SSブログ

もう一つの地球・1 [UFOと宇宙人14]

2015年7月23日。6年余りかけて、銀河系における15万もの星を観測してきた結果、NASAのケプラー宇宙望遠鏡はついに、地球によく似た惑星を発見した。その惑星は、地球から1400光年も離れた場所にある。ケプラー452B(よんごーにびー)、又は「第二の地球」と呼ばれる。

IMG_2228.jpg
(ケプラー452Bのイメージ)

地球よりも、6割ほど大きな星である。太陽よりやや大きな恒星を周回しており、生命を維持するのに適したハビタブル・ゾーン*に位置するのだ。この惑星になら、生命が存在するかもしれない。
*ゴルディロックス・ゾーンともいう

物理学者のロナルド・マレット氏が語る。
『恒星の近くにある惑星は熱すぎますし、遠く離れた惑星は寒すぎます。生命維持にちょうどいいエリアが、ハビタブル・ゾーンです。最近このゾーンで、地球型の惑星が見つかったと言うわけです。この惑星には、生命があふれている可能性があります』

アリゾナ州立大学の宇宙物理学者、ポール・デービス氏はこのように語る。
『問題は、地球のような惑星は絞り込むのが難しいことです。銀河系の中だけを見ても、地球に似た条件を持つ惑星は何十億と存在します。磁場や生命維持に適したいくつかの条件がそろっていること、そして液体の水があることです。今回のケプラー望遠鏡の発見が注目を集めたのは、太陽系外で生命を見つけるのに重要なポイントとなる液体の水の存在が明らかになったためです』

天文学者の予想によれば、銀河系に散らばる一千億もの恒星のうち、五つに一つは生命維持に適した地球型惑星を伴う可能性がある。又、NASAの予測によれば、2025年までに、地球外生命体の手がかりが見つかるかもしれないという。人類は宇宙で孤独な存在なのか、という問いの答えが見つかるかもしれない。

物理学者のマイケル・デニン氏は語る。
『地球外生命の発見に、期待が寄せられています。宇宙には、空っぽなスペースがたくさんあります。これだけ広い宇宙に、我々だけだなんてありえません!』

古代バビロニア人が金星に関する記録を残した頃から、人は地球以外の場所に生命があるのではと考えていた。そして、古代ギリシアの時代から、多くの哲学者や研究者たちは自分達以外の文明が存在する可能性を語り続けてきた。

1961年。電波天文学者のフランク・ドレイクは、銀河系に他の地球外知的生命体が存在する確率を、初めて数学的な方法で示した。フランク・ドレイクは、様々な条件を盛り込んだ方程式を作った。恒星や惑星の組み合わせがどれくらいあるかということを基に、知的生命の可能性をはじき出した。

IMG_2229.jpg
(フランク・ドレイクの方程式)

ドレイクの方程式によれば、この宇宙には無限の文明が存在しており、我々の地球でもその電波をキャッチできるはずだというのだ。では、なぜ人類は、まだ地球外生命と遭遇していないのだろうか。

IMG_2230.jpg
(知的生命体からの電波をキャッチする日は・・・)

プラズマ物理学者のジョン・ブランデンバーグ氏は、次のように語る。
『人類は、知的生命体の典型的な姿でしょう。それに宇宙は、人類よりずっと長い歴史があります。人類と同じように、他の知的生命体も居住空間を宇宙へ広げようとするはずです。宇宙は知的生命体であふれており、電波望遠鏡がその存在を拾えるはずですが・・・まだ見つかっていません』

電波望遠鏡はまだ地球外からのメッセージを受け取っていないが、その一方で、古代宇宙飛行士説の提唱者たちは、すでにコンタクトは始まっていると主張する。その証拠は、世界のあらゆる場所に隠されていると。

IMG_2231.jpg

ジョルジョ・ツォカロス氏が語る。
『地球外生命体はどこにいるのか、古代宇宙飛行士説を見れば、明らかです。我々の説によれば、地球外生命体の証は何千年も前から存在しています。それは、空からやって来た多くの神々がもたらす物語を通して語り継がれているのです。地球上のあらゆる大陸は、すでに地球外生命体の来訪を受けています』

『証拠は、至る所にあると思います。例えば、空の星座と同じように並べられた巨石がそうです。オハイオ州にあるサーペント・マウンドや、ギザの三大ピラミッドもそうです。宇宙船で降り立った者達が、人間と交流したという物語もあります。宇宙の至る所に生命体は存在しており、地球へもやってきています』
このように語るのは、作家のデビッド・チルドレス氏である。

IMG_2235.jpg
(VA243)

古代宇宙飛行士説の提唱者によれば、地球外生命体が、かつて地球を訪れていたことを示すもっとも古い証拠は、古代シュメールに伝わる円筒印章(筒形のハンコ)VA243だと言う。

作家のゼカリア・シッチンは、少なくとも4500年以上の歴史を持つこの円筒形の印章には、太陽系が描かれていると主張した。

IMG_2237.jpg

作家のジェイソン・マーテル氏が語る。
『この円筒印章には、太陽を中心に据えた非常に正確な太陽系が描かれています。でも、地球が太陽を周回していたことが判ったのは、ずっと後の時代です。つまり、太陽系の知識を持つ者が、人間にそれを伝えたとしか考えられません。地球外生命体です。世界中で、その傾向が見られます』

古代のあらゆる文化において、神が特定の星から地球に降り立ったという物語が存在する。マヤの人々は、プレアデス星の神と交流があった。ずっと離れた場所にいたアメリカ先住民も、また同様である。ドゴン族や古代エジプト人たちは、神々はシリウスの星から来たと信じていた。

作家のエーリッヒ・フォン・デニケン氏が語る。
『古代エジプトでは、オシリス神はオリオン座から来たとされていました。そして、オシリス神は、シリウスの星から来たイシスと結ばれます。こうした地球外生命体つまり神々は、空を見上げ、故郷の星を懐かしんだのです』

この宇宙には、私達以外の知的生命体が住む星があるのだろうか。現在、私達が宇宙を探索するように、彼等もまた、地球を訪れていたのだろうか。更なる証拠は、我々地球人による火星移住計画の中に隠れているかもしれない。(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
スターウォ―ズの酒場のシーンのように、様々な姿をした宇宙人たちが目の前に現れたら、果たして地球人は仲良くできるだろうか。たいへん申し訳ないが、人間と似ていない姿をしていては、気味が悪くて私には相手と交流などできそうもない。



スポンサーリンク



nice!(10)  コメント(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 10

コメント 0

コメントの受付は締め切りました