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ジャンボーグA(18) [ジャンボーグA・ドラマ]

第46話『サタンゴーネ最後の大進撃!』を取り上げます。
 脚本;若槻文三  
 特殊技術;大木 淳
 音楽;菊池俊輔
 監督;岡村 精
 怪獣デザイン;米谷佳晃


【前回までの話は・・・ 砂丘の地下に作られたサタンゴーネの秘密基地に潜入したPATの熊井と安田は、そこで行方不明になっていた土地の子供たちと和也を発見する。子供たちを救出したもののサタンゴーネに包囲され、地下基地ごと生き埋めにされそうになる。だが、縛られた後ろ手で作った安田のニードル銃がサタンゴーネの右目を撃ちぬき、サタンゴーネがひるんでいる間に、全員が基地からの脱出に成功した】

◆『グロース星の偉大なる総司令官デモンゴーネ閣下!今こそ、立花ナオキとPAT基地を粉々に吹き飛ばしてしまうことを、サタンゴーネの名誉にかけて、ここに誓います!』

サタンゴーネの円盤から発射されたミサイルが、PAT基地を狙って飛行していた。PAT基地では敵のミサイルの軌道から着弾点を計算して、敵ミサイルに向けて、基地から迎撃用新型ミサイルを撃ち込んだ。

またしても失敗したサタンゴーネに、総司令官・デモンゴーネの声が響く。
『お前の為に、処刑台が用意された。死刑だ!』

するとサタンゴーネは、同じ死ぬならPAT基地へ特攻を仕掛けると願い出るのであった。
『よろしい。行け!サタンゴーネ。お前の体の中へ、新型爆薬ニトログロースを転送する。ニトログロースと共に、大爆発して死ね!』
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PAT基地では、昼夜を徹して警戒を厳重にしていた。だが、排水管を伝ってPAT基地内へ無数のネズミが侵入してきていることに、隊員も警備員も気づく者はいなかった。

基地内のスナックでは隊員達の息抜きの為に、和也の母・茂子とナオキが24時間営業をしていた。熊井と野村隊員の為にコーヒーを入れている茂子の足元を、何かがぶつかった。

一方、PAT基地へ向かって地底を一直線に進んでくる物体があることを、レーダーが捉えていた。村上隊長が緊急事態を発令し、基地内に警報音が鳴り響いたその時、スナック内から茂子の悲鳴が聞こえた。

『ネズミが、突然飛びかかってきたんです!』

店内を探し回ったナオキは隅にいたネズミを発見したが、それは突然グロース星人の戦闘員に姿を変え、姿を消してしまう。村上隊長の指示ですぐに基地内を徹底的に捜索したが、ネズミは一匹も発見できなかった。

PAT基地へ向かって進撃してくる物体は、あと30分で基地の真下へ到着することが判明した。地下120メートル付近を移動してくる物体は、グロース星人の地底戦車かもしれない。野村隊員を残し、隊長以下3名はハンターQで出撃した。
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だが、野村隊員一人のPAT基地を無数のネズミがふたたび襲い、配線を食いちぎって電話や無線が使えなくなってしまう。ネズミはグロース星人に変身し、野村隊員へ襲いかかってきた。基地との連絡が途絶えたため、ハンターQは直ちに基地へと引き返した。

基地の車庫に止めていたナオキのジャンカーにも、ネズミは侵入していた。知らずに運転しているナオキに、2匹のネズミが突然襲いかかった。停車してネズミを車外へ追い出したものの、エンジンがかからない。ナオキは、ボンネットから白煙が出ていることに気づく。

一人でグロースネズミと戦っていた野村隊員の元へ、ハンターQで出撃していた3名が戻ってきて銃で応戦した。突然、基地が地震に見舞われ、天井から激しくガレキが落ちてきた。
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電燈が消え、設備が一斉に停止した。すぐに非常電源が入り、電燈と設備は復旧したが、隊員達4名の顏と全身はホコリまみれであった。

コンピュータがはじき出したデータによれば、基地から東へ50キロの地点、地下80メートルの場所にある岩盤に、何かがぶつかったらしい。そこには基地を守るように分厚い岩盤が横たわり、どんな地底戦車でも突破できないのだ。

岩盤を突破できないことを知った物体は、時速400キロの速さで地上へ向かっていることが、レーダーで確認された。地上へ顔をだした物体を攻撃するために、ハンターQが直ちに出撃した。

地上へ顔を出したのは地底戦車ではなく、サタンゴーネであった。ニードル銃で傷ついた右目には眼帯をし、赤い帽子と戦闘服を着用していた。
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進撃する先にあるすべての建物を蹴り飛ばし、杖を振るって破壊を繰り返すサタンゴーネ。PAT基地まで、あと少しと迫っていた。
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ボンネットを開け、修理のしようがないことが判り、ナオキはジャンカーを置いていくしかなかった。その時、PAT基地が攻撃されている会話が、車内無線に入った。ジャンカーをそのままにして、ナオキはジャンセスナのある飛行場へと走っていく。

セスナをジャンボーグAに変化させて、PAT基地へ向かって飛行しているナオキ。左目の奥にある操縦席から見えたのは、グロース星人の地底戦車ではなかった。
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『サタンゴーネ!』
迎え撃つサタンゴーネが、叫ぶ。
『ジャンボーグA。遂にお前と対決する時が来た!』
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サタンゴーネの胸に付いている赤いランプから光線が出て、ジャンボーグAの首に巻き付くと、光線は鎖に変化した。サタンゴーネは、ジャンボーグAを少しずつ自分の方へと引っ張り込んでいく。
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サタンゴーネの体内に充満している爆薬ニトログロースで、ジャンボーグAもろとも自爆するつもりなのだ。
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首に巻き付いた鎖を切断するため、ジャンボーグAはベルトのバックルからジャンサーベルを取り出した。それを上から下へ振って鎖を切り裂き、その勢いのままサタンゴーネとすれ違った瞬間にジャンサーベルを下から上へ振って、サタンゴーネを素早く斬った。

ばったりと倒れるサタンゴーネ。だが、まだ勝敗は決していない。最後の力を振り絞り、サタンゴーネはジャンボーグAの元へ這っていくと、立ち上がって抱き着いた。
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『デ、デモンゴーネ閣下!スイッチを!サタンゴーネのし、死刑のスイッチを早く・・・』

大爆発するサタンゴーネ。だが間一髪、ジャンボーグAはサタンゴーネを振り払い、巻き添えは免れた。しかし、爆発のショックが直撃し、ジャンボーグAは少しよろめいて立ち上がるのであった。

サタンゴーネは死んだ。だが、サタンゴーネが最後に叫んだ「デモンゴーネ閣下」とは何者であろうか。サタンゴーネを処刑した、血も涙も無い恐ろしい敵・デモンゴーネがやってくるのだ。(つづく)


★★★★★★★★★★★★
ジャンボーグAも9も、ウルトラマンなどのように生物ではなくサイボーグロボットであるため、戦闘中に言葉を発しない。言葉を発しているのは操縦しているナオキ自身であり、これは掛け声ではなく、自分の思いを叫んでいるに過ぎないのだ。違和感無くみていたが、不思議といえば不思議である。



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なんだかなぁ〜!! 横 濱男

久々の、一番乗り~です
by なんだかなぁ〜!! 横 濱男 (2017-05-01 19:25) 

レインボーゴブリンズ

なんだかなぁ~!!さん、いつもありがとうございます(^_^)v
久しぶりの一番乗り、おめでとうございます!次もぜひ!
by レインボーゴブリンズ (2017-05-01 23:05) 

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