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キカイダー01(7) [ゼロワン・ドラマ1]

第7話《落雷!機能低下のゼロワン直撃・前編》を取りあげます。

原作;石ノ森章太郎
企画;平山 亨・吉川 進
脚本;長坂秀佳
音楽;渡辺宙明
技斗;三島一夫
監督;永野靖忠


【前回までの話は・・・ シルバーハカイダーの変身態・幽霊ロボット銀エビ、ブルーハカイダーの変身態・青ワニ、そしてレッドハカイダーは朱ムカデ(あかむかで)となって、ハカイダー帝国を作るための企みを実行に移そうとするも、ゼロワンとキカイダーによってことごとく撃破されてしまった。部下たちの不甲斐なさに業を煮やしたハカイダーは、ゼロワンとキカイダーを倒すべく、自ら乗り出していく】


◆アキラをサイドカーに乗せて国道を走っていたイチローは、あるラーメン店の前で異様な殺気を感じた。「ハカイダーかもしれない」そう思ったイチローだが、すでに夕暮れが近づいていた。

太陽電池が働かない今ハカイダー部隊と出会ったら、十分の一の力しか出ないゼロワンではアキラを守り切れないのだ。だが、腹ペコのアキラはラーメンの言葉に釣られ、サイドカーを降りると、店内に駆け込んでしまうのだった。

客が誰もいない店内で、ラーメンを注文したアキラがじっと待っていると、白い前掛けをしたアンドロボットがアキラの後ろから忍び寄ってきた。間一髪、イチローがチョップでアンドロボットを倒したが、龍のような姿の怪ロボットがふたりの前に出現する。
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アキラを急いで店の外へ逃がしたイチローは、店内で怪ロボットと対峙した。
『何者だ!』
『地獄の王者、ブラックドラゴン!』
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一方、アキラは店の外へ出たものの、アンドロボットたちに追いかけられていた。崖下へ下りて道路へ出たアキラは、そこでリエコが運転する車と遭遇する。リエコはアキラに声をかけると、アキラを乗せてその場から逃げていくのだった。

リエコはいつも、付かず離れずアキラを見守っているのだ。イチローは暗闇の中で、ブラックドラゴンとアンドロボットたちに囲まれていた。

怪ロボットブラックドラゴンは、火炎を使って攻めてくる。ここでゼロワンにチェンジしても、十分の一の力では逃げ切れるかどうか・・・。すると、闇夜のどこからかギターの音色が聞こえてきた。ジローだ!

『ハカイダー部隊・ブラックドラゴン!兄さんから手を離せ!』
『あのギターは・・・キカイダーか!』
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ジローはキカイダーにチェンジすると、イチローにアキラを捜すように言って、ブラックドラゴンに向かって行った。だが、イチローが居なくなると、ブラックドラゴンはキカイダーとの勝負をせずに稲妻と共に消えてしまった。

朝になり、リエコは広大な森林公園内の東屋(あずまや;公園内の休憩所)にアキラを隠すと、姿を消してしまう。
『いいわね、ここでジッと待っているのよ。お兄ちゃんがきっと助けに来てくれる、ね!』
『うん!』

だが、その様子を陰から見ているモノがいた。一体のアンドロボットであった。連絡を取り合うアンドロボットは、人数を三人に増やすとアキラに襲いかかった。しかし、アキラもアンドロボットに見られていることに気がつき、密かに東屋から逃げ出していた。

『居ない!あ、あそこだ!』

アキラのうしろ姿を見つけると、後を追いかけていくアンドロボットたち。橋を渡り、橋の下を流れる小川の中に身体を沈めて身を隠すアキラ。だが、アンドロボットたちが橋を渡っている最中にアキラはクシャミをしてしまい、付近にいることを気付かれてしまう。

一体のアンドロボットが橋の下を覗こうとした時、シルバーハカイダーが現れた。
『たかがガキ一人、まだ見つけられんのか!』
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捜索が遅いことを理由に、三人のアンドロボットはシルバーハカイダーの電磁棒で始末されてしまった。そこへレッドハカイダーとブルーハカイダーが現れ、真下にアキラが隠れているとも知らずに橋の上で協議をする。
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『(ブルー)役立たずのアンドロボットどもめ!』
『(レッド)見つかりませんでしたなどと言おうものなら、ボスの怒りを買うのは俺たちだからな!』

グズグズしてはいられないハカイダー三人衆は、アキラを捜すためにそれぞれ散っていった。絶体絶命の危機を、アキラは乗り越えた。
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一方、ゼロワンにチェンジしたイチローは、ダブルマシンを飛行させながら空からの捜索を行っていた。だが、飛行能力のあるブラックドラゴンがアキラ捜索中のゼロワンに遭遇し、口から火炎を吐いて攻撃を仕掛けてきた。

行方不明のアキラを捜すことを最優先するゼロワンは、ブラックドラゴンとの勝負を避けて逃げることにした。しかし、背を向けて逃げていくゼロワンをブラックドラゴンは逃がさず、これでもか、これでもかと火炎放射で攻撃をしかけてくるのだった。(つづく)


★★★★★★★★★★★★
本編には書かなかったが、ストーリーとは直接関係ない所で、金髪・ミニスカートの変な婆さんが出てくる。果たしてこの婆さん、後編でどんな役割を果たすのか?・・・



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