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恐竜絶滅の謎・終 [UFOと宇宙人28]

1861年、ドイツのゾルンホーフェン。考古学者によって、石灰岩に埋め込まれた奇妙な化石が発見された。その特徴は明らかに恐竜のものだったが、骨格には翼が付いていた。これがアーケオプテリクス、別名、始祖鳥である。

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(始祖鳥の化石)
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(始祖鳥の想像図)

自然史博物館のルイス・チアッペ所長が語る。
『始祖鳥はモナリザ同様に謎の多い生物で、約一億五千万年前に生息したと考えられています。骨のある長い尾、カギ爪や歯といった恐竜の特徴が見られますが、身体は小型で空を飛んだようです』

地質学者のマーク・ウィルソン氏が語る。
『始祖鳥は、最初に発見された羽毛恐竜ですが、この羽毛は明らかに空を飛ぶためのものでした』

未確認動物学者フランクリン・ルール氏が語る。
『羽毛は体温を保つためか、異姓を惹きつけるためか、あるいは獲物を捕らえたり逃げたりする際に速く動くためのものだったのかもしれません。鳥と恐竜とに共通する特徴が100以上も見つかっていることは、鳥の起源が恐竜にあるという説を裏付ける有力な根拠となっています。ある仮説では、ティラノサウルスの末裔は現在のニワトリやダチョウの一種であると、言われています』

自然史博物館のルイス・チアッペ所長が語る。
『最近では、「恐竜は絶滅してはいない」と考えられるようになりました。現生鳥類がおよそ一万種いると仮定するなら、一万種の恐竜が生きているということになります。恐竜とよく似た初期の鳥類は、進化の過程をつなぐ*ミッシングリンクとも言えます』
(*)生物の進化・系統において、化石生物の存在が予測されるのに、発見されていないすき間のこと。始祖鳥の発見は、鳥類と爬虫類とのすき間をつなぐ例になる

古生物学界においては、今のところ始祖鳥は、空を飛んだ最古の鳥類と言われている。だが、これが事実だとしても、現代の鳥のすべてが始祖鳥から進化したことにはならないのではないかと、古代宇宙飛行士説では疑問を投げかける。また、恐竜の遺伝子を持つ鳥や爬虫類は、どうやって進化を遂げたのだろうか?

作家で古代宇宙飛行士説を最初に提唱したエイリッヒ・フォン・デニケン氏は、つぎのように語る。
『進化論においては、およそ六千万年前に恐竜はすべて死に絶えたと考えられています。しかし、その原因がはっきりしていません。隕石の衝突ではないかと言われていますが、これが原因だとしても、なぜ恐竜だけが絶滅したのでしょうか?隕石の衝突ならば、地上の生物すべてが死に絶えているはずなのに、そうなってはいません。なぜ、恐竜だけが滅んだのでしょうか?』

資料館館長のジョナサン・ヤング氏が語る。
『太古の昔から生き残っていると言われる生物がいます。ゴキブリやワニ、サメにトカゲなどです。ですから、深海の奥深くや未踏の湖などに、人類が見たことも無い生物が生きているかもしれないのです』
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(シーラカンスの頭部)
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(シーラカンスの全身)

未確認動物学者フランクリン・ルール氏はこのようなことを言っている。
『世界中で、湖に棲む怪物が語られます。一番有名なのは、もちろんスコットランドのネッシーですが、こうした怪物は6500万年前の大災害を生き残った恐竜なのでしょうか?恐竜は6500万年前に死に絶えたと信じている懐疑派の方々のために、シーラカンスを例に挙げましょう。これは、1938年にマダガスカルの沿岸で発見された化石魚類です。恐竜より古い時代の生物で、とうに絶滅したと考えられていました。体長はおよそ2メートル、重量は50キロ近くあります』

古代宇宙飛行士説を論ずる多くの者が言うように、恐竜から進化した生物が生まれた過程に宇宙人が介入してはいないだろうか?どんな理由があったのだろうか?恐竜の骨の中に、答えを見つけることが出来るとも言われている。

1993年、古生物学者のメアリー・シュバイツァーは、ティラノサウルスの足の骨に関する革新的な論文を発表した。骨はおよそ7000万年前のものと思われたが、シュバイツァーはこの骨の中に血管と完全と見える細胞を発見したのだ。長年唱えられてきた「恐竜の柔らかい組織は分解してしまう」という通説が、この発見によって覆された。

自然史博物館のルイス・チアッペ所長が語る。
『何億年も前に生息した動物のたんぱく質やDNAの一部を発見できる可能性が出て来たということは、大変素晴らしいことです。これによって古遺伝学の道が開かれますし、これまでは不可能とされてきた手法を使って、太古の昔に生息した生物の遺伝子構造を解析することもできるようになります』

また、未確認動物学者フランクリン・ルール氏はこう語る。
『これまでは動物の軟組織は化石化によって失われてしまうもので、残っていないと考えられてきました。しかし、シュバイツァー博士によって、恐竜の化石にDNAが残っている可能性が出てきました。このDNAを抽出して再生することが出来れば、現代に恐竜をよみがえらせることだってできるかもしれないのです』

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人類が再生可能なDNAを恐竜の化石から抽出出来る日が近づきつつあるのなら、古代宇宙飛行士説で言われる様に、地球外生命体はこの技術をはるか昔に開発していたのではないだろうか。宇宙人は恐竜の遺伝子を操作して、小型で数が多く、扱いやすい種へと作り変えていたのではないか?

出版編集者のジョルジョ・ツォカロス氏が語る。
『シーラカンスが現在まで生き延びて来られたのは、宇宙人によって保護されたからかもしれないと、私は考えています。宇宙人はシーラカンスのDNAを保存しておき、絶滅してから長い年月が経った後にシーラカンスを蘇らせて、海に放したのかもしれません。恐竜の時代から生きているとされるそのほかの生物たち、つまりワニやカメといった生物にも同じことが言えるでしょう』

『中生代に生きた巨大な恐竜が死に絶えなければどうなっていたのか、簡単に予測はできません。しかし、恐竜が絶滅しなかったならば、現代の私達が生きるこの世界は決して訪れなかっただろうと、個人的には思っています』
こう話すのは、自然史博物館のルイス・チアッペ所長である。

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(絶滅していなかったら、地球を支配していたのは恐竜・・・)

また、古代宇宙飛行士説最初の提唱者エイリッヒ・フォン・デニケン氏は、つぎのように語っている。
『恐竜は、宇宙人によって滅ぼされたのかもしれません。もし恐竜がずっと生き続けていたならば、地球を征服してしまったと思われます。恐竜が存在し続けることは、自分達に似たヒト型の生物を創ろうとしていた宇宙人にとっては計画外で、有り難くないことだったのでしょう』

恐竜は、実際には宇宙人によって、計画的に絶滅させられていたのだろうか?
大惨事を生き抜いて人と共に暮らし、別の生物へと進化して今も生きる恐竜はいないのだろうか?

その答えはおそらく、地球の至る所に埋まっているのだろう。恐竜に関する事柄を解明することは、ある生物の真実を明かすことにつながるかもしれない。宇宙に起源を持ち、地球に住まう奇妙な生物、つまり人類である。
(終わり)


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隕石衝突が「恐竜だけ」を絶滅させる原因にはなり得ないと、いくつかの証拠が語っているように思える。始祖鳥は、滅びずにどうやって鳥に進化したのか?恐竜は絶滅して、始祖鳥が生き残ったのは何故か?



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