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別世界への入り口・2 [UFOと宇宙人13]

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テキサス州エルパソから650キロ近く南下したメキシコ北部には、へんぴな岩だらけの高原砂漠が広がっている。セバージョスの町に近いこの地域は、地元の人々によって(スペイン語で)ラ・ソナ・デル・シレンシオ、つまりサイレンス・ゾーンと呼ばれている。

出版編集者で古代宇宙飛行士説提唱者のジョルジョ・ツォカロス氏が述べる。
『ここでは、電子機器が一切使えないんです。携帯電話もダメ、無線もダメ。方位磁石も、針がグルグル回るんです。とてつもなく異様な場所です。奇妙な石があちこちに転がっていますし、この地域の砂漠には突然変異の動物も住んでいます。ここに立つと、全身にシビレを感じるのです』

この場所は、1930年代にメキシコ人パイロットのフランシスコ・サラビアによって発見された。

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   (右側の点がエジプトのピラミッド)

作家のルーベン・ユリアーティ氏が語る。
『ここはメキシコのバミューダ・トライアングルと呼ばれます。北緯28度~26度と、緯度も同じです。この2地点の延長上には、エジプトのピラミッドがあります。別の場所で起こった超常現象でも、この緯度の範囲内で起こったものには何らかのつながりがあると思うのです』

この場所の地表の磁場は一定では無くバラツキがあり、その差は最高で数パーセントにもなるということが科学者の計測で判明している。サイレンス・ゾーンで起こる超常現象の中でもとりわけ奇怪な事件が、1970年7月11日に起こった。アメリカ空軍がユタ州のグリーンリバー基地からアテナ・ミサイルを発射した時のことである。

ミサイルは、1100キロ余り先にあるニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイル実験場に着弾するよう設定されていた。だが、ミサイルは目標地点を大幅に通過し、何百キロも先のサイレンス・ゾーンへ飛んで行った。

作家のマイケル・バラ氏は言う。
『ただコースを外れただけではなく、無理やりこの地に引っ張られたかのように、目標を大幅に通り越しました。NASAの広報担当官も、首をかしげたほどでした。ミサイルは着弾すると、粉々に砕け散りました』

不思議な力でこのエリアに引き寄せられるのは、ミサイルだけではないと言う者もいる。古代宇宙飛行士説によれば、ここには非常に多くの隕石が落ちているのだという。

作家のデビッド・チルドレス氏は語る。
『このような事実からすると、サイレンス・ゾーンには強大なエネルギーの渦がある様に思われます。この渦こそが、隕石や宇宙ゴミをメキシコ北部のこの小さなエリアに引き寄せているのです』

このエリアの磁気が非常に強いことは科学的に証明されていて、兆候もあちこちに見つかっている。ただ、この磁気が隕石をも吸引するほどに強いものなのかどうかは、今後研究がなされるべきであろう。

今より3000年前。アナサジの人々は北方の地域、つまり現在のアメリカ南西部に住み始めた。アナサジとは「古代の人々」を意味し、彼らにとって星は重要なものだった。

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  (爆発を描いたような絵・左が、そうであるらしい)

西暦1054年に起きた超新星爆発は、地球から観測できたであろうと、科学者によって結論付けられた。だが、この事件を始めて描いた絵は、アナサジの洞窟住居の中にあった。

サイレンス・ゾーンより南側に位置したマヤ文明やそのほかの文明も、超新星爆発について詳しく知っていたという。これは、別々の文明が交流していたという証なのか。

メキシコ旅行ガイドを発行するローガン・ホークス氏は次の様に指摘する。
『二つの文明は何千キロも離れていますが、アナサジの人々と中米古代文明の人々は、サイレンス・ゾーンを交流の場としていたのです。空を眺めて見つけた流れ星(隕石)を探して、サイレンス・ゾーンにたどり着いたのかもしれません』

アナサジや中米古代文明の信仰に着目してみると、どちらも空から訪れる「天空の人々」を信じていたことが分かる。実際に空からやってきたとすれば、いったい何者なのだろうか。

作家のジェイソン・マーテル氏が語る。
『天空の人々の表現にも共通点があって、背は高く青白い肌と白い髪、この地域の人々の褐色の肌や黒い髪とは違います。でも南米には、このように表現される神が多いのです』

サイレンス・ゾーンでは、UFOが多く目撃される。突出して有名なのは、セバージョスの町での事件である。夏の終りのある午後、町の外れに浮かんでいるUFOを、多くの人が目撃していた。直径は100メートルほどで、何色もの光が点滅していたという。しばらく上空に浮かんでいたUFOは、その後サイレンス・ゾーンの方角に飛び立ったと言う。

『今でもUFO目撃事件は多発していますし、数々の超常現象が起こっています。サイレンス・ゾーンには、何かあるはずです。それがエネルギーの渦なのか、異次元への入口なのかは分かりませんが、超自然的なものであることは確かです』
こう話すのは、前出の作家ルーベン・ユリアーティ氏だ。

また、ジョルジョ・ツォカロス氏は、次の様に語っている。
『もしも私が1万年前に地球を訪れた宇宙人だとしたら、当時は案内図など無かったでしょうから、その代りに磁気の強い場所を標識代わりに覚えておいたでしょう。そうしておけば、ふたたび地球に戻ってきた時には、この標識が目印となってくれるので、迷うことは有りません。このような強い磁場が、地球上にはいくつか存在しています』

磁気の異常や空の神々の神話、現代のUFO目撃事件。このサイレンス・ゾーンには、異次元への扉が存在する証なのかもしれない。さらなる物的証拠が眠る場所が、他にもあるのだろうか。
(つづく)


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サイレンス・ゾーンのような特定の場所は、UFOが出現することで出来上がるのか、それとも地球上でその場所がUFOにとって出現しやすい場所(つまり磁気異常地帯)だからなのか?


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