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不可解な痕跡・3 [UFOと宇宙人10]

フランス北西部海岸沿いのブルターニュ地方。荘厳な自然に守られながらも複雑な歴史を持つ地は、他に類をみない。ここには、カルナック列石がある。
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これは、三千を超える巨石が列をなして、また何等かの図形をかたどって並べられたもので、総延長は三キロ以上に及んでいる。

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地質学者のロバート・ショック氏が語る。
『ここでは、何千もの巨大な石が直線上に、もしくは円や正方形、長方形をかたどって並べられています。なぜ膨大な時間と労力を注いて、このようなモノを作ったのでしょうか。一言で言ってしまえば、その答えは解かりません』

この地方の伝説によれば、これらの石はローマの兵士たちが、魔法使いのマーリンによって石に変えられたものだという。だが、魔法が使われなかったとすれば、何者が作ったのだろう。

作家のデビッド・チルドレス氏はこう語る。
『原始人に毛の生えた程度の進化をした人類が、100トンや200トン、大きなものでは350トンもの巨石を切り出して、何らかの方法でこの場所へ運びこのように立てたのだと、現代考古学では考えられています。カルナック列石に使われた石は、一見デタラメな形をしている様にしかみえません。しかしよく見てみると、石のあちこちが削り取られて加工されていたことが判ります。実際にここの巨石は、地磁気を受けて磁石と化していて、ほぼすべての石の先端が尖っています』

石でできた磁石。このような石を切り出し配置することで、地球磁場のようなものを作り出そうとしていたのだろうか。でもその理由は、何だったのだろうか。

前出のデビッド・チルドレス氏が続ける。
『カルナックは、たいへんエネルギーに満ちた土地です。石の間を歩くと、身体にエネルギーが入ってくるのが感じられます。観光客もエネルギーが流れてくるのが感じられると言って、石に触れたがります。これを作った人々は、地球のエネルギーの場に関する高度な知識を持っていたのでしょう』

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ワールドグリッド説と呼ばれる仮説によれば、地球には突出して強い磁気を発する場所が、点在しているのだという。地球にある巨石遺跡には、不思議な共通点がある。どれも、古代のエネルギーの流れを利用できる場所に建てられている。

古代の石の建造物は、このようなエネルギーを漏斗のように集め利用するために、造られていたのであろう。ギザの大ピラミッドやマチュピチュの遺跡、レバノンのバールベック遺跡は、ワールドグリッドで示されるエネルギーの強い場所に建てられている。

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カルナックも、このような場所の一つだったのだろうか。この場所の地磁気と特殊な形状の石の両方の力を合わせることによって、古代の人々は重力を操ることができたのだろうか。それが事実なら、どうやってこのことを知ったのだろう。また、何の目的があったのだろうか。

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前出のデビッド・チルドレス氏が続ける。
『ヘリコプターに乗って上空からカルナック列石を眺められるようになるまでは、この列石が空から見るために作られていたことに、まったく誰も気づかなかったのです』

古代宇宙飛行士説の第一人者、ジョルジョ・ツォカロス氏が語る。
『地上にあるもので大気圏外から見えるものが、三つあります。ナスカの地上絵、万里の長城、そしてカルナック列石です。空から見るために作られていたとしても、当時空を飛ぶことが出来たのは、異星人くらいのものです』

空からカルナック列石を観察していた研究者は、列石の一端にストーンヘンジとよく似た環状列石を発見した。もう一方の端には、地上にいた調査員によって、何百年も前の長方形の石の建造物が掘り起こされた。

どちらも、冬至と夏至を予測するために建てられたものであるように見受けられた。また、これらの建造物や数々の列石群を空からさらによく見てみると、それが幾何学図形に沿って作られていることが判明した。

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面積数平方キロに及ぶピタゴラスの三角形が、浮かび上がったのである。この列石を作った人々は、なぜ高度な数学の定理を知り得たのだろうか。三平方の定理をピタゴラスが発見するのは、およそ2000年ものちのことだ。

前出のジョルジョ・ツォカロス氏が語る。
『列石がピタゴラスの三角形の形に並んでいると断言したのは私ではなく、優秀な数学者によって計算がなされた結果、導き出されたものです。列石ができたのは石器時代なのに、
a2 + b2 = c2という公式を人々は知っていたことになります。なぜ知っていたのでしょうか。誰に教わったのでしょうか。当時、地球外生命体は人々に、石を置く場所を指示しただけだったのでしょう。でも、この地に仕掛けた数学のパズルが、見つけられるようにしておいたのです』(a2は、aの二乗)

古代宇宙飛行士説の提唱者で作家のエイリッヒ・フォン・デニケン氏が語る。
『異星人たちは、どうやってしるしを残そうかと考えたのでしょう。そしてフランスのブルターニュ地方に何キロにもわたる巨大な三角形に沿って石を並べ、人間が気付くことを願ったのです。情報はすぐ目の前にあるのに、人間はそれに目を向けようとはしません。もう態度を改めても良い頃です!』

石でかたどられた巨大な三角形や地磁気現象、何千年もの昔に人類が地球外生命体と接触した可能性はあるのだろうか。もしカルナックに異星人が降り立ったのならば、他の場所へも立ち寄ってはいないだろうか。彼等はどこから来たのだろうか。近年、アルメニアで発見された遺跡の発掘現場で、答えを探してみよう。
(つづく)


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カルナック列石のような用途がまったく想像できないものは、人間には想像もつかないような使用目的があったに違いないと思う。



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