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異星人と人類創生の謎・終 [UFOと宇宙人12]

アラバマ州ハンツビル、NASAマーシャル宇宙飛行センター。2011年3月、宇宙生物学者のリチャード・フーバーは、ここで驚くべき新発見を発表した。我々の住む太陽系ができた頃と同じ40億年以上前の珍しい隕石の中に、地球外の微生物の化石を発見したのだ。
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生命は、過酷な宇宙空間の移動に耐えられないと近年まで考えられていたが、フーバーの発見は生きたバクテリアが地球にたどり着き、ここに根付いた可能性をも示唆するものだった。
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   (隕石から発見された地球外微生物の化石)

天体物理学者で作家でもあるフィオレラ・テレンジ女史が語る。
『彗星の中に閉じ込められた微生物が、惑星間や恒星間の移動に耐えて生き延びることは、可能かもしれません。微生物が彗星の中心部である岩石の中に閉じ込められていた場合には、まわりの凍った物質が厚い保護膜のような役割を果たし、さらにその上には彗星の塵(ちり)の層が取り巻いています。この塵も光線を効果的に遮ってくれますので、紫外線から微生物を守ってくれるでしょう。単細胞生物などの微生物やアミノ酸を広大な宇宙空間の中で移動させる場合、彗星は理想的な輸送装置となります』

隕石に付着した微生物が大気圏に突入して、地上に衝突し繁殖を始めるという可能性があるのです。このように、地球上の生命は宇宙からやってきた生物から始まったとする「パンスペルミア説」は、論争の的となっている。

1953年に発見されたDNAの共同発見者であるイギリス人科学者のフランシス・クリックも、この説を強力に支持していた。

作家のピーター・フィーグ氏が語る。
『DNAが二重らせん構造であることを突き止めたのが、フランシス・クリックです。クリックは、この構造が偶然ではなく設計されてできたはずだと考えました。その論拠の一つが、どの生物のDNAのらせんもすべて同じ方向に渦を巻いていることでした。もしDNAが地球で発生したなら、50パーセントの割合で逆巻きのものがあってもいいはずなのに、存在しないのです』
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    (DNAは、二重らせん構造をしている)

ラジオパーソナリティのジョージ・ヌーリィ氏は、こう考える。
『私がパンスペルミア説を素晴らしいと思う理由は、この説が宇宙の至る所に生命が存在すると説いているからです。その説が正しいなら、彗星や隕石に乗ってやってくる生命は、地球だけではなく他の惑星にも棲みついているはずです。それも、神の計画に含まれているはずです』

作家のビル・バーンズ氏は、次のように考える。
『これは他の惑星や別世界に住む高等な生物が、意図的に、また入念に仕組んだ植民地化活動だと思われます。空飛ぶ円盤を都市の真ん中や砂漠へ向かわせることなく惑星を手に入れる最良の策は、自分達のDNAを送りこみ、同じ種を作り出してしまうことです』

作家のニック・レッドファン氏は、次のように語る。
『現代の私達が持つ科学技術を使えば、細胞とそのDNAを遺伝子レベルで抽出して保存することが可能です。私達が、宇宙へノアの箱舟に似たものを送る日はおそらく来るでしょうが、その時は動物そのものではなく、核となる遺伝子を船に乗せるはずです。人類は、創造主となるかもしれません』

現在、人間を生み出すのに必要となるのは、我々のDNAのおよそ5パーセントだけと言われている。残りの解読不能な遺伝子コードは、かつて「ジャンクDNA」と呼ばれていた。しかし、これほど多くのDNAが機能していないことなど、あり得るのだろうか。いつの日か、我々の遺伝子の大部分が解読される日が来たときには、人類の起源についてどんなことが明らかになるのだろうか。

ジョルジョ・ツォカロス氏は、このように話す。
『私達人間の遺伝物質の95パーセントが解読できないからと言って、必ずしもその95パーセントが必要の無いものだと、言い切れるものではありません。自然界に、無駄なものなど無いのです。そしてDNAは、素晴らしく優秀な記憶装置です。世界中のスーパーコンピュータをつなぎ合わせたとしても、DNAが記録できる情報を収めきることはできません。こういったことから考えても、地球外生命体が存在する究極の証は、墜落した宇宙船や文書の中にではなく、私達自身の遺伝子の中に見つかるのではないでしょうか』

作家のデビッド・チルドレス氏が語る。
『遺伝子研究によって、多くのことが解明するでしょう。ヒトのDNAの解読は、始まったばかりです。この先、私達の遺伝子に、異星人のDNAが組み込まれていたと発見される可能性もあるのです』

前出のラジオパーソナリティ、ジョージ・ヌーリィ氏はこのように考える。
『何者かが、この宇宙や地球とその他の惑星や生命を創ったのです。このような視点から考えてみれば、地球外生命体と神とが、同じ者であった可能性は高いと言えそうです。神の存在を否定しているのではありません。より高度な者が存在して、異星人を創造したのかもしれません。しかし、神と人間との間には、他の惑星から来た宇宙人が介在していると思われるのです』
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古代宇宙飛行士説の提唱者、エイリッヒ・フォン・デニケン氏が語る。
『宗教に関する知識の大部分が間違っていますが、例外を上げるなら、天地創造のすべてに神が関わっているということでしょう。また、広大な宇宙の中において、人間は非常にちっぽけな存在であるのですが、神は言い表すことが出来ないほど巨大な存在であるということも、恐らくは事実でしょう。宇宙人のことを考えるなら、神の存在は無視できないどころか、ますます重要となります』

人間は、原始時代に溶けだした水に繁殖するバクテリアから進化したのだろうか。もしくは、古代宇宙飛行士説で言われる様に、高次元の者によって、高い知能を持つよう設計されたのだろうか。ヒトを形作る核の部分に、答えはあるのだろう。それを得られたなら、人類が戻るべき場所を見つけることが出来るかもしれない。
(終わり)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
いずれ、ヒトのDNA解析が100パーセント進めば、すべての謎は解明される。そしてそれは、そう遠くない時期にやってくるだろう。



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