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宇宙人建造物説・2 [UFOと宇宙人20]

南米ペルーのクスコ。コリカンチャと呼ばれる太陽の神殿は、インカ建築の技術の高さを表している。その石積みの正確さは高度な機械を使って作られたものに匹敵すると、現代の技術者は言う。しかし、古代にそのような正確な建築技術を持っていたのは、インカ人だけでは無かった。

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(クスコ・コリカンチャの美しい石積み技術)

そこから一万キロ以上離れたエジプトのギザに行くと、スフィンクスの横にある河岸神殿(かがんしんでん)にインカと同じ建築技術が見られる。

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出版編集者のジョルジョ・ツォカロス氏が語る。
『今エジプトの河岸神殿の前に立って、その石積み技術を見ているとします。もし瞬きする間にクスコにある太陽神殿の前に立っていたとしたらどうでしょうか。自分がどこにいるのか分らなければ、どっちがどっちか見分けがつかないと思います。二つの神殿の建築様式は、非常に良く似ているのです』

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(画面上着色した部分は、カドにハメこむためにL字形に加工されている)

また、作家のスコット・クレイトン氏はこう述べる。
『石のブロックがピッタリ隙間なく積まれていて、紙一枚も入らないほどです。それらの巨大な石の形は、ふつうの長方形だけではありません。L字形に加工されている石が、壁のカドにハメこまれているものもあります』

それらの建造物に目を見張るのは、デザインだけでは無い。巨石を使って建てられている点にも、驚かされる。現代の技術者でさえ、どうやって並べたのか分らないほど、大きな石が使われているのだ。河岸神殿の石灰岩ブロックは、大きいもので重さ200トンと推定される。

それらを積み上げるには地上12メートル、つまりビルの4階に相当する高さまで持ち上げる必要があるという。だが、そのような技術が見られるのは、この二か所だけでは無い。イタリア、ギリシャ、スペインなど世界中の古代文明において、似たような巨石を使った建造物がいくつも建てられている。それらの石はほとんど隙間なく積み上げられており、モルタルで接合されてはいないのだ。

前出のクレイトン氏が、続けて話す。
『それだけ大きな石を使えば、作業は非常に困難になります。なぜ、それを建材に選んだのでしょうか。もっと小さなブロックを使った方が作業はしやすいはずなのに、なぜ巨大な石を使ったのかは疑問です』

更に驚かされるのは、多くの巨石建造物が非現実的な場所に建てられている点だ。海抜数百メートルの高台に位置する遺跡が多い。

ギリシャのサントリーニ島。研究者で編集者のジョルジョ・ツォカロス氏は、島の最も高い場所にある「古代ティラ遺跡」を訪れた。この巨石建造物が建てられたのは、少なくとも紀元前9世紀だという。

前出のツォカロス氏の話。
『この遺跡の壁は、人が簡単に近づけないような場所に造られています。ここに来るためには、何か所も急カーブがある道を車で上がってきた後、少なくとも45分歩かなくてはなりません。ですから、単なる気まぐれで、こんな場所に建造物を造ったとは、とても思えないのです。ここに造ったのには、何らかの理由があったはずです。

巨大な石が使われています。こっちの石は長さ2メートル程で、厚さは80センチくらいです。ということは、人間の身長と同じくらいの長さで、重さは1トンを超えると思います。それに、この石の壁は12段も積まれています。12段ですよ!意図的に置かれたのは、間違いありません。偶然では無いのです。

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(画面上着色した石は、ここにハマるように加工されたようにみえる)

これは、採石場にいた誰かの指示によって、この部分にぴったりハマるよう、石を加工したはずです。このような壁は、ここギリシャだけでなく、イタリアやスペイン、南アメリカやエジプトにもあります。その建築様式は似ているのではなく、まったく同じです』

現代まで「ティラ遺跡」の壁のような古代の建造物が残ったのは、巨大な石のブロックを使ったことが主な理由だ。だが、なぜ何千年も先まで建物を残すことが、重要だったのか。

作家のフレディ・シルバ氏は次のように語る。
『石やその加工技術について熟知した建築家がいて、初めて遠い未来まで存在し続ける素晴らしい建造物を造ることができたのです。それらは、長く持ちこたえる建材で造られているだけではありません。独特の角度で石を積み、隙間が無いので、地震が起きても壊れにくくなっています。耐震構造の建物なのです』

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(グレーの部分が留め金となり、二つの石をつなぎとめている)

古代宇宙飛行士説では、石の建造物の耐久性を保つために取り入れられた世界共通の建築技術が、他にもあると指摘する。その一つは、金属製の留め金をかなめ石にハメこみ、建造物の強度を上げていたことだ。

作家のデビッド・チルドレス氏が語る。
『巨大な石をつなぐための独特な手法が、遺跡で見られます。それは世界中に及んでいて、エジプトやエチオピア、インド、ギリシャ、イタリアの遺跡。そして、東南アジアに行くと、カンボジアのアンコールワットや、ベトナムの遺跡にもあります。更に、南アメリカのペルーでは、オリャンタイタンボとクスコ、ボリビアではティアワナコとプマプンクにも残っているのです』

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(留め金作りの想像図)

前出のシルバ氏が語る。
『二つの石をつなぐミゾを掘って、そこに溶かした金属を流し込み、留め金を作っていたようです。そうなると、疑問が生じます。合金が作られ始めたのは、紀元前2500年頃からです。紀元前13000年以上前の石に使われているのは、説明がつきません。石の建造物の崩壊を防ぐための技術が、長い期間共有されてきたようなのです』

作家のウィリアム・ブラムリィ氏は、次のように話す。
『世界の違う地域にいる人々が、他の場所と似たような建造物を建てようとしても、すべての点において同じ建築技術を使うとは・・・思えません。ところが、石の切り方やかなめ石のつなぎ方など、誰もが考えつかないようなやり方も共通しています。

それらは目立つように、未来まで長く持ちこたえられるように造られていて、単に当時の人々が使い続けることを目的としていたとは、考えられないのです。より長い時間枠で見ている何者かが、設計に関わったのかもしれません。その何者かは、建物の耐久性を求めていたのでしょう』

前出のツォカロス氏が、続ける。
『その建築技術を、誰が教えたのでしょうか。その答えは一つだと思います。遥か昔に地球を訪れた宇宙人が、建設に関わったのです。地球外生命体から支援、又は技術を得て初めて、人間が造れたのだと考えられます』

もし世界中にある古代の建造物が時代を越えて存続する様に造られたとしたら、何か大きな目的を果たすためだったのだろうか。その目的を知っていたのは建てた者では無く、建てることを指示した者なのか。
(つづく)


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確かに巨石を使えば、頑丈な建造物は造れるだろう。だが、重量を自在に扱える技術がなければ、この公式は成り立たない。進んだ現代でも困難な作業を強いられるトン級の巨石を、古代人がどのように簡単に動かすことができたというのか?



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