SSブログ

宇宙人が残した秘密の暗号・2 [UFOと宇宙人8]

作家のデビッド・チルドレス氏は語る。
『ワールドグリッド上の土地は、地球を流れる無尽蔵のエネルギーが湧きだす泉として、使われたのかもしれません。方法は分りませんが、古代人や宇宙人はこれをエネルギーとしてだけではなく、宇宙船の誘導灯としても使用していました』

ワールドグリッド上にある遺跡の多くで、UFO目撃事件が起こっている。UFOも、そこが重要な場所であることを理解しているようなのである。又、地球を訪れた時の、エネルギー補給地としていたとも考えられる。

古代宇宙飛行士説で語られる様に、世界各地の古代文明は異星人たちの教えを得て地球のエネルギーを使いこなし、記念碑を建てていたのだろうか。地上で最も古いとされる遺跡と宇宙とのつながりを詳細に調べることで、更なる証を見つけることが出来るかもしれない。

アイルランド、ダブリン市の北約50キロに位置するボイン川流域。この地域にニューグレンジの巨大古墳がある。造られたのは紀元前3150年頃である。
IMG_1603.jpg
     (ニューグレンジ古墳の入口付近)

アイルランドの遺跡について本を書いたアンソニー・マーフィ氏に解説してもらう。
『ニューグレンジの古墳は謎が多く、歴史的価値という点でもアイルランド一と言えるでしょう。この地に住んだ農民たちと天文学者によって、古墳は建てられました。信仰と科学的な信念に基づいた、石造りの神聖な構造塚です』

20万トン以上もの石を、120キロも離れた場所から運んで造られたニューグレンジは、羨道古墳(せんどうこふん)と呼ばれる。巨大な塚には一本の羨道(*)があり、中央の墓室へとつながっている。ここで、骨の欠片が見つかった。
*羨道(せんどう);死者を埋葬する墓室と外部とを結ぶ通路のこと。

IMG_1605.jpg
 (石を積み重ねて造られている。下から天井を見上げる)

アンソニー・マーフィ氏の説明は続く。
『ここが、中央の墓室です。石を少しずつずらしながら積み上げた屋根によって、五千年の間一滴の雨も入りこんでいません。羨道はここで行き止まりますが、他に三つの墓室が造られていて、中には浅い窪みのある石が置かれています。この石の上に、亡くなった人の遺体を置いたものと思われます。そして驚くべきことに、この古墳の巨大な石組の中には窓が作られていて、墓室に冬至の太陽の光が差し込むようになっているのです』

IMG_1606.jpg
IMG_1608.jpg
   (冬至の日だけ太陽が墓室まで届く羨道)

この古墳の中央にある墓室には、光が届かないようになっている。しかし、1年に1度冬至の日だけは、陽が昇る際に18メートルの羨道と墓室が17分の間、太陽に照らし出されるのである。

前出のマーフィ氏は、こう語っている。
『人々は、あの世が宇宙に存在すると信じていました。そして、亡くなった親族の骨を墓室に安置すれば、冬至の太陽が昇る時に射しこんだ光が魂を吸い上げて、あの世へ連れて行ってくれると考えたのです』

古墳の平面図を見た研究者の多くは、星座に関する非常に高度な知識を人々が持っていたに違いないと考えた。

IMG_1610.jpg
    (古墳内の羨道の様子を描いたもの)

マーフィ氏が、はくちょう座について解説する。
『羨道と墓室は、一見十字架のような形をしています。この形が大変注目されるのは、夜空に羽を広げた形で表される星座のはくちょう座の形に見えるからです。はくちょう座は、古代人とって重要な星座のひとつでした。この星座は天の川の中央に位置し、ちょうど縦に二分する場所に塵やガスが重なり、天の川が割れたようにも見えるのです。「はくちょう座の裂け目」と呼ばれますが、ここは先史時代の社会において、天界への出入り口だと考えられてきました。古代においては、この裂け目で宇宙が創造されたと考えられていたのです』

古代宇宙飛行士説で言われるように、ニューグレンジに住んだ古代人は、太陽系や遠く離れた銀河系に関する知識を、別世界の者から与えられていたのだろうか。この古墳を造った人々が未来の文明が解読することを願って意図的に暗号を残したとすれば、何を伝えようとしていたのだろうか。この古墳には高度な天文学の知識と建築技術が使用されているが、人々が両方の知識を持っていたとは思えない。

というのも、高度な装置や道具が、何一つ見つかっていないのである。ただし彼等が天界を目標として、模倣しようとしていたことは確かだろう。

世界各地に、星座と同じ形に並ぶ古代の遺跡が数多く存在する。主にはくちょう座とオリオン座がかたどられることが多いが、恐らく一番よく知られる遺跡は、エジプトのギザ台地に残された3つの大ピラミッドの配置であろう。

作家のロバート・ボーバル氏が語る。
『オリオンの三ッ星と三つのピラミッドの間に相関関係があると気付いたのは、1980年代初期のことでした。二つの大きなピラミッドから少しズレて小さめのピラミッドが並んだ様子が、オリオンの三ッ星を形作る二つの明るい星と少し外れて並んだ暗めの星の位置関係と、一致していたのです』

オリオン座の星々に似せて配置がされたその他の古代の遺跡には、紀元前100年に設立されたという中央メキシコのテオティワカン遺跡や、アメリカ南西部の先住民ホピ族の村落などがある。

IMG_1614.jpg
      (ソーンボローヘンジの全景)
IMG_1615.jpg
 (オリオンの三ッ星と同じ並びのソーンボローヘンジ)

また、イングランド北部ヨークシャー地方に残されたソーンボローヘンジも、その一つである。造られたのは、紀元前3500年から2500年の間だという。その正確さは驚くばかりで、これが偶然に出来たとは到底思えないのだ。

しかし、なぜ多くの古代文明で、オリオン座が選ばれたのだろうか。古代エジプト人はこの星から神がやって来た、又、この星が人間発祥の地だと考えていたようだ。つまり人間は地球に連れて来られただけで、元々はあの星の住人だったというのである。ギザの三大ピラミッドはオリオンの三ッ星と同じ並びをしているだけでなく、その配置には文明の起源に関する秘密が隠されていると考える者もいる。

IMG_1616.jpg
     (地上のオリオン【左】と天のオリオン)

作家ロバート・ボーバル氏は次のように考える。
『オリオンの三ッ星と天の川との位置関係は、ピラミッドとナイル川との位置関係と全く同じです。これに加えて、オリオンのベルトの位置と同じ配置になるように造られたと言っても現在の夜空ではなく、紀元前10500年に見えていた星の組み合わせをほぼ完ぺきにかたどっていたのです。同じ年代ですと、スフィンクスの視線が向かう先には、しし座があるのです。ピラミッドが紀元前2500年に建設されたにもかかわらず、この遺跡は紀元前10500年の星と同じように並んでいるのです。スフィンクスとピラミッドという二つの遺跡群が、太古の昔の二つの星座と類似しています・・・偶然ではあり得ません』

古代人は直感的に、こういった知識を得たのだろうか。あるいは、空から訪れた何者かが手を貸して、人間とは何者で、どこから来たのか、なぜここにいるのかを、未来の人類に理解させるため、メッセージを込めた建造物が造られたのだろうか。

エジプトのピラミッドやニューグレンジの巨大古墳を建てた人々は、暗号を遺跡に残して、当時の指導者階級の者たちが別の星から来たことを我々に伝えようとしたと、古代宇宙飛行士説では考えるのである。それが事実ならば、世界に残る他の遺跡にもメッセージが隠されているのではないだろうか。古代の飛行航路として研究者が指摘するルートに、答えがあるかもしれない。
(つづく)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
世界各地の遺跡は、夜空に見えるオリオン座か白鳥座に配置を似せて造られているという話。だが、星座は、星の配置に神話などの姿を当てはめた、古代人の創作であろう。星から来た者が、建造物の配置を星座に似せて指導したという意見には、少々抵抗があるのだが。



スポンサーリンク



nice!(10)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 10

コメント 2

いっぷく

白鳥座はそれだけ価値があるんですね。
私が昔ドラマや映画のエキストラをやっていときの
所属事務所は白鳥座といいました。

by いっぷく (2017-07-22 09:51) 

レインボーゴブリンズ

いっぷくさん、いつもありがとうございます。
12月25日・Xマスの日。白鳥座は午後8時頃になると、西の空に巨大な十字架のように見えます。不思議ですね。
by レインボーゴブリンズ (2017-07-22 23:31) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。