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ナスカの地上絵・3 [UFOと宇宙人11]

ボリビア西部。ナスカから東におよそ650キロ、チチカカ湖のそばにティアワナコの古代遺跡がある。この都市は、千年以上昔に繁栄したティアワナコ文化の中心地だったと考えられている。
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(ティアワナコ遺跡。近くには謎多きプマプンク遺跡がある)

古代宇宙飛行士説では、ナスカの直線はティアワナコを差し示していると考えているが、なぜそんな線をナスカ人は描いたのだろうか。

作家のリチャード・レヴィトン氏の話。
『ペルーにあるナスカの地上絵については、広い視野から考察しなくてはなりません。これは、単独で起こっていた現象ではないのです。そっくり同じ絵が他に無いとしても、ティアワナコなど他の古代文明において、儀式や景観の中に地上絵と同じものが組み込まれているわけですからね』

ジョルジョ・ツォカロス氏の話。
『ティアワナコには、数多くのレリーフが彫られています。顏を彫ったものなど、様々なものに彫刻が施されています』
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       (創造神ウィラコチャ)

伝説によれば、ティアワナコは天空の人々の為に建てられたが、これを命じたのはナスカにも関係するとされるインカの神・ウィラコチャだという。この天空の人々こそ、何千年も前にナスカの地上絵作りに手を貸した地球外生命体ではなかったかと、古代宇宙飛行士説では考えられているのだ。

作家のデビッド・チルドレス氏の話。
『ナスカは、ペルー沿岸に造られた通過地点とも考えられます。飛行船でナスカの上空を飛んでいると、地上に描かれた線がアンデス山中に造られた古代の巨石都市・ティアワナコやプマプンクへ向かえ、と言っている様にもみえるのです』

宇宙人がティアワナコに存在した証拠は、他にもあるのだろうか。その証拠が、遠い昔にナスカを訪れた古代の異星人の姿を、我々に見せてくれるのではないだろうか。

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      (細長い頭蓋骨のミイラ)

作家のヒュー・ニューマン氏が話す。
『沿岸地方のナスカ文明と内陸のティアワナコやプマプンク、クスコなどの文明との間には、多くの関連性が見られます。地理的に離れているにもかかわらず、どの遺跡の近辺でも細長い形をした珍しい頭蓋骨が見つかっていて、それは遺跡を建てた人々のものと考えられています』

数々の墓地で見つかった引き伸ばされた頭蓋骨は、通常の頭蓋骨より容量が25パーセントも大きいという。どうやって、この形ができたのだろうか。

ジャーナリストのリンダ・ハウ女史の話。
『学会で語られる仮説は、インカの人々が赤ん坊の頭に布のようなものを巻いて、細長く変形させていたとするものです。矯正が行なわれていたというわけです。しかし、これに対する反論が、多々あるのも事実です。
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頭を縛る風習がインカにあったことを示す証拠は、何一つ見つかっていません。古代人の頭一つとっても、考古学者の間で意見の相違があるのです』

作家で古代宇宙飛行士説の提唱者、エイリッヒ・フォン・デニケン氏の話。
『太古の昔に、ここにいた宇宙人が細長い頭をしていたために、古代人が真似ようとしたのでしょう。もともとは、遠い昔に見た宇宙人に近づきたいという思いから、始まったのだと思います』

作家のフィリップ・コパンス氏の話。
『ナスカでは神の姿に似せるために、子供の頭蓋骨を変形させています。人々にとっては、これが神と実際に触れあった記憶を守っていく方法だったのでしょう』

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だが、変形した頭蓋骨が頭を縛るなどして人為的に作り出されていなかったとしたら、地球外の生物が関わっていたことも考えられるのではないだろうか。かつては、人間と宇宙人の混合種が存在し、この種族はペルー西部だけでなく古代エジプトにも住みついていたのではないだろうか。古代宇宙飛行士説では、この仮説は十分に成り立つと考える。そして、目を向けるべきは、ナスカ人と創造神ウィラコチャとの関係だという。

前出のヒュー・ニューマン氏が語る。
『なによりも注目すべきは、ウィラコチャがこうした都市を造ったと言われている点です。この神は細長い頭を持つ種族の一員で、巨石で神殿を造り、ナスカの地上絵を描いていたのでしょうか』

変形した頭蓋骨の起源と同じく、謎とされているのが、ナスカ人のその後の運命だ。ナスカとティアワナコのどちらからも、およそ千年前に人々が去ったと言われている。

超常現象を研究するケン・ストーチ氏の話。
『砂漠に住んだナスカ人達は災害に巻き込まれ、ティアワナコも影響を受けたのではないでしょうか。十分な情報が無いので、どの程度のつながりがあったのかは解かりませんが、二つの文明が何らかの理由で、ほぼ同時期に消滅しているのです』

前出のデビッド・チルドレス氏が語る。
『地球の地軸が動いたために、地震が起きてチチカカ湖が氾濫し、この一帯が大洪水に巻き込まれたか、あるいは、異星人による宇宙戦争が起こっていたのかもしれません。かつては、エネルギー原料の採掘場として賑わったナスカも、破壊されて機能しなくなったために、今のように何も無い茫漠とした土地に変わってしまったのでしょう。恐らく地上絵の多くが、この時期に描かれたと思われます。こうして、宇宙人の目を惹こうとしたのではないでしょうか』

ナスカの周辺で発見された細長い頭蓋骨は、何千年も前に宇宙人が地球を訪れていた証なのだろうか。そうだとすれば、古代宇宙飛行士説で言われる様に、宇宙人は貴重な鉱物を採掘するためにナスカに降り立ち、この地が破壊されたために去って行ったのだろうか。

更なるなる証拠が、我々がすでに知る場所に隠されているかもしれない。世界各地に見られる謎の塚と、ミステリーサークルだ。(つづく)


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細長い頭を持つ人間については、古代エジプトのアクエンアテン王(有名なツタンカーメン王の父)がいる。一説によると、彼は宇宙人であったという。また、彼の死後、彼に関するすべてのことを、歴史上から消そうとする動きがあったという。


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