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宇宙人が残した秘密の暗号・3 [UFOと宇宙人8]

1921年6月30日。イギリス、ヘレフォードシャー。田園地帯で乗馬をしていたアマチュア考古学者のアルフレッド・ワトキンズは、広大な風景の中で、古代の遺跡や造形物などが一直線に並んでいることに気がついた。

四年後の1925年。ワトキンズは「いにしえの直線路」という著書を出版し、人類の初期の遺跡や巨石遺構*が、長い直線によってつながっていると述べた。
*巨石遺構(きょせきいこう);遺構とは、残存する古い建築物のこと。この場合は、巨石でできた古い建築物という意味であろう。

ワトキンズは、これを「レイライン」と呼んだ。しかし、この直線が何であるのかに関しては、離れた場所に住む古代人どうしが行き来する時に使われたルートで、ところどころ道標(みちしるべ)が建てられていたと説明するにとどまっている。

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(英国のレイライン 遺跡などを結ぶと直線でつながる)

レイラインは、主にイギリスとフランスで見つけることができる。この直線上には古い教会などが建てられていて、まるで神聖な場所へとつづくガイドポストのようである。教会の下に巨石遺跡があったりもするので、レイラインが昔から守られ続けてきたことがわかるのだ。

ジャーナリストのリンダ・ハウ女史は、次のように語る。
『レイラインの一つ、セント・マイケル・ラインは、その位置を測定することも可能です。というのも、このラインの上では、周囲の地域よりも強い磁場が発生しているのです』

さらにワトキンズは、レイライン上に置かれた道標が見通せる距離に目印を置いて、航空機を誘導するよう、意図的に作られたものだという仮説を立てた。

作家のヒュー・ニューマン氏は次のように語っている。
『はじめはワトキンズもこれを通商路だと考えましたが、ラインが山や沼地、川など地図の作製や調査でもない限り行かないような辺鄙(へんぴ)な土地を通っていて、とても歩けるような道ではないことに気づきました』

レイラインが磁気を帯びていることから、目には見えない地球のエネルギーを帯びた線であると、考える研究者もいる。しかし、この線が陸の道標として使われていたなら、空の道を異星人に示していたことも考えられるのだ。

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        (トレルボー遺跡 全景)
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       (トレルボー砦の想像図)

デンマーク東部、トレルボー(トレルボルグ)。ヨーロッパ大陸の北に当たるこの地域にはバイキングの砦の遺跡があり、その起源は西暦900年頃にさかのぼる。ここ数十年程、トレルボー遺跡のあまりにも完璧な円形構造は、考古学者たちを悩ませてきた。中庭は4つのゾーンに区切られ、それぞれに4つの長屋(ながや)が作られている。

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そして、砦の城門は、基本的な方位となる東西南北の4方向に正確に置かれているという。このように難しい幾何学図形の設計には、工学に関する高度な知識が必要とされる。
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      (一番下の点がトレルボー砦)

1982年には、パイロットのプレイン・ハンソンによって、デンマークにはトレルボーの他に3つのバイキングの砦があって、それらはトレルボーの砦と一直線上に並んでいることが分かった。そして、すべてが同じ構造をしていることも発見したのである。

バイキングは基本的に海に生きる人々なので、遺跡が陸の奥まった場所にあることを考えると、空を飛んでここまで来たのではないかと思われるのだ。どのように飛んだか、どんな技術を持っていたのかは解からないが。しかし、バイキングがただの船乗りで、この場所を見つけ出して調査をし、記念碑や建造物を造ることなどはまず考えられないのである。

古代宇宙飛行士説の提唱者で作家のエイリッヒ・フォン・デニケン氏は、次のように述べている。
『これらの砦は、すべて直線上に並んでいます。この線を延長してアルプスを越え何千キロメートルも伸ばしていくと、この線の下には必ず石器時代の聖地が存在するのです。この直線は、ギリシャのデルフォイにもつながっています。ここは神アポロンが支配した町でした。神話の中でアポロンは1年に2度、日輪の馬車に乗って遥か遠くにあるという北の地へと向かい、空へ消えていったと語られています。アポロンは空を一直線に飛びますが、途中何カ所かに立ち寄っています。石器時代の人々はそうした場所を「神が降りた」と言って、聖地と崇めていたようです』

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      (日輪馬車に乗るアポロン)

古代宇宙飛行士説で言われる様に、古代の文明どうしをつないだレイラインは、実際には飛行航路だったのだろうか。そして、この航路を飛んでいたのは、異星人の宇宙船だったのだろうか。

ジョルジョ・ツォカロス氏は、次のように語っている。
『レイラインに沿って造られた古代の遺跡が、異星人の乗り物のための燃料補給地であったとは、考えられないでしょうか。現代でも飛行機は直線上に飛びますから、その可能性はあると思います。給油する必要があれば、飛行コースのすぐわきにある空港に着陸するでしょう。コースから何千キロも反れるようなことはしないで、真っ直ぐに飛ぼうとするものです』

レイラインは、UFOが関係していたかもしれないと言われている。UFOは、地磁気が発生するラインをたどっている様にも見えるのである。レイラインが交差していると思われる場所ではよくUFOが現れ、空から降りて来たり登って行ったりしている姿が目撃されている。世界中にあるUFO多発地帯では、この光景が何度も目撃されてきたのだ。

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       (地球規模でのレイライン)

古代の飛行航路に沿って造られた神聖な遺跡は、地球外生命体が乗った宇宙船の着陸地点や燃料補給地だったのだろうか。地球の裏側どうしで結びつきがあったと思われる古代文明を調べることで、更なる証が見つかるかもしれない。(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
今回の話は、地球上のあちらこちらにある遺跡はたまたまそこに建造したのではなく、地球エネルギーの存在がそこにあって、異星人たちはそれを利用するために最短距離=直線で結んだ。そうすることで利便性が計れるという計算があったのではないか、という話である。



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