作業用クレーンには、ロープで縛られたライコウが地上5メートル程の高さに吊るされていた。源海龍と朱玉、それにバイパーが、クレーンに吊るされたライコウを見上げている。

『そろそろ、船出の前の水葬を始めるか』

源海龍は笑顔で朱玉にそう言うと、隣にいるバイパーに拳銃で撃つよう命じた。恐怖を与えるため、ライコウの身体に当たらない程度に発砲するバイパー。ライコウにダイヤモンド・アイを呼ばせて、アイもろとも処刑してしまう秘策が、源海龍にはあった。だが、なかなかアイを呼ばないライコウに苛立つ源海龍は、ロープを狙えとバイパーに命じた。

銃弾が当たり、ロープが切れて、ライコウは真っ暗な海へ落ちて行く。その時、ライコウはアイリングを空へ向けながら叫んだ。

『アイよーっ!』

奇跡が起こる。星の光でアイリングが輝き、ダイヤモンド・アイが登場した。だが、すでに暗い海の中へ沈んだライコウを追って、アイもまた同じ海中へ飛びこんだ。源海龍は、実はこれを待っていたのだ。

『ワナにかかったぞ!撃て!』

海面には、ガソリンが撒かれていた。バイパーの銃弾は、海面を炎の海にした。しかも、ライコウの両足には鎖で錘(おもり)が付けられ、その重さのためにどんどん深く沈んでいく。たとえアイがライコウを助けて浮かんで来ても、海上の広い範囲は火の海で二人とも助かるまい。勝ち誇ったように、源海龍は笑っていた。

ところが、水中から明るい光球が飛びだしてきて、それは海面に出た瞬間、燃え上がる炎をあっという間に消し去ってしまった。ダイヤモンド・アイの超能力の一つ、「破邪の珠(はじゃのたま)」と呼ばれる力であった!

アイは海底へ沈んでいくライコウに追いつくと、ロープを切り、鎖を切断すると、ライコウを抱きかかえるようにして海面に向かって上昇していく。その時水中から投げた破邪の珠が炎をすべて消し、二人は無事に脱出することが出来たのだ。

倉庫の屋上に着地したアイは、ライコウを置いて1人で源海龍に立ち向かって行った。バイパーと手下の赤覆面達が、アイに襲いかかって行く。アイは両目から青い光線を発射し、バイパーに当てた。

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『外道照身、霊波光線!正体みたり!前世魔人ワレアタマ!』
『バーレーターカァー!』

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『キングコブラ、お前も、だ!』
『(歌舞伎役者風に両手を使って)あっ、バーレーターカァー!』

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(戦闘員たちも、バーレーターカァー!)

『お前も、だ!』

振り返ったアイが赤覆面達に光線を当てると、それらは馬頭人と牛頭人に姿を変えた。アイの怒りが馬頭人・牛頭人を次々に倒し、魔人ワレアタマを追い詰める。だが、キングコブラは不利になったとみるや、悪霊界へ逃げ去ってしまった。アイの必殺ロイヤルパンチが、ワレアタマを木っ端みじんに吹き飛ばすのであった。

『甲太郎、頑張るんだ。愛と正義のために、共に献身するのだ。また会おう!』

ライコウにそう告げると、ダイヤモンド・アイは夜の空へ消えて行った。
(終わり)


★★★★★★★★★★★★

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巨人の島国・1 [宇宙人27/巨人の島国]

イタリアのサルデーニャ島。イタリアの西に位置する地中海のこの島は、今日富裕層や有名人たちの遊び場としてよく知られている。だが二千年前、この島は古代世界でも極めて謎めいた文明の故郷だったと、

作家のヒュー・ニューマンは次のように語る。
『サルデーニャ島には、無数の遺跡やピラミッドのようなものまで存在するのです。ヨーロッパでは、珍しいことです。この巨石の文明は、数千年前のものに違いありません。でも、考古学の分野では見落とされがちな場所です』

『サルデーニャ島は、極めて神秘的な「ヌラーゲ文明」と呼ばれる文明の発祥の地として、知られています。この島には、数えきれないほどたくさんの巨石建造物が存在するのです。島の至る所に、ヌラーゲという巨石の塔が点在しています。だいぶ古い時代に建てられたもののようです。巨人の墓のような建造物も、確認されています』
こう語るのは、古代の巨人に関する研究者のティモシー・アルベリーノ氏である。

「巨人」・・・サルデーニャ島には我々とは異なる種族をその起源とする者達が、暮らしていたのだろうか。そうだとしたら、彼らはどこから来たのか?そして、どこへ去って行ったのだろうか?

そんな興味深い問いの答えを探るため、古代宇宙飛行士説の提唱者ジョルジョ・ツォカロス氏は、2018年5月にサルデーニャ島を訪れた。ジョルジョ氏はこの旅で、オーク島のトレジャーハンターのマーティ・ラギーナ氏と会うことを決めていた。ラギーナ氏は何度もこの島を訪れており、その謎を解明したいと言う。

ラギーナ氏は言う。
『四年前にここを訪れた時に、ヌラーゲの巨石や遺跡について知りました。イタリア人は誰もその文明のことを知らないので、驚きました。地元の人達の話を聞く限り、どうやら巨人が住んでいたという伝説があるみたいです。どう思いますか?』

ジョルジョ氏が語る。
『とても興味深い話ですね。数年前にマルタ島という所を訪れていたんですが、そこには巨人文明があったと言われています。それに古代宇宙飛行士説では、神が地球に降り立って地球の美しい女性と結ばれた時、巨人が生まれたと言われているんです。だから、巨人の物語や伝説には、とても興味をそそられます』

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(国立考古学博物館内で展示物を見るふたり)

調査を始めるにあたり、二人はカリアリにある国立考古学博物館を訪れた。ここには、サルデーニャで最も古い不思議な古物が展示されているという。

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(展示物;モンテ・プラマの巨人)

国立考古学博物館でヌラーゲの石像を初めて見たジョルジョ氏(G)とラギーナ氏(L)が感想を述べる。
G;『これは、風変りですね。ヘルメットみたいに見える、目も大きい』
L;『人間にそっくりですが、目が明らかに違いますよね。(目の大きさの)バランスが
  悪い』

この博物館には、「モンテ・プラマの巨人」と呼ばれる大きな石像が数多く集められている。最初に発見されたのは1974年。地元の人が、地面から突き出した石の彫刻を偶然掘り出した。直後に考古学者たちがその場所を調査し、五千以上の石の欠片などを発掘。主流の歴史家たちは、ヌラーゲの人々による彫刻だと判断した。ヌラーゲとは、紀元前1800年頃からサルデーニャ島で暮らしたとされる人々のことだ。しかし、二千年が経った西暦200年頃、彼らは何故か消滅してしまったという。

さらにこれらの石像が謎めいているのは、その風変りな顔立ちだ。人間の姿に似ているものの、どことなくロボットのようにもみえないだろうか。

歴史学者のジェイソン・オセクイダ氏が語る。
『モンテ・プラマの巨人は、いずれも身長2.3~2.4メートルです。戦士や格闘家など、様々なタイプがあります。最も注目すべきは、そのサイズですね。石像はまさに、ヌラーゲの人々のありのままの姿をかたどったものだと、考えられています』

前出のアルベリーノ氏が語る。
『不思議なのは、モンテ・プラマの巨人は1970年代に発見されたのに、2000年近くになるまで公に展示されなかったことです。この島にあったとされる考古学的な流れとは、まったく異なるものだったからではないでしょうか。この島ではもっと不思議な何かが起こっていたのではないか、という推測が働いたからです』

作家のアンドリュー・コリンズは語る。
『とても奇妙な石像です。確かに実際に巨人だったのではないか、という印象を受けるのです。それから、石像に彫られた目ですね。人間のものとは違っていて、何か別世界からやって来た者を連想させるところがあります』

博物館をあとにした二人は、地元のレストランで考古学ガイドのマリア・パオラ・ロイ女史(M)と落ち合った。彼女が、サルデーニャ島の伝説を教えてくれると言う。この後は、三人の会話である。

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(C-3POに似た巨人像の顔)
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(古代シュメール遺跡から出土した像)

M;『博物館は?』
L;『行きました』
M;『それで、博物館に展示されていたものについて、どう思いました?』
G;『正直、半年程前までは、ここにある石像について何の知識もありませんでした。
  そして、初めて巨人の石像を見て思ったのは、まず映画スターウォーズのC-3POによく
  似ているということです。それだけでは無くて、古代シュメールやバビロニア時代の
  遺跡からも、こうした丸い目の像が見つかっています』
M;『もともとヌラーゲ文明について調べていた考古学者たちは、ヌラーゲの人々はメソポ
  タミアから来た者だと想定していました。つまり、アヌンナキです』

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(アヌンナキ)

アヌンナキとは、古代シュメール神話に登場する巨人で、古代バビロニアの寺院などに描かれてきた。

前出のコリンズ氏が語る。
『サルデーニャの言語は、メソポタミアの様々な言語とよく似ており、何らかのつながりがあるとされています。シュメール人は、おそらくサルデーニャを訪れたのでしょう。アヌンナキの古い伝統や天と地の神に関する物語も、持ち込まれました。それらは、天界の人物だと考えられました』

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(アヌンナキは巨人だったのか?)

作家のジェイソン・マーテル氏が語る。
『興味深い点は、アヌンナキによる彫刻では、彼らが他のシュメール人たちに取り囲まれる様にして描かれていることです。アヌンナキは、常に他の人々より大きく描かれています。サルデーニャ島の巨人の石像は、アヌンナキをかたどった物かもしれません』

G;『それで次の質問はですね、ここサルデーニャ島にも、巨人にまつわる伝説や物語が
  あります?』
M;『もちろん』
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
バスケットボールの試合で2メートルを超える人を見ると、大きいなぁと思う。そんな人達が闊歩していれば、現代人から見ればまさに巨人だ。

注)サルディーニャと発音するが、サルデーニャという表記で統一する。

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巨人の島国・2 [宇宙人27/巨人の島国]

地中海のサルデーニャ島を訪れ、古代宇宙飛行士の存在を裏付ける証拠を探しているのは、ジョルジョ・ツォカロス氏(G)とオーク島のトレジャーハンターのマーティ・ラギーナ氏(L)だ。二人は、地元の考古学ガイドのマリア・パオラ・ロイ女史(M)とレストランで落ち合い、話を聞いた。

以下は、彼らの鼎談(ていだん;三人が向かい合って話をすること)である。
M;『巨大と聞いて思い浮かべるのは、巨人の墓だとか巨人の像、巨石を積み上げて作る
  サイクロプス式の建造物ですね』
L;『伝説の巨人キュクロプスが、そうした物を造ったと・・・』
G;『一般には、そう言われています』
M;『キュクロプスとは、当然ホメロスのオデュッセイアに出てくる伝説の巨人のこと
  ですよね』
G;『そうです』
L;『そうです』
*ラテン語名キュクロプス(キュクロープスとも言う)を英語読みしたものがサイクロプス

紀元前8世紀にホメロスによって書かれたギリシャの叙事詩オデュッセイアでは、英雄オデュッセイアがある島に暮らすポリュフェモスという巨人と出会う。目が一つしかない伝説の巨人である。伝説によると、ポリュフェモスは海の神であるポセイドンの息子であるため、神聖なる血を引いていたのだという。

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(伝説の巨人族キュクロプスのポリュフェモス)

歴史学者のジェイソン・オセクイダ氏が語る。
『叙事詩によれば、キュクロプスは伝説の巨人です。主人公オデュッセイアと戦う行(くだり)が、有名ですね。巨大なキュクロプスは人間と似ていましたが、目が一つしかないことで知られています。ギリシャ人の多くは、島にある塔が巨人によって造られたと信じています』

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(ギリシャにある巨石建造物の一つ)

資料館館長のジョナサン・ヤング氏が語る。
『ギリシャの古い建造物の中には、とてつもなく巨大なモノがあります。モルタルを使わず、これほど大きな石を所定の場所に収めることが出来たのは、キュクロプスだから出来たのだろうと考えられているんです』

鼎談のつづき。
G;『不思議なのは、その物語の発端です。もともと何があって、巨人の物語が生まれたの
  だと思いますか?』
L;『問題はそこですね』
G;『そう。それが究極の問いですよ』

鼎談はここで終わる。翌日、二人はシッディという人里離れた町にやって来た。サドムエソルクと呼ばれる場所を訪れるためだ。巨人の墓との異名を持つ。サルデーニャ島には、これに似た建造物が800以上もあると言う。ふたりを案内するのは、考古学ガイドのイヴァナ・マル女史(I)だ。

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サドムエソルクを目の前にして、三人が話をしている。
L;『ここにある石は、君が話していた通り巨大ですね』
G;『そうでしょう。それぞれの石の重さが、少なくとも4トンから6トンはありますね』
I;『4トンから12トンです』
G;『興味深いのは、最も大きい石が一番上に置かれていることです。ふつうは大きな石の
  上に小さな石を積み重ねていくものですが、ここにある構造というのは、テコの原理
  でしか実現できません!この建造物についてどう思います?』

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(サドムエソルク)

L;『見事だと思います。大勢の人が強い意志を持って、長時間かけないと完成出来ないで
  しょう』
G;『何て呼ばれているんですか?』
I;『巨人の墓です。サドムエソルクという名前が付いています。サドムは家、ソルクは
  鬼という意味です』
G;『それで巨人の墓なのですね。この中から、骨などは見つかっているのですか?』
I;『他の墓では見つかっているのですが、ここでは見つかっていません』
 
サドムエソルクでは骨が見つからなかったものの、サルデーニャ島の800を超える墓の多くでは、古代人の遺骨のようなものが見つかっている。

前出の歴史学者オセクイダ氏が語る。
『これまでにかなりの人骨が発見されています。800程ある墓から、およそ100の頭蓋骨が見つかったでしょうか。(骨が)見つからなかった墓は、使われなかったか骨が盗まれたかですね』

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(サルデーニャ島にある巨人の墓と言われる巨石建造物の一つ)

古代の巨人に関する研究者ティモシー・アルベリーノ氏が語る。
『世界の考古学者たちは、サルデーニャ島の墓が巨人の為に造られたとは思えないと主張しています。巨人のために造られたにしては小さすぎるというのが、その理由です。私は実際にそこへ行って、サイズを測って来ました。比較的小さな墓でも、2.7~3.7メートル程の巨人が収まると思います。問題は、埋葬の仕方なんです。巨人たちは遺体を土の中に埋めて、その上に巨石を積み上げて墓を造っていたのです』

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(これも巨人の墓の一つ)

作家のヒュー・ニューマンは次のように話す。
『サルデーニャ島の至る所に巨人の墓があるため、巨人にまつわる伝説は数多く存在します。ある地域では、1953年に2.4メートルを超える巨大なガイコツが見つかったそうです。墓の中には、副葬品や青銅の装飾品なども一緒に見つかりました。これは、サルデーニャ島に本当に巨人がいたという証拠です』

古代宇宙飛行士説提唱者のジョルジョ氏は、ここで疑問を投げかけた。
『巨人の墓という話が実に興味深いのは、これが世界で唯一のものでは無いからです。近くのマルタ島にも、巨人にまつわる物語があります。ギリシャに伝わるキュクロプスの伝説も、巨人の物語です。南アメリカのティアワナコ遺跡もまた、巨人の手によるものだと言われています。つまり、世界中に巨人の物語があると言うことです。だとすると、かつてこの地球のあちこちに、巨人たちが暮らしていたのでしょうか?それは、同じ種の巨人だったのでしょうか?』

それを聞いていた考古学ガイドのイヴァナ・マル女史がその疑問に同意し、巨人の墓を目の前にしたラギーナ氏は、待ちきれなくなって催促するようにふたりを促した。

L;『それじゃ、早く中を見てみましょう!』

三人は、巨人の墓「サドムエソルク」に向かって進んで行く。

ジョルジョ氏が、当時を思い出しながら語る。
『あの島にあんなに素晴らしい遺跡が眠っているなんて、夢にも思いませんでした。巨石建造物や巨人の墓は、これまでに私が遭遇して来たものの中でも、極めて謎めいたテーマです』

巨人の墓「サドムエソルク」の中へ入った三人は、感動していた。
G;『ワーォ!』
L;『見事ですね!』
I;『どうですか?スゴイ技術でしょう!(天井付近の石を指して)あの石を見てください。
  大きい物が一番上にあります。あれは、この中で最も重たい石です!重量は、12トン
  以上あるはずです』
G;『スゴイ!この下の部分は、おそらく祭壇のような場所ではないでしょうか』
I;『神へのお供え物をしたり、何かの儀式に使われた可能性が高いですね』

前出のアルベリーノ氏が、巨人研究者の立場から述べる。
『一部の墓は、ヌラーゲの人々が「フカの儀式」と呼ぶものに使われていたという説があります。巨石建造物は、巨人の遺体の上を覆うような形で作られていました。そして、フカの儀式の最中、若い人達が墓の中へ這って入ります。彼らは、そこで一晩を過ごします。その目的は、若者たちを育てるためだと言います。彼らは、その墓に埋められた死者(つまり巨人)から力や勇気などを授かるために、そうした儀式を行ったのではないかと考えられています』

考古学ガイドのイヴァナ・マル女史が、作りについて話しはじめた。
I;『ずいぶん、形にこだわっていると思いませんか?』
G;『確かに、よく計算されていますね』
L;『我々の共通した見解は、とても意思の強い人間がこの墓を造ったということですね』

何世紀も前に、巨人たちははたして本当にサルデーニャを訪れていたのだろうか?それが事実なら、彼らは地球の者なのか?それとも宇宙からやって来たのか?
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「巨人の墓」と言われる巨石建造物は、人間が入る穴の大きさを考えると相当大きいと思われる。この大きさの石を立てたり積み上げたりするには、重機が無いこの時代に一体何を使えばいいのだろうか?実物をこの目で見てみたい!
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巨人の島国・3 [宇宙人27/巨人の島国]

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(代表的なメンヒル;フランスのカルナック列石)

西ヨーロッパの各地には、メンヒルと呼ばれる直立した石が一万以上点在している。中には先史時代のものもあるとされるメンヒルだが、その目的はいまだ謎に包まれている。サルデーニャ島にも、こうしたメンヒルが数多く存在する。古代宇宙飛行士説を唱えるジョルジョ・ツォカロス氏(G)は、メンヒルこそ島の歴史を探る糸口となるのではないかと睨んでいる。このため、彼はマーティ・ラギーナ氏(L)と共に、ラーコニのメンヒル博物館に勤める考古学ガイドのイヴァナ・マル女史(I)を訪ねた。

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(同じような絵が彫られたメンヒルが並ぶ)

I;『ヤリのような形と不思議な円が描かれているでしょう。何を意味するか、分かります
  か?』
L;『解かりませんね、円もヤリの形も。教えてください、これは何を表したものなのです
  か?』

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(この不思議な絵が意味するものは?)

I;『落ちて行く人です。他の次元へと落ちて行く姿。それがどんな世界なのかは解かりま
  せんが、明らかに人が一つのポイントから別のポイントへと移動しています』
L;『どんな意味があるにせよ、彼らにとって重要だったんですね。重い石ですし、時間が
  かかる作業です。浮き彫りというのも、難しい技術だ。ジョルジョ、何を意味すると
  思いますか?』

G;『もしかして・・・よく見ると、左右に羽のような物がありますよね。つまり、天使の
  ようなものを意味しているんじゃないでしょうか。私に言わせると、これは、何者かが
  空から訪れたことを示しています。聖書で「見張りの者」と呼ばれている人達ですよ』

【この時、ジョルジョの意見を聞いたイヴァナ・マル女史はうなずいた。つまり、イエスと
 いうことだ】

見張りの者・・・つまり、旧約聖書では堕天使として描かれている者たちのことだ。旧約聖書のダニエル書やその外典・エノク書によると、見張りの者達は地球に降り立ち、人間を監視するため、神により使わされたと言われている。だが、彼らは神に逆らい、人間の女性と結ばれて子をもうけ、ネフィリムと呼ばれる巨人を創りだしたのだ。

宗教指導者のアリエル・バー・ツァドック氏は語る。
『彼らは、古くは「強大な者」と呼ばれ、大きな体をしていました。そして、地球に混乱と破壊をもたらしたのです。そのため神は、大洪水を起こすことを決断しました。もちろん、聖書ではノアとその家族だけが大洪水を生き抜いた人間だとしていますが、他にも様々な場所で、大勢の者が生き延びたと言われています』

作家のジェイソン・マーテル氏が語る。
『ネフィリムは、遺伝的に異なる血を持ち合わせた者ということになります。つまり、地球外生命体の血を引いているのです。その物語では大洪水が起こりますが、地球外生命体が古きを消し去り、新しい文明を築こうとしたとも考えられます。だとすると、サルデーニャ島はネフィリム達の避難場所だったのでしょうか』

見張りの者とネフィリムの関係についての解説が長くなったが、ここでメンヒル博物館に戻って、ジョルジョ氏の解説を聞いてみる。

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G;『私が興味をそそられるのは、メンヒルに描かれた下の部分です。多くの主流考古学者
  たちは、これを何らかの武器、あるいはナイフのようなものと考えています。それも
  一理ありますが、上部の円形と一緒に描かれたところを見ると、こうは考えられないで
  しょうか。これを彫った人は、見たことの無い技術を誤って捉えてしまった。だが実際
  には、何らかの飛行物体だったのではないかと』

サルデーニャ島のメンヒルに描かれた図は、天から遣わされた天使ではなく、地球外からの来訪者なのだろうか?他の惑星から宇宙船に乗ってやって来て、巨人という種を植え付けたのだろうか?

この説を裏付けるための物理的証拠を得るべく、ふたりは再び巨人たちの島・サルデーニャ島を訪れることにした。今回は地上からではなく、かつての宇宙からの来訪者と同じように、上空から島のイメージをつかもうというのだ。どんな発見があるのだろうか。

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(モンテ・ダッコディ)

ヘリコプターで上空を飛んで行く。しばらく飛ぶと、階段状ピラミッド「モンテ・ダッコディ」が見えてきた。モンテ・ダッコディは、紀元前四千年頃に造られた。しかし、何の為に造られたのかは、解かっていない。

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(左;モンテ・ダッコディ 右;ジッグラト)

L;『他で見たことのある建造物と似ている点はありますか?』
G;『ありますよ。明らかに、階段状ピラミッドです。メソポタミアにあるジッグラトと
  いう塔に、よく似ています。しかし、どうして、こことメソポタミアにあるピラミッド
  がこんなに似ているのか、それが不思議です。もっと似ているピラミッドもあります。
  カナリア諸島の中にあるテネリフェ島にあるもの(グイマーのピラミッド)です』

考古学者によると、モンテ・ダッコディの本来の建造物は、紀元前二千八百年頃の土と石の層で完全に埋まっていたそうだ。そして、土台となる部分の構造には、火にさらされた形跡があるという。古代宇宙飛行士説では、このピラミッドが、かつて地球外生命体にとって特別な役割を果していたのではないかと考える。

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(宇宙船発着場の想像図)

前出のマーテル氏が語る。
『遥か昔、ここは宇宙船が発着するための基地だったとも考えられるのではないでしょうか。上の平たい部分は、大きな宇宙船が着陸するのにちょうどいいでしょう?脇の斜面は、荷卸しなどに使えます。ジッグラトは、古代の宇宙船発着台だったとも考えられるわけです』

ヘリコプターでモンテ・ダッコディの上空を旋回しながら、ジョルジョ氏がラギーナ氏に語りかける。

G;『古代の人々は、遥か昔にこの階段状ピラミッドに似たものを見て、感銘を受けたのか
  もしれません。そして、自分達でもそれに似せたものを作ってみようと考え、石という
  素材で作ることにしたのではないでしょうか』
L;『その考え方は、面白いですね』

サルデーニャ島の巨石建造物は、地球外からの来訪者のために、何千年も前に造られたものなのだろうか?それとも、もっと近い過去に、宇宙船やその活動を目撃した人々が、自分達なりの解釈を基に建築したものなのだろうか?その答えを見つけるため、ジョルジョ・ツォカロス氏はもう一つの古代建造物を訪れることにした。驚くほど正確に造られた天体観測のための石造物である。
(つづく)


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世界各地に同じような形の遺跡が点在しているということは、それらは同じ民族が作ったとみるのがふつうである。もちろん、それを見た別の民族が、自分達の土地に帰ってからマネして作った可能性もあるが、その場所というのが地球の真裏ほど離れているケースが多い。大陸間を移動する手段が舟をこぐことしかなかった古代では、移動すること自体が困難だったはずなのだが。

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