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宇宙人と第三帝国・2 [UFOと宇宙人22]

四隅が直角に曲がる十字の形をしたカギ十字は、アドルフ・ヒトラー率いるナチスのシンボルである。この記号の起源は三千年も昔にさかのぼり、今とはまったく違う意味を持っていたと、

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(カギ十字は、古代インド(上)や古代エジプト(下)でも使われていた)

作家のマイケル・クレモ氏は言う。
『カギ十字は、古代インドのサンスクリット文字で幸運を意味していました。同じ記号が、古代インドだけではなく、世界中の古代文明で見受けられます。古代のエジプトや古代ペルシアの文書、アメリカ大陸の様々な文明でも、カギ十字が使われていたのです』

1930年代のアドルフ・ヒトラーとナチスは、アーリア人種のために戦う使命の象徴として、カギ十字を利用した。しかし、ドイツの幹部達は、この記号が持つもう一つの意味を知っていたのだろうか。

続けて、クレモ氏が語る。
『古代インドのサンスクリット語の文書には、このカギ十字の記号が天界の者たちとの関連を示すシンボルであると、記されています。例えて言うなら、天界に住むヒンズー教の神・ブラフマーです。この記号は礼拝に使用されることもありますし、この神を祀った寺院にも掲げられるシンボルです』

作家のビル・バーンズ氏も、次のように語る。
『世界各地の先住民の伝説に、カギ十字が見つかりました。しかも、これが魔法の力を持つ魔法の記号で、地球外生命体から与えられたというのです。この記号は、敵や悪魔を追い払い、生き残るだけでなく、世界を制するための力を与えてくれると信じられています』

ヒトラーがカギ十字をナチスのシンボルにしたのは、それが地球外生命体を連想させるからなのか。異星人がいると、信じていたからなのか。ヒトラーの選んだ側近たちは皆、異星人と高度な古代文明の存在を信じる者ばかりだった。

ラジオ司会者でUFOに詳しいジョージ・ヌーリィ氏が語る。
『ヒトラーは、古代の神話に取りつかれていました。オカルトにものめり込んでいたようですし、関連情報を独り占めしようと必死だったようです。膨大な時間、大規模な人員、それに多額の資金をつぎ込み、ドイツが優位になるような情報を他の国より先に得ようと、地球規模の探索を行っていたようです』

ナチス首脳に助言をした団体の一つに、ブリル協会と呼ばれる秘密結社があった。メンバーには、ナチス親衛隊長官のハインリヒ・ヒムラ―、空軍総司令官のヘルマン・ゲーリング、ナチ党官房長のマルティン・ボルマンらが名を連ねていた。

ブリル協会の名は、19世紀にエドワード・ブルワー=リットンによって書かれた小説「来るべき種族」から取られたという。この本には、強大な力を持つ種族が存在し、彼らが古代の未知のエネルギー「ブリル」を操っていたことが書かれていると、

作家のデビッド・チルドレス氏は言う。
『ドイツに存在したブリル協会の名前は、ブリルと呼ばれるエネルギーにちなんで名づけられました。このエネルギーは、サンスクリット語でプラーナと呼ばれます。ブリル協会の人々は、ブリルエネルギーが機械の動力となり得ると考えていました。このエネルギーで、飛行機つまり空飛ぶ円盤を飛ばそうとしていたのです』

ブリル協会の信条は、自分達の祖先は遥か昔にアルデバラン星(おうし座の一等星)から来た異星人で、ブリルエネルギーを使いこなせるはずだというものだった。この支配民族の純血の子孫が、アーリア人なのだという。

前出のバーンズ氏が語る。
『アーリア人は地球外生命体の血を引いていて、この地球の支配民族となるべく強大なエネルギーを授けられたと協会員達は信じていました。そして、このような信条を根拠として、ナチスはアーリア人至上主義というイデオロギー(;思想傾向、考え方)を打ち立てていくようになるのです』

1933年にナチスが政権を得ると、ブリル協会は古代に存在した高度な技術を探索するため、ヒトラーやその側近に資金を用意させた。ドイツの研究者たちは、「聖杯」や「契約の箱」について書かれた古代文書や遺物を求めて地球上を探し回った。これらの聖なる遺物は強大なエネルギーを持ち、兵器にもなり得たと、

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(契約の箱(中央)が強力な兵器になり得ると、ヒトラーは信じていた?)

聖書考古学者のロバート・カーギル氏は言う。
『契約の箱は金で覆われた木製の箱で、古代イスラエル人はこの箱を神の象徴だとして崇めていた、と言われています。そして、契約の箱は、恐るべきパワーを持っていたと言います。誰であろうと触れればたちまち死に、軍隊が箱を携えて進撃すれば、負けることはありません。他にも説話(;神話や伝説などのこと)が残されています』

ヒトラーは、聖書には史実が記されていると、この説話を信じていたのだろうか。

前出のチルドレス氏が語る。
『映画インディ・ジョーンズでは、ナチスがオカルト的なアイテムを探索する姿が描かれています。映画そのものはフィクションですが、事実に基づいています。ヒトラーは躍起になって、契約の箱を手に入れようとしていました。何か特別な機能が、契約の箱にはあったと思うのです』

作家のグラハム・ハンコック氏が語る。
『契約の箱は、十戒が刻まれた2枚の石板を収めるために作られた箱であると、出エジプト記には書かれています。石板は神の指に触れたために、特別なエネルギーが宿っていると言われています。石板が箱に収められるやいなや、その箱は一転して危険物になります。人を死に至らしめ、気味の悪い声が聞こえてくる。映画インディ・ジョーンズで、神と交信できる無線と表現するのも、あながちウソではないのです』

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(マリア・オルシックと言われる女性)

ナチス親衛隊長官ハインリヒ・ヒムラ―は、ヴェヴェルスブルグ城にある本部に地球外生命体と交信できるという霊能者を集めた。その中には、ブリル協会の重要人物であるマリア・オルシックもいたと、

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(ブリル協会女性会員の髪は、長かった)

作家のジム・マーズ氏は言う。
『マリア・オルシックは、ブリル協会女性グループのリーダーでした。メンバーは美人ぞろいで、長い髪をしていました。髪は宇宙のブリルエネルギーを受信するアンテナのようなものと、捉えていたようです』

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(ハウニブ型ドイツ製円盤の開発を促したのは、ブリル会員)

前出のバーンズ氏が語る。
『ブリルの女性会員は、宇宙のエネルギーが地球に存在すると信じていました。自分達が見た空飛ぶ円盤によく似た乗り物を作る様に促したのも、このメンバーでした。ブリルの女性会員たちがきっかけとなって、シャウベルガーをはじめとした発明家たちが、反重力や空中浮遊能力を持ったレコード盤型の乗り物を開発するようになるのです。

当時のドイツは、連合軍よりも進んだ高度な技術を開発していたので、人々は地球外生命体からの協力を得ているのではないかとウワサしていました。ロケット開発に携わったヘルマン・オーベルト博士は、「我々は、別世界の人々の手を借りている」という大変興味深い言葉を残しています』

ナチスが地球外生命体と交流を持つことなど、可能だったのだろうか。ドイツ人たちは、他にも異星人の持つ高度な技術を与えられていたのかもしれない。ヒトラーが開発しようとしていた史上最悪の兵器は、完成間近だったのだろうか。
(つづく)


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カギ十字は、日本では地図記号の寺院を表す。ところが、ナチスと寺院記号では、カギの向きが反対である。ナチスは時計方向に向いているが、寺院記号は反時計方向を向いている。



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