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別世界への入り口・3 [UFOと宇宙人13]

ペルーのリマから南東へ1300キロほど行くと、その神秘さで訪れる人を魅了するチチカカ湖畔にたどり着く。ここは高度4000メートルの高原で、辺りには何もない。この高原にある岩壁には、今も祈とう師が通い続けている。

代々変わらずに受け継がれてきた伝統儀式を執り行い、祈りを捧げるためである。この岩は、地元の人々から「プエルタ・デル・ハユマルカ」、神の門と呼ばれている。

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巨大なトビラらしきものが、一枚の巨岩に彫られている。まるで門のように見えるがどこにもつながっておらず、通り抜けることもできない。辺りには何もないこの高原のこの岩にだけ、巨大な四角形が彫り刻まれているのだ。この四角形の中央下側には、入り口のような窪みがある。

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インカの伝説によれば、最初の神官であり王でもあったアラムムルが、この門を使って移動していたと言う。特別なあるもので作動させると、岩が星と星とを結ぶ移動装置になったというのだ。この星間移動装置を作動させるには、黄金の円盤の力が必要であったという。その円盤は、空から落ちて来たものであった。

アラムムルはその黄金の円盤を神の門に持っていき、門の同じ形にくぼんだ場所にハメこんだ。すると、異次元の門が開き、門を通ったアラムムルはふたたび戻ることは無かったという。その場に居合わせた祈とう師たちが、自分達が目撃したことすべてを言い伝えとして残したのである。

門を作動させる機器が本当に存在したとすれば、門はどこへ通じていたのだろう。古代宇宙飛行士説では、神の門をワームホールの入り口と見ている。これは別の宇宙空間、もしくは別の次元へとつながる抜け道のことである。

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ワームホールとは、一般相対性理論によって導かれた理論上の宇宙にあるトンネルのことである。離れた時空どうしが、パイプのようなもので繋がっていると考えるものだ。もしワームホールを実際に作ることができたら、遥か遠くの宇宙空間にもひとっ飛びできるであろう。

現代の理論物理学では、ワームホールの仮説を認めている。世界のミステリーゾーンに、ワームホールは実在するのだろうか。

作家のジェイソン・マーテル氏は、次のように考えている。
『スターゲイト*の存在をうかがわせるたくさんの遺物が、発見されています。また、何者かが、特殊なエネルギー場を利用した移動装置で行き来した記録も残されています。現代では、ワームホールは存在しうると考えられていますが、古代人には理解できなかったでしょう』
*90年代にヒットしたアメリカのSF映画。地球と別次元世界とを結ぶ輪の形をした門。

もし異次元トンネルの入口がプエルタ・デル・ハユマルカに存在するのなら、UFOや異星人の目撃事件がペルーで多発しているのは、そのためなのだろうか。

『UFOが湖から出現したという目撃がたくさんあり、地元住民は青い巨大な光球や光る円盤を度々目撃して、生物に遭遇することもあるそうです。この生物は背が高く青白い肌をしていて、褐色の肌と黒い髪をもつ南米の人々とはまったく違う外見をしています』
こう話すのは、前出のマーテル氏だ。

『たとえ今は門が閉じられているとしても、その近辺に流れるエネルギーを手に入れることは可能です。この土地が持つエネルギーが源泉となって湧き出して、人々をこの場所へと引き寄せるのです』
このように話すのは、作家のマイケル・バラ氏である。
(つづく)


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今回出てきた神の門の話は、さすがにSF(サイエンスフィクション)クサい話である。ただ、ペルーという国に存在するものなら、もしかしたらと思わせる要素が大いにある。


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