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宇宙人を探す・終 [UFOと宇宙人26]

2005年9月、カナダのトロント。1963~1967年までカナダの国防長官を務めたポール・ヘリアーがUFOの存在を信じていることを公表し、世界中で大きく報道された。それだけでなく、アメリカ政府はUFOの存在を認識していることを長年隠してきたとも述べた。ポール・ヘリアーは、UFOに関する情報を暴露した最も地位の高い政府高官だ。

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(ポール・ヘリアー氏)

元カナダ国防長官ポール・ヘリアー氏が語る。
『アメリカや世界の未来にとって、非常に深刻な問題があります。私は、その問題を公に議論すべきだと考えました。率直に、知性的に。問題の一つは、アメリカが宇宙戦争を始める可能性です。そこで私は、UFOがふつうの飛行機と同じように実在していることを公表しました』

作家のニック・レッドファン氏が語る。
『月面を歩いた6人目の宇宙飛行士エドガー・ミッチェルも同じように、複数の種の宇宙人が地球を訪れていると言っています』

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(エドガー・ミッチェル氏)

元アポロ14号宇宙飛行士エドガー・ミッチェル氏が語る。
『これは、知る人ぞ知る情報です。いくつかの種の宇宙人が、地球を訪れていることを知っている人々がいます。それは、かなり昔から知られている話のようなのです。アメリカ軍の関係者は、軍の施設の周辺でUFOを目撃しています。UFOが現れて、ミサイル実験施設や航空機に搭載されたミサイルを破壊しようとした、という報告もあります。宇宙人の訪問者たちは、特に私達の軍事力や核保有能力を喜ばしく思っていないようです』

前出のレッドファン氏が語る。
『アメリカ軍は宇宙人の脅威に対抗するために、月面に秘密基地を建てているとUFO研究者は考えています。敵意を持った宇宙人が地球に来る可能性があるので、その攻撃に備えるのは理に適っていると思います』

月に秘密基地があるのだろうか。そのような主張を初め、元カナダの国防長官ポール・ヘリアーやアポロの宇宙飛行士エドガー・ミッチェルの話は、真実なのだろうか。更なる手掛かりは、最近機密解除された文書に見つかるかもしれない。

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2014年7月20日。アメリカ陸軍は、極秘任務の一つプロジェクト・ホライズンに関する情報を公開した。

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(月面基地・想像図)

前出のレッドファン氏が続けて語る。
『そのプロジェクトでは、人類初の月面着陸の3年前までに月面基地を建てる計画でした。少なくとも20人は収容でき、後から拡張できる基地でした。原子力発電装置や水や酸素の供給設備を備える地球と同等の軍事施設を、月に造ろうとしていたのです』

元イギリス国防大臣のニック・ポープ氏が語る。
『ロケット科学者のヴェルナー・フォン・ブラウンやNASAやアメリカ政府は、宇宙が重要な戦場になると予測していたのでしょう。今後戦争がどのように展開するかと考えた場合、もし次に戦争が起きれば、その舞台が宇宙になることは明らかだと思います』

前出のヘリアー氏が語る。
『アメリカは長い間、最新のテクノロジーを使って新たな兵器を開発してきました。もし地球に接近するUFOを制御できれば、他の国より有利な立場に立てます。そして、それを足掛かりにして、地球を支配できるのです』

古代宇宙飛行士説の提唱者の一部が考えているように、アメリカ軍は月面に軍事基地を建設することに成功したのだろうか。

プロジェクト・ホライズンの名目上の目標は冷戦でソ連よりも優位に立つことだったが、想定されていた敵は地球の大国ではなく、未知の地球外勢力だったのではないかと考える者も多い。

作家のジェイソン・マーテル氏が語る。
『これは、レーガン大統領の戦略防衛構想「スターウォーズ計画」へとつながります。冷戦時代の政策をみると、政府は人々の目を真実からそらそうとしていた可能性があると思います。アメリカとロシアが共同で月面基地を建設しようとしていたか、あるいは、現在設置されているような宇宙ステーションを造ろうとしていたのかもしれません』

前出のヘリアー氏が語る。
『レーガン大統領が提唱した「スターウォーズ計画」と呼ばれる戦略防衛構想は、地球外生命体からの攻撃に備えることができる規模だと思います。地球のならず者国家からの攻撃に、対処するものではないでしょう。入手できるすべての情報を読み解くと、他の国のミサイルではなく、UFOの攻撃からの防御が目的だったことがうかがえます』

プロジェクト・ホライズンの情報が公開されたのは、アメリカ軍が宇宙で基地を拡大している事実から人々の目をそらすためなのか。そうだとしたら、アメリカ軍は何十年もの間、宇宙人を積極的に探索するための準備をしてきたのか。古代宇宙飛行士説の提唱者たちは、そのとおりだという。そして、NASAの最近のプロジェクトで、アメリカ政府は地球外生命の探索に一般市民を参加させているという。

2015年4月21日。NASAは、各分野の科学者が連携して宇宙に存在する生命を探すという、これまでにないプロジェクトを開始した。この試みは、太陽系外惑星システム科学のための連携(The Nexus for Exoplanet System Science)、略してネクサス(NExSS)と呼ばれる。宇宙人の探索に変革をもたらすものだ。

天体物理学者のコートニー・ドレシング女史が語る。
『ネクサスは、関連分野の専門家や機関が連携して、地球外に人類以外の知的生命体がいるのかという大きな謎を解くためのプロジェクトです。天体物理学者、惑星科学者、地球科学者、太陽物理学者などによる様々な研究を一つにまとめ、生命が生きられるのはどんな惑星なのか、そのような惑星が存在する場合、生命がいるのかを探ります』

2009年にNASAのケプラー宇宙望遠鏡が稼働して以来、太陽以外の恒星の周りを回る太陽系外惑星が、二千以上発見された。他にも候補となる星が数千も見つかり、調査や確認が待たれている。

前出のドレシング女史が続けて語る。
『NASAとイェール大学の研究チームによるプラネットハンターというプロジェクトでは、科学の知識を持つ一般の人々、いわゆる市民科学者に惑星を発見する機会を提供しています。市民科学者達は、プロジェクトのウェブサイトからケプラー望遠鏡の観測データを観ています。26万人が二千万の天体のデータを確認しているので、太陽系外惑星をより早く発見できるようになっています』

作家のマイケル・バラ氏が語る。
『NASAがこのようなプロジェクトを進めているのは、彼らがこう考えているからでしょう。
①居住可能な太陽系外惑星がある
②一般市民もその惑星を探せる
③その惑星には宇宙人がいるかもしれない、 と』

MUFON代表のジャン・ハーザン氏は語る。
『私が代表を務めるMUFONからも、変化が判ります。UFOの存在を信じるようになった科学者や技術者や政治家たちから、UFO現象についての問い合わせが来ているんです。地球に来ている宇宙人は何者なのか、なぜ来ているのか、どこから来たのかを調べるうちに、人類の起源や存在理由について深く知ることになると思います』

前出のレッドファン氏が語る。
『地球外生命体を探索することでどんな結末につながるのか、どんな意味があるのかなど、様々な疑問があります。地球外生命体が友好的だと分かれば、喜ばしいニュースです。もし彼らが敵意に満ちているとしたら、世界中が戦争に巻き込まれる可能性もあります』

世界各国の政府が公に地球外生命体を探し始めているのは、その存在をすでに知っているからなのだろうか。もしそうなら、事実を隠しきれない段階に来たということなのだろうか。何千年もの間、宇宙人が地球を訪れていることが明らかになる日も、近いのかもしれない。私達はその存在の証拠を探すだけでなく、彼らが戻って来るのを待つことになるのだろうか。
(終わり)


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人間に良い人と悪い人がいるように、地球外生命体にも善と悪があると思う。知的であればあるほど、性格は極端になるのではないだろうか。もし地球へ訪問した宇宙人が善であれば、地球は高度な科学を持つ幸せな惑星になるだろう。逆に悪であれば惑星間戦争に巻き込まれ、悪くすると人類は奴隷か滅亡かのどちらかを選択することになりかねない。1960年代にテレビで見た特撮ドラマと同じ展開が、我々を待ち受けているかもしれないのだ。



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