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異星人と人類創生の謎・3 [UFOと宇宙人12]

旧約聖書の中の「創世記」には、神がエデンの園で最初の人間となるふたり、アダムとイブを創造し、「増えよ、地に満ちよ」と告げたことが綴られている。何世紀にもわたって科学者と神学者は、人類創造の物語が単なる神話か、それとも史実なのかを討論してきた。
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1987年。人の起源に関する学術的な見解は、さらに混迷を極める。現代人の遺伝子をたどると、アフリカに住んだひとりの女性に行きつくことが解かったのだ。

アメリカ自然史博物館のイアン・タッタ―ソル氏が語る。
『現在この説は、かなり確固としたものになっています。DNAの研究によって、ホモサピエンスは、アフリカの一つの地域に由来することが解かりました。そして、知的進化を十分に遂げた後で、ヨーロッパや東アジアといった旧大陸一帯へと拡散していったのです。これは「ミトコンドリア・イブ仮説」と呼ばれますが、私達が皆同じ女性の子孫であると言う意味ではありません。アフリカから移住した古代人の集団にいたある女性だけが、その遺伝子をすべての現代人に残したということです』

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科学が裏付けるヒトが誕生した瞬間と、創世記に記された人類創造の時。どちらも、同じ時期を指しているのだろうか。旧約聖書に記されたアダムとイブが実在したなら、ヘビが善悪の知識の樹から果実を取って食べるよう誘惑したことも、事実なのだろうか。

この記述は、現生人類が突然覚醒して知性を持つ者となった時を、説明しようとしたのかもしれないと、

作家のピーター・フィーグ氏は次のように言う。
『聖書には、この樹になる実を食べると神のようになると書かれています。サタンはヘビの姿になってアダムとイブを誘惑し、神と同じ者になれると彼等に約束します。ふたりが得た知識とは、何だったのでしょうか。人間らしさを備えるとともに、のちのちは遺伝子操作を行う能力につながるものだった、ということではないでしょうか』

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(DNA塩基配列の形は、木に巻き付いたヘビのように見える)

作家のデビッド・チルドレス氏は、語る。
『善悪の知識の樹とは、何のことだったのでしょう。これは人の体が持つらせん状のDNA塩基配列のことで、遺伝子が五万年前に宇宙人によって組み替えられた結果、現代の人類は特別な能力を得たのではないかと、私は考えています。しかし、なぜこれがタブーだったのでしょう。一部の異星人たちは人類が神のようになることを望む一方で、この知識のすべてを与えるべきではないと考えた者たちがいたのかもしれません。これはギリシャの神・プロメテウスの物語とよく似ていて、この神も同じように他の神の反対を聞き入れずに「火」を人間に与えます。しかし、この行いによってプロメテウスは悪魔のような扱いを受けて、地球から追放されました。人類が計り知れない知識を持つ手助けを、彼がしたからです』

古代宇宙人の専門誌を出版するジョルジョ・ツォカロス氏の話。
『古代宇宙飛行士説では、現在の私達が悪魔の概念を持つようになったのは、遠い昔に善と悪とに分かれた異星人の派閥の間にいさかいが起こったことが、きっかけとなっているかもしれないと考えます。反乱分子と見なされた者達は追放されて、のちに神から離反した堕天使として知られるようになりますが、実際は違うのです』

古代宇宙飛行士説で言われる様に、宇宙人が人間に知性を与えたというなら、話す能力をも与えていたとは考えられないだろうか。

作家で天文学者のフィリップ・インブログノ氏は語る。
『ヒトののどの構造は、一番近いとされるチンパンジーとも非常に異なっているために、声を出して言葉を発することが出来るのです。現代の科学者の目には、話をして歌うように遺伝子設計されたかのようにみえる、と言われています。そして、物事を深く広く話し合うことができる能力が、ヒトを他の動物から隔てているのです。誰が言語を発明したのか、どこからか持ち込まれたものなのか。科学や歴史、考古学でさえも、この大きな謎に未だ答えを出せずにいます。足元ではなく天に目を向ければ、何かが解かるかもしれません』

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作家のフィリップ・コパンス氏が話す。
『神は自らの姿に似せてヒトを創った、と聖書にはありますが、ヒトの肉体は何者かをかたどったものなのでしょうか。ヒトはこの惑星のサルやその他の動物から進化して生まれたのか、それとも何者かによって創られたのか、神話はその答えを示しています。サルがヒトになったのではなく、何かがこの惑星で起こって、別世界の者達が介入した結果、私達が生まれたというのです』

作家のエイリッヒ・フォン・デニケン氏は、次のように語る。
『宇宙人は突然変異を誘発して人類に知性を与えると、その後地球を去ったのだと思います。人間の中には、自分達の祖先であるサルに近いものと性交渉を持つ者が現れました。この行為が神話学において原罪(アダムが神命に背いて犯した人類最初の罪)と呼ばれるもので、人々は再び神にすがりました。
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神は何が起きたかを知り、大洪水で人類を完全に滅ぼして、再び実験をやり直すことに決めました。これが「ノアの箱舟」と呼ばれる神話となって、文書に綴られたのです』

前出のデビッド・チルドレス氏は言う。
『どうやら、この惑星を訪れた地球外生命体は、大型類人猿か初期のヒト科を使って、のちにネアンデルタール人となる私達とよく似たホモエレクトスを創ったようです。この原人をさらに進化させて、ホモサピエンスが生み出された時点で、旧世代のヒト科の生物は滅ぼされたのでしょう』

聖書に記されたアダムとイブ、そしてノアの箱舟の物語は、地球外生命体が関わった出来事が書き起こされたモノだったのだろうか。人類最古とされる文明の中に、それを裏付ける考古学遺物や目撃証言を見つけることが出来るだろう。(つづく)


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悪魔の正体は、天使が堕落した「堕天使」だと言われるが、古代宇宙飛行士説では、宇宙人どうしの戦いの史実を見た人類が、勝者を神、敗者を悪魔と呼ぶ(または認識する)ようになったということらしい。



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