【改】仮面ライダーストロンガー18 [ライダーストロンガー・ドラマ1]
《第37話 ライダー捕わる!デルザー万才!!(前編)》
原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
技斗;岡田 勝
監督;山田 稔
【マシーン大元帥】
【ヨロイ騎士】
【磁石団長】
【ジェネラルシャドウ】登場
【前回までの話は・・・ 磁石団長とヨロイ騎士を追って、別々に日本へ帰ってきたXライダーとアマゾンライダー。ふたりの協力によって、ヨロイ騎士の四日市コンビナート爆破作戦は最小限の被害で済んだ。磁石団長のマグネット・パワーでジェット旅客機を墜落させる東京壊滅作戦はストロンガーが阻止し、3人ライダーの活躍で磁石団長とヨロイ騎士は倒されたかにみえたのだが・・・】
◆奇岩山のアジトでは、新兵器の地震発生機が、マシーン大元帥によって動作テストされようとしていた。壁のスクリーンに注目する魔人たち。地震発生機のスイッチを入れようとするマシーン大元帥。
『では諸君!デルザー軍団の秘密兵器、地震発生機のテストを始める!よーく、見るがいい』
どこかの国の平和な町の様子が、映し出されている。その平和な町の景色が、一変した。突如地面がパックリと割れて、ビルや車が次々と吸い込まれるように落ちていく映像がスクリーンに映し出された。その町はあっという間に炎に包まれ、壊滅状態になった。
『これは・・・すごい威力だ!』
『まったくだ!』
感嘆の声を上げるヨロイ騎士と磁石団長。チャージアップ・ストロンガーに超電ジェット投げを食らって、ふたりは空中で激突死したはずだが・・・ふたりの魔人は生きていた。
『これを使って、日本中をズタズタにできる。まず、第一の攻撃目標は富士ダムの破壊だ!ストロンガーや他の仮面ライダーに、気付かれるなよ!』
マシーン大元帥は、磁石団長とヨロイ騎士に命令した。ジェネラルシャドウは、落ち着いた言動でこう言いだした。
『安心しろ。他のライダーはいざ知らず、ストロンガーは必ずこの俺が引き受ける・・・』
その頃、城茂と立花藤兵衛は、一緒に山路を走っていた。すると、突然斜面が崩れ大小の岩石が落下して来て、藤兵衛のジープに当りそうになった。
『おやっさん。大丈夫ですか!』
『どうも地震だったらしいな。(崩れた崖を指して)このとおりだ!』
だが城茂の調査では、この辺りは地震がおこるような地形ではないのだ。それがこの1週間に、5回も地震が起きている。
『するとデルザーの魔人どもが、また何か企んでいるのか!』
『おそらく、そうでしょう。そのへんを探って来ます』
城茂の予感は当たった。カブトローを走らせていると、こんな山の中なのに、車が突っ走る音をキャッチしたのだ。隠れるにはおあつらえ向きの長く伸びた雑草の陰に隠れて、茂は車が通りすぎるのを待った。
すると、何かの機械を積んだジープが、目の前を走りすぎて行った。ジープには、戦闘員と魔人が乗っていた。茂は相手に気付かれないように、ジープの後を追跡していくのだった。
高台の見晴らしの利く場所で、そのジープは停車した。ジープから少し離れた場所で停まり、隠れて様子をうかがう城茂。デルザーの奴らが何かを企んでいることは、間違いない。だが、茂のいるこの場所からでは、何をしているか様子がよく見えないのだ。
だが、茂が隠れているこの場所からさらに数メートル上に男が隠れていることを、茂は全く知らない。その男は、茂とデルザーの両方をじっと見つめていた。
富士ダムの破壊命令を受けたヨロイ騎士と磁石団長は、手始めに見晴らしの利くその場所から見えるガスタンクを地震発生機で破壊してみようと、相談していた。照準を合わせ、スイッチを入れようとするヨロイ騎士。
『待て!』
何かが起きると感じた城茂は、それを止めなければと思い、とっさに飛び出していった。だが、その城茂の行動を阻止するかのように、男が後ろから茂に飛びかかってきたのだ。ふたりはもみ合いになり、斜面を転がり落ちながら、草まみれになってジープの前に落ちて止まった。その様子に驚く、魔人たち。
『じ、城茂!(富士ダム破壊の前の)道草は中止だ!』
城茂と男が争っている間に、ジープは逃げていく。城茂と男は、それでもまだ争っていた。男は両手を頭上に伸ばすと、掛け声をかけて変身した。
『ヤァー!』
変身したその姿が仮面ライダーに似ているため、城茂は驚きを隠せない。だが、デルザーに味方するようなら、たとえ仮面ライダーでも茂にとって敵だ。
『デルザーの新しい仲間か!』
『奴らは俺がやる!邪魔はさせん!』
茂はスキをみてストロンガーに変身すると、ススキが一面に咲く草原の中央で、ふたりは対峙してにらみ合った。そこへライダーV3が、割って入ってきた。
『ふたりとも、止めるんだ!味方同士だ!』
『すると・・・』
『俺たちの仲間、ギリシャからやってきたライダーマンだ』
『君は、ストロンガーだったのか・・・』
屈託のない風見志郎の笑い声がして、V3は両者を握手させるのだった。
『ハハハハ。さぁふたりとも、手を握るんだ!』
『おーい、たいへんだ!』
そこへ、ジープを走らせて立花藤兵衛がやってきた。三人ライダーの姿を見て、足を止める藤兵衛。
『(ライダーマンを見て)あ、お前!』
『おやっさん!』(ライダーマン)
『お前も帰ってきたのか・・・よかった、よかった』
*前回ヘビ女を倒した時に、藤兵衛はV3と顔を合わせている*
『おやっさん。肝心のたいへんって、何ですか?』(ストロンガー)
藤兵衛は、富士川大橋が真っ二つに裂けたというニュースを知らせに来たのだ。地震が発生したかのように、激しく裂けていたという。
デルザー軍団の計画と地震とは、何か関係があるのではないかとストロンガーは考えた。富士川大橋の上流にある富士ダムが破壊されたらたいへんなことになる、と話すのはV3だ。同じ頃、奇岩山のアジトでは、東京大爆破計画の全貌について、マシーン大元帥が魔人たちに話をしていた。
『富士ダムにライダー達が気を取られている間に、ジェット燃料パイプを爆破させて、東京中を火の海にしてやるのだ!』
だが、マシーン大元帥の話を尻目に、ジェネラルシャドウは独自の動きをしようとしていた。
『オレは、オレのやり方でやる・・・』
城茂は、敵のジープを見かけた山路付近に何か手がかりがあるものとみて、その場所へふたたび来ていた。すると、巨大なスペードのキングのカードがどこからともなく飛来して来て、ジェネラルシャドウが城茂の前に現れた。(つづく)
★★★★★★★★★★★★
東京を救うため、プロトン爆弾ロケットを操縦して空のかなたへ散ったライダーマンが、なぜここにいるのかな?・・・まぁいいか(笑)
おやっさん;「あの世から、お前もかえってきたのか・・・よかった、よかった(笑)」
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原作;石ノ森章太郎
脚本;伊上 勝
企画;平山 亨 阿部征司
技斗;岡田 勝
監督;山田 稔
【マシーン大元帥】
【ヨロイ騎士】
【磁石団長】
【ジェネラルシャドウ】登場
【前回までの話は・・・ 磁石団長とヨロイ騎士を追って、別々に日本へ帰ってきたXライダーとアマゾンライダー。ふたりの協力によって、ヨロイ騎士の四日市コンビナート爆破作戦は最小限の被害で済んだ。磁石団長のマグネット・パワーでジェット旅客機を墜落させる東京壊滅作戦はストロンガーが阻止し、3人ライダーの活躍で磁石団長とヨロイ騎士は倒されたかにみえたのだが・・・】
◆奇岩山のアジトでは、新兵器の地震発生機が、マシーン大元帥によって動作テストされようとしていた。壁のスクリーンに注目する魔人たち。地震発生機のスイッチを入れようとするマシーン大元帥。
『では諸君!デルザー軍団の秘密兵器、地震発生機のテストを始める!よーく、見るがいい』
どこかの国の平和な町の様子が、映し出されている。その平和な町の景色が、一変した。突如地面がパックリと割れて、ビルや車が次々と吸い込まれるように落ちていく映像がスクリーンに映し出された。その町はあっという間に炎に包まれ、壊滅状態になった。
『これは・・・すごい威力だ!』
『まったくだ!』
感嘆の声を上げるヨロイ騎士と磁石団長。チャージアップ・ストロンガーに超電ジェット投げを食らって、ふたりは空中で激突死したはずだが・・・ふたりの魔人は生きていた。
『これを使って、日本中をズタズタにできる。まず、第一の攻撃目標は富士ダムの破壊だ!ストロンガーや他の仮面ライダーに、気付かれるなよ!』
マシーン大元帥は、磁石団長とヨロイ騎士に命令した。ジェネラルシャドウは、落ち着いた言動でこう言いだした。
『安心しろ。他のライダーはいざ知らず、ストロンガーは必ずこの俺が引き受ける・・・』
その頃、城茂と立花藤兵衛は、一緒に山路を走っていた。すると、突然斜面が崩れ大小の岩石が落下して来て、藤兵衛のジープに当りそうになった。
『おやっさん。大丈夫ですか!』
『どうも地震だったらしいな。(崩れた崖を指して)このとおりだ!』
だが城茂の調査では、この辺りは地震がおこるような地形ではないのだ。それがこの1週間に、5回も地震が起きている。
『するとデルザーの魔人どもが、また何か企んでいるのか!』
『おそらく、そうでしょう。そのへんを探って来ます』
城茂の予感は当たった。カブトローを走らせていると、こんな山の中なのに、車が突っ走る音をキャッチしたのだ。隠れるにはおあつらえ向きの長く伸びた雑草の陰に隠れて、茂は車が通りすぎるのを待った。
すると、何かの機械を積んだジープが、目の前を走りすぎて行った。ジープには、戦闘員と魔人が乗っていた。茂は相手に気付かれないように、ジープの後を追跡していくのだった。
高台の見晴らしの利く場所で、そのジープは停車した。ジープから少し離れた場所で停まり、隠れて様子をうかがう城茂。デルザーの奴らが何かを企んでいることは、間違いない。だが、茂のいるこの場所からでは、何をしているか様子がよく見えないのだ。
だが、茂が隠れているこの場所からさらに数メートル上に男が隠れていることを、茂は全く知らない。その男は、茂とデルザーの両方をじっと見つめていた。
富士ダムの破壊命令を受けたヨロイ騎士と磁石団長は、手始めに見晴らしの利くその場所から見えるガスタンクを地震発生機で破壊してみようと、相談していた。照準を合わせ、スイッチを入れようとするヨロイ騎士。
『待て!』
何かが起きると感じた城茂は、それを止めなければと思い、とっさに飛び出していった。だが、その城茂の行動を阻止するかのように、男が後ろから茂に飛びかかってきたのだ。ふたりはもみ合いになり、斜面を転がり落ちながら、草まみれになってジープの前に落ちて止まった。その様子に驚く、魔人たち。
『じ、城茂!(富士ダム破壊の前の)道草は中止だ!』
城茂と男が争っている間に、ジープは逃げていく。城茂と男は、それでもまだ争っていた。男は両手を頭上に伸ばすと、掛け声をかけて変身した。
『ヤァー!』
変身したその姿が仮面ライダーに似ているため、城茂は驚きを隠せない。だが、デルザーに味方するようなら、たとえ仮面ライダーでも茂にとって敵だ。
『デルザーの新しい仲間か!』
『奴らは俺がやる!邪魔はさせん!』
茂はスキをみてストロンガーに変身すると、ススキが一面に咲く草原の中央で、ふたりは対峙してにらみ合った。そこへライダーV3が、割って入ってきた。
『ふたりとも、止めるんだ!味方同士だ!』
『すると・・・』
『俺たちの仲間、ギリシャからやってきたライダーマンだ』
『君は、ストロンガーだったのか・・・』
屈託のない風見志郎の笑い声がして、V3は両者を握手させるのだった。
『ハハハハ。さぁふたりとも、手を握るんだ!』
『おーい、たいへんだ!』
そこへ、ジープを走らせて立花藤兵衛がやってきた。三人ライダーの姿を見て、足を止める藤兵衛。
『(ライダーマンを見て)あ、お前!』
『おやっさん!』(ライダーマン)
『お前も帰ってきたのか・・・よかった、よかった』
*前回ヘビ女を倒した時に、藤兵衛はV3と顔を合わせている*
『おやっさん。肝心のたいへんって、何ですか?』(ストロンガー)
藤兵衛は、富士川大橋が真っ二つに裂けたというニュースを知らせに来たのだ。地震が発生したかのように、激しく裂けていたという。
デルザー軍団の計画と地震とは、何か関係があるのではないかとストロンガーは考えた。富士川大橋の上流にある富士ダムが破壊されたらたいへんなことになる、と話すのはV3だ。同じ頃、奇岩山のアジトでは、東京大爆破計画の全貌について、マシーン大元帥が魔人たちに話をしていた。
『富士ダムにライダー達が気を取られている間に、ジェット燃料パイプを爆破させて、東京中を火の海にしてやるのだ!』
だが、マシーン大元帥の話を尻目に、ジェネラルシャドウは独自の動きをしようとしていた。
『オレは、オレのやり方でやる・・・』
城茂は、敵のジープを見かけた山路付近に何か手がかりがあるものとみて、その場所へふたたび来ていた。すると、巨大なスペードのキングのカードがどこからともなく飛来して来て、ジェネラルシャドウが城茂の前に現れた。(つづく)
★★★★★★★★★★★★
東京を救うため、プロトン爆弾ロケットを操縦して空のかなたへ散ったライダーマンが、なぜここにいるのかな?・・・まぁいいか(笑)
おやっさん;「あの世から、お前もかえってきたのか・・・よかった、よかった(笑)」
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