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巨人の島国・4 [UFOと宇宙人27]

2018年5月。サルデーニャ島のパウリラーティノ。ジョルジョ・ツォカロス氏(G)とマーティ・ラギーナ氏(L)、考古学ガイドのイヴァナ・マル女史(I)の三人は、紀元前1800年頃に建てられたとされる「サンタ・クリスティーナの井戸」を訪れていた。

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(真上から見たサンタ・クリスティーナの井戸)
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(3人は井戸の入口でゼッダ氏と会う)

この井戸は水を汲むためではなく、ある天体活動を正確に観測するために建てられたものだと言う。三人は、天文考古学者であり作家のマウロ・ペピーノ・ゼッダ氏と現地で落ち合った。目の前にあるサンタ・クリスティーナの井戸を見て、ラギーナ氏が声を発した。

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(精巧に作られた階段と壁)

L;『えっ?ちょっと待ってください。これは現代の建造物ですよね』
I;『そう思うでしょう?これを見たほとんどの人が、そう言います。これは遺跡じゃない
  って。でも、三千年前に造られたものなんですよ』
L;『本物の昔の石なんですか?』
I;『そのとおりです。100パーセント(昔の石で)、永遠に壊れないように造られたん
  です!』
L;『スゴイ!信じられないなぁ』

サンタ・クリスティーナの井戸の石造建築はあまりに精巧に出来ているため、考古学者もなぜ古代人にこのような技術があったのかと、頭を悩ませている。長年の研究に基づき、ジョルジョ氏はこの石造建築とその天体観測という用途が、この島にかつて地球外から来た巨人が住んでいたことを裏付ける重要な手がかりになるのでは、と考えた。

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I;『どんなに精巧に出来ているか、触ってみますか?』
G;『もちろん!下りましょう』

四人は、入口から地下へ延びる階段を下りて行く。地下へ降りて行く壁に触りながら、ラギーナ氏が驚きの声を上げ、前方に見える井戸を見たジョルジョ氏が感嘆の声を上げた。

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(完全な円形をした井戸に水が溜まっている)
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(真上を見ると空が見える)

L;『信じられない!』
G;『ウソでしょう?見てください!(井戸の形が)完全な円形をしています。(積まれた
  石と石の間には)紙一枚入るすき間さえ無い!これをモルタルも使わずに、どうやって
  作ったんでしょう?本当に、見事としか言いようがない!』
L;『建築が美しいだけでなく、地下水の下に建てたというのが、またスゴイ。これは難し
  い工事です。オーク島での経験から、水を扱うのは困難だと解かります。スゴイ仕事
  ぶりだ!』

天文考古学者のゼッダ氏(Z)が、イタリア語で解説を始めた。イヴァナ・マル女史が横で通訳をしている。

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(満月の光が井戸の水に映っている・想像図)

Z;『この構造は、最も高い位置に来た月を観測するために作られたモノなんです。長い時
  で18.6年という周期でした。その時の満月の光が、(溜まっている)下の水に反射
  します』

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(この穴から満月の光が差し込む時がルナ・スタンドスティル)

ゼッダ氏が説明しているのは、「ルナ・スタンドスティル」と呼ばれる天体活動である。月が夜空の真上に上った時に、しばらくの間、静止したように見えることを指して、こう呼んでいるのだ。しかし、数学も文字も無かったとされる古代において、人々はどうやってこのように珍しい月の活動を知り、精巧に観測することが出来たのだろうか。生涯にほんの数回しか訪れない、稀な天体活動なのである。

G;『文字も無かった時代に、どうやってこれを設計したのでしょうか?』
Z;『建築家でなくても、井戸は作れました』
G;『設計図無しで、家を建てられる?』

ゼッダ氏の説明に対し、ジョルジョ氏は笑って反論した。

G;『これは明らかに、誰かがこの島の人々に、石を「このように配置しろ」と指示したん
  ですよ。天界と関わりのあることですからね。そのあと、ここは聖地になったんです。
  聖地というのは、何かとてつもないことが起きたあとに生まれるものです』
L;『つまり、何者かがその技術を与えたというのですか?』
G;『建築の知識です。これは、明らかに数学的だからです』
L;『確かに、そこは私も同じ意見です。何者かが、とてつもない知識を持っていたんで
  しょう。簡単には、作れないものです』

サルデーニャの人々は、誰かから優れた建築技術を与えられたのだろうか。そしてその技術は、何千年にも渡り、この地で受け継がれて来たのだろうか。そうだとすれば、その技術は誰のモノだったのだろうか。

G;『サルデーニャの文明にこの優れた建築技術をもたらした者は、地球外生命体だと思い
  ます。もちろん、きちんとした根拠があって、そう考えるに至りました。この土地の
  伝説や石像のすべてが、空から何者かが降り立ったと言っているからです』

しかし、地球外生命体はなぜ、サルデーニャの人々に18.6年に一度起こる月の動きを、観測する技術を教えたのだろうか。古代宇宙飛行士説では、その答えは聖書に書かれたネフェリムの物語にあるという。堕天使と人間の女性の間に生まれた巨人の種族の物語だ。

作家のヒュー・ニューマン氏が語る。
『ネフィリム達は天文に詳しく、月の動きや太陽の動き、星占いや建築の知識もありました。そうした知識は、サルデーニャの人々に受け継がれたのです』

作家のアンドリュー・コリンズ氏はこう述べている。
『聖書に登場する巨人・ネフィリム達が人間に18.6年という月の周期を教えたという考え方は、本当に正しいのでしょうか?確かにそのとおりかもしれません。聖書によれば、巨人たちは大洪水によって死に至らしめられたと、そう説明されています。では、大洪水を生き抜いた者はいたのでしょうか?聖書にはハッキリ、「いた」と書かれています』

作家のデビッド・チルドレス氏が語る。
『興味深いのは、洪水を生き延びた者達がサルデーニャ島へと流れ着いたことです。そしてサルデーニャ島は、ネフィリムの避難場所となりました。巨人たちはそこに住みつき、月を崇める文明を築いたのです』

サンタ・クリスティーナの井戸は、古代ヌラーゲの人々が聖書の巨人・ネフィリムと接触していたことを示す証なのだろうか。古代宇宙飛行士説の提唱者は、そのとおりだと言う。サルデーニャ島にあるそのほかの建造物を訪ねることで、ネフィリムやその地球外の祖先とのつながりが見えてくる。
(つづく)


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とても精巧にできていることが、画面からもよく分かる。この井戸の秘密を、人間の女と堕天使の間に生まれた巨人・ネフィリムが握っているというのだろうか?



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